- ahamoの3G非対応問題をIIJmioのeSIMで解決する!
- 物理SIM + eSIM のデュアルSIM機だと完全解決は厳しい!
- 希望としてはahamoがeSIMにネイティブ対応してほしい!
デュアルSIMならではの補完計画!
5G対応 + 5分かけ放題 が最高な『ahamo』。ただ、3G非対応なので、私の行動範囲だとたまに“圏外”に。…この3G非対応問題の対策として、『IIJmio』のeSIMと組み合わせる案を考えました。


は、はぁ……。

停波予定とはいえ、まだ3G回線も現役ですものね。
ahamo 3G回線非対応問題

docomoのオンライン専用ブランド『ahamo』。
契約してからしばらくが経過したのですが、「さすがはdocomo品質」と思える通信速度に大満足。5分間のかけ放題もバンドルされているので、ちょっとした電話ならノーコストでかけられるのも魅力です。
各所で言われている、4Gエリアと5Gエリアの谷間で生じる“パケ止まり”の懸念はありますが、こちらに関してはNTTドコモ側も既知の問題として把握している模様。どうやら、まもなくパケ止まりに関しては解消されるそうです。
…となれば、ahamoに死角ナシ。

おーほっほっほ!
ahamo最強伝説、ここに来たれりっ!!

いや、まだ下に文章が続いてるんが見えるんやけど……!?

そう言い切りたいところなのですが、私の利用環境下において、少し困ったことが起こっています。それが、3G回線に非対応なこと。
もちろん、ahamoが3G回線に対応していないことは、契約前から分かっていたことではあります。織り込み済み。…ですが、微妙に圏外になってしまうエリアに行くことがあって、地味に困っているのです。
3G回線 | 4G回線 | 5G回線 |
- | Band 1 Band 3 Band 19 Band 21 Band 28 Band 42 |
n78 n79 n257 |
ahamoが提供している周波数帯(バンド)
上表は、ahamoで提供されている周波数帯(バンド)なのですが、スッポリと3G回線が使えなくなっています。
ちなみに、ahamoだから、3G回線非対応ということではありません。docomoの5G対応ギガプラン(5Gギガホ プレミア等)を契約すると、こちらも同様に3G回線が非対応になります。なので、ahamoが…というよりかは、docomo側の仕様ということになります。

基本的には4G回線エリアで事足りますからね。

ピクトアンテナに「3G」の表記を見る機会もかなり減ったからねー。
とはいえ、実際に圏外になってしまう場所が出てきてしまったので、仕様と言われても困りもの。そこで、何とかして1つのスマートフォンで、3G・4G・5Gを網羅できないか考えてみる必要性が出てきました。
『ahamo補完計画』完成図


