- eSIMの契約パターンには『EID方式』と『非EID方式』が存在
- IIJmio『ギガプラン タイプA (音声eSIM)』は非EID方式
- NTTドコモ系のeSIMだけちょっと面倒…と覚えておくのが良さげ
IIJmio『ギガプラン タイプA (音声eSIM)』ですが、サポートに問い合わせたところ、『非EID方式(EID不要方式)』でした。同eSIMはau系なので念のための確認…でしたが、ハッキリしたのでひと安心です。
携帯キャリア各社によって、アクティベーションの仕様が異なるわけですね。
KDDI系と楽天モバイルのeSIM、この2種類が扱いやすそうな感じやんね。
IIJmio『ギガプラン 音声eSIM (au)』は非EID方式
eSIMの契約には『EID方式』と『非EID方式(EID不要方式)』がありますが、IIJmioの『ギガプラン タイプA (音声eSIM)』は非EID方式で提供されております。(※サポートにて確認済)
『Embedded Identity Document』の略。
端末に埋め込まれた32桁のeSIM識別番号。
ギガプラン タイプA (音声eSIM) では、EIDが不要な方式で提供されているため、アクティベーションをする際にEIDと紐付けする必要はありません。このEIDの紐付けは地味ながら面倒な作業なので、今回のようにアクティベーションが楽なのは嬉しい限り。
docomo系eSIMで採用される『EID方式』は紐付けが面倒
すべての携帯キャリアのeSIMを調べたわけではないのですが、MNO/MVNO問わず、docomo系eSIMは『EID方式』を採用しているようです。
筆者が知る限りでは、『docomo』『ahamo』『日本通信SIM』『HISモバイル』『LinksMate』については、EID方式を採用していることは確認済み。そうなると、フルMVNOで提供しているIIJmio (docomo網) を除く、docomo系eSIMが軒並みEID方式を採用していることに……。
すでに解消されたものの、同一EIDに複数のdocomo系eSIMを入れられないという制限もあったので、EID方式のeSIMには厄介な印象しかなかったりします。EIDの紐付け作業そのものも面倒ですし、頻繁に端末を入れ替えたいユーザーにとっては、あまり歓迎される方式ではない気がしております。
そもそも論だけど、携帯キャリアによって仕様が異なるのがややこしいあーる。
まとめ「全キャリア『eSIMクイック転送』対応を希望」
IIJmio『ギガプラン タイプA (音声eSIM)』は、非EID方式。ひとまず、これが確定したのでひと安心。
それにしても、携帯キャリアによってeSIMの仕様が微妙に異なっている点。これが、ライトユーザーのeSIM敬遠につながっている気がします。
日本はiPhoneユーザーが非常に多いので、iOS 16の『eSIMクイック転送』に全キャリアが対応してくれれば、もっと気軽に扱えるのですが。なお、eSIMクイック転送に対応しているのは、現時点では『KDDI』と『楽天モバイル』だけのようです。
こうなると、mineoのeSIM (docomo網) もEID方式なんだろうねー。
おまけ
うーむ、考えるのも面倒ですな。
EID方式を採用する、NTTドコモの気持ちも分かりますがね。
ガチガチに固めるのは良いんだけど、その代償でUXが低下するのは…ねー。
……う、うーん。
おわり
やっぱり、EIDの紐付け作業は、docomo系eSIMで見られるパターンのようですな。