- Y!mobile『シェアプラン』はつよつよでエモい!
- サブブランドなので通信速度も比較的高速だ!
- iPhoneだとAPN構成プロファイル不要が良き!
“Y!mobileの強すぎる利点”
Y!mobileの『子回線専用プラン(シェアプラン)』を契約し、実際に使ってみて良かった点についてまとめてみました。


ベタ褒めですわね。

月額料金が安いもんね。
目次
Y!mobile『シェアプラン』とは?

Y!mobileの『子回線専用プラン(シェアプラン)』とは、1契約(親回線)のデータ容量を複数のSIMでシェアするサービスのことです。

複数のSIMを1個のタンクから引き出して使うって感じあーる。
シェアプランの詳細や申し込み方法に関しては過去記事で解説しているので、ここでは割愛させていただきます。詳しく知りたい方は、下のリンクからご参照ください。
使って感じたシェアプランの利点
[1]1枚でも3枚でも同じ月額料金

複数SIMでデータ容量をシェアするサービスというは、別にY!mobileの専売特許ではなく、他キャリアでも展開されています。しかし、Y!mobileならではの絶大なるアドバンテージがあるのです。
それは、追加するSIMの枚数にかかわらず、同じ月額利用料金であること。

とにかく、これがつよつよすぎるっ!!
| Y!mobile (シェアプラン) |
LinksMate (データ通信容量シェア) |
OCN モバイル ONE |
+1枚追加 | 539円/月 (シンプルM/L) 1,078円/月 (シンプルS) |
242円/月 | 572円/月 |
+2枚追加 | 539円/月 (シンプルM/L) 1,078円/月 (シンプルS) |
484円/月 | 1,144円/月 |
+3枚追加 | 539円/月 (シンプルM/L) 1,078円/月 (シンプルS) |
726円/月 | 1,716円/月 |
各携帯キャリアのデータシェアサービス比較
※SMS対応SIMカードの場合
※すべて税込表記
上表は、他キャリアのデータシェアサービスの月額利用料金と比較したもの。なお、Y!mobileのシェアプランは、SMS対応SIMのみの提供となっているので、他キャリアに関しても同条件にて比較しています。
すると、ご覧のとおり、追加SIMが1枚だと他キャリアよりも割高なのですが、上限である3枚までSIMを発行すると、Y!mobileのシェアプランの割安感が際立ってきます。データシェアサービスの中では比較的安価なLinksMateと比べても、あまり遜色ないのが嬉しいところ。

『シンプルS』でシェアプランをすると割高だから、『シンプルM』以上で組むのがおすすめですな!
[2]MVNOより通信速度が比較的高速
Y!mobile自身、SoftBankのサブブランドになるので、MVNOのデータシェアサービスよりも通信速度が比較的高速な傾向にあるのも利点のひとつ。
通信速度に関しては、さまざまな条件(時間・場所・端末)が複合的に絡み合うため、MVNOに比べて絶対的に高速であると言い切るのは、あまりにも詭弁で無責任。
とはいえ、そもそもの比較ベースがMVNOとサブブランドなので、少なくともMVNOよりは通信速度が出る傾向にある、ぐらいには思っていてもよいでしょう。実際に使っていて、多くの場面でそうなります(しつこいようだけど“絶対”ではない)。

NR化の5Gエリアだと、とりわけ速度に差が出やすいよねー。

MVNOの5G接続サービスと比べるのは…酷ですわ。
[3]5G対応(親回線が5G対応プランの場合)
親回線が5G通信に対応しているプランであるならば、シェアプランも同様に5G通信に対応します。
至極当然のことですが、5Gの恩恵を受けやすいサブブランドだからこそ、ここに大きなメリットがあるわけです。
なお、“親回線が5G対応なら”という枕詞ですが、今から新規で申し込める親回線のプランは5G対応の『シンプルS/M/L』しかありません。なので、実際は特に気にすることなく、シェアプランの子回線でも5Gは使えます。
[4]SMSが利用可能
あってもなくても…な感は否めないが、シェアプランで提供されるSIMでもSMSが使えます。ただし、音声通話は不可。

一瞬、「『+メッセージ』用途として使えるじゃん!」って思ったけど、そもそもY!mobileの+メッセージ対応が2022年春の予定だったのであーる。

それでは検証ができませんわね。
[5]iPhoneはAPN構成プロファイル不要

Image:Y!mobile
個人的には地味に大きなメリットなのですが、Y!mobileのシェアプランはiPhone(6s以降)ならば、『APN構成プロファイル』が不要だったりします。つまり、SIMカードを挿せば、自動SIMを認識してそのまま使えます。
iOSの超面倒な仕様として、複数のAPN構成プロファイル(mobileconfig)を同時インストールできないというものがあります。
この仕様があることにより、複数のSIMを挿し替えたり、iPhoneでデュアルSIM運用をする私にとってはかなり困るところ。だからこそ、APN構成プロファイルが不要というのは、密かな利点だったりします。
なお、APN構成プロファイルが不要なのは、iPhone(6s以降)の話。iPadに関しては世代関係なく、APN構成プロファイルのインストールが必須になっています。正直、ここは少々残念なところ。

こういう仕様だから、
- iPhone × シェアプラン → 『Y!mobile』ピクト表示
- iPad × シェアプラン → 『SoftBank』ピクト表示
…になるんだよねー。
まとめ「安くて速くてAPN設定不要は正義」

Y!mobileの『シェアプラン』は、
- はやい(サブブランドだから通信速度が速い)
- やすい(追加SIMを3枚発行しても安い)
- うまい(APN構成プロファイル不要が旨い)
…という三拍子揃った、良きオプションサービスなのでした。
できれば、iPadでもAPN構成プロファイルを不要にしてほしい。あと、シェアプランにもeSIMを解放してほしい。その2つぐらいが、現状気になる点だったりします。

『APN構成プロファイル』って、好きじゃないあーる。
おまけ

他社MVNOのmobileconfigとの共存に関しては、追って検証ですなー。

あ、LinksMateのeSIMやね!?

そうそうっ!
フルMVNOのeSIMじゃないっぽいから、ちょっと仕様がトリッキーなんだよね。

それは早期の検証が必要ですわね。
おわり
控えめに言って…良心的すぎる!