- メイン回線をUQ mobileに乗り換えた!
- プレフィックス番号なしでかけ放題が超嬉しい!
- 低速モードで最大1Mbpsの速度はYouTubeも再生可能!
楽天モバイル → UQ mobile
メイン回線(プライベート用)を『UQ mobile』に乗り換えました。今回、こだわったのは『サブブランド』ということ。乗り換えた理由、同じサブブランドでもY!mobileではない理由、それらをもげもげと語ります。
あれ、5Gはいいん?
大手キャリアには行かなかったのですね。
目次
楽天モバイル → UQ mobile
プライベートのメイン回線として、約1年間『楽天モバイル』(組み合わせプラン)を利用していましたが、『UQ mobile』に乗り換えました。
これで、例の3姉妹に加入できないかなー?
ないない……。
先に言っておくと、この楽天モバイルは『組み合わせプラン』というもので、MVNO時代の名残的なプラン。現在、楽天モバイルがMNO(自社回線)として出している『Rakuten UN-LIMIT V』とは異なるもので、すでに受付終了しています。ちなみに、私はRakuten UN-LIMIT Vも別で契約中なのですが、なぜRakuten UN-LIMIT Vをメイン回線に選ばなかったのかは後述。
プラン名 | スマホプランR |
月額料金 | 2,980円(税別) |
データ容量 | 10GB/月 |
契約したUQ mobileのプラン詳細
今回契約したUQ mobileのプランは『スマホプランR』というもの。これを、iPhone 12 Pro Maxに挿して運用していきます。
現在、UQ mobileには『スマホプランS』というデータ容量が3GBのプランもあるのですが、なぜデータ容量が10GBのスマホプランRにしたのかというのも、明確な意図があってのこと。プランについては来年新プランの投入もあるので、こちらものちほど。
UQ mobileに乗り換えた理由
- バランスの良い料金と速度
- プレフィックス番号なしの電話かけ放題
- 節約モード時の通信速度
- テザリングの積極利用
- 高速通信と低速通信の切替可能
- キャッシュバックの存在
メイン回線をUQ mobileに乗り換えた理由は、上記の6つ。これらを順番に語っていきます。
【理由1】バランスの良い料金と速度
UQ mobileに乗り換えた1つめの理由、それが月額料金と通信速度のバランスが非常に良いということ。
BIGLOBEモバイル | UQ mobile | au | |
分類 | 格安SIM | サブブランド | 大手キャリア |
月額料金 | 1,600円〜 (音声通話SIM・3GB) |
1,980円〜 (スマホプランS・3GB) |
8,650円〜 (データMAX 5G・データ容量無制限) |
通信速度 | 低速 | 中速 | 高速 |
5G | × | × | ○ |
au系列のモバイルブロードバンド比較
分かりやすくau系列のモバイルブロードバンド各社(au・UQ mobile・BIGLOBEモバイル)で、それぞれの月額料金と通信速度を比較したのが上表。
上表の内容も含めて要約すると、UQ mobileの月額料金はMVNOの最安クラスではないが、そのぶんの通信速度が保たれているという感じ。ちなみに、UQ mobileは、いわゆる格安SIM(MVNO)ではなく、すでにauのサブブランドという位置づけに変わっています。
月額料金に関しては、MVNOの枠組みに入れるとするならば、ちょっと高いかなというところ。通信速度に関しては、MVNOの中ではおそらく最速クラスではないでしょうか。少なくとも、私が契約してきた約10社のMVNOの中では、間違いなく一番高速でした。
auが提供しているような5G通信プランはないものの、コストを抑えた中での最高の通信速度と品質を求めた結果、サブブランドであるUQ mobileがベストだったというわけです。
多くのユーザーが求めていることですわね。
書いててアレだけど、よくある理由だよねー。
【理由2】プレフィックス番号なしの電話かけ放題
UQ mobileに乗り換えた2つめの理由、それはプレフィックス番号なしで電話のかけ放題を利用したかったから。
『プレフィックス番号』とは、電話番号の頭に付ける特殊な番号のこと。プレフィックス自体、ソフトウェア開発の仕事をしている人なら馴染みのある言葉なはず。
なぜプレフィックス番号の話が出てきたかと言うと、MVNOのかけ放題サービスというのは、専用の電話アプリ(スマートフォン純正の電話アプリではない)から、このプレフィックス番号を付与して安く通話できるというのが常なのです。分かりやすく言うと、大手キャリアのかけ放題と違って、MVNOのかけ放題は専用の電話アプリがほぼ必須ということ。
