- IIJmio eSIMは『APN構成プロファイル』不要なのが利点!
- IIJmioの利点を活かしたデュアルSIM構成を5パターン紹介!
- 3G回線の確保やカケホSIMのサブとして超有能なのだ!
“組み合わせは無限大”
IIJmio『ギガプラン』のeSIMは『APN構成プロファイル』の登録不要なので、iPhoneのデュアルSIM運用に最適なMVNOです。そこで、IIJmio eSIMと組み合わせたい物理SIMを考えてみます。
さすがは万能eSIM。
eSIMのあるべき姿かもやね。
目次
IIJmio eSIM(ギガプラン)
本題に入る前にまずは少しだけ、IIJmio『ギガプラン』で提供されているeSIMについて、おさらいをしていきます。
このIIJmioというのは、いわゆる格安SIM(MVNO)の通信事業者になります。そして、『ギガプラン』というのは、そのIIJmioが提供している料金プランのひとつ。
なお、今回はギガプランのeSIMについてのみしか触れませんが、ギガプランには通常の物理SIMも提供されています。(詳細はIIJmio公式サイト参照)
イチ推しポイント
- データ容量のシェアが可能
- データ容量の翌月繰越が可能
- 高速/低速の切り替えが可能
- 最低440円/月のローコスト運用
- APN構成プロファイルの登録不要(iOS/iPadOSの場合)
IIJmio『ギガプラン』で提供されているeSIMの特長には上記のようなものがあるのですが、その中でも“イチ推しポイント”があります。
それが…iPhone(iPad)で利用する際、『APN構成プロファイル(mobileconfig)』のインストールが不要というもの。
なぜ、それが利点となるのかは過去記事を参照してもらうとして、IIJmio eSIMはiPhoneでデュアルSIM運用をするのに非常に適したeSIMになっているのです。ですので、iPhoneをデュアルSIM運用する予定があるならば、ぜひ検討してほしいモバイル回線になっています。
料金プラン
ギガプラン (eSIM) |
||
---|---|---|
提供回線 | docomo | |
SIMタイプ | 音声通話SIM | 非対応 |
SMS対応SIM | 非対応 | |
データ通信SIM | 対応 | |
月額利用料金 | 20GB | 1,650円/月 |
15GB | 1,430円/月 | |
8GB | 1,100円/月 | |
4GB | 660円/月 | |
2GB | 440円/月 | |
超過後速度 | 最大300kbps | |
通信回線 | 5G | 非対応 |
4G | 対応 | |
3G | 対応 | |
その他 | データ容量シェア データ容量繰越 高速/低速通信切替 |
IIJmio『ギガプラン(eSIM)』の料金プラン
※ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別の税込表記
上表は、IIJmioの料金プラン『ギガプラン』のeSIM部分だけを抜粋したものです。
ギガプランではeSIM以外にも、音声通話・SMS・データ通信に対応した物理SIMも提供されています。基本はdocomo回線(タイプD)ですが、SIMの種類によってはau回線(タイプA)も選択可能。また、こちらもSIMの種類によりますが、オプションで5G通信を利用することも可能です。
おすすめのデュアルSIM構成
- [1]IIJmio × ahamo
- [2]IIJmio × povo
- [3]IIJmio × 楽天モバイル
- [4]IIJmio × LinksMate
- [5]IIJmio × Y!mobile
いよいよ本題!
そんな、IIJmio『ギガプラン』のeSIMと組み合わせたいモバイル回線をパターン別に紹介していくあーるっ!
