この記事は1MORE JAPAN様よりレビュー用サンプルを頂いて記事を書いております。
- 完全ワイヤレスイヤホン界トップクラスのペアリング速度!
- 聞き疲れを一切感じない快適な装着感とサウンド!
- 完全ワイヤレスイヤホン“らしさ”を楽しむのに最適な1台!
超コンパクト、しかも超軽量。
完全ワイヤレスイヤホン、1MORE『ComfoBuds』をレビュー。名前のとおり、とにかくウリは装着感の快適さ。カナル型は疲れるからオープンエアー型が好き、コンパクトさと軽量さ重視、そんな人のためのミニマムな相棒です。


あら、かわいいデザインですわね。

ぬ?ペアリングが速いっ!?
目次
1MORE『ComfoBuds』って?
ComfoBudsってなに?
イヤホン単体で3.8gという、超軽量で“Air”な装着感の完全ワイヤレスイヤホン。充電ケースも軽量でとーっても小さい。
- 超高速ペアリング
- 軽量&コンパクト
- 最高に快適な装着感
- 美しいデザイン
- 低音域が弱い
- 日本語化されてないアプリ
- リモコン機能が少ない

とにかく長時間着用してても疲れない快適な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい!
…そんな人の夢を叶える、魔法のアイテムかもやね!
本体チェック
■インターフェース
- リモコンボタン
- LEDインジケーター
ComfoBudsのイヤホン本体のサイズは 39.25×17.92×18.7mm で、重さは3.8g。数値からも分かるように、ファーストインプレッションは“軽い”のひとこと。
イヤホン前面に1MOREの“1”がプリントされていますが、この付近一体がタッチセンサータイプのリモコンボタンになっています。その上のメッシュ部分がマイク(環境マイク)になっているそう。そして、棒状の先端部分にLEDインジケーターが搭載されています。そうそう、この部分にマイク(通話マイク)も搭載。
イヤホン後面には、充電用のPogo pinと近接センサーを搭載。日本での販売予定価格が8,778円なのですが、この低価格で近接センサーを搭載してくるとは…凄い。
この『近接センサー』があることにより、イヤホンの着脱に連動して、音楽や動画が再生・停止してくれます。この機能はかなり便利なものなので、完全ワイヤレスイヤホン購入の1つの指標として覚えておくとよいでしょう。
そうそう、このComfoBudsはオープンエアー型に属する完全ワイヤレスイヤホン。なのですが、小さなイヤーピースっぽいものがあるのが見えるはず。この方式を1MORE的には『セミインイヤーデザイン』と言っています。
■インターフェース
- LEDインジケーター
ComfoBudsの充電ケースのサイズは 68.7×30×25mm で、重さは28.9g。イヤホン本体も軽いのですが、充電ケースもかなり軽量。しかも、超コンパクト。
充電ケース前面には、ComfoBudsのバッテリー残量や充電状態を示すLEDインジケーターを搭載。視認性も良好で、明るさ的にもちょうどいい感じ。
■インターフェース
- USB Type-C
充電ケース後面には、充電用のUSB Type-Cポートを搭載。残念ながら、Qiのワイヤレス充電には非対応ですが、Type-C形状なのは及第点。それにしても、USBポートの色が凝ってますね。

地味なポイントだけど、こういうカラーリングに製品に対するこだわりを感じるやんね!
充電ケース上面には、“1MORE”と“1”のロゴマークが。パールホワイトも美しい。
充電ケース下面には、認証関係等がプリントされています。ここの仕様を見ると、USB充電は5V・0.5Aで行われるようです。なので、充電器を選ぶようなことはないでしょう。もちろん、モバイルバッテリーでも充電可能。
充電ケース左右面から見ると…細い!