しかし、UQ mobileが提供する電話かけ放題サービスは、専用の電話アプリ不要(プレフィックス番号不要)の純粋なかけ放題サービスなのです。純正の電話アプリを使いたかった私からすれば、この時点でUQ mobileかY!mobileの2択でした。
【理由3】節約モード時の通信速度
UQ mobileに乗り換えた3つめの理由、それは『スマホプランR』での節約モード(データ超過)時の最大通信速度が1Mbps出ること。
スマホプランS | スマホプランR |
最大300kbps | 最大1Mbps |
プラン別の節約モード(データ超過)時の最大通信速度
これはUQ mobileを選んだ理由…というか、なぜ『スマホプランR』を選んだのかという話なのですが、上表のとおり、UQ mobileはプランによって節約モード(データ超過)時の最大通信速度が異なってくるのです。
UQ mobileには、高速通信をオフ(パケット消費をオフ)する『節約モード』というのがあり、この節約モード下で最大1Mbpsも通信速度が出るのはかなり魅力的。1Mbpsも出れば、YouTubeも画質を下げれば見られるレベルなので、スマホプランRの圧倒的優位性を感じてチョイスしたというわけです。
【理由4】テザリングの積極利用
UQ mobileに乗り換えた4つめの理由、それはデータ容量を多く契約してテザリングを使いたいから。
私は、FUJI WifiとモバイルWi-Fiルーターを組み合わせて利用しているので、スマートフォンのテザリングを使うことは少ないのですが、やっぱり緊急時にテザリングが有用。そこで欲しかったのが、高速なテザリング環境というわけなのです。
FUJI WifiもNomad SIMも、SoftBank系の回線っていうところが、たまにネックになることがあるんだよねー。だから、SoftBank以外のサブ回線は必須であーる。
【理由5】高速通信と低速通信の切替可能
UQ mobileに乗り換えた5つめの理由、それは『ターボ機能』という高速通信と低速通信の切り替えスイッチが存在するということ。
前掲(節約モード時の通信速度)から分かるように、UQ mobileには、いわゆるギガ(契約したデータ容量)を消費しない節約モードが存在しています。このターボ機能による節約モード切り替えを駆使すれば、スマホプランRで提供される10GBのデータ容量をフルに活用できるというわけです。
MVNOを見渡せば、節約モードへの切り替え機能自体、多くのキャリアが提供しているのでUQ mobileに限った機能ではありません。ただ、テザリング利用にも耐える高速通信でかつ、パケット消費なしでアプリからスイッチできるという点を考えると、UQ mobileがベストとなりました。
【理由6】キャッシュバックの存在
UQ mobileに乗り換え最後の理由、それは最大1万円のキャッシュバックを行っているということ。
私はキャッシュバックの存在を知る前から、UQ mobileへ乗り換えを決めていたので、あったからラッキーくらいなのですが、せっかくなら利用させてもらおうという算段。このキャッシュバックをMNP転出料として補填します。
新規契約 | MNP転入 |
3,000円キャッシュバック | 10,000円キャッシュバック |
UQ mobileキャッシュバックキャンペーン概要
なお、このキャッシュバックキャンペーンは、スマホプラン(S・R)の契約に対してのみ。つまり、データ通信だけのSIMはダメで、電話契約もしてねということ。私は乗り換え組なので、10,000円のキャッシュバックが受けられるというわけです。
Y!mobileとの比較
UQ mobile | Y!mobile | |
月額料金 | 1,980円〜 | 2,680円〜 |
データ容量 | 3GB 10GB 20GB |
3GB 10GB 14GB 20GB |
電話かけ放題 | オプション (10分かけ放題:700円) |
付帯 (10分かけ放題) |
データ繰越 | ○ | × |
節約モード | ○ | × |
UQ mobile・Y!mobileサービス比較
※グレーアウトしている文字は今後提供予定。
UQ mobileとY!mobileの簡単な比較をすると、
- UQ mobile:データ繰り越しと節約モードが優秀
- Y!mobile:かけ放題バンドルとYahoo!利用者優遇
という差が出てきます。料金はさして変わりません。
Y!mobileとUQ mobileを比較して、私がUQ mobileを選んだのは、Y!mobileではデータ繰り越しと節約モードの切り替えができないからというわけです。かけ放題は、UQ mobileでもオプションで付けられるので、特に問題もありません。
UQ mobileとY!mobileのプランを下に載せておくから、参考にしてくださりー!
