- Rakuten UN-LIMIT Vでは5Gが無料でついてくる!
- 5GはSub6とmmWaveの両方がスタートしている!
- エリアの狭さと対応機種の少なさを克服できるかがカギ!
キーワードは“Tada 5G”。
楽天モバイルの新プラン『Rakuten UN-LIMIT V』の詳細を旧プラン(Rakuten UN-LIMIT 2.0)と比較しつつ、簡潔にまとめてみました。ざっくり言ってしまうと、 Rakuten UN-LIMIT 2.0 + 5G = Rakuten UN-LIMIT V です。
5Gエリア、関西だと3箇所……。
ワクワク感と課題が入り乱れる感じやんね。
概要
■Rakuten UN-LIMIT Vまとめ
- サービス開始日:2020年9月30日
- 通信回線:4G + 5G(Sub6 + mmWave)
- プラン:Rakuten UN-LIMIT V(1プラン)
- 利用料金:2,980円/月(税別)
楽天モバイルの新プラン『Rakuten UN-LIMIT V』を簡単にまとめると上記のとおり。
楽天モバイルが自社回線(MNO)としてのモバイルブロードバンドサービス運用は、
Rakuten UN-LIMIT(4G) → Rakuten UN-LIMIT 2.0(4G) → Rakuten UN-LIMIT V(5G)
という順になっており、少しずつアップデートを重ねています。
要するに今回のアップデートでは、既存のプランに5Gが乗っかっただけ、というイメージが分かりやすいはず。なので、Rakuten UN-LIMIT 2.0から料金の変更はなく、大幅なサービス変更も5Gが追加されたこと以外はありません。プランも相変わらず1プランのみで、非常に分かりやすいシステムとなっています。
だから、“Tada 5G”なんやね!
そういうことあーる。
楽天モバイル自体も、料金そのままの分かりやすさ重視がウリって感じだからねー。
料金プラン
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT V |
月額料金 | 2,980円 |
事務手数料 | 3,300円 |
備考 | 1年間無料*1 契約解除料無料 |
楽天モバイル5Gプラン(Rakuten UN-LIMIT V)表
*1300万名対象。増減の可能性あり。
※価格表記はすべて税別。
楽天モバイルの5Gプラン『Rakuten UN-LIMIT V』は上表のとおり。
なお、既存の4GプランであるRakuten UN-LIMIT 2.0は、すでに受付を終了しており、契約中のユーザーは自動的にRakuten UN-LIMIT Vへ移行(手動でも移行可能で、その場合は即時変更可能)される。当然、新規ユーザーもRakuten UN-LIMIT Vを契約することになります。
詳細
データ容量・通話・SMS
楽天回線エリア | パートナー回線エリア (auローミングエリア) |
||
回線 | 4G + 5G | 4G | |
データ通信容量 | 通常時 | 無制限 | 5GB/月 |
超過後 | - | 最大1Mbps | |
通話 | Rakuten Link利用 | 0円 | |
Rakuten Link非利用 | 20円/30秒 | ||
SMS | Rakuten Link利用 | 0円 | |
Rakuten Link非利用 | 3円/70文字(全角) |
Rakuten UN-LIMIT V仕様(データ容量・通話・SMS)表
Rakuten UN-LIMIT Vのデータ容量・通話料金・SMS料金については、Rakuten UN-LIMIT 2.0から変更ナシ。
なお、楽天回線エリアでは5Gですが、パートナー回線エリア(auローミングエリア)に関しては4Gのみの提供なので注意。なので、5Gを利用する場合には後述するバンドに対応した対応機種でかつ、楽天回線エリア内である必要があります。また、楽天回線の5GはSub6とmmWave(ミリ波)の両方がすでに提供されています。
対応バンド
楽天回線 | パートナー回線 (au) |
||
4G | Band 3(1.7GHz帯) | Band 18(800MHz帯) | |
5G | Sub6 | n77(3.7GHz帯) | - |
mmWave (ミリ波) |
n257(28GHz帯) | - |
Rakuten UN-LIMIT V(楽天回線・パートナー回線)対応バンド表
Rakuten UN-LIMIT Vに対応しているバンド(周波数帯)は上表のとおり。
前述のとおり、すでにSub6とmmWave(ミリ波)の両方が提供されているので、同社の5G対応端末(Rakuten BIGなど)を用いれば、エリア内ならばSub6・mmWave(ミリ波)を受信することが可能(通信速度は上り最大約275Mbps・下り最大約2.8Gbpsを予定)となっています。
対応エリア
■4Gサービスエリア(楽天回線)
- 北海道
- 東京都
- 千葉県
- 神奈川県
- 埼玉県
- 愛知県
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 広島県
- 愛媛県
- 福岡県
- 佐賀県
- 熊本県
- 沖縄県
※2020年10月2日現在。
※各一部地域に限る。
■5Gサービスエリア(楽天回線)
- 北海道
- 埼玉県
- 東京都
- 神奈川県
- 大阪府
- 兵庫県
※2020年10月2日現在。
※各一部地域に限る。
肝心の対応エリアですが、東名阪の中心地なら楽天回線(4G)は地下などではない限り入る可能性が高いでしょう。実際、京都・大阪の市内を中心利用していると、以前より気にせず使えるようになりつつある印象を受けます。とはいえ、依然としてパートナー回線のお世話になることは必至。ユーザー目線で話すと、5G回線もそうですが、まずは4G回線を網羅してもらいたいところ。4G回線のエリアに関しては『サービスエリア』から確認できます。
また、すでに開始している楽天回線(5G)ですが、『5Gサービスエリア』というページを見ると分かるのですが、現時点では入るエリアにいることが奇跡なレベル。これがどこまで加速度的に増えていくかが注目。発表では、2021年3月には全都道府県で5Gサービスが開始し、2021年第2四半期に5G SAがスタートすると予定されています。
都会暮らしなら問題ナシ。でも、地方はまだまだ厳しい。そんな感じかなー!?
