- IIJmioのeSIMはiPhoneデュアルSIM運用に最適!
- APN構成プロファイル不要なのが最大の強み!
- iPhoneをデュアルSIM運用するのは結構大変!
“フルMVNOの強みと凄み”
IIJmio『ギガプラン』のeSIM、フルMVNOゆえ、APN構成プロファイルが不要な仕様。これが意味すること…そうです、iPhoneのデュアルSIMをフル活用すべく生まれたeSIMなのです。
APN構成プロファイル不要の賜物ですわね。
これが『フルMVNO』の実力!?
目次
IIJmio『ギガプラン』のeSIM
IIJmioの『ギガプラン』というプランには、MVNO(格安SIM)としては珍しくeSIMが提供されています。
しかも、『フルMVNO』のeSIM!これがキモですな!!
IIJmio eSIMの料金プラン
ギガプラン (eSIM) |
||
---|---|---|
提供回線 | docomo | |
SIMタイプ | 音声通話SIM | 非対応 |
SMS対応SIM | 非対応 | |
データ通信SIM | 対応 | |
月額利用料金 | 20GB | 1,650円/月 |
15GB | 1,430円/月 | |
8GB | 1,100円/月 | |
4GB | 660円/月 | |
2GB | 440円/月 | |
超過後速度 | 最大300kbps | |
通信回線 | 5G | 非対応 |
4G | 対応 | |
3G | 対応 | |
その他 | データ容量シェア データ容量繰越 高速/低速通信切替 |
IIJmio『ギガプラン(eSIM)』の料金プラン
※ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料別の税込表記
IIJmio eSIMを再評価
今でこそ、docomo・au・SoftBank・Rakutenという、4大携帯キャリアが揃ってeSIMを提供していますが、IIJmioが個人向けeSIMのパイオニア的存在です。
しかしながら、最近はahamoやpovoに押されがちな印象も。MVNO市場全体を見ても、オンライン専用ブランドの登場により契約数純減と、厳しい時代が到来しています。
そんな状況ではありますが、ここにきてIIJmioのeSIMを再評価しつつあります。
その再評価した理由こそ、『フルMVNO』・『APN構成プロファイル』という、2つのキーワードが関係してきます。後述しますが、iPhoneユーザーが大半を占める日本市場だからこそ、IIJmioのeSIMというのは大きな価値があるわけなのです。
IIJmio eSIMはiPhoneで真価を発揮
IIJmioのeSIMというのは、『APN構成プロファイル(mobileconfig)』を同時に1つしか登録できないiPhoneで、デュアルSIM運用する際の相性が非常に良い。…これこそ、IIJmioのeSIMを再評価した最大の理由です。
ほんと、これに尽きるっ!
気にしないと分からない部分ですが、実はかなり重要な要素なのですよね?
そうなのであーる。
現行のiPhoneは、 nanoSIM + eSIM のデュアルSIM構成になっています(日本版の場合)。
その2つあるSIMスロットの『eSIM』側に、IIJmioのeSIMを利用すると、とにかく取り回しが良く、かつデュアルSIM運用時に他キャリアとの相性が良いというわけなのです。
なぜ、相性が良いのか。それは、iPhone(iOS)の“とある特性”が起因しています。
そのiPhone(iOS)の“とある特性”というのが、前述した『APN構成プロファイル(mobileconfig)』が同時に1つしか使えないというもの。
どうしてこれが問題になってくるのかというと、4大携帯キャリア系(docomo・au・SoftBank・Rakuten・UQ mobile・Y!mobile・ahamo・povo・LINEMO)と一部のMVNO以外、つまり多くのMVNOでは『APN構成プロファイル(mobileconfig)』のインストールが必須化されているのです。
UQ mobileやY!mobileとかは、iPhoneやiPadの種類によってはAPN構成プロファイルのインストールが必要だったりするのが、さらにややこしいんだよねー。
一概にAPN構成プロファイルが不要とも言えないわけなんやね。
そうなりますな。
ま、Androidなら、そもそも考慮しなくていい概念なんだけどねー。
ですので、仮にnanoSIMにAPN構成プロファイルが必要なモバイル回線を利用しているとすると、eSIMでは必然的にAPN構成プロファイルが不要なモバイル回線が求められてくるわけです。もちろん、その逆も然りです。
これが実に厄介で、このAPN構成プロファイルが排他仕様になっているせいで、iPhoneのデュアルSIM運用というのは、実は組み合わせがかなり限定されてくるのです(しかも、相性もあるので厄介)。
しかしながら、今回のIIJmioのeSIMというのは、その厄介な『APN構成プロファイル(mobileconfig)』が不要で使える。なので、nanoSIMスロットに挿すモバイル回線の選択肢が飛躍的に広がるわけなのです。
これぞ、自前でeSIMの仕様設計し、『フルMVNO』としてサービス提供をしてくれている賜物。IIJmioはフルMVNOに熱心なのですが、だからこその為せる技と言ったところでしょうか。
iPhoneのAPN構成プロファイルが排他仕様なのって、ほんと面倒なんだよねー。
それに尽きますわね。
『APN構成プロファイル』必須の回線は大変
これはIIJmioやギガプランとは直接的に関係ない話なのですが、前述の理由から、iPhone・iPad(iOS・iPadOS)では、『APN構成プロファイル(mobileconfig)』が必須なモバイル回線のSIMというのは厄介で扱いづらいのです。
誤解なきように言っておくと、APN構成プロファイルのインストールが必須のモバイル回線がダメというわけではありません。iPhoneをシングルSIM運用する場合は、今回のような面倒なことにはなりませんので、さして気にすることもないでしょう。
しかしながら、iPhoneをデュアルSIM運用するならば、APN構成プロファイルがバッティングしないかを考慮しないといけませんし、回線を開通するときの手軽さも減ってしまいます。
Androidなら気にしなくてもよいのですが、日本ではiPhoneユーザーが多いので、この問題は軽視できないのです。
おすすめの組み合わせ例
まとめ「IIJmioのeSIMはiPhoneに最適」
IIJmio『ギガプラン』で提供されているeSIM、『APN構成プロファイル』が不要で使えるので、iPhoneのデュアルSIM運用にベストマッチなのです。
最近は『ahamo』や『Y!mobile』のような、原則的にAPN構成プロファイルのインストールが不要なモバイル回線を使っている人も多いのですが、それでもIIJmioのeSIMは非常に有用です。なので、個人的に再評価したというわけなのでした。
この手のeSIMが増えれば便利なんだけどねっ!
おまけ
そう考えると、LinksMateのeSIMは大変かも……。
あちらは『APN構成プロファイル』が必要ですからね。
そうなんだよねー。
一応、LinksMate eSIMも発行したんだけど、持て余しているあーる。
老舗のIIJmioに一日の長があるわけやね。
おわり
MVNO + IIJmio(eSIM)
…が実現する素晴らしさよっ!