- povo2.0が待望の『海外ローミング』に対応
- 海外ローミングも“トッピング方式”を採用
- 常用するには割高なので旅行や出張などの短期利用向け
ついに、povo2.0が『海外ローミング』に対応します。
海外ローミングに対応したことで、海外渡航時の通信回線確保が簡単に。これなら、メイン回線として使っても不便はなさそうです。
使用頻度と使用日数がミソですわね。
どっちにしても、海外ローミングに対応した意義は大いにあるやんね!
目次
povo2.0が『海外ローミング』に対応
KDDIのオンライン専用ブランド『povo2.0』が、待望の『海外ローミング』に対応します。
povo2.0における海外ローミングのサービス開始日については、音声通話とSMSが2023年7月20日より、データ通信が2023年8月1日より、とそれぞれなっております。なお、povo2.0アプリは『Ver. 1.7.0』以降にアップデートしておく必要があるので、お忘れなきよう。
povo2.0における海外ローミングの仕様
①海外ローミング対応国
音声通話/SMS | 海外200以上の国と地域 |
データ通信 | 海外160以上の国と地域 |
povo2.0の海外ローミング対応国については数が多いので、公式サイトのサービス対象国一覧を参照するのが確実。
なお、国によっては、データトッピング種別が制限されていたり、音声通話/SMSしか対応していないケースもあるので注意が必要です。
例えば、ヨーロッパのアルメニア共和国は、音声通話/SMSとデータ通信の両方に対応していますが、『ワイドトッピング』しか使えません。また、アフリカのエスワティニ王国は、音声通話/SMSだけ対応しており、データ通信そのものが行えません。
日本人が旅行で行きそうな国は何も問題ないけど、それでも渡航前にチェックしておくのが無難ですな。
エスワティニに行く可能性もゼロではないですからね。
②海外ローミング用トッピング
povo2.0の海外ローミング用トッピングの種類は、90以上の国と地域で使える『レギュラートッピング』、特定に国と地域だけで使える『エリアトッピング』、160以上の国と地域で使える『ワイドトッピング』、という形に大別されています。
海外ローミング用トッピングは、
エリアトッピング < レギュラートッピング < ワイドトッピング
という順番で料金が高くなっています。
一番安価な『エリアトッピング』は、韓国・アメリカ・シンガポール・マレーシア・タイ・ベトナム、これらしか対応しておらず、個人的にはカナダやオーストラリアなども入れてほしかったところ。
一番対応している国が多い『ワイドトッピング』は、0.3GBで6,980円となっているので、ワイドトッピングしか対応してない国に渡航するのであれば、場合によっては別回線を調達したほうがよいかもしれません。
カナダも『エリアトッピング』でいけるなら、すごく助かったんだけどなー。
海外ローミング対応で“メイン回線昇格”の予感
povo2.0が『海外ローミング』に対応した意義は大きく、ここがネックとなっていてサブ回線としてしか運用していなかったユーザーもいらっしゃるはず。
ただ、povo2.0の海外ローミングは、渡航先によって料金が大きく異なってくるので、このあたりは注意が必要です。もし、頻繁に海外に行かれるのであれば、同じオンライン専用ブランドだと、NTTドコモの『ahamo』も海外ローミングに対応しており、こちらは追加料金が発生しないので、ahamoのほうが安上がりとなるユーザーもいるでしょう。
とはいえ、短期間の旅行や海外出張ぐらいなら、povo2.0の海外ローミングも便利ですし、何より対応してくれたことが嬉しい限り。これならば、メイン回線に昇格させて運用したくなります。
メイン回線が海外ローミングなら、povo2.0を海外ローミング用にしてもよさそうあーる。
povo2.0であれば、回線を塩漬けしていればランニングコストがほとんど発生しませんからね。
まとめ「“トッピング”の本領発揮」
- 音声通話/SMS:2023年7月20日
- データ通信:2023年8月1日
- 音声通話/SMS:海外200以上の国と地域
- データ通信:海外160以上の国と地域
- エリアトッピング
- 90以上の国と地域で使える
- 料金は中程度
- レギュラートッピング
- 特定に国と地域だけで使える
- 料金は比較的安価
- ワイドトッピング
- 160以上の国と地域で使える
- 料金は比較的高価
料金の安い『レギュラートッピング』対象国が少ないのが残念ですが、povo2.0が海外ローミングに対応してくれたのは朗報中の朗報。
これからは、メイン回線のひとつとして運用していきたいところなのです。ですなの。
あとは、povo2.0の複数回線運用をもうちょっと簡単にできるようにしてほしいあーる。
おまけ
“複数回線運用”とは!?
povo2.0の“1メールアドレスにつき、1契約まで”という制約が面倒なんだよねー。
そのせいで、回線を増やすごとに、メールアドレスの管理が煩雑になってくるし……。
あー、なーるほど。
おわり
頻繁に海外に行く人なら損だけど、年に数回&数日間だけ行くレベルなら、有用かもしれないのであーる。