この記事はradius様よりレビュー用サンプルを頂いて記事を書いております。
- イヤホン本体も充電ケースも小さくて可愛いデザインが特徴的!
- 耳の小さい女性でもしっかりフィットする小型筐体がお気に入り!
- 多機能を求めてないなら本機はイヤホン女子にとってのマストバイ!
見た目はtiny、音はpowerful。
完全ワイヤレスイヤホン、radius『HP-T60BT』をレビュー。これぞ、女性のための可愛い系ワイヤレスイヤホン。高音質をカジュアルに楽しみたいなら…ぜひ!
ピンクLoveなわたし専用イヤホンではないかっ!?
それはさておき、確かに可愛いデザインですわね。
本日のレビュー:HP-T60BT
HP-T60BTってなに?
イヤホンも充電ケースも“tiny”サイズ感で、女性にピッタリな完全ワイヤレスイヤホン。デザインだけじゃなくて、音質もこだわりタップリ。外音取り込み機能も搭載。
- イヤホン単体で10時間駆動バッテリー
- マットで可愛いカラーリング
- 女性の耳にフィットする小型筐体
- 誤動作が起きにくい物理リモコンボタン
- Qiワイヤレス充電非対応
- デザインにワンアクセントほしい
tiny Series HP-T60BT | ||
---|---|---|
型番 | HP-T60BTK(ブラック) HP-T60BTR(ファイヤードブリック) HP-T60BTN(ピーチヌガー) HP-T60BTW(アーモンドオイル) |
|
メーカー | radius | |
オーディオ性能 | ドライバー | ダイナミック(φ6mm) |
再生周波数帯域 | 20Hz–20,000Hz | |
インピーダンス | 16Ω | |
ケーブル長 | - | |
プラグ | - | |
Bluetooth性能 | Ver. | Bluetooth 5.0 |
コーデック | SBC AAC |
|
プロファイル | A2DP AVRCP HFP HSP |
|
バッテリー | イヤホン単体 | 最大10時間 |
イヤホン+充電ケース | 最大30時間 | |
インターフェース | イヤホン | - |
充電ケース | USB Type-C ×1 | |
サイズ | イヤホン | 21×17×20mm*1 |
充電ケース | 60×37×30mm*1 | |
質量 | イヤホン | 4g |
充電ケース | 28g*1 | |
備考 | ノイズキャンセリング | × |
ヒアスルー | ○ | |
コンパニオンアプリ | × | |
防塵防水 | IPX5 | |
左右独立受信方式 | ○ (Airoha MCSync) |
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その他 | - |
HP-T60BTのスペック
*1実測値
多機能・高機能よりも、可愛いくて高音質なワイヤレスイヤホンが欲しいならぜひ!
女性の小さい耳にフィットするような小型筐体になっているとこが良くて、充電ケース自体もコンパクトなのも嬉しいところなんよね。
デザイン
本体:Tinyで可愛いサイズ感
イヤホン | 充電ケース | |
サイズ | 21×17×20mm*1 | 60×37×30mm*1 |
質量 | 4g | 28g*1 |
HP-T60BTのサイズと質量
*1実測値
イヤホン本体のサイズは 21×17×20mm (実測値)で、重さは4g。
充電ケースのサイズは 60×37×30mm で、重さは28g(ともに実測値)。
このHP-T60BTは、radiusの『tiny Series』に位置づけられている。そのシリーズ名からも分かるように、イヤホン本体・充電ケースのいずれも“tiny(とても小さい)”なサイズ感になっています。
イヤホン前面には、リモコンボタン(LEDインジケーター内蔵)、を搭載。
リモコンボタンは物理タイプになっており、タッチセンサータイプのような誤動作が生じづらくなっている。また、表面からは見えないが、筐体内部には通話用のマイクが搭載されています。
イヤホン後面には、充電用のPogo-pin(メス)、を搭載。
非常にシンプルな設計となっており、イヤホンの着脱に応じて音楽が自動停止される近接センサーの類は非搭載。
