『週刊ガジェットニュース斜め読み』とは？
一週間のガジェット系ニュースを曜日ごとに振り返り、特にがじぇっと部が気になった事象をピックアップして語る記事です。
- 今週は“Amazon Black Friday”な一週間だ！
- ASUSが有機EL搭載パソコンを一挙発表！
- Sonyの『WH-1000XM4 LM』が気になる！
“今週は散財日和”
2021年第48週は…『Amazon Black Friday 2021』開幕、ASUSが新製品発表、Life360がTileを買収、Sonyが『WH-1000XM4』の限定モデル発売、Ankerが『MagGo』シリーズ発表、な一週間でした。
毎度毎度、ネタが古すぎる……。
この手のテレビ番組、最近はありませんものね。
目次
今週のガジェットニュース回顧
＜11月21日（日）＞
- iPhone 12の『音の問題に対する修理サービスプログラム』をUAEにも拡大
＜11月22日（月）＞
- エミライがFiiOブランドのUSB DAC『BTA30 Pro』を国内発表
- 総務省が『Google Pixel 6』の電気通信機器技術基準不適合等を告知
＜11月23日（火）＞
- MicrosoftとQualcommがWindows on ARMの独占契約を結んでいるという報道
- 米Life360がスマートトラッカー大手の米Tileを買収
＜11月24日（水）＞
- HomePod miniの新色がイタリア・ドイツ・オーストラリア・ニュージーランドでも発売開始
- プレシードジャパンがAVIOTブランドのANC搭載完全ワイヤレスイヤホン『TE-D01m2』を発表
- Sonyが『WH-1000XM4 LM』を台数/期間限定で11月29日から発売
- ASUSが有機EL搭載ノートPC『Zenbook Pro 15 OLED』を国内発表
- ASUSが有機EL搭載ノートPC『Zenbook 13 OLED』を国内発表
- ASUSがクリエイター向けノートPC『ProArt Studiobook Pro 16 OLED』を国内発表
- ASUSがクリエイター向けノートPC『ProArt Studiobook 16 OLED』を国内発表
- ASUSが有機EL搭載2-in-1 PC『Vivobook 13 Slate OLED』を国内発表
- ASUSが有機EL搭載ノートPC『Vivobook Pro』を国内発表
- ASUSが有機EL搭載ノートPC『Vivobook Pro X』を国内発表
- Samsungが米テキサス州に先端半導体工場を建設すると発表
- GREEN HOUSEがADSパネル採用のPCモニター『GH-LCW32WA-BK』を発表
＜11月25日（木）＞
- Huaweiがスマートウォッチ『HUAWEI WATCH GT3』を国内発表
- Sennheiser『MOMENTUM Wireless』のコンパニオンアプリに高音質化アップデート
- AnkerがMagSafe対応アクセサリー『MagGo』シリーズを発表＆発売
- Huaweiが口紅型の完全ワイヤレスイヤホン『HUAWEI FreeBuds Lipstick』を発表
＜11月26日（金）＞
- 『Amazon Black Friday 2021』スタート
＜11月27日（土）＞
- 『Amazon Black Friday 2021』開催2日目
- DisplayLink ManagerがM1 Macに接続した外部モニターで回転をサポート
今週（2021年第48週）のガジェットニュースはこんな感じ。
Image：Amazon
——まずは、今週のベストトピック。
毎年恒例となった『Amazon Black Friday 2021』が、今年も 11月26日 〜 12月2日 の期間で開催されています。なお、今年はサイバーマンデーは実施されないので、これが“今年最後のビッグセール”となります。
すでに5万円ぐらい買い物したぞー！
買い物“してしまった”の間違いでは？
ほんと…はぁ……。
Image：Google
——続いて、国内ネタ。
GoogleのAndroidスマートフォン『Google Pixel 6』において、日本国における技術基準への不適合等があるとして、総務省が技適不適合等機器の一覧に同製品をリスト入りさせました。
技適不適合等機器に引っかかった理由は、デュアルSIM利用時に一部環境下で緊急通報ができない現象が発生するため。Googleは同現象について、アップデートで解消させるように取り組んでいるとのこと。
技適不適合ではないから、アップデート待ちですな。
本当の意味で技適不適合なら、回収騒ぎになりますものね。
Image：Tile
——そして、海外ネタ。
家族向けの位置情報共有サービスを展開する米Life360 Inc.が、スマートトラッカーで有名な米Tile Inc.を2億500万ドル（約240億円）で買収することを発表しました。
2022年Q1までに買収完了される予定ですが、買収完了後もTile Inc.のCharles Prober CEOの元で、Tile製品は事業運営されるとのこと。また、同氏はLife360 Inc.の取締役会にも加わります。つまり、ユーザー側への影響はそこまでありません。
AirTagの参入で、Tileも苦労してましたからね。
UWB対応の『Tile Ultra』も来年出るし、Tile好きとしては頑張ってほしいぞっ！
がじぇっと部が気になった物事
【第3位】Ankerが『MagGo』シリーズを展開開始
2021年11月25日、AnkerがMagSafe for iPhone向けのアクセサリー群『MagGo』シリーズ5製品の展開を開始した。
なお、『MagGo』シリーズ5製品の内訳は以下のとおり。
MagSafe for iPhoneが登場してから約1年が経過しましたが、かなり対応アクセサリーが充実してきました。
特に、今回の『MagGo』シリーズは、ありがちなMagSafe対応製品ではなく、「こういうのを求めていた」と唸りたくなる、新たなラインナップになっています。各社ともに、こういうラインを攻めてほしいところ。
