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- 日本で個人ユースで契約可能なeSIM対応キャリアを調べた!
- 現時点ではeSIM対応のキャリアは非常に少ない!
- 3大キャリアが積極的にならない限りは楽天モバイル一強かも!
現状は楽天とIIJmioだけ。
日本でeSIM(特殊な契約不要な個人ユース用)を契約できるキャリア(MNO・MVNO)を備忘録としてまとめてみました。3大キャリアがeSIMに消極的なので、現状はかなり大変そうです。
Apple WatchのMVNO開放を行ってほしいですわね。
うーん…ガラパゴスやね。
目次
eSIM対応キャリア
日本で特殊な契約体型を結ばずに、データ通信などを『eSIM』で利用可能な携帯キャリア(MNO・MVNO)は上記のとおり。なお、3大キャリア(NTTドコモ・au・SoftBank)も、Apple Watch向けなどにeSIMを展開していますが、一般的なユースでは厳しい内容なので省いています。
BIC SIMも内容はIIJmioだから……!?
実質2つですわね。
日本では全然普及してない感じやんね。
eSIMプラン比較
eSIMのサービス展開をしている、
- 楽天モバイル
- IIJmio
- BIC SIM
の各種プラン内容を比較していきます。
なお、BIC SIMが提供している『いいSIM』については、IIJmioが提供している『データプラン ゼロ』と同様のサービスになっています(BIC SIMのサービス提供元がIIJmioなため)。ただ、比較表には入れております。
プラン内容・利用料金
楽天モバイル | IIJmio | BIC SIM | ||
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT V | eSIMプラン(ベータ版) | データプラン ゼロ | いいSIM |
利用料金 | 2,980円/月 | 1,520円/月 | 150円/月 | 150円/月 |
音声通話 | ○ | × | × | × |
SMS | ○ | × | × | × |
データ通信 | ○ | ○ | ○ | ○ |
eSIM取扱各社のプラン内容・利用料金
※価格は税別表記。
手数料
楽天モバイル | IIJmio | BIC SIM | ||
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT V | eSIMプラン(ベータ版) | データプラン ゼロ | いいSIM |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
eSIM発行手数料 | 0円 | 200円 | 200円 | 200円 |
データ容量追加料 | 500円/1GB*1 | 200円/100MB | 300円/1GB(〜1GB) 450円/1GB(2GB〜10GB) |
300円/1GB(〜1GB) 450円/1GB(2GB〜10GB) |
eSIM取扱各社の各種手数料
*1パートナー回線で利用。
※価格は税別表記。
データ通信
楽天モバイル | IIJmio | BIC SIM | ||
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT V | eSIMプラン(ベータ版) | データプラン ゼロ | いいSIM |
データ容量 | 無制限 (パートナー回線:5GB) |
6GB | 0GB | 0GB |
回線 | 4G LTE 5G NR |
3G 4G LTE |
3G 4G LTE |
3G 4G LTE |
通信網 | 楽天 au(ローミング) |
docomo | docomo | docomo |
eSIM取扱各社のデータ通信概要
※価格は税別表記。
eSIM総評
全部盛りeSIMは楽天モバイルのみ
楽天モバイル以外の大手キャリア(MNO)が、eSIMに対して消極的な姿勢を取っているので、2020年10月時点で電話・SMS・データ通信の3つが制約ナシで利用できるeSIM事業者は『楽天モバイル』のRakuten UN-LIMIT Vのみ。
つまり、メインの携帯回線をeSIMにしたいと考えているならば、必然的に楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT V)を選択するしかなくなるということ。
もし、利用する行動範囲が楽天回線エリア内であるのであれば、NTTドコモ・au・SoftBankがeSIM展開に本格的に乗り出さない限り、しばらくは楽天モバイルの一強体制が続く気がします。
言い換えると、楽天モバイルがeSIM推進派じゃなかったら、日本のeSIM界隈はカオスだったあーる。
IIJmioを老舗らしく頑張ってくれていますが、1社だけでは厳しかったですものね。
サブのサブならデータプラン ゼロ
物理SIM + eSIM というスタイルのスマートフォン(iPhoneやGoogle Pixel)において、メインの携帯回線を物理SIMで運用していて、サブ回線が欲しいというのであれば、IIJmio『データプラン ゼロ』やBIC SIM『いいSIM』が良さげ。
前述のとおり、データプラン ゼロといいSIMは、いずれも元は同じIIJmioのサービスなので、事実上はどちらもIIJmioの『データプラン ゼロ』です。
このデータプラン ゼロは、基本データ容量が0GBで、利用するときのみデータ容量を追加購入する変わったスタイル。なので、緊急用のサブのサブな回線としてeSIMを運用していくのであればアリ。
わたしは“IIJ”なピクトアンテナ欲しさに、データプラン ゼロを常時0GB運用中あーるっ!
何やってんの?それ……。
まとめ「日本でのeSIMメイン利用は前途多難」
政府がeSIM普及に動き出している…といった話もありますが、
という3社(事実上は2社)というのが現状。
楽天モバイルはeSIM推進派でかつMNOなので問題ナシですが、さらにeSIMを普及させていくとなると、どうしても3大キャリアの協力が必要になってくるはず。そう考えていくと、大きな動きがない限り(外圧がない限り)は、しばらく今のような状態が続く気がしています。
楽天モバイルが、Apple WatchのeSIMに対応してくれればなー。
おまけ
LinksMateとかがeSIM対応になれば良さげなのにー。
データのシェアができますからね。
NTTドコモは厳しそうだから、auかSoftBankに動いてほしいところっ!
うーん、厳しそうやね……。
やはり、外からの圧力が必要そうですわね。
おわり
iPhoneとかGoogle PixelのデュアルSIMな仕様的に、積極的にeSIMを使いたいんだけどねー。