イヤホンを上下から見ると分かるのですが、筐体が比較的薄く作られています。
筐体に極端な厚みや凹凸がないため、耳の小さな女性でも安定した装着感が得られるはず。このあたりのデザイン思想から考えても、かなり女性向けの完全ワイヤレスイヤホンだと言えるでしょう。
充電ケース上面(天面)には、他の完全ワイヤレスイヤホンでは良く見かけるメーカーロゴのようなものはありません。とにかくシンプル。
充電ケース下面(底面)には、充電ケースのバッテリー容量や型番、その他認証関係のプリントが施されています。
充電ケース後面には、充電用のUSBポート(USB Type-C)、を搭載。
イマドキのモダンな製品なので、充電は当然のType-C。多くのAndroidスマートフォンと同じUSBコネクタなので、充電ケーブルの一元化ができるのは嬉しいところ。なお、HP-T60BTはQiによるワイヤレス充電には対応していません。
充電ケース左右面(両側面)には、特に何もありません。
充電ケース内面には、バッテリー残量通知用のLEDインジケーター、充電用のPogo-pin(オス)、を搭載。
1回点滅 | 2回点滅 | 3回点滅 | 4回点滅 |
0%–24% | 25%–49% | 50%–74% | 75%–100% |
LEDインジケーターのバッテリー残量通知
LEDインジケーターが円状のドット型で光るようになっており、ちょっとしたデザインのアクセントになっています。また、このLEDインジケーターの点滅回数を見ることによって、イヤホンのバッテリー残量を確認することができるようになっています。
リモコン
Lch | Rch | |
1回押し | ヒアスルーオン/オフ切替 | 再生・停止 |
2回押し | 音量アップ | 曲送り |
3回押し | 音量ダウン | 曲戻し |
長押し | 音声アシスタント起動 | 音声アシスタント起動 |
HP-T60BTのリモコン機能
HP-T60BTに搭載されているリモコン機能は、再生・停止、選曲(曲送り・曲戻し)、音量調節(アップ・ダウン)、ヒアスルー(外音取り込み機能)オン/オフ切替、音声アシスタント起動、という感じ。
オーディオコントロールに必要なリモコン機能が網羅されており、これならわざわざスマートフォンを取り出して操作を行う必要性も少ないでしょう。なお、このHP-T60BTには専用のコンパニオンアプリは用意されていないので、キーアサインの変更は不可。
キーアサインの割当が変更できないのは、価格を考慮すると仕方がないかな!?
ステム
全長 | 3.5mm |
直径 | φ4mm |
HP-T60BTのステム(ノズル)サイズ
※実測値
HP-T60BTのステム(ノズル)部分を測定してみたところ、全長3.5mm、直径φ4mm、という結果でした。
取り扱い説明書には、付属のイヤーピース以外は使用しないこと(充電ケースと干渉して蓋が閉まらなくなるため)、との記載がなされていました。とはいえ、ステムのサイズ的には他社製のイヤーピースと交換できなくはない。ですので、充電ケースの蓋がちゃんと閉まるかどうかをチェックしつつ、好みのイヤーピースと交換してもよいかもしれません。
もちろん、取り扱い説明書には「交換しないで」って書かれているから、ここから先は自己責任になっちゃうんやけどね。
付属品:説明書が親切で分かりやすい
■付属品一覧
- イヤーピース(S・M・L)
- USBケーブル(Type-A to Type-C)
- 取扱説明書
HP-T60BTの付属品は、イヤーピース(S・M・L|Mはイヤホン本体に装着済)、充電用のUSBケーブル(USB Type-A to USB Type-C)、取扱説明書、という合計3つ。
付属のイヤーピースは、薄手で結構柔らかめ。
女性をターゲット層にしていることもあり、一番大きいサイズであるLでも、一般的な完全ワイヤレスイヤホン用のイヤーピースに比べて小さめに作られています。
取扱説明書は冊子ではなく、1枚紙を折りたたんだタイプ。
ただ、ペラ紙だから簡単な仕様だけしか記載がない…なんてことはなく、この手のガジェットに慣れていない人が欲しいであろう情報は、もれなくしっかりと記載されている印象。ペアリング方法等が丁寧に説明されているので、これなら機械類が苦手な女性でも問題なく使えそうです。
まさに親切設計ですなー!?
