『IIJmio』vs『LinksMate』——データシェア&5G対応のサブ回線比較

『IIJmio』vs『LinksMate』——データシェア&5G対応のサブ回線比較
記事のポイント
  • データシェアと5Gに対応した理想のサブ回線を探した!
  • サブ回線候補は『IIJmio』と『LinksMate』の2つだ!
  • 遊びたいなら『IIJmio』で格安運用なら『LinksMate』かも!

2台持ち・3台持ちのサブ回線探し。

データシェアが可能なMVNOであるIIJmioLinksMate。この2社を端末複数台持ちユーザー視点で、月額利用料金やサービス内容の比較してみました。

二条ねこ

メインスマホ ←MNO
サブスマホ ←MVNO
サブサブスマホ ←MVNO
タブレット ←MVNO
…という感じあーるっ!

まの

メインスマホ以外を1つのMVNOにまとめるわけですね?

さたえり

“サブサブスマホ”って…何なんよ!?

趣旨

趣旨:最適な“サブ回線”を探そう

ahamo等のオンライン専用ブランドの登場により、スマートフォンやタブレットで使う携帯回線選びが、より一層悩ましいものになっています。

しかし、そうはいっても、スマートフォンやタブレットを3台も4台も持っているギークとしては、メイン回線こそahamoは良い選択肢と言えるが、サブ回線にはもっとローコスト運用できるMVNOをチョイスしたいところ。

そんな、スマートフォンやタブレットを複数台持っているギークなユーザーに、最適な“サブ回線”を探そう、というのが本稿の趣旨になってきます。

二条ねこ

SIMカード挿したい症候群患者に最適なサブ回線探しっ!

さたえり

うーん…とりあえず、理想のサブ回線を探してることだけは分かった!

理想のサブ回線の条件

  • データシェア可能
  • データ繰越可能
  • 5G通信オプション対応

私がサブ回線の利用目的として、MVNO(格安SIM)に求める条件は上記の3項目

理想のサブ回線の条件:データシェア可能

サブ回線は読んで字の如く“サブ”な携帯回線。なので、できれば1社にまとめて楽に管理をしたいところ。

そう考えていくと、1つの契約(もしくは、それに近い形)で複数のSIMが発行でき、それらのSIM同士がデータシェアを行えるのが理想。これにより、サブ回線のデータ容量を一元管理でき、無駄ギガを極限までなくすことができるというわけです。

理想のサブ回線の条件:データ繰越可能

また、MVNOだからこそ、翌月までデータを繰り越せるようにはなっていてほしい。

データ繰り越し可能なら、最低1か月はデータ容量をプールできることになるので、使いたいときに大量にデータを消費できるようになってくれる。このような取り回しの良さも、やっぱりサブ回線だからこそ欲しいところ。

そして、長期間契約することも考慮して、5G通信に対応しているとなお良い。MVNOの5G通信に高速化は期待できないが、ちょっとしたお守り的には活躍してくれるはず。

二条ねこ

サブ回線だからこそ、高速大容量通信よりも取り回し重視なのであーる。

まの

…なるほど。

条件を満たすMVNO

条件を満たすMVNO

前述した条件を満たすもので候補に上がったのが、

…という、2つのMVNO事業者。

  IIJmio LinksMate
取扱回線 docomo
au
docomo
取扱SIM 物理SIM
eSIM
物理SIM
高速/節約モード切替 対応 対応
カウントフリー 非対応 対応
5G通信 オプション対応(無料) オプション対応(無料)
データシェア方式 複数のデータ容量契約を移動
(プラン間データシェア)
1つのデータ容量契約を共有
(プラン内データシェア)

IIJmioとLinksMateの特徴と差異

IIJmio、LinksMate、ともに、高速/節約モードの切り替えに対応しており、5G通信も無料のオプションとして提供されております。また、au回線とeSIMを提供しているのは、IIJmioのみ。カウントフリーオプション(ゼロレーティング)を提供しているのは、LinksMateのみとなっています。

ここで重要なのが、IIJmioとLinksMateでは、データシェアの方式が異なっているという点。

IIJmioとLinksMateのパケットシェアの違い

IIJmioの場合は、例えば2GBのSIMを3枚契約して、そのSIM間でデータを受け渡してデータシェアをする方式(プラン間データシェア)。つまり、 2GB + 2GB + 2GB = 6GB という“みなし”のデータシェアになる。なお、IIJmioのデータシェアについては、2021年6月以降提供予定とのこと。

一方、LinksMateの場合は、例えばメイン回線として6GBのSIMを1枚契約して、そこからシェア用のSIMを追加していく方式(プラン内データシェア)。つまり、1回線を複数SIMで運用するタイプのデータシェアになる。

このデータシェアの方式の差異については、それぞれに良し悪しがあります。なので、一概にどちらが優れているとは言い切れないでしょう。ですが、異なるデータシェア方式を採用していることについては、あらかじめ知っておく必要があります。

まの

IIJmioのデータシェアは複数人利用向き。
LinksMateのデータシェアは個人利用向き。
…そんなイメージがしますわ。

二条ねこ

パケットを投げ合うか、パケットを取り合うか…的な感じかなー!?