蚕の繭っぽいデザインやんね!…って、今の子って蚕蛾しってるんかなぁ……。
■インターフェース
- ペアリングボタン
充電ケースの内部にペアリングボタンがありました。非常に分かりやすい位置ですね。
左 | 右 | |
2回押し | 再生・停止 | 再生・停止 |
3回押し | 音声アシスタント起動 | 音声アシスタント起動 |
ComfoBudsのリモコン機能
※デフォルト状態。
ComfoBudsのリモコン機能は、再生・停止、音声アシスタント起動…という2つのみのシンプル構成。
なお、キーアサインの変更は専用のコンパニオンアプリ(1MORE MUSIC)にて変更可能。キーアサインの割り当ては、選曲・音量調整にも対応しています。なので、キーアサイン数こそ少ないのが残念ですが、自由にカスタマイズすることができるようになっています。
ComfoBudsのステム(ノズル)部分はこんな感じ。イヤーピースっぽいものが搭載されていますが、カナル型ではないのではイヤーピースの付け替えはありません。あくまでインナーイヤー型。
付属品チェック
■付属品一覧
- USB Type-A to USB Type-Cケーブル
- 取扱説明書
ComfoBudsの付属品は、充電用のUSBケーブルと取扱説明書の合計2つ。
カナル型ではないので、イヤーピースも付属しておらず、いたってシンプルな付属品構成です。ちなみに、取扱説明書はちゃんと日本語での記載もありました。

あとは、オリジナルのステッカーも入ってたやよ!
注目ポイント
■ComfoBudsのポイント概要
- 超軽量設計:イヤホンもAirでケースもAir
- インスタントペアリング:出した瞬間から音楽が始まる
- 防水設計:IPX5等級で雨の日でも安心
超軽量設計:イヤホンもAirでケースもAir
ComfoBudsは、軽量で抜群の装着感がウリの完全ワイヤレスイヤホン。その質量、片方でわずか3.8g。1円玉4枚よりも軽い、驚きのAir感なのです。
そこまで軽いので、長時間のリスニングでも圧迫感を感じず疲れづらい。しかも、ただ軽いだけではなく、ちゃんとしっかりと耳のくぼみに優しくホールドしてくれるので、Air感のある装着感でありながら、落ちる心配は感じません。
また、イヤホンも軽いのですが、充電ケースも軽いのがComfoBudsの特徴。充電ケースの軽さは28.9gとなっており、完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースの中ではトップクラスに軽い仕上がり。使っても軽いし、持ち運んでも軽い。これがComfoBudsというわけです。

このコンパクトさに、真っ先にキュンってなったんよね!
インスタントペアリング:出した瞬間から音楽が始まる
数ある完全ワイヤレスイヤホンの中でも、このComfoBudsのBluetoothペアリング速度は群を抜いて速い。まさに音速ペアリング。これを『インスタントペアリング』と呼ぶそう。
完全ワイヤレスイヤホンのある種のキモと言ってもよい、Bluetoothペアリングのスピード感。そのスピード感の最速級と言えるのが、このComfoBuds。充電ケースの蓋を開けて耳にイヤホンを装着したら、すでにペアリングが完了しており、そのまま音楽が再生されるというシームレスさ。このスピード感があるので、ほぼノンストレスでリスニングが可能になっています。
防水設計:IPX5等級で雨の日でも安心
このComfoBudsは、IPX5等級の防水性能を持っている。IP規格に照らし合わせると、防水等級的には『防噴流型』に属しており、お風呂や水中での利用は無理だが、雨ぐらいなら平気というレベル。
これくらいの防水性能があれば、普段使いでの水没による故障の心配は基本的にはないはず。ワークアウトやジョギングでの汗にも耐えてくれる防水性能なので、運動用のワイヤレスイヤホンとして使ってもアリ。
音質チェック
音質評価:★★★☆☆
高音域:★★★★☆
中音域:★★★★☆
低音域:★★☆☆☆
※音質評価は販売価格を考慮した相対評価。
ComfoBudsの音質を端的に言うと、オープンエアー型らしい開放感とパンチのある中高域なスマッシュ系サウンド、という感じ。
全体の音質の傾向としては、高音域中心で低音域はかなり控えめ。最近のカナル型の低音域ゴリ押し完全ワイヤレスイヤホンに慣れてしまうと、低音域が全然出てないと思ってしまうかも。ただ、その代わりに聞き疲れが一切ないのが推しポイント。良くも悪くもBGM感と開放感があるので、そこを使いこなせばかなり化けそうな予感がします。
高音域はオープンエアー型らしく開放感スッキリ。そして、シャープな鳴り。
一聴して感じたのが、ComfoBudsの高音域のキレ味の良さ。とにかくシャープに鋭く鳴るけれども、刺さる感じは皆無。そのバランス感が絶妙で、チープな表現になってしまうが“クリアサウンド”そのもの。伸びるタイプの高音域ではないのですが、キレッキレな高音域が好きな人にはきっと合うはず。
中音域は息遣い感じる妖艶な雰囲気。
お世辞にもComfoBudsの低音域は出ているほうではない。いや、むしろ少ないくらい。ただ、それが奏功しており、非常にボーカルが聞きやすくスーっと耳にダイレクトに入ってくる。女性ボーカルを聞くと、その息遣いがセクシーに感じるのもグッド。完全ワイヤレスイヤホンにしては珍しい、ボーカルホンと言える。
低音域は他を邪魔しないことに徹している。とにかく控えめ。
オープンエアー型の宿命でもあるが、このComfoBudsの低音域は最低限の仕事をしているにとどまっている。なので、重低音が大好きな人やゴリゴリ感が好きな人には、ComfoBudsは合わないでしょう。逆にAudio-Technicaっぽいキラキラした音が好きな人には、これくらい控えめな低音域が良いと思うかもしれません。

