- 『ahamo』と『povo2.0』は両方とも『海外ローミング』に対応
- 『ahamo』は“追加料金ナシで使える”というのがメリット
- 『povo2.0』は“ローミング対応国が多い”というのがメリット
『ahamo』と『povo2.0』は、格安回線ながら『海外ローミング』に対応。
そこで本稿では、ahamoとpovo2.0における、海外ローミングの仕様について比較していきます。


それは興味深いですわね。

仕様が異なるなら、ユーザー側は上手に使い分けたいところやね!
『ahamo』『povo2.0』は海外ローミング対応
一般的に格安の携帯回線はサービスが削られがちですが、NTTドコモの『ahamo』、KDDIの『povo2.0』、これらについては『海外ローミング』に対応しております。
したがって、海外旅行や海外出張をする際、わざわざ別の回線を契約する必要はありません。もちろん、対応している国である必要はありますが、日本人が行くであろう国については、その大半が網羅されております。なので、そこについては心配する必要はあまりないでしょう。
しかしながら、おなじ『海外ローミング』と言っても、『ahamo』と『povo2.0』では、大きく仕様が異なっております。そこで今回、その両者の海外ローミングについて、比較をしてみようというわけなのです。ですなの。
『ahamo』『povo2.0』における海外ローミングの仕様比較
そういうわけで、『ahamo』と『povo2.0』における、海外ローミングの仕様を順番に比較していきます。
①追加料金
ahamo | povo2.0 |
不要 | 必要 |
『ahamo』は、追加料金なしで海外ローミングが利用可能。また、事前に申し込む必要もありません。
『povo2.0』は、海外ローミング用のトッピングを別途購入する必要があります。なお、トッピング料金については国によって異なるので公式サイトを参照。
②対象国
ahamo | povo2.0 |
82の国と地域 | 200以上の国と地域 (音声通話/SMS) |
160以上の国と地域 (データ通信) |
『ahamo』の海外ローミングは、82の国と地域に対応。日本人の渡航先、約95%のエリアをカバーしているとのこと。
『povo2.0』の海外ローミングは、音声通話/SMSのみの対応であれば、200以上の国と地域に対応。データ通信も可能であることを含めると、160以上の国と地域に対応。ahamoよりも、より多くの国でローミングが可能です。
なお、ahamoの対応国はこちらを、povo2.0の対応国はこちらを、それぞれ参照のこと。
③データ容量
ahamo | povo2.0 |
20GB/月 (海外ローミング開始から15日経過後、海外での通信速度が最大128kbpsになる速度制限あり) |
トッピングによって異なる |
『ahamo』の海外ローミングは、最初からデータ容量が20GB付帯しています。ただし、海外ローミング開始から15日経過後、日本に帰国してデータ通信を行うまで速度制限(最大128kbps)が発生するので注意。
『povo2.0』の海外ローミングは、トッピングによって異なります。
例えば、アメリカに対応したエリアトッピングであれば、1GB/3日間が780円、3GB/7日間が2,260円、という形です。詳しくは公式サイトの料金表にて。
まとめ「両方契約してもよい気がする」

『ahamo』は、追加料金なしで海外ローミングが利用可能。
『povo2.0』は、海外ローミング用のトッピングを別途購入する必要あり。
『ahamo』は、82の国と地域に対応。
『povo2.0』は、音声通話/SMSのみの対応であれば、200以上の国と地域に対応。データ通信も可能であることを含めると、160以上の国と地域に対応。
『ahamo』は、最初からデータ容量が20GB付帯。ただし、海外ローミング開始から15日経過後、速度制限あり。
『povo2.0』は、トッピングによって異なる。
『ahamo』と『povo2.0』における海外ローミングについて要約すると、海外に滞在する日数と地域によって使い分けるべし、なのです。
とはいえ、『povo2.0』はランニングコストがかからないので、『ahamo』と一緒に契約しておくのもありかもしれません。

ahamo側が速度制限になったら、povo2.0でトッピングするという手もあーる。
おまけ

というわけで、上手に回線を使い分けようずっ!!

モバイル回線をひとつにしないといけない、という縛りもありませんものね。

ユーザーの知識とテクニックが試される感じやね!
おわり
同じ『海外ローミング』でも、スタンスが異なるのであーる。