ねこでも分かる『おサイフケータイ』と『Google Pay』の違いと罠—Android決済の全て

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結局、おサイフケータイが必要。

Androidスマホには、『Google Pay』というモバイル決済サービスがある。そして、一部機種には『おサイフケータイ』がある。この違いは何か。それを徹底解説します。

四条ねこ
結論から言っちゃうと、AndroidスマホでSuicaを使いたかったら、『おサイフケータイ』が必須っ!
まの
あら?
『Google Pay』にも、同様の機能があったはずでは?
四条ねこ
それを詳しく解説していくよー!

各種モバイル決済サービス対応表

各種モバイル決済サービス対応表

まずは詳細な解説をする前に、『おサイフケータイ』と『Google Pay』のそれぞれで、どの電子マネーやポイントカードに対応しているかを表にしてみました。

四条ねこ
この記事全てに言えることだけど、2018年10月時点だからねー!
  おサイフケータイ Google Pay
基本情報
サービス提供会社 NTTドコモ Google
ICチップ FeliCa(NFC Type-F) NFC
電子マネー
Suica ○(年会費必要) △(年会費不要)
楽天Edy
nanaco
WAON
Starbucks Card ×
QUICPay ×
iD ×
ポイントカード
楽天スーパーポイント ×
dポイント
Tポイント ×
Pontaポイント ×
オンライン決済
  ×

『おサイフケータイ』と『Google Pay』の各種サービス対応表。

こう見ると『Google Pay』もなかなか便利な気がします。しかし、ここには重大な“落とし穴”が存在するので、それについては後述します。

まの
「重大な落とし穴」ですか?
四条ねこ
うぬっ!
それが、表の“△”の真意なんだよー!

ちなみに、Appleのモバイル決済サービス『Apple Pay』については、こちらの記事をご覧ください。

日本で『Apple Pay』が99%流行らない3つの理由と必須な3つのカード

日本で『Apple Pay』が99%流行らない3つの理由と必須な3つのカード

2018年10月14日

メリット・デメリット

メリット・デメリット

次に、『おサイフケータイ』と『Google Pay』のそれぞれの“メリット・デメリット”を紹介していきます。

四条ねこ
これも分かりやすくサクッとまとめたよー!

『おサイフケータイ』のメリット・デメリット

『おサイフケータイ』のメリット・デメリット
■メリット

  • 国内の主な電子マネー全て利用可能。
  • 実店舗での導入が多い。
  • 対応サービスが非常に多い。
  • 『モバイルSuica』のオートチャージ対応。
  • 『モバイルSuica』の定期券対応。
■デメリット

  • 『モバイルSuica』の年会費が必要。
  • 『楽天スーパーポイント』非対応。
  • 『Tポイント』非対応。

簡単に言うと、
電子マネーに強く、ポイントカードに弱い。
それが、『おサイフケータイ』です。

四条ねこ
まぁ、ポイントカードはアプリでも対応できるから、大丈夫っちゃ大丈夫なんだけどねー。
さたえり
ちょっとだけ手間ってだけやね。

『Google Pay』のメリット・デメリット

『Google Pay』のメリット・デメリット
■メリット

  • 『Suica』の年会費が不要。
  • オンラインクレジット決済対応。
  • サービスの一括管理が可能。
  • 対応ポイントカードが多い。
■デメリット

  • 『Suica』のオートチャージ非対応。(別アプリで対応可能)
  • 『Suica』の定期券非対応。
  • ポストペイ式電子マネー非対応。
  • FeliCaチップが非搭載機種では、ほぼ機能が使えない。

簡単に言うと、
ポストペイは使えないが、Suicaは無料で使える。
それが『Google Pay』です。

四条ねこ
サービスの管理のしやすさはこっちに分があるねっ!
まの
『QUICPay』や『iD』に対応していないのが、ちょっと痛いとこですね。

『Google Pay』の“最悪な”落とし穴

『Google Pay』の“最悪な”落とし穴

さてさて、前述した表の“△”についてです。

さたえり
やっとやね。

実は、この『Google Pay』には“最悪な”落とし穴が存在します。

なんと!!!!
『おサイフケータイ(FeliCa)』非対応機種では、表の“△”にした決済サービスは使えません!

さたえり
ええええ!?
四条ねこ
つまり、ただ“NFCしか搭載していない”Androidスマホだと、クレジットカードしか登録できないんだよー!
まの
それでは全く意味ないですね…。

要するに、まともに『Google Pay』を使いたければ、FeliCaチップが搭載されている、つまり『おサイフケータイ』に対応しているAndroidスマホでないといけないのです。はい、本末転倒ですね。

四条ねこ
ギークな話だけど、『NFC-F』に対応していないとGoogle Payはダメってことだねー。

『おサイフケータイ』対応SIMフリースマホ

とどのつまり、『Google Pay』を使いたければ、FeliCa(おサイフケータイ)対応は必須です。なので、『おサイフケータイ』に対応したAndroidスマホを並べておきます。

四条ねこ
2018年10月現在だと…対応スマホが少ないっ!?

HTC『HTC U12+』

性能:★★★★★

フロントカメラもリアカメラもデュアルレンズ。しかも、IP68の防水防塵。

OPPO『R15 Pro』

性能:★★★★☆

有機ELディスプレイで、IPX7の防水仕様。リアカメラはデュアルレンズです。

SHARP『AQUOS sense plus SH-M07』

性能:★★★☆☆

防水防塵でIGZOディスプレイ搭載。Quick Charge 3.0およびUSB PDにも対応。

SHARP『AQUOS R Compact  SH-M06』

性能:★★★☆☆

おそらく、『おサイフケータイ』搭載SIMフリースマホで“最小サイズ”です。それだけでも価値アリ。

Trinity『NuAns NEO Reloaded』

性能:★★☆☆☆

カバーの着せ替えが楽しいスマホ。不具合が多かったが、最近はアップデートで安定した印象。Trinity自体は、スマホのアクセなどを取り扱うメーカーです。

総評:結局、『おサイフケータイ』は必須だった件

総評:結局、『おサイフケータイ』は必須だった件

今回の調査で分かったことは…
結局、『おサイフケータイ』搭載していないとダメ
ということです。

四条ねこ
『おサイフケータイ』が搭載されないAndroidスマホの『Google Pay』は、壊滅的に使えないからねー。
まの
結局は『おサイフケータイ』は必須なのですね。
四条ねこ
そういうことだねー。かなしみ。

つまりは…『HTC U12+』を買うフラグ?

おまけ

四条ねこ
なんだかなー。
まの
全くですね…。
さたえり
じゃあ、『Pixel 3』は“アリ”やんね?
四条ねこ
おおっ!そうだったー!

おわり