メーカーは思ってないと思うけど、今の低音域至上主義に一石を投じる音って感じかも!?
ComfoBudsに合いそうな曲
■こんな楽曲が合いそう!
- 妖しさ満点のVaporwave
- カフェ感のあるLo-Fi hip hop
- スローテンポなCountry music
- 女性ボーカルのPop
ComfoBudsと一緒に聞いてほしい楽曲の1曲めは、Blank Bansheeの『Neo Geo』をセレクト。
90年代のコンピューターを感じさせる、VaporwaveなBlank Bansheeサウンド。マニアックな楽曲チョイスですが、ComfoBudsと一緒に聞きたいと一番に思い浮かんだのがこの曲でした。ひとことで表すと、この軽く鳴る感じが最高。あの頃のコンピューターが脳内で駆け巡るような、良い意味でチープさがあるのです。
ComfoBudsと一緒に聞いてほしい楽曲の2曲めは、instant eraの『recycle』をセレクト。
Lo-Fi hip hopらしさが詰まっている『recycle』という曲。パンチ力があるのに軽い、そして包まれるような空気感。これらがComfoBudsと非常にマッチしているように感じる。Lo-Fi感は残しつつも、カリっとクリアに鳴らし切るところも秀逸。
ComfoBudsと一緒に聞いてほしい楽曲の3曲めは、Taylor Swiftの『the 1』をセレクト。
『the 1』はスローテンポで、しっかり1音1音噛みしめるように聞けるのですが、とにかくボーカルの息遣いもしっかりと聴き込めるのが良き。そして、リズミカルでキレの良さも感じる。これくらいシンプルな曲がComfoBudsに合っている気がしています。
ComfoBudsと一緒に聞いてほしい楽曲の4曲めは、Mackenzie Zieglerの『Breathe』をセレクト。
低音域が控えめなComfoBudsですが、この『Breathe』ではしっかりとミニマルに低音域を感じることができる。控えめなのは控えめ。だけど、低音域のリズミカルさは体感できている。なので、中高域が活きてくる…という感じです。中高域が綺麗に鳴るためには、いくら控えめといっても低音域も仕事してくれてないといけませんから。

低音域ゴリ押しの曲は合わないけど、女性ボーカルの息遣いの再現性が良い感じだから、そのあたりを攻めていくといいかもやね!
ここがすき!
超高速ペアリング
このComfoBudsを使って一番に感じたのが、圧倒的なBluetoothペアリングのスピード。とにかく速く、しかも正確。
このBluetoothペアリングのスピードは驚異的。おそらく、完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップ数%に入るレベルの瞬間ペアリング。ペアリングのイメージとしては、充電ケースからイヤホンを取り出した瞬間、すでにプレーヤー側とつながっている感じ。ComfoBudsには近接センサーも搭載されているので、装着した瞬間から音楽が流れてくれます。これが実に気持ちいい。
しかも、ただBluetoothペアリングが高速というだけではなく、ペアリングに失敗がほとんどないのも素晴らしいところ。前回ペアリングしていたプレーヤーにしっかりと接続してくれます。速いだけじゃなく、正確なペアリング。ここがComfoBudsの大きな魅力でしょう。

これってかなり重要なポイントやと思うんよね!