[1]IIJmio × ahamo:高速5G + 3G補完回線
| 物理SIM | eSIM |
携帯キャリア | NTTドコモ (ahamo) |
IIJmio |
料金プラン | ahamo | ギガプラン (eSIM) |
データ容量 | 20GB | Max:20GB Min:2GB 詳細 20GB |
月額利用料金 | 2,970円/月 | Max:1,650円/月 Min:440円/月 詳細 20GB:1,650円/月 |
組み合わせ例[1]
※ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別の税込表記
1つめの組み合わせは、
- ahamo:4Gと5Gが使える高速メイン回線
- IIJmio:ahamoで使えない3Gの補完用
…というデュアルSIM構成。
『ahamo』は3G回線非対応なので、その補完用としてIIJmio eSIMを配するパターン。3Gしか入らないエリアに行く人であれば有用な組み合わせでしょう。
[2]IIJmio × povo:超ローコスト運用
| 物理SIM | eSIM |
携帯キャリア | KDDI (povo) |
IIJmio |
料金プラン | povo2.0 | ギガプラン (eSIM) |
データ容量 | 0GB | Max:20GB Min:2GB 詳細 20GB |
月額利用料金 | 0円/月
データトッピング 150GB(180日間):12,980円 通話トッピング 通話かけ放題:1,650円/月 |
Max:1,650円/月 Min:440円/月 詳細 20GB:1,650円/月 |
組み合わせ例[2]
※ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別の税込表記
2つめの組み合わせは、
- povo:メイン回線だけど基本0円で運用
- IIJmio:2GB契約で440円/月で運用
…というデュアルSIM構成。
『povo(povo2.0)』のオールトッピングという特性を活かして、ひたすらにローコストで運用していくスタイル。デュアルSIM構成なのに、500円以下のランニングコストを実現。
povo2.0側を『通話トッピング』だけして、電話用の回線と通信用の回線を分けるというのもアリ。ただし、留守番電話が使えない(対応してほしい)ので注意が必要です。
[3]IIJmio × 楽天モバイル:ローコストかけ放題
| 物理SIM | eSIM |
携帯キャリア | 楽天モバイル | IIJmio |
料金プラン | Rakuten UN-LIMIT VI | ギガプラン (eSIM) |
データ容量 | 無制限 | Max:20GB Min:2GB 詳細 20GB |
月額利用料金 | Max:3,278円/月 Min:0円/月 詳細 20GB超過:3,278円/月 |
Max:1,650円/月 Min:440円/月 詳細 20GB:1,650円/月 |
組み合わせ例[3]
※ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別の税込表記
3つめの組み合わせは、
- 楽天モバイル:かけ放題を主軸にしたメイン回線
- IIJmio:楽天エリア外の場合の補完回線
…というデュアルSIM構成。
楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)の『Rakuten Link』ならかけ放題というメリットを活かして、ローコストでかつ安定した通信ができることを狙った組み合わせ。povoとは異なり、こちらは留守番電話も対応。
非常に有用な楽天モバイルですが、通信エリアや電波の不安定さがネック。なので、そこをカバーするのに、IIJmio eSIMのdocomo回線を使おうという算段です。個人的にはおすすめのデュアルSIM構成のひとつ。
[4]IIJmio × LinksMate:ダブルデータシェア
| 物理SIM | eSIM |
携帯キャリア | LinksMate | IIJmio |
料金プラン | 音声通話+SMS+データ通信 | ギガプラン (eSIM) |
データ容量 | Max:1TB Min:100MB |
Max:20GB Min:2GB 詳細 20GB |
月額利用料金 | Max:49,852円/月 Min:517円/月 |
Max:1,650円/月 Min:440円/月 詳細 20GB:1,650円/月 |
組み合わせ例[4]
※ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別の税込表記
4つめの組み合わせは、
- LinksMate:データシェア可能なメイン回線
- IIJmio:データシェア可能なサブ回線
…というデュアルSIM構成。
LinksMateもIIJmioも、データ容量のシェアが可能。なので、それを利用したサブスマートフォン向けのデュアルSIM構成です。
サブスマートフォンでありがちな“無駄ギガ”。これをデータシェアを使って、うまく消化できるようにしよう、というのが最大の狙い。複数台持ちにおすすめ。
[5]IIJmio × Y!mobile:ダブルデータシェア
| 物理SIM | eSIM |
携帯キャリア | Y!mobile | IIJmio |
料金プラン | シェアプラン | ギガプラン (eSIM) |
データ容量 | (親回線に依存) | Max:20GB Min:2GB 詳細 20GB |
月額利用料金 | シンプルM/L:539円/月 シンプルS:1,078円/月 |
Max:1,650円/月 Min:440円/月 詳細 20GB:1,650円/月 |
組み合わせ例[5]
※ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別の税込表記
5つめの組み合わせは、
- Y!mobile:シェアプランを使ってデータシェア
- IIJmio:ギガプランを使ってデータシェア
…というデュアルSIM構成。
このデュアルSIM構成では音声通話ができないので、どちらかといえばタブレット向け。もしくは、ネタ枠かも。
基本的には LinksMate + IIJmio と同じなのですが、メイン回線としてY!mobileを使っているなら、こちらのほうがおすすめ。Y!mobileの『シェアプラン』はコストが割安なので、ネタ感がありつつも実用的だったりします。
まとめ「IIJmio eSIMは名脇役なのだ」
IIJmioのeSIMは、『APN構成プロファイル』のインストールが不要なので、物理SIM側のモバイル回線を問わないのが最大の利点。
なので、本稿のように IIJmio + ? という組み合わせを考えるのが非常に楽しかったりします。こういう遊びができるのも、IIJmio eSIMの良いところなのです。ですなの。
最強の8番打者、谷繁元信って感じですな!(意味不明)
おまけ
谷繁派と古田派に分かれると思われ。
えーと、何の話?
下位打線にいたら怖い捕手の話!
あ、そうですか……。
おわり
基本はiPhoneベースで話していくけど、Androidユーザーも当然OKあーる!