このあたりの説明書きの充実さから、やっぱり日本のメーカーが一番初心者に優しい感じかもやね。
ポイント
- デザイン:片耳4gの小型軽量スマートサイズ
- サウンド:小さい筐体が奏でるパワフルな低音域
- フィーチャー:IPX5防滴 + 左右独立受信方式
- ファンクション:集音性の高い外音取り込み機能搭載
デザイン:片耳4gの小型軽量スマートサイズ
radiusの製品ページを見てもらうと分かるように、このHP-T60BTは、かなり女性を意識した完全ワイヤレスイヤホンになっています。
■カラーバリエーション
- ブラック
- ファイヤードブリック
- ピーチヌガー
- アーモンドオイル
そういうこともあり、カラーバリエーションも非常に可愛いラインナップが揃っている様子。ちなみに、私のおすすめのカラーなのが、今回レビューしている『ピーチヌガー』だったりします。
また、可愛いデザインだけでなく、筐体が小型軽量設計(片耳4g)となっているため、女性の小さな耳であってもフィット感が高いのが特徴的。イヤホンが耳から変に飛び出ることもないため、落ちる心配も少なく、装着時の見た目が不格好になることもありません。
チャームの大きいピアスやイヤリングを着けていても、干渉しづらいデザインなのも良い感じやね!
サウンド:小さい筐体が奏でるパワフルな低音域
なぜか女性をターゲット層にした可愛い系イヤホンは、音がイマイチなことが多い(本当に謎)。しかし、このHP-T60BTは、数多くのイヤホンの名機を生み出しているradiusだからこその音響設計になっています。
イヤホン自体が小型軽量ということもあり、搭載されているダイナミックドライバーもφ6mmと非常に小さい。ところが、そんな“tiny”な筐体からは想像できないほどのパワフルな低音域を奏でてくれる。この意外性こそ、本機のオーディオ製品らしさを感じさせてくれる部分だったりします。
radiusといえば『W(ドブルベ)』ですわね。
そうそう!
やっぱそのイメージやんね!!
フィーチャー:IPX5防滴 + 左右独立受信方式
防水等級 | IPX4 | IPX5 | IPX6 |
保護レベル | 防沫型 | 防噴流型 | 耐水型 |
説明 | 全方向から水の飛沫を保護 | 全方向から水の直接噴流を保護 | 全方向から水強いの直接噴流を保護 |
防水規格(IP規格)比較
HP-T60BTは『IPX5』の防滴仕様(非完全防水)となっており、ジョギングやジム、ヨガ等の完全ワイヤレスイヤホンを使いたくなるであろう、“ここぞ”というシーンにも最適化されています。
このIPX5という防水規格は水没こそNGですが、汗やちょっとした雨くらいなら全然平気な仕様。可愛いデザインをしていますが、実は意外とタフな作りになっているのです。
まさに『ゴリチュウ』ですなっ!?