UXが物を言うのが完全ワイヤレスイヤホンだもんねー。
聞き疲れない装着感
イヤホンの評価に何を重きを置くのかは人それぞれ。もし私は“快適さ”や“疲れなさ”を取るのであれば、ComfoBudsがまさにそのベスト。
ComfoBudsの名前にもあるように、装着感がComfortable(快適)のひとこと。長時間音楽を聞いていると、どうしても耳が痛くなってきて疲れてしまうのですが、ComfoBudsの“Air”な装着感はとにかく疲れない。なので、仕事の作業中は着けっぱなしにして使っています。
オープンエアー型だから閉塞感も圧迫感もありませんし、ComfoBudsの片耳3.8gという超軽量さもあり、耳の異物感もありません。音質が良い完全ワイヤレスイヤホンはたくさんあるが、快適さという点では、ComfoBudsがトップクラスに位置しているのは間違いないでしょう。
安価ながら多機能&高機能
ComfoBudsの販売予定価格は8,778円とリーズナブル。にもかかわらず、専用のコンパニオンアプリが用意されていることや近接センサーを搭載している点がエモい。
- コンパニオンアプリ(1MORE MUSIC)
- 近接センサー
の2つを備えている完全ワイヤレスイヤホンというのは、数万円クラスの高価格帯に分布していることが多い。なので、これらの便利な機能を体感するためには、いきなり高価格帯のイヤホンに飛び込む必要がありました。
しかし、このComfoBudsはそれらを備えて1万円以下。そういった意味では、高価格帯の完全ワイヤレスイヤホンならではの機能を体験できるとも言えるわけです。
ここがうーん?
専用アプリの日本語化が中途半端
ちょっと気になるのが、ComfoBudsのコンパニオンアプリ『1MORE MUSIC』が、微妙に日本語化されていないこと。
アプリで『日本語』・『英語』・『中国語』の3つが言語がミックスされた状態で表記されてしまっているので、非常にモヤモヤしてしまいます。これなら、いっそ全部英語に統一してもらえるほうが精神衛生的に良いのですが……。
せっかくこの価格でコンパニオンアプリを提供してくれているのだから、ここをウリにして日本語化をもっと早く進めてほしいところ。あとは、1MOREならではと言える機能も追加されると、もっと嬉しいかもしれません。
まとめ「イヤホン疲れが起こらない快適系TWS」
そういうわけで、1MORE『ComfoBuds』のレビューを総括すると…
- イヤホンの重さがわずか3.8gの超軽量設計
- とにかくAir感の快適な装着感が気持ち良い
- 低音域が控えめな音質はちょっと好みが分かれそう
- 聞き疲れを起こしにくいライトな音質
- 安価ながら近接センサーとアプリに対応
- アプリの完全日本語化を進めてほしい
という感じ。
完全ワイヤレスイヤホンで、安価ながら多機能なオープンエアー型というのは非常に珍しい。なので、求める人にはバシっとハマる予感がしています。特にイヤホンを使い分けしている人ならば、音の傾向がかぶりにくいイヤホンなので、1つ持っておくのもアリかもしれません。
低音域の少なさに関しては、人によって好き嫌いがハッキリしそうな予感。これはこれで個性なのですが、もうちょっとローを底上げしたほうが万人受けした音質になったかも。あとはアプリの完全日本語化を早期に実施してほしいところ。そこ以外は、価格を考慮すると完成度も高く、装着感の高さとペアリングの速さという面では唯一無二な存在と言えるでしょう。

良い意味でのおもちゃ感が楽しいんよね!
だから、もっとアプリを遊べるようにしてくれたら、ゲームチェンジャーになるかも!?
おまけ

今よりももっと、オープンエアー型の完全ワイヤレスイヤホンが増えたら面白いんやけどね!

カナル型が苦手っていう人もいるもんねー!

カナル型全盛だからこそ、あえてのオープンエアー型ですわね。
おわり
装着感の良さと近接センサー搭載が良い感じ!
専用コンパニオンアプリが微妙に日本語化されてないのが気になる……。
…そんな感じの感想やね!