- au『ウォッチナンバー』は他社回線でも契約可能!
- 格安SIM + Apple Watchセルラー版 が実現できる!
- 他社回線だと契約にはau直営店に行く必要がある!
“実は単体申し込み可能”
KDDIが2021年10月18日から、セルラー版Apple Watch向けの新しい『ウォッチナンバープラン』を提供開始しているのですが、なんと他社回線ユーザー(UQ mobile・povoも含む)でも、ウォッチナンバープラン単体で契約できるようになっていました。


他社回線でもウォッチナンバー使えるんやね!

地味に大きな一歩では!?
目次
他社回線でも『ウォッチナンバー』契約可能

2021年現在、Apple Watch(GPS + Cellularモデル)で利用できるeSIMプランというのは、docomo・au・SoftBankの3キャリアのみでしか提供されておりません。
ですので、Apple Watch単体でセルラー通信を行いたい場合は、おのずと3大キャリアの携帯回線プランとセットで契約する必要があります。
ところが、2021年10月18日から提供開始となった、auの『ウォッチナンバープラン』では、なんと他社回線を契約している場合(= au回線未契約)においても、当該プランだけ単体で契約できるようになっています。なお、当然ですが、auにて携帯回線を契約中のユーザーもウォッチナンバープランを利用できます。

うーむ、素晴らしきっ!

このことが意味するのは、
…という組み合わせが実現可能ということになります。

じゃあ、iPhoneにかかってきた電話をApple Watchで受けることができるんやね?

あー、それは『ナンバーシェア』ですな!
この『ウォッチナンバー』は、それとはまた違うサービスなんだよねー。
ナンバーシェアとウォッチナンバーの比較
| ナンバーシェア | ウォッチナンバー | |
月額利用料金 | 385円/月 | 385円/月 | |
電話番号 | 親回線と一緒 | 親回線と別 | |
契約回線 | au回線 | ○ | ○ |
他社回線 | × | ○ | |
契約申込 | オンライン (Watchアプリ) |
○ | au契約中:○ au未契約:× |
auショップ | ○ | au契約中:○ au未契約:○ |
|
KDDI直営店 | ○ | au契約中:○ au未契約:○ |
ナンバーシェアとウォッチナンバーの比較
※ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料が別途発生
auが提供している、Apple Watch(GPS + Cellularモデル)向けのeSIMプランには、『ナンバーシェア』と『ウォッチナンバー』があり、他社回線ユーザーが契約可能なのは『ウォッチナンバー』のみとなります。

Image:au
『ナンバーシェア』プランとは、親回線であるiPhoneと電話番号を紐付けるもの。
同一ユーザーのiPhoneとApple Watchを連携させて、1つの電話番号を共有し、音声通話やデータ通信を行えるようにするためのものです。他キャリアだと、docomoの『ワンナンバーサービス』、SoftBankの『Apple Watch モバイル通信サービス』、が同様のサービスとして展開されています。

Image:au
『ウォッチナンバー』プランとは、Apple Watchに独立した電話番号を付与するというもの。
基本的には、Appleの『ファミリー共有設定』を利用する前提で展開されています。使い方としては、iPhoneを持っていないユーザー(例:子ども)にApple Watchを持たせて、キッズケータイにするという感じ。こちらは、日本ではauでしか展開されていません。

この『ウォッチナンバー』が、親回線がauじゃなくても契約できるってことあーる。

…なるほど。
他社回線ユーザーが契約する場合の注意点
KDDI直営店のみ受付
au回線を契約している場合は、オンライン上(Watchアプリ)やauショップからも申し込みが可能なのですが、他社回線ユーザーの場合は、ウォッチナンバーを契約するためにKDDI直営店かauショップに行く必要があります。
2021年12月21日から、他社回線ユーザーの場合においても、全国のauショップやau Styleでも『ウォッチナンバー』の新規受付を開始しました。
契約時にApple WatchのEID情報が必要
ウォッチナンバー契約時には、Apple WatchのEID情報(eSIMの識別番号)が必要となるため、Apple Watch本体やApple Watchとペアリング済みのiPhoneを忘れずに持参する必要があります。
SIMロック解除済のiPhoneが必要
他社回線ユーザーがウォッチナンバーを契約するためには、SIMロック解除済みiPhone、もしくはSIMフリー版iPhoneを用意する必要があります。
まとめ「MVNO × Apple Watch が実現」

そういうわけで、ちょっとトリッキーな感じはしますが、ようやく3大携帯キャリア“じゃない”ユーザーでも、Apple Watch(GPS + Cellularモデル)のeSIM契約ができる時代になりました。
ただし、ナンバーシェアではないため、新たに携帯電話番号が発行されることには注意が必要です。

ひとりで使う場合には、ゴニョゴニョする必要がありそうですなー。
おまけ

実は『ファミリー共有設定』が厄介だったんだよねー。

子どもの見守りデバイス化する設定ですよね?

そうそう!
ただ、ファミリー共有設定にしちゃうと、それ用にApple IDを新規発行する必要があるんだよね。ここがややこしくって…ねー。

うーん、大変そうやね……。
おわり
こ…これはっ!?