えーと…違うと思う……。
また、左右独立受信方式(Airoha MCSync)に対応しており、従来の接続方式よりも安定してBluetoothがつながるようになっています。
ファンクション:集音性の高い外音取り込み機能搭載
便利な機能として、HP-T60BTには『外音取り込み機能』(アンビエントサウンドモード)というものが搭載されています。
この外音取り込み機能が搭載されていることにより、バスや電車のアナウンスやコンビニのレジのような、一瞬だけ外の音や人の声を聞きたいときに、ワンボタンで環境音を取り込むことができます。なので、何か外の音を聞くために、その都度イヤホンを外すことがないため、煩わしさも少なく、イヤホンを外すことによる紛失リスクを減らすことができるというわけなのです。
パフォーマンス
音質 | 装着感 | 操作性 | 接続安定性 | マイク性能 | ノイキャン性能 | ヒアスルー性能 | 付加機能 | |
評価 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | - | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ |
備考 | 低音域寄り ボーカル相性○ J-Pop向き HR/HM不向き |
装着感抜群 耳の小さい人向き |
物理ボタン採用 リモコン機能豊富 |
左右独立受信方式採用 障害物にやや弱い |
マイク集音性高め | 非搭載 | 集音性高め 若干不自然 |
アプリ非対応 近接センサー非搭載 Qi非対応 |
実利用での各用途におけるパフォーマンス所感
音質:★★★☆☆
音質評価
高音域:★★★★☆☆☆☆☆☆
中音域:★★★★★★★☆☆☆
低音域:★★★★★★☆☆☆☆
※音質評価は販売価格を考慮した相対評価。
HP-T60BTの音質を端的に言うと、可愛いデザインとは裏腹にパワフルなボーカル域と低音域が特徴的なダイナミックサウンド、という感じ。
全体の音質の傾向としては、低音域が真っ先に主張してきて、次に中音域、そして高音域は控えめ…といった印象。音場感は左右にやや広く、前後と上下は普通といった感じ。まとめてしまうと、若者が好みそうな迫力のあるチューニングになっています。
可愛い見た目をしてるから、音もキュートな感じでしょ!?
…と思わせておいての押しの強さにギャップ萌えって感じかもやね!
高音域は最低限のお仕事さん。
全体的に低音域の主張が強いイヤホンなので、高音域が相対的に量が少なく感じる。高音域自体は、キラキラやシャリシャリした刺さる系の鳴りではなく、角丸でマイルドな鳴りのイメージ。
中音域は距離感の近さが特徴的なサウンド。
高音域や低音域に比べると、気持ち近くで聞こえるような…ほんと、気持ちだけ。それも相まって、ボーカル域が耳に向かってストレートに聞こえてくるため、非常に芯がしっかりとした音として聞くことができるところが良きです。
低音域はとにかくパワフルで元気。
とにかく低音域の鳴りっぷりが凄まじい。とりわけ、バスドラムの迫ってくるような押しの強さに圧巻。ただ、人によっては低音が出すぎると感じてしまうかも。例えばEDMのような、低音域が強い傾向にあるチューニングの曲だと、その低音域の量に評価が分かれそうな予感。
うちは高音域寄りのチューニングが好きなタイプだから、ちょっと評価が難しいところだけど、低音域好きなら“ちょうどいい”感じかもやね!
HP-T60BTに合いそうな曲
HP-T60BTと一緒に聞いてほしい楽曲の1曲めは、Adoの『うっせぇわ』をセレクト。
今回のHP-T60BTが、比較的若い世代にウケそうな音のチューニングに仕上がっているので、本曲のようなイマドキな畳み掛けるようなサウンドにはピッタリ。疾走感もしっかりと感じられ、キレも良好。ほんと、『うっせぇわ』との相性が抜群。
HP-T60BTと一緒に聞いてほしい楽曲の2曲めは、back numberの『エメラルド』をセレクト。
ちょっと低音域が元気すぎるかな(特にバスドラム)…という気もしてしまうのですが、これはこれでアリと思う低音ジャンキーもいそうなのでピックアップしてみました。とはいえ、ボーカルは低音域にマスクされずにクリアに聞ける。その点は秀逸かつ嬉しいところ。
HP-T60BTと一緒に聞いてほしい楽曲の3曲めは、日向ハルの『目隠し』をセレクト。
個人的に土岐麻子が好きなので、同氏が作詞を手掛けたこの楽曲をぜひ聞いてほしいのでご紹介。フィロのスの日向ハルは本曲でソロデビューなのですが、歌唱力に定評があるだけあって、最初から本格的“すぎる”ジャジーサウンドが堪能できます。とにかくとろける感じがして、聞いてほしい。おすすめのおすすめ。
HP-T60BTと一緒に聞いてほしい楽曲の4曲めは、Olivia Rodrigoの『good 4 u』をセレクト。
ひとことで表現するならば、ガーリーでパワフル。ベースとドラムの力強さに負けないくらいに、ボーカルであるOlivia Rodrigoの歌声も力強く圧倒される。低音域の表現が得意なHP-T60BTには、まさにうってつけの一曲だと言えます。
低音域の迫力の良さを楽しむのもいいけど、うち的にはボーカルメインの曲を中心に聞いてほしいところかな!
