この記事はSpinFit様よりレビュー用サンプルを頂いて記事を書いております。
- SpinFitのAirPods Pro用イヤピ『CP1025』をこってりチェック!
- SpinFit CP1025は純正イヤピよりも大きいサイズを選ぶのがコツ!
- AirPods Proにエアリーで軽い装着感を求める人におすすめ!
玄人向けSpinFitな予感。
SpinFitのAirPods Pro専用イヤーピース『CP1025』。その使用感や装着感、音質の変化などを解剖しながらチェックしていきます。
この専用感がいいですなー!
よく作ってきましたよね。
目次
『SpinFit』とは?
まずは本題に入る前に、簡単に『SpinFit』というイヤーピースについてのおさらい。
SpinFitは一般的なイヤーピースとは異なり、ステム(軸)の先端がくびれた構造になっています。この“くびれ”があることで、ステムの可動域がジョイスティックかのごとく、360°自由に回転することが可能に。この特殊なステム構造により、装着感や音質の向上を図っている。…というイヤーピースになっています。
この360°回転する軸を『3Dクッション構造』って呼んでいるみたいやね!
ちなみに、SpinFitで使用されているシリコンは、高純度の日本製シリコン。添加物が使用されておらず、アレルギー症状を引き起こしにくい素材になっているとのこと。
SpinFit CP1025の概要
SpinFit CP1025 S |
SpinFit CP1025 M |
SpinFit CP1025 ML |
SpinFit CP1025 L |
|
パッケージ | ||||
イヤーピース | S ×4 Adapter ×2 |
M ×4 Adapter ×2 |
ML ×4 Adapter ×2 |
L ×4 Adapter ×2 |
CP1025のラインナップ
SpinFit『CP1025』には、S・M・ML・L、という4つのイヤーピースサイズがあり、上表のように同じサイズのイヤーピースが4つずつ(2セット)パッケージングされたラインナップ構成。また、イヤーピースに加えて、AirPods Proに装着するためのアダプターを2つ(1セット)バンドルされています。
販売価格は店舗によって異なるが、約1,700円前後。CP1025自体はAirPods Pro向けのイヤーピースではあるが、決してAirPods Pro専用というわけではありません。付属のアダプターを利用しない場合は、汎用のイヤーピースとしても利用可能となっています。
ロープロファイルなイヤーピースとしても使えるって感じやね!
このCP1025では、同サイズのイヤーピースが2セット同梱されています。ですので、1セットはAirPods Proに、もう1セットは別のイヤホンに…と、イヤーピースを余りなく使うことができます。
解剖学的チェック
SpinFit CP1025の基本的な概要をおさらいしたところで、このCP1025をねっとりと解剖学的なチェックをしていきます。
スペック
SpinFit CP1025 | ||
---|---|---|
本体サイズ | 高さ | 6.7mm |
直径 | φ11.5mm | |
軸サイズ (ステムサイズ) |
軸内径 (入口側) |
φ3mm*1 |
軸内径 (出口側) |
φ4mm*1 | |
軸外径 | φ7mm*1 | |
軸の高さ | 5mm*1 | |
硬度 | スカート部分 | 普通 |
軸部分 | やや硬い |
SpinFit CP1025のスペック
※サイズはMサイズのもので、硬度は主観で判断したもの。
*1実測値。
SpinFit CP1025のサイズラインナップ
SpinFit CP1025では、イヤーピースのサイズごとでステムの色が変化する仕様。ですので、目視ですぐにサイズが識別できるようになっています。これなら、異なるサイズを複数個購入しても管理がしやすいでしょう。
こういう色分けは全社のイヤーピースでやってほしいよねー。
ほんとそれなんよね。
外観
解剖図
AirPods Proに装着
このSpinFit CP1025は、AirPods Proのために開発されたイヤーピース。なので、装着してみる完全ワイヤレスイヤホンは、当然ながら『AirPods Pro』です。
純正に比べると若干小型
AirPods Proの純正イヤーピースとSpinFit CP1025を比べると、CP1025のほうが背が若干低く小ぶりなことが分かります。なので、 純正(Mサイズ) → CP1025(Mサイズ) とリプレースすると、気持ち遮音性が落ちるというかフィット感が足らなく感じました。
そこで、試しに 純正(Mサイズ) → CP1025(MLサイズ) という1サイズ大きいイヤーピースにリプレース。
すると、かなり純正に近いフィット感を得ることができました。人によって何を重視するかはさまざまですが、AirPods Proの高いノイズキャンセリング性能を活かすためにフィット感を高めたいのであれば、純正のイヤーピースよりも1サイズ大きいCP1025を選ぶのが良さげ。
音のスイートスポットが広がる
音質は若干音場感が広くなったかな…ぐらいで、顕著な変化は感じなかったものの、音のスイートスポットが純正に比べて広くなった印象は見受けらました。これはおそらく、SpinFit独自の360°回転するステム(3Dクッション構造)のおかげでしょう。
装着感と密閉感に変化アリ
純正のイヤーピースに比べて体感できるレベルで変化したのは、装着感と密閉感の2つ。
純正のイヤーピースよりも、CP1025のほうが軽い装着感。純正をピタっとフィットと表現をするならば、このCP1025はフワっとフィットする感じ。両者ともちゃんと密閉できるように装着したとしても、CP1025のほうがエアリーな装着感になるようです。
密閉感は純正イヤーピースに比べると落ちるという印象。この密閉感の変化によって、ノイズキャンセリングの効果自体も変化。AirPods Proのノイズキャンセリングはかなり強力で、その強力さが災いしてか、飛行機に乗ったときのような嫌な閉塞感を感じることが多々あった。それがCP1025にリプレースすると、この嫌な閉塞感が幾分か軽減されたように感じ取れました。
ただ、この閉塞感の軽減は一長一短という感じも。純正のイヤーピースに比べると、CP1025を装着したときのほうがノイズキャンセリングがマイルドになっており、そのぶんノイズキャンセリング効果がほんの少し落ちている印象も同時に感じました。おそらく、CP1025本体とアダプターの間にわずかな隙間があって、良くも悪くも気圧調整弁のように働いて、そこから空気が抜けているのでしょう。
まとめ「AirPods Pro特有の閉塞感が苦手ならおすすめ」
SpinFitシリーズ待望のAirPods Pro対応型である『CP1025』。
SpinFitらしく、音のスイートスポットが広がる感じが良好。AirPods Proのノイズキャンセリング特有の閉塞感もかなり軽減されるので、あの飛行機に乗ったときのようなキーンとする感じが苦手なら、このSpinFit CP1025にリプレースしてみるのがおすすめ。
ただ、AirPods Pro純正のイヤーピースに比べてサイズが小さい傾向にあるので、もし購入される場合は、普段使っているサイズより1つ大きいのを選びましょう。
空気感のある軽い装着感が好きなら、SpinFit CP1025に変えるのはアリやね!
おまけ
イヤーピースもいろいろあるわけですなー。
そうなんよね。
イヤーピースによって音が変わったりするから、ここにもこだわりが出てくるんよね。
まさに、“イヤーピース沼”ですわね……。
おわり
SpinFit CP1025のレビュー風まとめをすると、
…かな!