『IIJmio eSIM (au)』は要APN構成プロファイル(フルMVNOではない)

要するに『LinksMate』『mineo』等と同じ仕様
『IIJmio eSIM (au)』は要APN構成プロファイル(フルMVNOではない)
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記事のポイント
  • IIJmio eSIMは『docomo網』と『au網』で仕様が異なるので注意
  • docomo網のIIJmio データeSIM → APN構成プロファイル不要(フルMVNO)
  • au網のIIJmio 音声eSIM → APN構成プロファイル必要(ライトMVNO)

IIJmio『ギガプラン タイプA (au網)』で提供開始された『音声eSIM』ですが、タイプD (docomo網) の『データeSIM』とは異なり、『APN構成プロファイル』インストール必須なので注意が必要です。

二条ねこ

ギガプラン タイプA (au網) の音声eSIMがフルMVNO“ではない”ことも、すでにIIJmioに問い合わせて確認済みあーるっ!

まの

そうなると、iPhoneでのデュアルSIMの組み合わせ問題が出てきますわね。

さたえり

うーん、ややこしい!

IIJmio『ギガプラン タイプA (音声eSIM)』の概要

Image:IIJmio

プラン名 ギガプラン タイプA (音声eSIM)
提供回線 au網
月額基本料金
  • 20GB:2,000円/月
  • 15GB:1,800円/月
  • 8GB:1,500円/月
  • 4GB:990円/月
  • 2GB:850円/月
初期費用
(契約事務手数料)
3,300円
SIMプロファイル
発行手数料
220円
SIMプロファイル
再発行手数料
0円
超過後速度 最大300kbps
データ容量シェア 対応
(無料)
5Gオプション
(5G通信)
対応
(無料)

IIJmioにおけるeSIMは、長らくタイプD (docomo網) で提供されている『データeSIM』のみでしたが、2022年10月25日より、タイプA (au網) から新たに『音声eSIM』が提供開始となりました。

この『ギガプラン タイプA (au網)』で提供されるeSIMは、音声通話やSMSに対応したもの。

従来の『ギガプラン タイプD (docomo網)』や『データプラン ゼロ (docomo網)』で提供されているeSIMはデータ通信専用ですので、あくまでサブ回線としての利用を想定したものでした。

しかし、今回新たに提供開始となった『音声eSIM』は、前述のとおり、音声通話に対応しているため、メイン回線として利用可能となっております。

二条ねこ

やっと、IIJmioも『音声eSIM』が登場したことになるあーる。

まの

これでようやく、mineoやHISモバイルが比較対象になってきますわね。

eSIM対応キャリアまとめ + プラン比較表

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2022年6月5日

IIJmio 音声eSIM (au) は『APN構成プロファイル』必要

IIJmio 音声eSIM (au) は『APN構成プロファイル』必要

IIJmio『ギガプラン タイプA (au網)』で提供される『音声eSIM』は、iPhone/iPadで利用する場合、『APN構成プロファイル(apn.mobileconfig)』のインストールが必要です(IIJmioに確認済)。

したがって、iPhone/iPadでデュアルSIM運用をしたい場合、IIJmio 音声eSIM (au) ではない、もう片方のSIMにおいては、APN構成プロファイルのインストールが不要である必要があります。これは、iPhone/iPadが、同時にAPN構成プロファイルを1個しか持てない仕様によるものです。

iPhone・iPadのeSIM/デュアルSIM対応機種を整理

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2022年6月24日

iPadでのデュアルSIM運用の注意点:APN構成プロファイル必須だと切替時に再設定必要

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2022年6月26日

IIJmio データeSIM (docomo) は『APN構成プロファイル』不要

ご存じの方も多いと思われますが、IIJmio『ギガプラン タイプD (docomo網)』で提供中の『データeSIM』は、この『APN構成プロファイル(apn.mobileconfig)』のインストールが不要なeSIMとなっております。

なので、 IIJmio eSIM = APN構成プロファイル不要 という先入観を持っているユーザーは、IIJmio 音声eSIM (au) はAPN構成プロファイル必要だ、ということを頭に入れておきましょう。APN構成プロファイル不要なのは、あくまでIIJmio データeSIM (docomo) の話なのです。

『IIJmio eSIM』は『APN構成プロファイル』不要 → iPhone/iPad用のベストバイ

『IIJmio eSIM』は『APN構成プロファイル』不要 → iPhone/iPad用のベストバイ

2022年6月23日

IIJmio 音声eSIM (au) は『フルMVNO』ではない

APN構成プロファイルの仕様からお察しだとは思いますが、『ギガプラン タイプA (au網)』で提供される『音声eSIM』は、いわゆる『フルMVNO』ではありません(IIJmioに確認済)。

つまり、フルMVNO“ではない”ということは、IIJmio データeSIM (docomo) とは異なり、移動体通信のコアネットワークはKDDIの設備を利用していることになります。

まとめ「APN構成プロファイルに御用心」

IIJmio『ギガプラン タイプA (au網)』で提供される『音声eSIM』は、iPhone/iPadで利用する場合、『APN構成プロファイル』のインストールが必要です。

したがって、iPhone/iPadをデュアルSIM運用している場合、すでに利用中の他方の回線がAPN構成プロファイルのインストールを必要としているのか、ということについてチェックしておく必要があります。

二条ねこ

eSIMを組み合わせたデュアルSIMをするなら、iPhoneよりもAndroidのほうが楽ですな。

HISモバイルが『eSIM(docomo回線)』の提供開始

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2022年9月2日

mineoが『eSIM(au回線)』の提供開始

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2022年8月30日
記事に登場したガジェット

おまけ

二条ねこ

音声通話対応のフルMVNO eSIMの発行、当局が認可してくれないかなー。

まの

なかなか難しそうですがね。

二条ねこ

ただ、キャリア品質なのに価格が安価な『オンライン専用ブランド』が登場したから、MVNOの価値も相対的に下がってるわけだし、もうひと捻りほしいのであーる。

さたえり

MVNOも苦境に立たされてる感じはあるやんね。

おわり