楽天モバイル料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』まとめ

— 2022年7月1日スタート —

楽天モバイルの新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』。本稿では、料金プランの詳細な概要や、アップデート内容、オプションサービス、旧料金プランとの変更点、を網羅的にまとめています。

• データ容量無制限で月額上限3,278円
• キャリアメール（MMS）に対応
• RCS『Rakuten Link』の機能強化
• 楽天経済圏ユーザーならお得になる

…が『Rakuten UN-LIMIT VII』ですな！

MNOだけあり、充実してますわね。

料金プラン以外も注目すべきかもやね。

はじめに

楽天モバイルの新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』は、2022年7月1日よりサービス開始予定となっています。

それにともない、料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VI』の新規申し込み受付は、2022年6月30日をもって終了。また、2022年7月1日より、『Rakuten UN-LIMIT VI』を利用中であっても、『Rakuten UN-LIMIT VII』へ自動移行されます（『Rakuten UN-LIMIT VI』の存在自体が消滅）。

『Rakuten UN-LIMIT VII』の料金プラン概要

Image：楽天モバイル

料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』概要^[*1]

楽天モバイルの新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』は、Rakuten UN-LIMIT VIから引き続き、楽天回線エリア内であれば、データ容量無制限にて提供されます（パートナー回線のエリア状況は本稿の備考参照）。

音声通話については、Rakuten Link経由であれば通話料金無料（海外除く）。Rakuten Link経由ナシで音声通話かけ放題にしたい場合は、『15分（標準）通話かけ放題』という有料オプションが用意されています。

また、世界66の国と地域において、国際ローミング（海外ローミング）にも対応しています。

ahamo・povo・LINEMOの料金プラン比較表

2022年5月18日

『Rakuten UN-LIMIT VII』のオプションサービス

オプションサービス一覧^[*2]
†1日本国内の場合（海外：500円/1GB）

楽天モバイル（Rakuten UN-LIMIT VII）で、提供されているオプションサービスは上表のとおりで、一部内容が『Rakuten UN-LIMIT VII』から変更されております。

また、無料のオプションサービスとして提供されているものについては、料金プランに原則付帯しているので、別途加入する必要がありません。

『Rakuten UN-LIMIT VII』のメリット

楽天モバイル『Rakuten UN-LIMIT VII』の主なメリットは上記のとおり。

端的に言うと、楽天モバイルは大手携帯キャリア（MNO）なので、それに付随するようなサービスが完備されています。留守番電話サービスやキャリアメールが、その典型例。

また、楽天モバイルには『電話番号シェアサービス』（税込550円/月）という、Apple Watchセルラーモデル用のeSIMオプションサービスが提供されています。Apple Watchユーザーであれば、こちらも大きなメリットになるでしょう。

詳しいメリットについては過去記事（“0円廃止”の今こそ『楽天モバイル』8つのメリットを再確認）を参照してみてください。

“0円廃止”の今こそ『楽天モバイル』8つのメリットを再確認

2022年5月24日

アップデート内容

①『楽天メール』開始

2022年7月1日より、『楽天メール』（キャリアメールアドレス／MMS）が提供開始となります。また、2022年8月より、『メールアドレス持ち運び』サービスも追加搭載されます。

『楽天メール』は利用無料で、ドメイン名は『〜@rakumail.jp』。

楽天モバイルは大手携帯キャリア（MNO）でありながら、いわゆる『キャリアメール』に対応しておりませんでした。しかし、Rakuten UN-LIMIT VIIのサービスインに併せて、待望のキャリアメールに対応します。

②『Rakuten Link』機能追加

楽天モバイルのRCSアプリ『Rakuten Link』がアップデートされ、上記の内容が追加されます。

『メッセージ削除機能』は、LINEのような即時削除だけでなく、メッセージ削除のタイマー予約も可能。

『Rakuten Link デスクトップ版』は、PCから利用できるRakuten Link。デスクトップ版についても、スマホ版と同様にチャット・音声通話／ビデオ通話・メールが使えます。

③『あんしんコントロール』開始

有料オプションサービスにはなりますが、ペアレンタルコントロールアプリ（見守りアプリ）として、『あんしんコントロール』が提供されます。

『あんしんコントロール』を利用すると、SNSモニタリング機能・ウェブフィルタリング機能・位置情報追跡機能、などが利用可能。

旧料金プランとの比較・変更点

旧料金プランとの比較表

新旧の料金プラン比較^[*3]

旧料金プランからの変更点

楽天モバイルの旧料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VI』から、新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』に移行する際、変更される内容は上記のとおり。

なお、各項目の詳細な概要については過去記事（「『Rakuten UN-LIMIT VII』は『VI』と何が違う？」のまとめ）にまとめておりますので、そちらをご参照ください。

「『Rakuten UN-LIMIT VII』は『VI』と何が違う？」のまとめ

2022年5月15日

備考

auローミング提供エリア

楽天モバイルでは、KDDIから『Band 18（800MHz帯）』と『Band 26（800MHz帯）』がローミングとして提供されております（楽天モバイルの『パートナー回線（国内）』がこれにあたる）。

楽天モバイルエリアの拡大にともない、少しずつauローミングが提供終了されつつあります。

楽天モバイル向けのauローミング提供エリアについては、KDDI公式サイトにて確認可能です。なので、お住まいの地域がどうなっているのかを知りたい場合、公式サイトにて確認されることをおすすめします。

楽天モバイルの周波数帯

楽天モバイルの周波数帯
^†1auローミング

docomo・au・SoftBank・楽天モバイルの周波数と帯域幅

2021年6月4日

楽天モバイルの通信速度

まとめ「知識武装して新料金プランに備えよ」

これで、楽天モバイルの新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』について、網羅できた…はず。

「改悪」なんて言われていますが、メリットや強化されたサービスも存在しています。ですので、良い点・悪い点を調べて上で、しっかりと吟味してみてください。

めざせ！楽天モバイルマスター！！（そんなのない）

楽天モバイルは改悪したのか？重要なのは下限より上限の金額…という話

2022年5月23日

この記事で紹介したガジェット

• 楽天モバイル｜Rakuten UN-LIMIT VII

おまけ

楽天モバイルのRCS『Rakuten Link』と、他キャリアのRCS『＋メッセージ』が、相互互換になれば嬉しいんだけどねー。

互換性がないと「RCSとは？」になりますからね。

結果、LINEのようにアプリに縛られる、ってなるのも…やんね。

ですな。
次なる課題は、RCSアプリと付随するデータの移行ですな。

おわり

^*1ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別・各種割引未適用時の税込表記↩
^*2税込表記↩
^*3ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別・各種割引未適用時の税込表記・日本国内で利用の場合↩