SoftBank系MVNOまとめ + 低コスト運用最適解

SoftBank系MVNOまとめ + 低コスト運用最適解
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記事のポイント
  • SoftBank系のMVNOはとにかく数が少ない!
  • 低コスト運用するなら『nuroモバイル』か『HISモバイル』だ!
  • 下手にデータ容量を上げるくらいなら『Y!mobile』でも良さげ!

最高のSoftBank系MVNOを探す旅!

希少なSoftBank系MVNO事業者と、提供されている料金プランを表にしてまとめてみました。そこから低コストで運用できる格安SIMの最適解を探します。

二条ねこ

SoftBank系MVNOは少ないっ!少なすぎ!!

さたえり

そもそもMVNOに反対のスタンスやったもんね。

まの

再販系SIM界隈も複雑になってきましてからね……。

SoftBank系MVNO

二条ねこ

そういうわけで、SoftBank系MVNOと料金プランを事業者別にまとめてみたぞー!どんちきっ!!

Y!mobile

Y!mobile

Y!mobile

Y!mobile
プラン名 シンプルS シンプルM シンプルL
提供SIM 音声通話SIM 音声通話SIM 音声通話SIM
利用料金 2,178円/月*1
(990円/月*2
3,278円/月*1
(2,090円/月*2
4,158円/月*1
(2,970円/月*2
データ容量 3GB 15GB 25GB
超過後速度 最大300kbps 最大1Mbps 最大1Mbps
備考 5G通信対応(付帯)
Yahoo!プレミアム for Y!mobile付帯
シェアプラン対応

Y!mobileのプラン内容
※月額利用料金は税込表記。
*1『家族割引サービス』適用外の場合。
*2『家族割引サービス』適用時の場合。

Y!mobileは、正確にはMVNOではない(SoftBankのサブブランド)ので、他のMVNO事業者との比較はフェアではないのですが、良い比較対象なので入れてみました。

サブブランドということもあり、他のMVNOと比べると月額利用料金は少しお高め。ただ、家族割引が充実しているので、家族全員で契約するならアリかも。個人的には『シェアプラン』という、データ容量を共有できるサービスがあるのが嬉しいポイント。また、自動的に『Yahoo!プレミアム for Y!mobile』が付いてくるのも良き。

nuroモバイル

nuroモバイル

nuroモバイル

nuro mobile
プラン名 お試しプラン VSプラン VMプラン VLプラン データ使い放題プラン
提供SIM データ通信SIM データ通信SIM 音声通話SIM データ通信SIM 音声通話SIM データ通信SIM 音声通話SIM データ通信SIM
利用料金 330円/月 627円/月 792円/月 825円/月 990円/月 1,320円/月 1,485円/月 3,828円/月
データ容量 200MB 3GB 5GB 8GB 無制限
超過後速度 200kbps 200kbps 200kbps 200kbps 700kbps
備考 - - Gigaプラス3GB付与 Gigaプラス6GB付与 3日間10GB利用で速度制限有

nuroモバイル(SoftBank)のプラン内容
※月額利用料金は税込表記。

nuro mobileは、SoftBank系のMVNOを取り扱っている事業者の中では、データ容量の選択肢も豊富なのが特徴的。

とりあえずSoftBankのSIMを持っておきたいだけなら『お試しプラン』という手もあり、超ローコスト運用が可能。面白いのが『Gigaプラス』という特典で、こちらは3か月ごとに決まったデータ容量が、契約中のプランの基本データ容量とは別にプレゼントされるというもの。また、SoftBank系のMVNOとしては珍しい、データ容量無制限プランも用意されています。

HISモバイル

HISモバイル

HISモバイル

HISモバイル
プラン名 ビタッ!プラン
提供SIM データ通信SIM 音声通話SIM
利用料金 5,775円/月(30GB)
3,300円/月(15GB)
2,310円/月(10GB)
1,320円/月(5GB)
770円/月(2GB)
198円/月(100MB)
6,567円/月(30GB)
4,092円/月(15GB)
3,102円/月(10GB)
2,112円/月(5GB)
1,562円/月(2GB)
1,078円/月(100MB)
データ容量 30GB
15GB
10GB
5GB
2GB
100MB
30GB
15GB
10GB
5GB
2GB
100MB
超過後速度 128kbps 128kbps
備考 - -