これが『ahamo補完計画』であーるっ!刮目!!
今回の『ahamo補完計画』が完成すると…こんな感じ。
iPhone 12 Pro Max
├ nanoSIM
│ └ ahamo
│ ├ 5G
│ └ 4G
└ eSIM
└ IIJmio
├ 4G
└ 3G
nanoSIMに『ahamo』、eSIMに『IIJmio』…と組み合わせることによって、普段はahamoの回線を利用して、4G回線すら入らない緊急時にはIIJmioの回線を利用しようという算段です。
想定利用環境
今回の補完計画で想定しているのは、
- iPhone 12 Pro/12 Pro Max
- iPhone 12/12 mini
- Google Pixel 5
…のような、 物理SIM + eSIM という構成のデュアルSIMスマートフォン。
当然ですが、シングルSIMスマートフォンだと、この補完計画は達成できません。また、 物理SIM + 物理SIM というデュアルSIMスマートフォンは、もっと容易に補完計画が達成できるため、今回の想定からは除外しています。
おそらく、日本ではiPhoneユーザーが大半だと思うので、それを考慮しての 物理SIM + eSIM 構成のデュアルSIMスマートフォンでの想定をしています。
私的解決案
[1]ahamo + IIJmio(eSIM データプラン ゼロ)
docomo | IIJmio | ||
プラン名 | ahamo | eSIM データプラン ゼロ | |
提供サービス | 音声通話 SMS データ通信 |
データ通信 | |
提供回線 | docomo | docomo | |
提供SIM | nanoSIM | eSIM | |
利用料金 | 0GB | - | 165円/月 |
20GB | 2,970円/月 | - | |
データ容量 | 基本容量 | 20GB | 0GB |
データ追加 | 550円/1GB | 330円/1GB(1GB) 495円/1GB(2GB〜10GB) |
|
通信システム | 5G 4G |
4G 3G |
ahamo + IIJmio(eSIM データプラン ゼロ) の料金プラン
個人的に最適解だと思っているのが、
ahamo + IIJmio(eSIM データプラン ゼロ)
という組み合わせ。
あくまでIIJmioの回線を、ahamoの4G回線すら入らない場合にのみ利用と考えると、このパターンがローコストで無駄もない。IIJmioの『eSIM データプラン ゼロ』は、基本が0GBというスタイルなので、緊急時以外は塩漬け、という形が非常に取りやすいのが魅力。
[2]ahamo + IIJmio(eSIM ギガプラン)
docomo | IIJmio | ||
プラン名 | ahamo | ギガプラン eSIM |
|
提供サービス | 音声通話 SMS データ通信 |
データ通信 | |
提供回線 | docomo | docomo | |
提供SIM | nanoSIM | eSIM | |
利用料金 | 2GB | - | 440円/月 |
4GB | - | 660円/月 | |
8GB | - | 1,100円/月 | |
15GB | - | 1,430円/月 | |
20GB | 2,970円/月 | 1,650円/月 | |
データ容量 | 基本容量 | 20GB | 2GB 4GB 8GB 15GB 20GB |
データ追加 | 550円/1GB | 220円/1GB | |
通信システム | 5G 4G |
4G 3G |
ahamo + IIJmio(eSIM ギガプラン) の料金プラン
別端末とパケットシェアをするならば、
ahamo + IIJmio(eSIM ギガプラン)
という組み合わせもアリ。
IIJmioの『eSIM ギガプラン』は、『eSIM データプラン ゼロ』と比較すると、2GBバンドルされているぶん、月々約300円余分にかかる。ただ、こちらは他のギガプランとパケットシェアが可能なので、別にスマートフォンやタブレットを持っているなら、こういう組み合わせも良さげ。
補完計画の問題点

ahamo(物理SIM) + IIJmio(eSIM) という組み合わせで、3G・4G・5Gの3つの通信が網羅できるわけですが、1つだけ問題点が存在しています。
それが、IIJmioのeSIMプランは音声通話に対応していないということ。

なので、3G回線しか入らないエリアにおいては、LINE等のメッセンジャーアプリに内包されている通話機能を使うことになります。そこを許容できれば…使える補完計画ではあるはず。
ほかに日本でeSIMに対応している携帯回線を考えてみても、
…と、“緊急用”と考えると、やはり『IIJmio』がベターに感じてくるわけでして。
仮に、ahamoがeSIMに対応してくれれば、iPhoneのnanoSIMスロットが空くわけなので、お好きなMVNOをチョイスする簡単な作業になるのですが…ね。現状、ahamoのeSIM対応状況は未定とのことなので、当面はやはりIIJmioのeSIMにお世話になるでしょう。

ahamoのeSIM非対応なことが、こういうところで足枷になるとは…なんだよねー。

終了が予定される3G回線の有無は別として、eSIMは対応してほしいですよね。

そうなのであーる。
ahamoがeSIM対応になれば、かなり遊べる回線になるんだけどなー。
まとめ「ahamo(4G・5G) + IIJmio(3G)」

iPhone等の 物理SIM + eSIM なデュアルSIM機の場合は
ahamo(4G・5G) + IIJmio(3G)
…で、エリアをフルカバーできるという話でした。
3G回線が入らないと困る、というユーザーがどこまでいるのかは分かりませんが、「3G回線も欲しい」というのであれば、一応はこの形で補完計画が達成できるわけなのです。ですなの。

サブスマホを持ってるから、わたしの場合はそれでもいいんだけど…ねー。
おまけ

最終的には、楽天モバイルの『スペースモバイル計画』的なものに期待ですなー。

SpaceXの『Starlink』とかもですわね。

実現すれば、世界中のどこでも恒常的にネットワーク接続ができるから、そこのローンチ待ちだよねー。

…凄い時代になってきたんやね。
おわり
題して『ahamo補完計画』なのであーる!どんちき!!