大手キャリア(MNO)になったのですから、基地局設置は急いでほしいところですわね。割り当てされている周波数帯が、エリア拡大するのに困難なのは承知ですが。
対応機種
■4G対応機種
- arrows RX(富士通)
- Pixel 4(Google)
- Pixel 4 XL(Google)
- Pixel 4a(Google)
- HUAWEI nova 5T(Huawei)
- HUAWEI nova lite 3(Huawei)
- HUAWEI P30 lite(Huawei)
- AX7(OPPO)
- Find X(OPPO)
- OPPO A5 2020(OPPO)
- OPPO Reno A(OPPO)
- OPPO Reno3 A(OPPO)
- R17 Pro(OPPO)
- Reno 10x Zoom(OPPO)
- Galaxy A7(Samsung)
- Galaxy Note10+(Samsung)
- Galaxy S10(Samsung)
- AQUOS R compact(SHARP)
- AQUOS R2 compact(SHARP)
- AQUOS sense lite(SHARP)
- AQUOS sense plus(SHARP)
- AQUOS sense2(SHARP)
- AQUOS sense3 lite(SHARP)
- AQUOS sense3 plus(SHARP)
- AQUOS sense3(SHARP)
- AQUOS zero(SHARP)
- AQUOS zero2(SHARP)
- Xperia Ace(Sony)
- Redmi Note 9S(Xiaomi)
- Rakuten Mini(楽天モバイル)
- Rakuten Hand(楽天モバイル)
- Aterm MP02LN(NEC)
- Aterm MR05LN RW(NEC)
※2020年10月2日現在。
※太字は楽天モバイルで販売中の対応機種。
これらが楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT V)に対応した機種(スマートフォン・モバイルWi-Fiルーター)の一覧です。
4G通信を含めるとかなりの数になるので、詳細は楽天回線対応製品を見てもらうほうが分かりやすく確実。ここに書かれていない機種であっても、前述のバンドさえ拾いさえすれば特に設定せずに利用可能です。ただ、5G回線に関しては楽天モバイル公式のサポートを見てからがおすすめ。
なお、iPhoneでも一部制約はありつつも対応するようになっています。ただ、iPhoneでの利用は快適とは言いづらいので、今のところはAndroidでの利用をおすすめします。
まとめ「UN-LIMIT V = お求めやすい5G」
楽天モバイルの5G回線プラン『Rakuten UN-LIMIT V』の料金プラン・データ容量・対応バンド・対応エリア・対応機種を見てきました。
事実上、5Gが無料でついてくるのは嬉しい限り。大手キャリアとしては破格の月額料金で5Gに参入してきたことは素直に評価したいところ。ただ、5Gもそうですが、4Gの対応エリア自体がまだ狭いということが大きな懸念材料。まだ1年間無料キャンペーン中なので、とりあえずはサブ回線として使ってみるのが最適解と言えそうです。
2021年にどこまで対応エリアが拡大されているのかっ!
おまけ
大手キャリアって言っても現状は、
3大キャリア > 越えられない壁 > 楽天モバイル
だからねー。
とにかく対応エリアがネックですわね。
ちゃんとした価格競争は、楽天モバイルの対応エリアが全国津々浦々になってからやね。
おわり
■Reference
楽天モバイル, 総務省(1, 2), KDDI
Rakuten UN-LIMIT Vにした感想だけど、
っていう、両側面を見た感じかなー!?