ひとつ注意があるとすれば、いずれの製品もMagSafe“互換”で、7.5Wがワイヤレス出力の最大値となっています。ですので、MagSafe for iPhoneで最大15Wの急速充電をしたいのであれば、やはりApple純正品を中心に購入する必要があります。
『Made for MagSafe』対応充電器、増えませんわね。
ライセンス料が高いのかなー！？
サードパーティーだと、Belkinぐらいしか見かけないあーる。
【第2位】ASUSが有機EL搭載ノートPCを多数発表
2021年11月24日、ASUS（ASUS JAPAN）がノートパソコンの新製品を一挙発表した。
なお、発表された製品は以下のとおり。
- ASUS Zenbook 13 OLED
- ASUS Zenbook Pro 15 OLED
- ASUS ProArt Studiobook 16 OLED
- ASUS ProArt Studiobook Pro 16 OLED
- ASUS Vivobook 13 Slate OLED
- ASUS Vivobook Pro 14 OLED
- ASUS Vivobook Pro 15 OLED
- ASUS Vivobook Pro 14X OLED
- ASUS Vivobook Pro 16X OLED
これらの発表されたモデルは、いずれも“OLED”と銘打たれているとおり、ディスプレイパネルに『有機EL（OLED）』が採用されている。
有機ELパネル採用のWindowsノートパソコンというのは、少しずつ増えつつあります。ただ、今回のASUSのように、一気に有機ELパネル採用機にシフトチェンジするのがまれ。これは“勝負に出た”と見てよさそうです。
有機ELといえば、気になるのは画面の焼き付き。この問題について、ASUSは『ASUS OLED Care』という仕組みで対処しています（現行のASUS ZenBook 13 OLED UX325EAにて搭載を確認済）。
クリエイティブ用途やコンテンツ視聴と好相性な有機ELパネル。これを機に、他社でも有機EL化の流れが加速してくるかもしれません。
ま、Macの有機EL化は数年後だと思うけどね。画面の焼き付きをかなり気にしてるようだし。
Macに採用されている『Mini LED』も、表現力と色再現性という意味では負けてませんからね。
![【レビュー】ASUS ZenBook 13 OLED UX325EA：生産性を上げる有機EL軽量ノートPC[PR]](https://mupon.net/wp-content/uploads/2021/09/review-asus-ux325eakg409ts-featured-image-300x200.jpg)
【第1位】『Amazon Black Friday 2021』が開幕
毎年11月末に開催される、Amazon Black Friday。今年の『Amazon Black Friday 2021』は、 11月26日 〜 12月2日 の期間で開催されています。
昨年とは異なり、今年はサイバーマンデーは非開催。その代わり、Amazon Black Friday 2021は、合計7日間開催と長めのセール期間を設けている。
なお、サイバーマンデーの開催は見送られたが、年始に開催される『Amazonの初売り』に関しては開催予定とのこと。
ほぼ毎月セールを開催しているAmazonですが、近年はそのセール内容が“しょっぱく”なってきています。とはいえ、さすがに大セールだけあって、今回の『Amazon Black Friday 2021』は良さげな内容かと。
Amazonを取り巻く問題といえば、購入したCPUの中身が抜き取れられていたという被害が記憶に新しい。また、製品名に「令和最新版」を入れる業者が多発し、検索のリザルトがひどいことになるということも……。
小規模出品者やマーケットプレイスが急増しているので、クリーンかつユーザビリティーを向上させるテコ入れ、これをもう少し本気で取り組んでほしいところです。
「令和最新版」って書かれてたら、むしろ買わなさそうやけどね。
「大正後期版」って書かれてたら、思わず買っちゃうけどねー。
そういうもの…なのですか！？
今週の気になるガジェット
今週の気になるガジェットは、WH-1000XM4のミッドナイトブルー色『WH-1000XM4 LM』であーる。買うぞっ！！
WH-1000XM4の限定モデルとして、ミッドナイトブルー色の『WH-1000XM4 LM』が、台数と期間を限定して発売されます。なお、販売開始は2021年11月29日（月）午前10時から。
限定モデルなのに、なぜか価格が通常色よりも安い（44,000円–49,500円 → 29,700円）という謎仕様。…限定だから“高い”と思いきや、です。だから、こんなの売れるに決まってます。ましてや、限定色ですし。
すでに通常色のWH-1000XM4は持っているのですが、自宅用に今回のWH-1000XM4 LMを購入する予定です。それにしても、この破格なプライシングは謎すぎる。
『ミッドナイトブルー色』なんて言わずに、『勝色』で売れば…ね！
そうしたら、勝色特別仕様のVAIO Zも欲しくなりますわね。
VAIO Z、いいよねー。
14インチMacBook Proを買わなかったら、VAIOに手を出してたかもあーる。
編集後記
今年最後の大散財イベント、『Amazon Black Friday 2021』。
すでに金欠なのでディグるのを控えているのですが、溜まっているほしい物リストを覗いてしまうと、ついつい買ってしまいたくなる恐ろしさよ……。
WH-1000XM4 LMも買わないとだし、うぐぐ……。
おまけ
救いはAmazon Black Fridayが12月2日までやってること！
クレジットカードの枠的な話でしょ？
うぬっ！
…破産しないでくださいね？
おわり
▽Source
9to5Mac, AVIOT, Anker, Apple, AppleInsider, ASUS JAPAN, GREEN HOUSE, Huawei, Life360, MacRumors, PR TIMES, Samsung, Sony, エミライ, 総務省
次回の『週刊おもしろパソコン』はいつ放送ですかっ！？