Googleが2018年4月26日に、家庭向けWi-Fiルーター『Google Wifi』を日本発売します。1台15,000円という”お高め”の価格設定ですが、果たして買いなのでしょうか…!?





ぁ、この記事ではルータではなくて、ルーターという表記にするからねっ!
目次
ついに日本上陸!『Google Wifi』

冒頭でも書いたように、2018年4月26日にGoogleが『Google Wifi』という家庭向けWi-Fiルーターを日本で発売します。

ラインナップ
製品名 | 販売価格(税抜) | 発売日 |
Google Wifi 1台 | 15,000円 | 2018年4月26日 |
Google Wifi 3台パック | 39,000円 |
ラインナップは上表の通りです。製品はどちらも同じで、単純に1台のみか3台セットかの違いです。

それって意味あるん?

それは後で分かるはずっ!
スペック
スペックが公式サイトからでは分かりづらかったので、下にまとめてみました。
製品名 | Google Wifi |
CPU | Qualcomm IPQ4019(4コア、710MHz) |
RAM | 512MB |
eMMC | 4GB |
対応バンド | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz) |
ビームフォーミング | ○ |
MU-MIMO | ○ |
無線LAN通信速度 | 5GHz帯:866Mbps 2.4GHz帯:300Mbps |
有線LAN通信速度 | 1Gbps |
サイズ | 106.11mm(φ)×68.7mm(H) |


通常のAC電源と違って、コンパクトですし取り回しも良さそうです。
Wi-Fiルーターとしては、価格の割に特筆すべき機能はない様子です。同価格帯のWi-Fiルーターだと、付いていて当たり前の機能ばかりで、基本スペックに目新しさはないですね。むしろ、最近人気のTP-Linkのルーターの方がスペックは高いかも知れません。
Goodポイント

基本スペックは特に大したことなさそうな『Google Wifi』ですが、さすがGoogleと唸ってしまうポイントも多々存在します。
メッシュネットワーク
ラインナップに3台セットがありますが、その意味は”メッシュネットワーク”にあったりします。

このメッシュネットワークという機能は、簡単に言うと”Wi-Fiの電波の増強”です。
例えば、鉄筋コンクリートの家や3階建ての一軒家だと、1つのWi-Fiルーターでは電波が届かない場合がありますよね。そんなときに、このメッシュネットワークが役に立つ訳です。これさえあれば、3台で最大255㎡まで電波をカバーできるのです。


こういう機能は既に他のメーカーでもあるんだけど、元々セット売りしてるくらいだから、使い勝手は良さそうっ!
ネットワークコネクト
Wi-Fiルーターだらけで電波が混雑して、本来の速度が出ない…そんな経験がある人もいると思います。最近では、街中Wi-Fiだらけですもんね。
この『Google Wifi』には、”ネットワークコネクト”という機能があり、そんなネットワークの混線を防ぎます。Wi-Fiルーター自身が、空きチャネルを自動で探し、最も空いているネットワークを自動で構築するのです。これでWi-Fiだらけの環境でも、スペックを十二分に発揮できる訳ですね。


ガチゲーマーなら、既に設定でしてるかもだけど、自動でやってくれるのは良いよね〜!
アプリで簡単設定可能
Wi-Fiの設定は初心者だと躓きがちですが、この『Google Wifi』は専用アプリ『Google Wifi アプリ』から簡単に設定ができるようになっています。と言いますか、このアプリが無いと設定できません。

Badポイント

良い部分ばかり取り上げるのも意味が無いので、個人的な懸念点を一緒に挙げておきます。
ブリッジモードは使い物にならない?
詳しい説明は省きますが、ルーターには”ブリッジモード”なるものがあります。
この『Google Wifi』も例外なく、ブリッジモードが使える訳ですが、ゲストWi-Fiが使えなかったり、電波制御がフル機能で使えなかったりと制約が多いです。
おそらく、使い方を簡略化したり、有線LAN端子を削ったりと仕様を割り切った結果だと思います。
なので、何でも”高スペックなWi-Fiルーターではない”と思っていた方が良さそうです。


Googleアカウントとスマホが必須
これが最大の懸念点ですが、なんと『Google Wifi』はGoogleアカウントとスマートフォンが必須です。


つまり、PCしかないユーザーは2018年4月現在では、買っても意味がないです。
さらにスマートフォンはiOSかAndroidにしか対応していないのも注意。おそらく”Google縛り”をしようとしているのでしょうね。データは取られていると思った方が無難かも?

Googleの技術アピールがこの『Google Wifi』発売の意味!?

単純なWi-Fiルーターというよりかは、”スマートWi-Fiルーター”と言った方がしっくり来そうなルーターこそが、この『Google Wifi』です。
今までのユーザーが設定して作り上げていくルーターではなく、Googleや本体にある程度”お任せ”してしまう意味合いが強く、そういう意味ではライトユーザー向けだと思います(価格は全然ライトではないですが…)。
Googleに縛られるのが嫌なAppleユーザー以外は買っても良いかも知れませんね!


私は『AirMac Time Capsule』で満足しているからなー。
おまけ





特に私のような”Apple信者”は、お布施的に買いたいもんっ!



だけど、『AirMac Time Capsule』の後継機もよろしくだよ〜Appleさんっ!
おわり