- 2021年9月下旬から『povo2.0』プランが開始!
- 0GB/月・0円/月ベースへと大きく内容が変更に!
- 現povoで可能だったものが不可能になったものも!
“KDDIのウルトラC”
KDDIのオンライン専用ブランドpovoが、9月下旬から『povo2.0』にバージョンアップ(現povoは『povo1.0』にリネーム)。そこで、povo2.0とpovo1.0を比較しつつ、何が変わったかなどを予習してみます。


やっと、KDDIが動いたわけですわね。

povo2.1、povo2.2…って、刻んでいくんかな!?
目次
povo2.0の概要

Image:povo
■povo2.0
▼サービス開始時期
- 2021年9月下旬(予定)
▼料金プラン内容
- 月額基本料金:0円/月
- 基本データ容量:0GB/月
- 国内通話料金:22円/30秒
- データトッピング:1GB・3GB・20GB・60GB・150GB・24時間無制限
▼キャンペーン
- povo2.0 デビューキャンペーン
- #ギガ活
- FIND povo(2021年秋実施予定)
KDDIのオンライン専用ブランドである『povo』。
これが2021年9月下旬から『povo2.0』という名称に改められ、大幅に料金プランやサービス内容を改定します。なお、現在のpovoは『povo1.0』という名称に変更されます。
また、povo2.0のサービスインにともない、追加データボーナスが貰える『povo2.0 デビューキャンペーン』や、日常のお買い物やサービス利用でデータが貯まる『#ギガ活』などが実施されます。

Rakuten UN-LIMITみたいにバージョンアップしたぞっ!
povo1.0とpovo2.0の比較
povo1.0(現行のpovo)とpovo2.0の提供プラン内容を比較すると、下表のとおりになります。
| povo1.0 | povo2.0 |
料金プラン | ||
月額基本料金 | 2,728円/月 | 0円/月 |
データ容量 | 20GB/月 | 0GB/月 |
超過後速度 | 最大1Mbps | 最大128kbps |
国内通話料金 | 22円/30秒 | |
国内SMS利用料金 | 送信:3.3円/通 受信:無料 |
|
データトッピング | ||
1GB | 550円 (有効期限:31日間) |
390円 (有効期限:7日間) |
3GB | - | 990円 (有効期限:30日間) |
20GB | - | 2,700円 (有効期限:30日間) |
60GB | - | 6,490円 (有効期限:90日間) |
150GB | - | 12,980円 (有効期限:180日間) |
データ使い放題24時間 | 220円 (有効期限:24時間) |
330円 (有効期限:24時間) |
コンテンツトッピング | ||
DAZN使い放題パック | - | 760円 (有効期限:7日間) |
smash.使い放題パック | - | 220円 (有効期限:24時間) |
通話トッピング | ||
5分以内通話かけ放題 | 550円/月 | |
通話かけ放題 | 1,650円/月 | |
SIM | ||
提供SIM | 物理SIM eSIM |
povo1.0とpovo2.0のプラン比較
※表記価格:税込
ご覧いただければお分かりのとおり、同じpovoブランドではありますが、1.0と2.0ではまったく異なるサービス展開が行われます。

Image:povo
povo2.0の最大の特徴が、データ基本容量を0GB(povo1.0:20GB)にし、自分の使いたいデータ容量をデータトッピングから選択する、という方式になったということ。KDDIはこのスタイルを『オールトッピング』と呼んでいます。
現行のpovo1.0にもデータトッピングはありますが、あちらはあくまで補助的な“チャージ”という位置付けでした。しかし、povo2.0はデータトッピングありきに変更されたというわけです。

Image:povo
また、povo2.0から、使いたい期間だけDAZNやsmash.が見放題になるという、『コンテンツトッピング』を新たにトッピングのひとつとして追加しています。

コンテンツトッピングに、NetflixとかU-NEXTが追加されないかなー!?

