- トライバンド対応メッシュWi-Fiを比較した!
- v6プラスとWi-Fi 6がカギになるかも!
- 最強というより目的別で選ぶが吉!
5GHzが2つ飛ぶぞ!
メッシュWi-Fiも2019年になると勢揃い。そこで個人的におすすめなのが『トライバンド』に対応したもの。そこで、トライバンド対応メッシュWi-Fiルーター5製品を“重要機能”中心で比較してみましたぞ!
まさか、追加で買おうとしてるんじゃ…。
んごぽよっ!?(バレた)
目次
トライバンド対応メッシュWi-Fi比較
さっそく、トライバンド対応メッシュWi-Fiを比較していくぞJOJO〜!
各社トライバンド対応のメッシュWi-Fiルーター比較表。
¹隠し設定項目になっている。
細かい仕様は置いておき、現在あってほしい機能、今後必要となってきそうな機能を中心にまとめています。詳しい用語については、のちほどまとめて解説します。
これからメッシュWi-Fiを買うなら、トライバンドは必須だと思うし、この中から選べば間違いないはずっ!
高次元高性能なら『Orbi』
トライバンド対応のメッシュWi-Fiルーターの中では、ハイスペックかつ綺麗にまとまっているのがNetgear『Orbi』でしょう。
サイズが大きめなのが難点ですが、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とv6プラスに非対応なこと以外はバッチリ。速度面も一般家庭で使うなら申し分なし。
私はVelopを買ったけど、同価格ならOrbiのほうが少し上位互換な感じかもっ!?
v6プラス契約者なら『AirStation connect WTR-M2133HP』
光回線で『v6プラス』(IPv6 IPoE・IPv4 over IPv6)を契約しているユーザーなら、現時点でBUFFALO『AirStation connect WTR-M2133HP』一択。
どうもv6プラスへの対応は外資系メーカーは弱い模様。OrbiやVelopも問い合わせしたのですが、非対応でした。なので、v6プラスを気にする人ならAirStation connect WTR-M2133HPがベター。
せっかく契約しているなら、これがいいかもだねー!
とにかく最強が欲しいなら『ROG Rapture GT-AX11000』
予算が幾らかかっても大丈夫なら、ASUS『ROG Rapture GT-AX11000』がベスト。ただし、2台購入必要(メッシュWi-Fiルーターとして販売していないので単体販売してるため)なのをお忘れなく!
次世代のWi-Fiである『Wi-Fi 6』に対応していることが最大のキモ。現時点でメッシュWi-FiルーターかつWi-Fi 6対応機種の唯一のモデル。しかも、有線LANも1Gbpsでなく、2.5Gbpsギガビット。いい意味で頭がおかしいWi-Fiルーター。
これでメッシュを組もうとすると、10万円超える事実…。
メッシュWi-Fiに『トライバンド』が必須な理由
私はメッシュWi-Fiルーターを購入する上で、『トライバンド』に対応していることが“必須条件”だと思っています。
それはまたどうしてですか?
メッシュWi-Fi同士の通信速度を確保するためであーるっ!
メッシュWi-Fiルーターというのは、その特性上、メッシュWi-Fi同士(ルーターとサテライト)の相互通信が必要。まぁ、そういう製品なので至極当然です。
つまり、今までの単体ルーターと異なり、メッシュWi-Fiルーター間の通信速度も確保してあげないといけないわけです。要するに、ルーターの通信先がデバイスだけでなく、メッシュWi-Fiのサテライトも増えるということ。
これがデュアルバンドメッシュWi-Fiルーター(2.4GHz・5GHz)だと、メッシュWi-Fi同士の通信がボトルネックになる可能性がある。それが、トライバンド(2.4GHz・5GHz・5GHz)だと、2つあるうちの5GHzの周波数帯の1つをメッシュWi-Fi間の通信に割けることが可能になるわけです。
だから、メッシュWi-Fiルーターを買うなら、トライバンドを選ぶべきだと思っています。
メーカーによっては、5GHz帯の一部をバックホール専用(ルーター間の通信専用)を設けているものもあるよー!
さっきの表だと、どの機種が対応してるん?
『Velop』と『Orbi』は、メーカーで正式に対応しているって書いてあるよー!
その他チェックしておくべき事項
最後に、メッシュWi-Fiルーターを購入するときに、知っておいたら便利な用語を簡単にまとめて解説しておきます。
MU-MIMOとは?
MU-MIMOとは、複数のデバイスに同時に電波を飛ばすことができる機能(従来はデバイス1つずつしか飛ばせなかった)のこと。これにより複数台同時通信ができ、端末が増えても通信が遅くなりにくいようになります。
MU-MIMOは、購入時の必須条件だねっ!
ビームフォーミングとは?
ビームフォーミングとは、デバイスの方向を狙って電波を飛ばすことができる機能のこと。これにより、離れた距離でも安定した速度が出るようになります。ちなみに、携帯電話回線にも使われている技術です。
ビームフォーミングも購入時の必須条件っ!
バンドステアリングとは?
バンドステアリングとは、Wi-Fiの2.4GHz帯と5GHz帯の空いているほうに、デバイスを自動的に切り替えてくれる機能のこと。簡単にいうと、“二車線”になって、優秀な交通警察が誘導してくれるイメージ。
ステアリング自体が乗り物用語だよね〜。
リンクアグリゲーションとは?
リンクアグリゲーションとは、複数のLANを1つのLANに束ねて通信できる技術のこと。いわゆる『チーミング』ができるということ。
NASとかで大量データ通信するなら、要考慮って感じだねー!
QoSとは?
QoS(Quality of Service)とは、通信するデバイスに優先度(帯域幅)をつけて、優先度の高いデバイスに率先して通信をするという機能のこと。
ゲームをしたり、4K動画をネット配信で見るなら検討ですな〜。
v6プラスとは?
v6プラスとは、次世代の光回線規格のこと。このv6プラスは俗称で、『IPv6 IPoE』と『IPv6 over IPv4』のことだと思ってもらえればOK。
イメージは、手動改札が自動改札になったぞーって感じ!
Wi-Fi 6とは?
Wi-Fi 6とは、新しい無線LAN規格『IEEE 802.11ax』のこと。規格上の速度は9.6Gbps。今のところは対応デバイスが極少だが、これから増えていくことは間違いない。
とにかく凄い速いってことだー!
まとめ「メッシュWi-Fiを選ぶなら『トライバンド』は必須!」
今回、トライバンド対応のメッシュWi-Fiルーターを比較してきたわけですが、完璧というような製品は現状なく、どれを選ぶかはユーザーの用途次第となってきそう。
最後に各メッシュWi-Fiルーターをまとめると、
- Orbi:高性能で高速
- Velop(トライバンド):全体バランスが良い
- AirStation connect WTR-M2133HP:唯一のv6プラス対応
- Deco M9 Plus:安価なトライバンド
- ROG Rapture GT-AX11000:10万円出せるなら買い
という感じです。
どれもハズレはないけど、ちゃーんと選ぶべしべしっ!
おまけ
これで当面、メッシュWi-Fi探しはお休みかなー!?
そもそもWi-Fiルーターは1つで十分ですからね。
無駄遣いはNGやよ!
うぐぐ…。
おわり
いやいや、ねこさんはVelop買ったばかりでは?