HISモバイル(SoftBank)のプラン内容
※月額利用料金は税込表記。

『HISモバイル』は、SoftBank系MVNOの中では、ちょっと変わった形でプラン提供をしているのが特徴的。

この『ビタッ!プラン』は、いわゆる従量制課金接続となっており、使ったデータ容量に応じて料金が変動するシステム。例えば、1月に13GB使ったなら3,300円/月、2月に1GB使ったなら770円/月、となるわけです(どちらもデータ通信SIMの場合)。なお、ちゃんとデータ容量の上限値を自分で決められるので、上限を5GBにすれば1,320円/月(データ通信SIMの場合)で運用も可能。個人的には、激安で100MB運用できる点に注目。

mineo

mineo

mineo

mineo
プラン名 シングルタイプ
(Sプラン)
デュアルタイプ
(Sプラン)
提供SIM データ通信SIM 音声通話SIM
利用料金 1,925円/月(20GB)
1,705円/月(10GB)
1,265円/月(5GB)
880円/月(1GB)
2,178円/月(20GB)
1,958円/月(10GB)
1,518円/月(5GB)
1,298円/月(1GB)
データ容量 20GB
10GB
5GB
1GB
20GB
10GB
5GB
1GB
超過後速度 200kbps 200kbps
備考 5G通信オプション対応(220円/月) 5G通信オプション対応(220円/月)

mineo(SoftBank)のプラン内容
※月額利用料金は税込表記。

『mineo』は、MVNOの中では比較的珍しい3大キャリア(docomo・au・SoftBank)の回線すべてを用意している事業者。ちなみに、どの携帯キャリアの回線を選んでも、月額利用料金は同じになっています。

1GB契約で運用するコストが、他社に比べて割高なのは気になるところ。ですが、SoftBank系MVNOで、5G通信に対応できる希少なMVNOでもあります。mineoは独自コミュニティーも面白く、全体的に遊べる雰囲気を楽しめるならアリかもしれません。

mineoが5G対応!噂の『5G販機』で次世代を“缶”じたぞ!!

mineoが5G対応!噂の『5G販機』で次世代を“缶”じたぞ!!

2020年12月2日

QTmobile

QTmobile

QTmobile

QTmobile
プラン名 データコース
(Sタイプ)
データ+通話コース
(Sタイプ)
提供SIM データ通信SIM 音声通話SIM
利用料金 6,820円/月(30GB)
4,620円/月(20GB)
2,805円/月(10GB)
1,705円/月(6GB)
990円/月(3GB)
880円/月(1GB)
7,810円/月(30GB)
5,610円/月(20GB)
3,850円/月(10GB)
2,750円/月(6GB)
1,980円/月(3GB)
1,870円/月(1GB)
データ容量 30GB
20GB
10GB
6GB
3GB
1GB
30GB
20GB
10GB
6GB
3GB
1GB
超過後速度 200kbps 200kbps
備考 iOS/iPadOS専用 iOS/iPadOS専用

QTmobile(SoftBank)のプラン内容
※月額利用料金は税込表記。
※『九電グループまとめてあんしん割』適用無・契約7か月め以降の価格。

『QTmobile』も、mineoと同じく電力会社系なのですが、こちらも3大キャリア(docomo・au・SoftBank)の回線すべてを用意している事業者。

電力会社系ということもあり、九州電力ユーザーならお得…という感じ。それ以外のユーザーが選ぶメリットは、大容量というだけになりそう。それよりも困るのが、QTmobileが提供しているSoftBank回線は“Android非対応”という点。これが痛すぎます。

b-mobile

b-mobile

b-mobile

b-mobile
プラン名 190PadSIM 990ジャストフィットSIM
提供SIM データ通信SIM 音声通話SIM
利用料金 3,608円/月(15GB)
2,409円/月(10GB)
1,595円/月(6GB)
935円/月(3GB)
528円/月(1GB)
209円/月(100MB)
5,269円/月(20GB)
5,049円/月(19GB)
4,829円/月(18GB)
4,609円/月(17GB)
4,389円/月(16GB)
4,169円/月(15GB)
3,949円/月(14GB)
3,729円/月(13GB)
3,509円/月(12GB)
3,289円/月(11GB)
3,069円/月(10GB)
2,849円/月(9GB)
2,629円/月(8GB)
2,409円/月(7GB)
2,189円/月(6GB)
1,969円/月(5GB)
1,749円/月(4GB)
1,529円/月(3GB)
1,309円/月(2GB)
1,089円/月(1GB)
データ容量 15GB
10GB
6GB
3GB
1GB
100MB
20GB
19GB
18GB
17GB
16GB
15GB
14GB
13GB
12GB
11GB
10GB
9GB
8GB
7GB
6GB
5GB
4GB
3GB
2GB
1GB
超過後速度 200kbps 200kbps
備考 iOS/iPadOS専用 -

b-mobile(SoftBank)のプラン内容
※月額利用料金は税込表記。

b-mobileこと、日本通信は1996年設立の老舗仮想移動体通信事業者。プラン名が独特だったり、変わった展開をしている面白いMVNOだったりします。

190PadSIM』・『990ジャストフィットSIM』ともに、従量制課金接続となっており、使った分だけ利用料金を支払うシステム。なお、データ利用量の上限は、細かく設定可能になっているので、月額利用料金を固定して使うことも可能。非常に面白く、ローコスト運用もできるのですが、困ったことに『190PadSIM』で提供されるSIMはiOS/iPadOS専用で、Androidでは利用できません。