IIJmio『ギガプラン』発表——料金と特徴の総まとめ

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2021年2月24日

MVNO×5G!LinksMate『5G回線オプション』概要—3つの注意点に気をつければ契約する価値アリ

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2020年6月17日

月額利用料金比較

IIJmioとLinksMateの特徴や違いについて分かったところで、実際にサブ回線として運用するとどれくらいのコストがかかるのかを、複数パターンに分けてシミュレーションしてみます。

なお、どのパターンについても、合計3つのSIMを契約することを想定しています。

【パターン1】合計20GB・通話SIM有・価格重視

  IIJmio LinksMate
契約プラン 8ギガプラン
(音声)
8ギガプラン
(データ通信)
4ギガプラン
(データ通信)
20GBプラン
(音声)
追加SIM
(データ通信)
追加SIM
(データ通信)
プラン利用料金 1,518円/月 1,100円/月 660円/月 2,970円/月 110円/月 110円/月
データ容量 8GB 8GB 4GB 20GB
利用回線 au docomo docomo docomo docomo docomo
SIM種類 nanoSIM eSIM eSIM nanoSIM nanoSIM nanoSIM
5G通信 × ×
合計データ容量 20GB 20GB
合計利用料金 3,278円/月 3,190円/月

IIJmio vs LinksMate

【パターン2】合計20GB・通話SIM有・5G通信重視

  IIJmio LinksMate
契約プラン 8ギガプラン
(音声)
8ギガプラン
(データ通信)
4ギガプラン
(データ通信)
20GBプラン
(音声)
追加SIM
(データ通信)
追加SIM
(データ通信)
プラン利用料金 1,518円/月 1,408円/月 968円/月 2,970円/月 110円/月 110円/月
データ容量 8GB 8GB 4GB 20GB
利用回線 au docomo docomo docomo docomo docomo
SIM種類 nanoSIM nanoSIM nanoSIM nanoSIM nanoSIM nanoSIM
5G通信
合計データ容量 20GB 20GB
合計利用料金 3,894円/月 3,190円/月

IIJmio vs LinksMate

【パターン3】合計6GB・通話SIM有・価格重視

  IIJmio LinksMate
契約プラン 2ギガプラン
(音声)
2ギガプラン
(データ通信)
2ギガプラン
(データ通信)
6GBプラン
(音声)
追加SIM
(データ通信)
追加SIM
(データ通信)
プラン利用料金 858円/月 440円/月 440円/月 1,342円/月 110円/月 110円/月
データ容量 2GB 2GB 2GB 6GB
利用回線 au docomo docomo docomo docomo docomo
SIM種類 nanoSIM eSIM eSIM nanoSIM nanoSIM nanoSIM
5G通信 × ×
合計データ容量 6GB 6GB
合計利用料金 1,738円/月 1,562円/月

IIJmio vs LinksMate

【パターン4】合計6GB・通話SIM無・価格重視

  IIJmio LinksMate
契約プラン 2ギガプラン
(データ通信)
2ギガプラン
(データ通信)
2ギガプラン
(データ通信)
6GBプラン
(データ通信)
追加SIM
(データ通信)
追加SIM
(データ通信)
プラン利用料金 748円/月 440円/月 440円/月 990円/月 110円/月 110円/月
データ容量 2GB 2GB 2GB 6GB
利用回線 docomo docomo docomo docomo docomo docomo
SIM種類 nanoSIM eSIM eSIM nanoSIM nanoSIM nanoSIM
5G通信 × ×
合計データ容量 6GB 6GB
合計利用料金 1,628円/月 1,210円/月

IIJmio vs LinksMate

結論

■IIJmio

  • 価格が若干高い
  • au回線が存在
  • eSIMが存在
  • 5G通信の取捨が肝要

■LinksMate

  • 価格が若干安い
  • docomo回線のみ
  • 物理SIMのみ
  • データの一元管理が楽

いろいろシミュレーションした結果、

  • IIJmio:手間やコストよりもeSIMや回線のバリエーションが欲しい場合はこちら
  • LinksMate:docomoで物理SIM縛りはあるけど安価に運用したいならこちら

…という結論に至りました。

二条ねこ

うーむ…悩ましき。

まとめ「どこに魅力を感じるかでおすすめは変わる」

まとめ「どこに魅力を感じるかでおすすめは変わる」

複数端末持ちのサブ回線探し。ということで、データシェア可能・データ繰越可能・5G通信オプション対応…という、3つの条件に合致したIIJmioLinksMateを比較していきました。

IIJmioのほうが、au回線やeSIMが使えるという点では柔軟性は高い。ただ、ちょっと割高感も否めない。
LinksMateは、楽なパケットシェアが行えて月額利用料金も安い。しかし、こちらにはeSIMはなく、docomo回線しか選べない。

…難しい。……悩ましい。なのです。

二条ねこ

両方ともアリだから、余計に悩むのであーる。

ニューノーマルな携帯回線考——テレワークのMVNO・ノマドワークのMNO

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2021年4月11日
この記事で紹介したガジェット

おまけ

二条ねこ

IIJmioに関しては、早くパケットシェアに対応してほしいところっ!

まの

まだ“提供予定”ですものね。

さたえり

もうちょっと待ちなわけやね。

おわり