- 2024年はVAIO株式会社“設立10周年”の記念すべき年
- 設立10周年なので『VAIO Z Canvas』の復活を期待
- 設立10周年の記念モデルが“勝色止まり”だとそれは悪夢
いよいよ来年、VAIO株式会社が“設立10周年”を迎えます。
そこで期待したいのが、2015年に発売した『VAIO Z Canvas』の復活。省電力化を果たした今なら、NVIDIA GeForce RTXも載せられる。最大240Wの給電に対応した、USB PD 3.1だってある。なので、復活希望なのです。


コンサバなビジネスノートPCしか出してくれないですものね。

法人向けが堅調なのは嬉しいけど、Sony時代やVAIO社発足当初の尖っぷりを知っていると、かなり寂しいラインナップ構成やんね。
2024年でVAIO株式会社は“設立10周年”

VAIO株式会社は2014年に設立
Image:VAIO
『VAIO』がSonyから独立し、VAIO株式会社が発足したのが2014年。つまり、2024年で同社は“設立10周年”を迎えることとなります。
余談ですが、『VAIO』ブランドが誕生したのは、1997年のことです。

Image:VAIO
Sony時代から、節目の年にVAIOの記念モデルがリリースされる傾向にあるのは、同ブランド好きならご存じのとおり。
過去には、VAIOブランド10周年記念モデルとして、『VAIO type T バイオノート505 10th Anniversary Limited Edition』が505台限定販売されております。そして、VAIOブランド20周年記念モデルとしては、VAIO株式会社のコーポレートカラーである『勝色』のカラーリングを施した『VAIO Z』と『VAIO S13』が販売されました。
このように、『VAIO』というブランドにとって、“10周年”や“20周年”という、10年単位のアニバーサリーイヤーは非常に重要な節目なのです。それは、メーカーだけでなく、我々ファンにとっても同じこと。
だからこそ、「VAIO株式会社“設立10周年”には、きっと何かサプライズ発表がある」と期待してしまうのです。いや、期待しないほうがおかしいでしょう。だって、VAIOだもの。

だからこそ、今年登場した勝色モデルを敢えてスルーして待機しているのであーるっ!

設立10周年記念モデルを虎視眈々と狙っているわけですね。
“設立10周年”に『VAIO Z Canvas』の復活希望

Image:VAIO
可能性としては限りなく低いでしょうが、VAIO株式会社“設立10周年”の記念モデルとして、多くのユーザーが待ち望んでいる『VAIO Z Canvas』の復活を期待しています。
というのも、VAIO株式会社における現在の代表取締役である山野正樹氏が、大手メディアのインタビューにて「VAIO Pもやりたい」という主旨の発言をしているのです。もちろん、これはリップサービスを多分に含んでいるので、額面どおり受け取らないほうが賢明でしょう。しかし、代表取締役である山野氏が、このような往年の名機に目を向けてくれているというのは、ファンにとっては好印象ではあります。
残念ながら、同インタビューでは『VAIO Z Canvas』については触れられていませんでした。しかし、2015年の発売当時に比べ、CPUやGPUの省電力化が著しく進んでいること。最大240Wの給電に対応した、USB PD 3.1というプロトコルが登場していること。これらを鑑みると、「今こそ、VAIO Z Canvasを復活させるべき」と声を大にして言いたくなるもの。
他社に目を向けると、ASUSが『ROG Flow Z13』というSurfaceスタイルのタブレットPCにて、NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPUを搭載し、かつUSB PD 3.0による充電を実現しております。加えて、デジタイザーペンにまで対応。つまり、技術的なハードルは一切ないのです。
そうなると、「じゃあ、『ROG Flow Z13』を買えばよいのでは?」と言われそうですが、それは違うのです。あれはあれ、これはこれ。VAIOファンは、“VAIO”のエンブレムがないと嫌ですし、待っているのは同等の性能を持つタブレットPCではなく、『VAIO Z Canvas』そのものの復活なのです。

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話が右往左往して恐縮ですが、VAIO Z Canvasのワイヤレスキーボードは大変便利でしたし、まさにイラストレーターやデザイナーにとって理想のそれでした。独自の無段階スタンド機構についても、これを超えられるものをいまだに見ていません。
この手のデバイスというのは非常にニッチなので、確かに数は見込めません。しかし、筆者を含めた根強いファンが買い支えてくれるものだと確信しています。唯一無二のデバイスを出せば、一定数はロングランで売れるのです。VAIO Z Canvasを壊れても壊れても修理して使うユーザーを何人も見てきているので、とりあえずCPUとGPUだけ刷新して、毎年売るだけでもしてほしいものなのです。
こういう声がVAIO株式会社に届いているかは分かりませんが、決して黙って待ち望んでいてはダメです。出してほしいなら、やっぱり声を出さなきゃいけないのです。

ちょくちょく話題に上げないと、存在そのものが忘れ去られそうで怖いのであーる。
まとめ「記念モデルが勝色だけなら見捨てるかも」

2024年7月。
往年の名機『VAIO Z Canvas』の復活。
限定でも何でもよいので、現代のスペックで再販してほしい。
VAIO株式会社“設立10周年”モデルは出してくれると思いますが、それが単なる『勝色』モデルだったら非常にガッカリ。ただ、それがあり得そうで非常に怖いのです。

もう、勝色モデルも食傷気味ですからな。
おまけ

何でもいいから、『VAIO Z Canvas』を復活させるべしっ!

できれば、デジタイザーペンも改良してほしいですわね。

ですなー。
最近は良くなったとはいえ、MPPはジッターが気になるし、Wacom EMRが嬉しいですな。

そんなねこちゃんに、『Galaxy Book3 Pro 360』やね!

もちろん、それはそれで購入予定なのであーる!
というか、早く日本でも発売してくだされ、Samsung殿!!
おわり
VAIO好きだから言わせてもらうと、『ROG Flow Z13』や『Surface Laptop Studio』が登場しているのに、その元祖であるVAIOが近年だらしなさすぎるのであーる。