- 『PayPay』が“圏外”でも一部QRコード決済が可能にアップデート
- 新機能『オフライン支払いモード』は完璧ではないが非常に有用
- “いつでも使える”というのがスーパーアプリとしてはマストな要素
PayPayに圏外の場合でも決済ができる、『オフライン支払いモード』が実装されました。
タッチ決済と異なり、QRコード決済は通信環境に左右されがちなのが弱点。それが今回、本機能の実装によって、少しではありますが解消したことになります。


中心となるQRコード決済だけでなく、Apple IDとの紐付けによるオンライン決済、送金、ポイント運用、資産運用、いろいろ備わってますものね。

外部サービスとの連携を鑑みると、『PayPay』が抜きん出てて、次点で『楽天ペイ』『au PAY』が続いている感じやんね。
PayPayが『オフライン支払いモード』実装により圏外での決済に一部対応

Image:PayPay
キャッシュレス決済サービス『PayPay』が、圏外や通信障害時などのインターネット回線が使用できない場合においても、QRコード決済が可能となる新機能『オフライン支払いモード』を実装しました。

Image:PayPay
- ストアスキャン方式でのバーコード支払いのみ利用可能
- ユーザースキャン方式でバーコードの支払いには利用不可
- 1回の支払い上限金額は5,000円
- 1日の支払い回数上限は2回
上記のような制約こそありますが、この『オフライン支払いモード』が実装されたことによって、QRコード決済の最大の弱点であった“圏外だと決済できない”ということが、一部ではありますが解消されたことになります。
ただ、個人経営の飲食店など小規模店舗では、自分でコードを読み取って金額を入力して支払いをする『ユーザースキャン方式』を採用している場合が大半。設置コストの問題からユーザースキャン方式を止むを得ず採用している場合が多いので、できればスキャン方式に依存せず、オフライン支払いが行えるようになると、より一層便利に使えることとなるしょう。

レジで「PayPayで」と言ったのはいいけど、通信環境が悪くて「チョットマッテテー」となることが多々あったから、『オフライン支払いモード』の実装は嬉しい限りなのであーる。

イベント会場とかだと、そういう状況になりがちですわね。
“システムメンテナンスの時間と被ると使えない問題”が残す課題
今回の『オフライン支払いモード』実装により、ついにQRコード決済でも圏外で使えるようになりつつあります。
しかしながら、QRコード決済が使えなくなるのは通信環境云々だけではありません。そう、システムメンテナンスの時間と被ってしまうと、決済はおろか何もできなくなってしまうのです。これこそ、タッチ決済にはない問題点。
タッチ決済に慣れてしまうと、“いつでもどこでも使える”というのが当たり前になってしまうので、今後はこのシステムメンテナンス問題をどう回避するのかが課題になってきそうです。

そういうわけで、キャッシュレス決済の手段として、タッチ決済も利用できるようにしておくのが無難ですな。

やっぱり、1つのサービスに依存するのはリスキーやもんね。
まとめ「“いつでも使える”こそ最重要」

- ストアスキャン方式でのバーコード支払いのみ利用可能
- ユーザースキャン方式でバーコードの支払いには利用不可
- 1回の支払い上限金額は5,000円
- 1日の支払い回数上限は2回
システムメンテナンスの時間と被るとサービスが停止してしまうので、その時間をどう短くするのか。
タッチ決済派からすると笑われる話にはなってしまうのですが、これでようやくQRコード決済(PayPayだけですが)でも、圏外で決済ができるようになりつつあります。

これ以上の改悪は避けてほしいけど、やっぱりPayPayは憎めないヤツなのであーる。
おまけ

というか、QRコード決済事業者でこういったUX向上を行なってくれるところって、やっぱりPayPayが筆頭格なんだよねー。

それだけ本気でシェアを取りに来ているということでもあるのですが、他社も見習ってほしいところではありますね。

QRコード決済も、すでに黎明期とは呼べなくなっているもんね。
おわり
チャージ関係では改悪要素が強い『PayPay』だけど、スーパーアプリとしての完成度には脱帽するばかりなのであーる。