DAZNって、NTTドコモなイメージやのにね。

2020年8月に『DAZN for docomo』が値上げされた(標準価格になった)し、以前よりもNTTドコモとの関係性は希薄になってますからなー。定期的にキャンペーンはやってるみたいだけど……。
povo2.0の注意点
povo2.0の詳細ついては、povo公式サイトを参照してもらうとして(これ以上書いても冗長するだけなので)、ここからはpovo2.0の注意点をまとめておきます。
povo1.0は新規受付終了

Image:povo
povo2.0のサービスが開始されると、同時に現行のpovo(povo1.0)の新規受付は終了となります。
なお、現行のpovo(povo1.0)をすでに契約しているユーザーは、そのままpovo1.0の継続利用が可能。ただし、一度でもpovo2.0に移行してしまうと、povo1.0に戻ることはできない不可逆仕様になっているので注意。
永続的な0円運用は不可
povo2.0の月額基本料金は0円ですが、最後に購入した有料トッピングの有効期限の翌日から、180日以内に新たな有料トッピングを購入しないと、利用停止・契約解除になる場合があります。
つまり、永続的に月額0円運用(回線の塩漬け)は不可というわけです。楽天モバイルとは異なり、最低180日に一度はデータ利用料金が発生することになります。
スマホアプリの変更

Image:povo
| povo1.0 | povo2.0 |
現在 | povoトッピングアプリ | - |
9月中旬以降 | povo1.0アプリ | povo2.0アプリ |
povo1.0とpovo2.0のスマホアプリ
povo2.0がサービスインされる時期に合わせて、スマートフォンアプリの名称やアイコンが変更されます。
また、povo2.0とpovo1.0では、異なるスマートフォンアプリを利用します。
データ使い放題24時間の値上げ
| povo1.0 | povo2.0 |
データ使い放題 24時間 |
220円/回 | 330円/回 |
データ使い放題24時間の利用料金比較
※表記価格:税込
povoのキモである『データ使い放題24時間』が、povo2.0では1.5倍の値上げが実施されています。
LINEの年齢認証サービス非対応化
| povo1.0 | povo2.0 |
LINE 年齢認証サービス |
○ | × |
LINEの年齢認証サービス比較
povo2.0では、現行のpovo(povo1.0)では可能だった、LINEの年齢認証サービスが非対応に変更されています。
各種au系サービスの優遇廃止
| povo1.0 | povo2.0 |
着信転送サービス | ○ | × |
au家族割プラス | カウント対象 | カウント対象外 |
auまとめトーク | 割引対象 | 割引対象外 |
auモバイル優遇割 | ○ | × |
auご利用料金割引プログラム | ○ | × |
au自動車ほけん auユーザー向け割引特典 |
○ | × |
auのiDeCo auユーザー向けポイント特典 |
○ | × |
安心ナビ | 探される方:利用可 探す方:利用可 |
探される方:利用不可 探す方:利用不可の場合有 |
auポイントプログラム ステージ制 |
スコア付与対象 | スコア付与対象外 |
各種au系サービスの対応状況
povo2.0では、povo1.0では受けることが可能だった、各種au系のサービス優遇が受けられなくなっています。
まとめ「povo2.0で#ギガ活始まる」

2021年9月下旬から開始予定の『povo2.0』で、ついにトッピングの本領発揮となりそうです。
ちょっとシステムが複雑になった感じはあるので、これが一般層に受けるかは蓋を開けてみて…というところ。とはいえ、かなり遊べる回線になっていますし、やっと5G回線も使えるようになるわけですから、検討してみる余地は大いにあるでしょう。

iPad用のサブ回線にも使えるし、デュアルSIM機のサブ回線にも良きっ!
おまけ

povoの『povo2.0』
LINEMOの『ミニプラン』
…残るはahamoなんだよねー。

最後発として勝負に出てくるか、ですわね。

あんまりプラン内容を増やすと、当初のシンプルさが失われるから難しいところやんね。

そうあーる。
凝りすぎるとギークしか見向きをしなくなっちゃうし、若者狙いならシンプルが良さげですからなー。
おわり
ギークなプラン『povo2.0』だ!