MacもWindowsも好きな私。でも、”とある3つの理由”で、ある意味仕方なくMacを使っています。どうしてそうなったかを話していきたいと思います。




目次
Windows 10は”クソOS”…ではない!

Windowsの”最終形態”となる『Windows 10』が、リリースされて数年が経過しようとしています。


しかし、ある意味でのWindowsの集大成的な『Windows 10』の評判は芳しくないようです。巷では”クソOS”なんて言われちゃってる始末ですからね…。私はそこまで酷いOSだとは思いませんし、”進化し続けているOS”として『Windows 10』を評価していますし、好きなOSの1つでもあります。
今までのWindows(Windows XPやWindows 7等)とは異なり、『Windows 10』ではナンバリングを止めたまま進化する、”macOS的な進化”をし続けています。
しかも、その進化は今までのようなUIやUXの変化に留まらず、他のOSの良いとこ取りを積極的に行っている印象です。OSネイティブで、トラックパッドのマルチタッチジェスチャーができるようになったのも『Windows 10』からです。



ちなみにですが、私が使っていたWindows 10のPCは『Surface Pro』です。
諸事情で手放してしまったのですが、Macでは不可能な画面タッチやデジタイザーペンによる描画等の体験を、私にもたらしてくれた”2017年の神PC”でした。
Windowsの”2020年問題”

OSやブラウザのシェア率を見ることができる『Statcounter』というサイトによると、2018年4月現在の『Windows 7』のシェア率は、約40%です。
つまり、3世代前のWindowsをまだ利用しているユーザーが約半数いるということです。


『Windows 7』どころか、『Windows XP』を未だに使っている会社もあるからねー(汗)
そこで起こるのが、”2020年問題”です。
おそらく、『Windows 10』をある意味で毛嫌いしていて、『Windows 7』を使っている人が多いのだと思います。無料でアップデートできる期間がありましたから、”わざとアップデートしなかった人々”ですからね。
しかし、そうは言っても『Windows 7』の終焉の足音は、刻一刻と近づいています…。
『Windows 7』の延長サポートは、2020年1月14日で終了します。
つまり、Windowsユーザーは必然的に『Windows 10』を使わないといけないようになるということです。これこそが、Windowsにおける”2020年問題”です。

そのままWindows 10に移行するのも1つ選択肢だし、そのタイミングでmacOSに移行するのもあるし!

それでもMacを”使わなければならない”理由

前置きがかなり長くなりましたが、ここまでで『Windows 10』は特段悪いOSではないと言うのが悪いものではないというのが、伝わったと思います。
しかし、私はWindows 10ではなく『macOS』をメインで使い続けています。その理由を”3つ”書いていきたいと思います。


でも、今から話す理由は共感してくれる人がいると思うなー。
理由1.Windows 10は『3本指のドラッグ』ができない

まず1つ目の理由は、Macユーザーならお馴染みの『3本指のドラッグ』が、Windows 10ではできないということです。
確かにWindows 10では、OSがネイティブで”マルチタッチジェスチャー”に対応しました。
もちろん、3本指のジェスチャーもWindows 10にも搭載されているのですが、この『3本指のドラッグ』が搭載されていないのです。



理由2.『Adobe CC』使用時のトラックパッドの挙動

2つ目の理由は、『Adobe CC(PhotoshopやIllustrator)』でのトラックパッドの挙動が、ハッキリ言ってWindows 10では”使えない”からです。
例えば、『macOS』でIllustratorを使うとき、トラックパッドでピンチイン・ピンチアウトのジェスチャーをすると、”拡大・縮小”が可能です。イメージとしては、iPhoneでの拡大・縮小のそれと同じです。しかし、この動作が『Windows 10』では、全く”使えない”のです。
『Windows 10』でIllustratorを使って、トラックパッドでピンチイン・ピンチアウトをしても拡大・縮小をしてくれないし、スクロールもスムーススクロールではなく、”X軸・Y軸”に沿った動きしかしてくれません。これでは、Windowsではデザイン業務はできないと言っても過言ではないと思います。



理由3.『iCloud』のシームレスさがない

最後の理由は、Windows 10には『iCloud』のシームレスさがないということです。
Macユーザーなら分かると思うのですが、『iCloud』は単なる”クラウド”ではありません。ユーザーが端末間の移動や煩わしさを感じさせない、”シームレスな体験”そのものなのです。
Windows 10にも『OneDrive』というクラウドがありますが、まだまだ”クラウドストレージ”の域を超えられていない印象です。
ただ、Apple縛りのようなものは好ましくないので、MicrosoftにはAppleと違った形でシームレスを実現して欲しいですね。


これからの『Windows 10』に期待したいもの

これからの『Windows 10』に期待したいものは、以下の3点です。
- 『3本指のドラッグ』の実装。
- 『Adobe CC』の使い勝手向上(これはAdobeのせい?)。
- 致命的なバグ・エラーの現象。

『3本指のドラッグ』さえ搭載されれば、『Windows 10』のトラックパッドは完成されると思います。そして、AdobeとMicrosoftには『Adobe CC』の使い勝手向上、特にIllustratorやPhotoshopの使い勝手を良くして欲しいです。バグやエラーは…当然ですよね。バグ…多いんですよねぇ…。



国産OS『TRON』の”オープンな哲学”とは違う道を進んでいるからね〜。
総評:Mac VS Windows論争は不毛だー!?

『Windows 10』にしても『macOS』にしても、どちらも”良OS”だと思いますし、ある意味世間で言われる”クソOS”だと思います。
その心は、”進化は止まっていない”ということです。
どちらのOSも絶えずアップデートを行っていますし、機能追加も枚挙にいとまがないです。
進化が止まってしまったり、進化が明後日の方向に進んでしまったら、それこそ”クソOS”かも知れませんが、まだまだ『Windows 10』も『macOS』も進化の途中のOSだと思います。そう考えると楽しいですし、人間が機械にコントロールされることもないと思います。
Macは関東だし、Windowsは関西だし…うどんの出汁に例えるとそういう感じ。
どちらの出汁も美味しいけど、好みはある。だけど、両方の出汁に共通するのは、ユーザビリティの向上や新しい体験を提供したいという心意気です。美味しい出汁にケチを付けるのは野暮だから、論争は不毛かなって思います。



おまけ



最中は”あんこも大事だけど、ガワも大事”だからね〜。絶妙なハーモニーが…。




おわり