- LINEMO新料金プラン『ミニプラン』はMVNOキラーである!
- メガキャリア品質で3GB・990円には“攻めの姿勢”を感じる!
- プラン内容的にSoftBank系MVNOが殲滅されそうな予感!
5G対応eSIMを格安運用可能
SoftBankのオンライン専用ブランド『LINEMO』に、月額990円・データ容量3GBという『ミニプラン』が登場。このミニプラン、SoftBank系MVNOキラー…かも!?
それって…凄いの!?
これはMVNOキラーですわ。
目次
LINEMOの新プラン『ミニプラン』
SoftBankのオンライン専用ブランドである『LINEMO』。
そのLINEMOが新料金プランとして、データ容量3GBで月額990円(税込)の『ミニプラン』を発表。すでに2021年7月15日より、同プランのサービス提供が開始されています。
LINEMOは1プラン構成じゃなかったんやね。
今後はプラン拡充も検討しているみたいですなー。
せっかくなので、LINEモバイルにあった『データフリー』の復活も検討してほしいですわね。
ミニプラン vs スマホプラン
ミニプラン | スマホプラン | ||
月額利用料金 | 990円/月 | 2,728円/月 | |
データ容量 | 基本容量 | 3GB | 20GB |
データ追加 | 550円/1GB | 550円/1GB | |
超過後速度 | 300kbps | 1Mbps | |
通話料金 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | |
通話定額 | オプション (550円〜/月) |
オプション (550円〜/月) |
|
LINEギガフリー | ○ | ○ | |
eSIM | ○ | ○ | |
5G通信 | ○ | ○ | |
キャンペーン | 通話オプション割引 | ○ | ○ |
LINEスタンプ プレミアムポイントバック | × | ○ | |
10,000円相当あげちゃう | × | ○ |
ミニプランとスマホプランの比較
※価格:税込表記・ユニバーサルサービス料別・電話リレーサービス料別
今回登場した『ミニプラン』と、LINEMOサービスイン時から提供されている『スマホプラン』。この2種類の料金プランを比較したものが上表になります。
最大の違いは超過後速度
『ミニプラン』と『スマホプラン』では、
- 月額利用料金
- データ容量
- 超過後速度(1Mbps → 300kbps)
- 一部キャンペーン対象外
…という違いしかありません。
つまり、新プランである『ミニプラン』でも、
- LINEギガフリー
- eSIM
- 5G通信
のすべてが対応しているというわけなのです。
LINEスタンプの使い放題に興味があるなら別ですが、デメリットらしいデメリットというのは、データ容量を使い切ったあとの超過後速度が300kbpsに低下するくらい。そう考えると、新プランである『ミニプラン』が、いかに魅力的なものであるかが分かってきます。
今まで低容量低価格をウリにしてきたMVNOからすると、この『ミニプラン』の登場は驚異以外の何ものでもないですわね。
『スマホプラン』の20GBが多すぎるからMVNOを契約していたユーザーも、これを機にLINEMOへ流れてくることも想像できるからねー。
競合の通信事業者と比較
vs メガキャリア競合プラン
LINEMO | UQ mobile | OCN モバイル ONE | |
プラン名 | ミニプラン | くりこしプランS | 音声対応SIMカード |
通信形態 | MNO (オンライン専用ブランド) |
MNO (サブブランド) |
MVNO |
提供回線 | SoftBank | au | docomo |
提供SIM | 物理SIM eSIM |
物理SIM | 物理SIM |
利用料金 | 990円/月 | 1,628円/月 | 990円/月 |
データ容量 | 3GB | 3GB | 3GB |
備考 | 5G通信対応 LINEギガフリー |
節約モード データ繰越可能 |
節約モード データ繰越可能 |
音声通話対応の3GBプラン比較
au(KDDI)のサブブランドである『UQ mobile』、docomo(NTTドコモ)のMVNOである『OCN モバイル ONE』。この2つのキャリアの音声通話対応3GBプランと、LINEMOのミニプランを比較すると、今回のミニプランのアドバンテージが見えてきます。
UQ mobileやOCN モバイル ONEには、高速通信と低速通信を切り替えられる『節約モード』や、翌月に余ったデータ容量を繰り越せる『データ繰越』というLINEMOにはないサービスを提供しています。ですので、すべてにおいてLINEMOが勝っている…というわけではありません。
しかし、MNOとしてのSoftBank回線と同等の通信品質が、他社と競合できるくらいローコストで投入されたのは事実。ここに今回のミニプランの凄みを感じることができます。
vs SoftBank系MVNO
LINEMO | nuroモバイル | b-mobile | |
プラン名 | ミニプラン | VSプラン3GB | 990ジャストフィットSIM |
通信形態 | MNO (オンライン専用ブランド) |
MVNO | MVNO |
提供回線 | SoftBank | docomo au SoftBank |
docomo SoftBank |
利用料金 | 990円/月 | 792円/月 | 1,529円/月 |
データ容量 | 3GB | 3GB | 3GB |
LINEMOとSoftBank系MVNOの料金プラン比較
もっと顕著にキラーっぷりを発揮するのが、SoftBank系MVNOを提供している通信事業者と比較したとき。
そもそも、docomo系やau系と比べて、SoftBank系のMVNOというのは、絶対数がそう多くはありません(Y!mobileを除外すると、約6社ほど存在)。その中から、バッティングするであろう、音声通話対応3GBプランを抽出して比較してみました。
そもそも通信速度面でMVNOは不利な上、eSIMや5G通信、プレフィックス番号不要の通話定額が可能なLINEMOと比較してしまうと、この価格差ではMVNOは為す術もないでしょう。メガキャリアにぶら下がっているMVNOならまだしも、独立したMVNO事業者は、このミニプラン登場により、さらに苦戦を強いられる予感がしています。言い換えれば、LINEMOのミニプランは『SoftBank系MVNOキラー』なのです。
MVNO事業者が総務省に働きかける事案、これが再度発生しそうですわね。
このままだとジリ貧だし、撤退や合併をする事業者が出そうな気もするーる。
まとめ「『ミニプラン』はSoftBank系MVNOキラー」
LINEMOの新料金プラン、『ミニプラン』。
このミニプランのデータ容量3GB・月額990円(税込)というプライシング。おそらく、SoftBank系MVNOを殲滅させるくらいの影響力を持っているはず。もちろん、docomo系やau系のMVNOもサービス内容によっては、かなり厳しい戦いになってくるでしょう。
個人的には、1,000円以下で5G通信とeSIMが使えるSoftBank回線、これがとにかく魅力的。今回のミニプラン登場で、かなりLINEMOが取り回しの良いものへと進化してくれました。
ahamoとpovoが追従するかも注目であーる。
おまけ
ahamo・povo・LINEMOを全部契約しているわたし的には、これでLINEMOは残留決定っ!!
その3つの戦いも要注目やんね!
eSIMが使えるSoftBank回線って、本家SoftBankとLINEMOぐらいですものね。
おわり
MVNOじゃなくてMNO回線。
プレフィックス番号不要の通話定額可能。
eSIMと5G通信対応。
…が、月額990円だとっ!?