この記事はSpinFit様よりレビュー用サンプルを頂いて記事を書いております。
- SpinFitの完全ワイヤレスイヤホン用イヤピ『CP360』をねっとりチェック!
- SpinFit CP360は耳の穴深くにしっかり挿入したい人におすすめ!
- ステムが長い完全ワイヤレスイヤホンほど相性が良いぞ!
TWSに魔法のイヤピを。
SpinFitの完全ワイヤレスイヤホン用イヤーピース『CP360』。その使用感や装着感、音質の変化などを解剖しながらチェックしていきます。


SpinFitって種類多いよねー!

大型量販店だとよく見かけますよね。
目次
『SpinFit』とは?

まずは本題に入る前に、この『SpinFit』がどういうイヤーピースなのかを簡単におさらいしていきます。
SpinFitシリーズのイヤーピースは、一般的なイヤーピースとは異なり、ステム(軸)の先端がくびれた構造になっているのが大きな特徴。この“くびれ”によって、この部分がジョイスティックのように360°自由に動くことが可能に。この特殊なステム構造により、装着感や音質の向上を図っている。…というイヤーピースになっています。

この360°回転する軸を『3Dクッション構造』って呼ぶんやよ!
ちなみに、SpinFitで使用されているシリコンは、高純度の日本製シリコン。添加物が使用されておらず、アレルギー症状を引き起こしにくい素材になっているそうです。
SpinFit CP360の概要

SpinFit CP360 S/SS |
SpinFit CP360 M/S |
SpinFit CP360 L/M |
SpinFit CP360 XL/L |
|
パッケージ | ![]() |
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![]() |
イヤーピース | S ×2 SS ×2 |
M ×2 S ×2 |
L ×2 M ×2 |
XL ×2 L ×2 |
SpinFit CP360のラインナップ
SpinFit『CP360』には、SS・S・M・L・XL、という5つのイヤーピースサイズがあり、上表のように異なるサイズが2つずつパッケージングされるラインナップ構成になっています。

販売価格は店舗によって異なるが、約1,500円前後。イヤーピース自体は4つ(2セット)同梱されているが、異なるサイズが1セットずつ同梱されているので、自分に適合したサイズのイヤーピースを見つけやすいメリットがあります。
ただ、例えばMサイズが4つ欲しいユーザーは、CP360を2回購入する必要が出るため、このあたりのパッケージングは良し悪しという感じかもしれません。

このあたりのパッケージングは好みが分かれる感じやね。
解剖学的チェック
SpinFit CP360の基本的な概要をおさらいしたところで、このCP360をねっとりと解剖学的なチェックをしていきます。
スペック

SpinFit CP360 | ||
---|---|---|
本体サイズ | 高さ | 8.5mm |
直径 | φ12mm | |
軸サイズ (ステムサイズ) |
軸内径 (入口側) |
φ3.6mm |
軸内径 (出口側) |
φ4mm*1 | |
軸外径 | φ6mm*1 | |
軸の高さ | 6.5mm*1 | |
硬度 | スカート部分 | 普通 |
軸部分 | やや硬い |
SpinFit CP360のスペック
※サイズはMサイズのもので、硬度は主観で判断したもの。
*1実測値。
SpinFit CP360のサイズラインナップ
SpinFit CP360では、イヤーピースのサイズごとにステムの色が変わる仕様になっています。これにより、瞬時にイヤーピースのサイズを見分けることができるわけです。

色が付いていると可愛いよねー!コレクションしたくなーるっ!!

…え!?
外観


解剖図



完全ワイヤレスイヤホンに装着

このSpinFit CP360は、完全ワイヤレスイヤホン用と謳っているので、いくつか手持ちの完全ワイヤレスイヤホンに装着して試聴してみました。
on FALCON 2

Noble Audio『FALCON 2』とCP360の相性はかなり良好。まさに、FALCON 2のために生まれてきたかのようにジャストフィット。
FALCON 2の充電ケースはクリアランスが広めに取られているので、充電ケースへの収納面でも問題はナシ。FALCON 2標準のイヤーピースよりもCP360のほうがコシがあるためか、より耳の穴の深くまで挿入することができる印象。
on WF-1000XM3

Sony『WF-1000XM3』とCP360の相性も比較的良好な部類。ただ、純正のイヤーピースから装着感が大きく変わるので、そのあたりは好みが分かれる予感。
WF-1000XM3純正のイヤーピースがステムに対してロングスカートな構造になっているので、CP360にリプレースする際には、標準のイヤーピースよりも1サイズ大きくするとピッタリ感が出るのでおすすめ。WF-1000XM3自体、あまり奥深く挿さる感じのイヤホンではないのですが、大きめのCP360に変えると結構奥深くまで挿さるようになってくれます。
on MOMENTUM True Wireless 2

Sennheiser『MOMENTUM True Wireless 2』とCP360の相性は結構良き。ただ、こちらもWF-1000XM3同様に好みが分かれる予感はします。
MOMENTUM True Wireless 2は、ステムの長さが完全ワイヤレスイヤホンの中でも極端に短く、サードパーティ製のイヤーピースにリプレースする際には相性問題がよく出てしまう。なので、少し不安ではあったのですが、CP360は完全ワイヤレスイヤホン用に作られているだけあってバッチリ対応。個人的にはこちらも標準のイヤーピースよりも1サイズ大きいものをチョイスするのがおすすめ。
on CLUB PRO+ TWS

JBL『CLUB PRO+ TWS』とP360の相性はまずまずといった感じ。今回試した中では、もっともCP360に変える必要性が低いイヤホンかもしれません。
CLUB PRO+ TWSはシェル自体が大きく、耳に深く挿入することが難しいため、3Dクッション構造の恩恵を受けづらく、CP360にリプレースしても劇的な変化が感じられませんでした。逆に音が抜けるような感じもしたので、CLUB PRO+ TWS純正のイヤーピースがどうしても合わない、という状況以外ではとりわけCP360を使う必要性がないでしょう。
まとめ「ステムが長いTWSならリプレースする価値アリ」

SpinFitシリーズの完全ワイヤレスイヤホン対応型となる『CP360』。
装着する完全ワイヤレスイヤホンによって、装着感や音が良くなる場合もあれば、逆に純正のままのほうが良かった…ということも当然出てきます。そんな中で、特にSpinFit CP360と好相性だったのが、FALCON 2のようなロングステムのタイプ。
ステムが長い完全ワイヤレスイヤホンほど、音のスイートスポットをキープしながら、耳の奥深くまで挿入することできるので、そこがCP360にリプレースする1つの判断基準になるかも。個人的には、FALCON 2と合わせて使ってほしいイヤーピースという印象でした。

深い装着感の完全ワイヤレスイヤホンと相性が良い感じかも!
おまけ

こうなってくると、特定のイヤーピースに合う完全ワイヤレスイヤホン探し、っていうのもしたくなるんよね。

イヤホン基準ではなく、イヤーピース基準で考えるわけですね。

なかなかにカオスになってきますなー。
おわり
SpinFit CP360のレビュー風まとめをすると、
…かな!