装着感:★★★★★
小さな耳でもスッポリと収まる形状をしているため、装着感はかなり良好な部類に入る。
完全ワイヤレスイヤホンは片側chごとに、Bluetoothの送受信モジュールやバッテリー(つまり、多くの部品)を搭載しないといけない関係から、どうしても筐体サイズが大きくなりがち。そうなってくると、耳の小さいユーザーにはちょっと厳しいものが……。
しかし、このHP-T60BTは小型筐体ということもあり、非常に耳への当たりが優しくて良い。長時間のリスニングでも耳が痛くなることはなく、着け心地が非常に良い印象を受けました。
操作性:★★★★☆
リモコンボタンにタッチセンサーではなく物理ボタンを採用していることもあり、誤作動的なものも非常に少なく、操作性も非常に抜群。
確かにタッチセンサーのほうが見栄えは良いので、物理ボタン採用は好みが分かれるところ。とはいえ、第一は誤作動が生じないことなので、そういった意味では物理ボタンで正解とも言えます。
搭載されているリモコン機能自体も非常に網羅的で、わざわざスマートフォン等を取り出さなくてもよいのも嬉しいところ。これでアプリ対応だったら、もっと高評価だったはず。
接続安定性:★★★☆☆
Xperia 1 II・Galaxy Note20 Ultra 5G・iPhone 12 Pro Maxで接続テストを行ったのですが、接続安定性はまずまずといったところ。ちょっと障害物に弱い感じもしなくないですが、通常の利用用途なら問題はないはずです。
マイク性能:★★★☆☆
LINEやDiscordを使って通話をしてみたのですが、マイクの集音性は良好なもののノイズキャンセリングが弱いのが惜しいところ。
こちらが発した声はしっかりと聞き取ってくれる感じではあるのですが、周囲の騒音が一定以上ある場合においては、その環境音を拾いがちな印象。このあたりの通話マイクの指向性やノイズのカットをもう少しチューニングしてほしかったかも。
家のような静かな場所で使うなら、まず問題ナシやけどね!
ヒアスルー性能:★★★☆☆
搭載されているヒアスルー機能(外音取り込み機能)の効きは結構強力な印象。これなら、電車やバスのアナウンスも聞き逃すことはないでしょう。
ちょっぴり残念なのが、集音性が高すぎるからか、何でも集音してしまうので音が不自然な感じになってしまっていること。なので、アナウンス音を聞いたりすることは問題ないですが、これを装着したままの会話は難しいかも。
イヤホンを装着したままの会話は失礼な感じもあるし、不自然な感じを除けば実利用では問題はあまりないかもやね!
付加機能:★☆☆☆☆
イヤホンの着脱に応じて音楽再生/停止される『近接センサー』、ワイヤレス充電を行う『Qi』、専用のコンパニオンアプリ…などには、このHP-T60BTは対応しておりません。
ここがすき!