ロケットモバイル

ロケットモバイル

ロケットモバイル

ロケットモバイル
プラン名 神 プラン(S)
プラン(S)(softbank)
1GB プラン
プラン(S)(softbank)
20GB プラン
プラン(S)(softbank)
提供SIM データ通信SIM 音声通話SIM データ通信SIM 音声通話SIM データ通信SIM 音声通話SIM
利用料金 438円/月 1,309円/月 869円/月 1,738円/月 4,510円/月 5,467円/月
データ容量 無制限
(200kbps)
1GB 20GB
超過後速度 - 200kbps 200kbps
備考 - - -

ロケットモバイル(SoftBank)のプラン内容
※月額利用料金は税込表記。

『ロケットモバイル』も、面白くネーミングのプランを提供しているMVNO事業者。3大キャリアの回線がすべて提供されているのも特徴的。

1GBプランと20GBプランは、ちょっと割高な感じが否めない。ロケットモバイルで狙うとするならば、低速無制限プランである『神 プラン(S)』になってくるでしょう。

通信速度

  Y!mobile nuroモバイル
(SoftBank)
HISモバイル
(SoftBank)
mineo
(SoftBank)
QTmobile
(SoftBank)
b-mobile
(SoftBank)
ロケットモバイル
(SoftBank)
21.1Mbps 6.1Mbps 8.7Mbps 5.0Mbps N/A 5.8Mbps N/A
21.5Mbps 3.7Mbps 6.3Mbps 1.4Mbps N/A 5.0Mbps N/A
22.4Mbps 2.8Mbps 6.3Mbps 3.2Mbps N/A 5.4Mbps N/A

SoftBank系MVNO各社の通信速度
mobile by keisoku.ioの2021年4月9日〜4月14日のデータ参照。
※小数点第2位で四捨五入して通信速度を算出。

データの参照元であるmobile by keisoku.ioに、QTmobileとロケットモバイルのSoftBankプランが掲載されていなかったので、その部分だけ“N/A”にしています。

Y!mobileはSoftBankのサブブランドなので、通信速度が出ているのは当然。その他のMVNOで比較してみると、どれも似たりよったりな感じがします。強いて言うなら、HISモバイルが気持ち速めで、mineoが気持ち遅め…かもしれません。もちろん、サンプル数が少ないので、これはあくまで参考値。この傾向が継続しているものなのかは、もう少し長いスパンで見る必要があるでしょう。

二条ねこ

通信速度に関しては、やっぱりMVNOゆえの割り切りは必要ですなー。

まの

仕方ないですわね。

低コスト運用最適解

  Y!mobile nuroモバイル HISモバイル mineo QTmobile b-mobile ロケットモバイル
プラン名 シンプルS お試しプラン ビタッ!プラン シングルタイプ
(Sプラン)
データコース
(Sタイプ)
190PadSIM 神 プラン(S)
プラン(S)(softbank)
提供SIM 音声通話SIM データ通信SIM データ通信SIM データ通信SIM データ通信SIM データ通信SIM データ通信SIM
利用料金 2,178円/月*1
(990円/月*2
330円/月 198円/月 880円/月 880円/月 209円/月 438円/月
データ容量 3GB 200MB 100MB 1GB 1GB 100MB 無制限
(200kbps)

各SoftBank系MVNOの最安プラン比較
※月額利用料金は税込表記。
*1『家族割引サービス』適用外の場合。
*2『家族割引サービス』適用時の場合。

各SoftBank系MVNOが提供しているプランの中で、もっとも月額利用料金が安くなる条件を抽出して比較してみました。

MVNOの意義である“低コスト運用”を実現する最適解となりそうなのが、nuro mobileの『お試しプラン』か、HISモバイルの『ビタッ!プラン』の2つ。お試しプランのほうが100MBあたりのコストが安くなるので、お得という意味ではこちらに軍配が上がるかもしれません。

まとめ「SoftBank系MVNO少なすぎ問題」

まとめ「SoftBank系MVNO少なすぎ問題」

SoftBank系のMVNO、とにかく少なすぎる!
…そう思ってしまっても仕方がないくらいに選択肢がありません。

低コスト運用という視点だと、nuro mobileがベストな選択になりそうですが、家族で使うのであれば、意外とY!mobileが落とし所としてはアリかもしれません。それくらいにSoftBank系MVNO選びは少なすぎて難しいのです。

二条ねこ

Y!mobileに低コストなデータ専用プランがあれば…なー。

携帯キャリア料金プラン比較表 –MNO(メイン/サブ/オンライン専用ブランド)版–

携帯キャリア料金プラン比較表 –MNO(メイン/サブ/オンライン専用ブランド)版–

2021年2月4日
この記事で紹介したガジェット

おまけ

二条ねこ

これは難しいぞぞぞ……。

まの

LINEモバイルも新規受付終了してしまいましたからね。

二条ねこ

LINEモバイル、狙い目だったのかもですなー。

さたえり

LINEモバイルの後継サービスになってるけど、LINEMOは代替にはならないやんね。

おわり