- VAIO株式会社は2024年7月1日で“設立10周年”を迎える
- 代表取締役の「VAIO Pもやりたい」発言は信じていいの?
- 新幹線や飛行機で使える“実用的なUMPC”を待っている
あと3か月で、VAIO株式会社が“設立10周年”を迎えます。
以前の記事では『VAIO Z Canvas』の話をしたのですが、今回は『VAIO P』について。……果たして、本当にVAIO Pは復活するのでしょうか。
あとは、新幹線ですわね。
大型ノートPCだと、前部座席の乗客がリクライニングシートを最大まで倒してくると、ぶつかる可能性が出てきてしまうのですよね。だから、新幹線で作業をするなら、UMPCが最適かと。
ここで宣言どおりリリースして、VAIO株式会社の矜持を見せてほしいやんね!
目次
2024年7月1日で“設立10周年”なVAIO株式会社
SonyからVAIO株式会社に受け継がれた、PCブランド『VAIO』。
みんな大好き、『VAIO』様なのであーるっ!!
そんな『VAIO』。Sonyから独立し、VAIO株式会社に受け継がれてから、今年の夏(2024年7月1日)で…なんと、ちょうど10年を迎えます。要するに、“設立10周年”を迎えるというわけです。
ここで期待したいのが、アニバーサリーイヤーならではのモデルが登場すること。
過去のアニバーサリーイヤーモデルといえば、『VAIO type T バイオノート505 10th Anniversary Limited Edition(VAIOブランド10周年記念モデル)』などがあります。最近だと、VAIOブランド20周年記念モデルとして、勝色カラーの『VAIO Z』や『VAIO S13』が登場しておりました。
今回はVAIOブランドのアニバーサリーイヤーではなく、VAIO株式会社そのもののアニバーサリーイヤー。なので、特別なモデルが登場するかは微妙なところ。ですが、ずっと『VAIO』を追いかけてきた者としては、“設立10周年”を冠するスペシャルなデバイスが出てくれることを期待しています。
そう期待してしまうのも、山野正樹氏の“あの発言”があったからですよね?
そうなのであーるっ!
“VAIO P復活”は山野氏のリップサービスか否か
過去の記事でも触れたのですが、個人的には『VAIO Z Canvas』が一番復活してほしいデバイスだったりします。そして、その次に復活してほしいのが『VAIO P』。そこで、今回は『VAIO P』について掘り下げていきます。
2023年春、某大手インターネットメディアが、VAIO株式会社代表取締役である山野正樹氏にインタビューをしており、その内容がVAIO好き界隈で話題になりました。というのも、山野氏が「VAIO Pもやりたい」という主旨の発言をしたため。
“今のビジネスモデルが軌道に乗ったら”という条件付きではありますが、まさかのVAIO株式会社のトップがVAIO Pの復活について触れてくれたのです。おそらく多くのVAIO好きが「ちゃんと気にかけてくれてるんだ」と思ったはず。そして、そんな発言を聞いてしまったら、VAIO Pの復活を期待しないほうがどうかしてます。
無論、ただのリップサービスという可能性も無きにしも非ず。そして、小型ウルトラワイドディスプレイパネルの調達や開発リソースの確保など、Sonyという大きな母体を失った今のVAIOにどこまでできるのか、という疑問も残ってきます。
まぁ、リップサービスって捉えるのが賢明ではあるやんね。
そうだけど、ここで肩透かしを食うようなことをしたら、往年のVAIOファンが去っていく気がするのであーる。
国内メーカーの『軽量UMPC』はブルーオーシャン
UMPC界隈は盛り上がっておりますが、その大半がゲーミングに偏った重量級モデル。なので、『軽量UMPC』というジャンルは、案外ブルーオーシャンな気がしております。もちろん、どこまで需要があるのか、という話はありますが。
そして、この手の小さくて軽いデバイスを作るのがお家芸だった国内メーカーですが、それは今は昔。現在のUMPC界隈は、とにかく中国勢が強すぎる。一瞬、NECが『LAVIE MINI』という夢を見させてくれましたが、結局は“夢のまま消えた”のでした。
何が言いたいかというと、「UMPCは欲しいけど、軽量なのがいいし、国内メーカーの製品がいい」という層に訴求できるデバイスが存在していないのです。つまり、VAIO株式会社にとっては、VAIO Pを復活させる大義名分ができる大チャンスなのでして。
VAIO Pぐらい、キーボード配列が綺麗なUMPCというのは存在していませんし、あのウルトラワイドなディスプレイも唯一無二。なので、下手にデザイン思想を変えられるよりかは、中身だけ最新にしたものを復刻してくれるだけでもよかったりします。省電力で高性能なCPUもありますし、ARM系CPUを採用するという手もありますので。
懐かしの『Crusoe』を搭載してもよいぞっ!!
それは絶対にダメですわね。
“CPUの黒歴史”でもありますし。
Crusoeを採用した『VAIO C1』、かなり酷評されてたやんね。
当時は省電力化を果たすために、犠牲にしなければならない要素が多すぎたのであーる。
まとめ「“実用的な”UMPC = 復活のVAIO P」
今年の夏(2024年7月1日)で、VAIO株式会社はちょうど“設立10周年”を迎える。
そうなると、アニバーサリーイヤーモデルの登場を期待したくなるというもの。
VAIO株式会社代表取締役である山野正樹氏が「VAIO Pもやりたい」と発言しているが、リップサービスだけになりそうな予感。
ただ、“設立10周年”という節目の年だからこそ、リリースする大チャンスではある。
『VAIO P』の復活。
期待させておいて、“やっぱりナシ”なんて…考えたくないのです。ですなの。
そろそろ、尖ったVAIOらしいVAIOが出てほしいよねー。
おまけ
もち、VAIO Pが復活してくれたら買いますぞ!
バッテリードレイン現象まで復活してたりして……。
初期の『VAIO type P』は、ほんと“お漏らしVAIO”なんて言われてたくらいやもんね。
ほんと、あれだけは勘弁してほしいのであーる。
おわり
最近、カメラ機材を持って飛行機に乗ることが多いんだけど、機内持ち込み手荷物の関係から、コンパクトで軽量な『VAIO P』が欲しくて仕方がなくなっているのであーる。