- VelopとAirMacの仕様を比較した!
- AirMacの代替にするならNAS必須!
- IPv6は惜しいがトライバンド対応は良き!
確かにAirMacっぽい。
巷でAirMacの代替と呼ばれている、Linksys『Velop』を買いました。なので、AirMacと仕様比較した上で、なぜVelopにしたのかの理由を語ります。


微妙な言い回しやね。

不満点でもあるのでしょうか…!?
目次
Linksys『Velop』を買ったぞ!

ずっとAirMac Time Capsuleユーザーな私。ただ、最近どうも不調だったので、Linksys『Velop』というメッシュWi-Fiルーターを買いました。ようやく初メッシュWi-Fiです!


このLinksys『Velop』って、Appleが推奨しているメッシュWi-Fiルーターなのですよね?

そうなのであーるっ!
このLinksys自体が、Apple系周辺機器でお馴染みのBelkinと2013年に買収と吸収合併しているからねー。そう考えると、AppleがLinksysを推すのも分かるということだっ。
VelopとAirMac Time Capsuleの仕様比較

おそらく、このVelopを購入検討する人の大半がAirMac Time Capsuleからの移行組なはず。つまり、代替機ということ。
なので、LinksysのVelopとAppleのAirMac Time Capsuleのスペックを比較してみます。
Velop | AirMac Time Capsule | |
理論値 | 867Mbps | 1,300Mbps |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
周波数帯 | 2.4GHz 5GHz |
2.4GHz 5GHz |
MIMO | ○ | ○ |
ビームフォーミング | ○ | ○ |
メッシュWi-Fi | ○ | - |
IPv6 PPPoE | ○ | ○¹ |
IPv6 IPoE | - | |
IPv4 over IPv6 | - | - |
内蔵HDD | - | ○ |
Time Machine | - | ○ |
インターフェース | LAN/WAN(Gigabit Ethernet) ×2 | LAN(Gigabit Ethernet) ×3 WAN(Gigabit Ethernet) ×1 USB Type-A(2.0) ×1 |
VelopとAirMac Time Capsuleの仕様比較表。
¹日本のIPv6 PPPoE接続だと通さないとの報告もアリ。
Wi-Fiルーター好きなら気になるであろうスペックをピックアップしてみました。
Wi-Fiがac対応なことや、MIMO・ビームフォーミングに対応しているのは、2019年だと当たり前なので割愛。やはりトピックは、『メッシュWi-Fi』のシステムを構築できるか否かでしょう。
こちらも気になる『IPv6』ですが、意外にもAirMac Time Capsuleでも対応していました。AirMacって…かなり高性能だったのですね。

懸念点は自動バックアップ機能『Time Machine』非対応になっちゃったことだよねー。

これはSynologyのNASに任せるしかなさそうやね。
Linksys『Velop』を選んだ理由
さて、ここからは、数あるメッシュWi-Fiルーターの中でも、なぜLinksys『Velop』を選んだかを話していきます。
まもなくレビュー記事を書く予定ですが、この『Velop』がおすすめかと聞かれればおすすめだが、BUFFALOのメッシュWi-Fiとも熟慮して検討すべし…という感じです。今のところですが。
【理由1】トライバンド対応メッシュWi-Fiだから

1つめの理由が、メッシュWi-Fiルーターの中でも、『トライバンド』という規格に対応している(トライバンドモデルのみ)から。
デュアルバンドとトライバンドの周波数帯
- デュアルバンド:2.4GHz・5GHz
- トライバンド:2.4GHz・5GHz(W52・W53)・5GHz(W56)
トライバンドモデルのVelopは、5GHz帯の1つをメッシュWi-Fiの中継専用に使うことが可能。メッシュWi-Fiだからこそ、トライバンドが必要だったりするので、このVelopを選んだわけです。

国内で売られているメッシュWi-Fiルーターの多くが、まだデュアルバンドなんだよねー。
【理由2】AirMacの代替と呼ばれているから

2つめの理由が、Velop自体がAirMacの代替として、Appleが推奨しているから。
前述のとおり、このVelopを購入検討している人の大半がAirMacからの移行組だと思われる。だからこそ、Apple自身がAirMacの代替としてVelopを推奨している安心感があったりする。
【理由3】IPv6に正式対応しているから

3つめの理由が、IPv6にアップデートで対応したから。ただ、“条件付き”ではあります…。
IPv6についての説明は割愛するので、次世代の高速インターネットと思ってもらえればと。ただ、IPv6に対応しているといっても、IPv6 IPoEとIPv4 over IPv6というNTT的が言っている『V6プラス』に非対応なのが、非常に残念。
このIPv6 IPoEとIPv4 over IPv6には、BUFFALO『WTR-M2133HP』が対応している。こちらもメッシュWi-Fiルーターなので、AirMacの代替として考えていないなら、BUFFALOのほうがおすすめ。
『メッシュWi-Fi』vs『Wi-Fi 6』問題

メッシュWi-Fiルーターと導入するかどうかで悩むのが、こちらも次世代のWi-Fiと呼ばれる『Wi-Fi 6』という規格。
現状は、メッシュWi-Fiを取るか、Wi-Fi 6を取るか、その取捨選択に迫れる。Wi-Fi 6対応ルーター自体がまだ少なく(RT-AX88U等)、その恩恵を受けられるのは数年先にはなりそうだが、これは気になるポイント。
AirMacの代替としてシンプルにまとめたいなら、VelopのようなメッシュWi-Fiルーター。
とにかく速度を求めてルーターも弄りたいなら、RT-AX88UのようなWi-Fi 6対応ルーター。
こーんな感じで今のところは、人によっておすすめが変わってきそうです。

今回はAirMacの代替としてWi-Fiルーターが欲しかったから、Velopにしたということですね?

まとめちゃうとそゆことですな〜。
まとめ「AirMacの代替としてならVelopは一考の余地あり」

とどのつまり、今回Linksys『Velop』を買った理由は、『AirMac Time Capsule』の代替にしたかったからということ。
ただ、正直なところ、メディア各所が「AirMacの代替だ」と言うほど、代替ってない感がしたり…。本音を言うなら、代替ならばHDDぐらいは積んでほしかったかな。ただ、Belkin製でトライバンド対応なのは高評価なので、全然おすすめではあります。

今のところは…
- AirMac代替が欲しい人:Linksys『Velop』
- IPv6完全対応が欲しい人:BUFFALO『WTR-M2133HP』
- Wi-Fi 6対応が欲しい人:ASUS『RT-AX88U』
っていう感じの買いわけかなー!?
おまけ

完全にAirMacの代替にするなら、NASが必須ですね。

そうなんだよねー。
再度NASを構築しないとだし、V6プラスを考慮するとVelopをブリッジモードで使って、ONUとの間にルーターをかますのがベストかも?

そうなってくると、全然スッキリしなくなるやんね…。
おわり
分かったことは、おすすめだけど万人におすすめじゃないことっ!