スマホプランS | スマホプランR | スマホプランV | |
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
データ容量 | 3GB | 10GB | 20GB |
超過時速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
UQ mobile提供プラン一覧
※グレーアウトしている文字は今後提供予定。
スマホベーシックプランS | スマホベーシックプランM | スマホベーシックプランR | シンプル20 | |
月額料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 | 4,480円 |
データ容量 | 3GB | 10GB | 14GB | 20GB |
超過時速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
Y!mobile提供プラン一覧
※グレーアウトしている文字は今後提供予定。
5G普及まではサブブランド
乗り換え先としてUQ mobileを選んだわけですが、当初はiPhone 12 Pro Maxで利用することもあり、5G回線を扱っている3大キャリア(docomo・au・SoftBank)のいずれかにしようと考えていました。
そう考えていたのに、現状では4G LTEしか提供のないUQ mobileを乗り換え先に選んだのは、5Gのメイン回線運用は時期尚早だと判断したから。
5Gのエリア自体、自分からわざわざエリア内に赴く必要性があるくらいにまだ狭い。しかも、スマートフォン側も含めて、まだ5GがSub6止まり。mmWave(ミリ波)の周波数特性を考えると、生活圏内で常に爆速…というのは数年先でしょう。なので、メイン回線での運用は4G LTEの高速通信できるキャリアを選ぶ、ということに着地したわけです。
とはいえ、ギーク的には5Gは気になる。なので、サブ回線として前述していた『Rakuten UN-LIMIT V』を使うということにしました。なお、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT V)を乗り換え先にしなかったのは、iPhoneに正式対応していないから。正直、iPhoneでRakuten UN-LIMIT Vの運用は、動作不安定なこともありおすすめしません。
楽天モバイルよ、早くiPhone正式対応してくださりー!
まとめ「UQ mobileは欲張りユーザーの乗り換え先」
楽天モバイル(組み合わせプラン) → UQ mobile(スマホプランR)
…に乗り換えたという話でした。
UQ mobile自体、すでに別契約で10年くらい使ってきているのですが、通信速度の不満もなければ、デメリットらしいデメリットも感じたことがありません。強いて言うなら、ちょっとMVNOとしては月額料金が高いというくらい。ただ、これも通信速度を考慮すると、まったくもって不満なし。
サブ回線としては、IIJmioのeSIMやLinksMateのほうが面白いのですが、メイン回線で5Gを当面スルーするなら、UQ mobileが最適解だと感じました。
ミリ波が普及するまで、UQ mobileにお世話になーる。
おまけ
これで今年度のキャリア選定も終わりっ!
ちなみに、今は何キャリア契約しているのでして?
SIMカード換算だと…6枚!
…はぁ、何やってんだか。
おわり
iPhone 12 Pro Maxは、UQ mobileで運用することに決定あーるっ!