実測値で最大10時間バッテリー
とにかく嬉しいのが“実測値”で、最大10時間(イヤホン単体)という超ロングライフバッテリーを実現していること。
バッテリー | イヤホン単体 | 最大10時間 |
イヤホン+充電ケース | 最大30時間 | |
充電時間 | イヤホン単体 | 約1時間30分 |
イヤホン+充電ケース | 約2時間 |
HP-T60BTのバッテリー駆動時間・充電時間
完全ワイヤレスイヤホンに搭載されているチップ(Bluetooth SoC = 頭脳)の進化も日進月歩。数年前までは、4時間くらいしかバッテリーが持たない製品が多かったのですが、2021年にもなるとチップの省電力化も進み、ここまでバッテリーが持つようになりました。
バッテリーが10時間も持つので、音楽再生中にバッテリー切れになる心配も少なく、また充電する頻度が少なくて済むのも嬉しいところ。そして何より、公式サイトに「最大約10時間(実測値)」と書かれている。この“実測値”という表記が頼もしいのです。
女性の耳に最適なミニマムサイズ
女性の比較的小さい耳だと、「あ、この音好き!」という完全ワイヤレスイヤホンを見つけても、イヤホンの筐体サイズが大きくて合わないから購入を見送った…なんてこともしばしば。とりわけ海外メーカーの製品は、男性でも大きすぎて着用していると痛くなることも。
ところが、このHP-T60BTは非常に小さく、ギュっとミニマムに作られている。
なので、より多くの人にフィットしやすく作られている気がします。装着時に筐体が耳から飛び出ないので、激しい運動をしているときでもフィット感が高く外れにくい点も良き。
そして、充電ケース自体がコンパクトなのも嬉しいところ。これくらいのサイズ感だと、サコッシュやポーチに気軽に入れて持ち運ぶことができる。このポータビリティ性の高さも魅力的。
ここがうーん?
充電ケースがシンプルすぎる
これは完全に趣味嗜好の問題なので、「そうかなぁ!?」と感じる人は聞き流してほしいのですが、個人的には充電ケースのデザインがシンプルすぎるかと。…もっと、コスメっぽいデザインに振り切ってもいいかな、と感じてしまいました。
充電ケース上面に何も文字がないのが寂しいと感じてしまうので、ettusaisのアイエディションのような、可愛いレタリングが施されていてもよかったかも。
これなら充電ケースの梨地塗装とも相性が良さそうですし、そこまで賛否が出るデザインではないと思うので、こういうワンアクセントがあればもっと可愛かったはず。
『tiny Series』って冠が付いているから、この文字をレタリングしても可愛かったかなぁ……。
ねこちゃんは、コスメなら『CLIO』のデザインが好きなのであーるっ!
うん、誰も聞いてないんやけどね!!
まとめ「小さい耳の女性におすすめな可愛い系フルワイヤレス」
そういうわけで、radius『HP-T60BT』のレビューを総括すると、
- 小さい耳の人でもフィットする小型筐体が嬉しい
- マットで淡いピンクカラーがとにかく可愛い
- 防滴仕様なのでジムやヨガでも安心して使える
- 可愛い見た目とは裏腹に音質は中低音域寄り
- デザインにもっとコスメ感があると嬉しかった
…という感じ。
アンダー1万円という安価な価格設定なので、多機能・高機能…とはいきませんが、IPX5等級の防滴仕様になっており、思っていたよりもパワフルな音が鳴るところは高評価。そして、何より可愛い!ピンクは正義なのです!!
個人的には充電ケースのデザインに、もう少し“遊び”が欲しかったところ。ちょっとシンプルすぎる感じもするので、もっとコスメ感があって女性向けなデザインに振り切ってもよかったような気もします。
小さい耳の人でも、痛くならずにしっかり装着できる貴重な可愛い系完全ワイヤレスイヤホンって感じやね!
おまけ
今回のHP-T60BTみたいに、しっかりとした音が出る女性向けの完全ワイヤレスイヤホンがもっと増えてくれたら嬉しいんやけどね。
高級な完全ワイヤレスイヤホンほど、“白か黒か”の二択ですものね。
世の中のオーディオ機器が全部ピンクだったら可愛いのにー。
いや、それはヤバいやつ……。
おわり
女性の耳に合う小さいサイズ感とパワフルな低音域が良い感じ!
充電ケースのデザインにもうひと工夫ほしかったかな……。
…そんな感じやね!