- 噂のAppleのANCヘッドホン『AirPods Max』がついに発表!
- 本体価格が税込約7万円は高すぎるかもしれない!
- Sony WH-1000XM4・Bose NC Headphones 700との比較表を作った!
高すぎる、信仰心が試される。
Appleがノイズキャンセリング搭載Bluetoothヘッドホン、『AirPods Max』を発表。価格は61,800円(税別)。強力なANCと空間オーディオがウリ…ですが、価格もかなり強気です。


Apple信者ですから、きっと買ってますわ。

……!?(買ってレビューしろ圧が凄い!)
Apple『AirPods Max』発表

■AirPods Maxの概要
▼価格
- 本体:61,800円(税別)
- AppleCare+ for Headphones:5,800円(税別)
▼発売日
- 2020年12月15日
▼カラーバリエーション
- シルバー
- スペースグレイ
- スカイブルー
- ピンク
- グリーン
▼搭載機能と特徴
- Digital Crown
- アクティブノイズキャンセリング
- 外部音取り込みモード
- コンピュテーショナルオーディオ
- アダプティブイコライゼーション
- 空間オーディオ
- オーディオ共有
- オンヘッド検知機能
- Hey Siri
- Apple H1ヘッドフォンチップ(×2)
- 20時間バッテリー
- 急速充電(5分充電 → 1.5時間再生)
Apple『AirPods Max』の簡単な概要は上記のとおり。
Apple曰く、AirPods Maxの音質に関しては、“原音に忠実なオーディオ”と謳っています。ただ、当然ながらオーディオ製品なので、実際に試聴してみないことには正当な評価しづらいところ。AppleはBeats by Dr. Dreを傘下にしましたが、ピュアなヘッドホンの技術力としては、SennheiserやAKGのほうが歴史が深いぶん勝っているはず。ガジェット的要素も含めて、この61,800円(税別)という、未知に対する高すぎる価格は信仰心を試されていると言っても過言ではないでしょう。
詳しいオーディオ的スペックに関しては後述するとして、ドライバーにはApple独自設計のφ40mmのダイナミックドライバーを採用。Apple H1チップは左右に1つずつ搭載しており、まったく新しいサウンド体験ができるそう。おそらく、超高音質ドライバーを搭載して音質を高める方向性よりは、Appleお得意のソフトウェア的なチューニングで音質を底上げする感じでしょう。

高い…ですわ。

気になるけど、おいそれと手が出せない価格設定やんね……。
Apple vs Sony vs Bose

- Apple AirPods Max
- Sony WH-1000XM4
- Bose Noise Cancelling Headphones 700
…という3つのノイズキャンセリング搭載Bluetoothヘッドホンを比較してみます。なお、比較表は以下のとおり。
AirPods Max | WH-1000XM4 | Bose Noise Cancelling Headphones 700 | ||
メーカー | Apple | Sony | Bose | |
価格 | 67,980円*1 | 33,291円*2 | 44,861円*2 | |
オーディオ性能 | ドライバー | ダイナミック(φ40mm) | ダイナミック(φ40mm) | ダイナミック(非公表) |
再生周波数帯域 | 非公表 | 4Hz–40,000Hz | 非公表 | |
インピーダンス | 非公表 | 電源オン時:40Ω 電源オフ時:16Ω |
非公表 | |
Bluetooth性能 | Ver. | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
コーデック | 非公表 | SBC AAC LDAC |
SBC AAC |
|
プロファイル | 非公表 | A2DP AVRCP HFP HSP |
非公表 | |
バッテリー | 駆動時間 | 最大20時間(ANC ON) | 最大38時間(ANC OFF) 最大30時間(ANC ON) |
最大20時間(ANC ON) |
急速充電 | ○ (5分充電 → 1.5時間再生) |
○ (10分充電 → 5時間再生) |
○ (15分充電 → 3.5時間再生) |
|
インターフェース | Lightning | 3.5mmステレオミニジャック USB Type-C |
2.5mmステレオミニジャック USB Type-C |
|
サイズ | 168.6×187.3×83.4mm | 非公表 | 165×203×51mm | |
質量 | 384.8g | 254g | 250g | |
備考 | ノイズキャンセリング | ○ | ○ | ○ |
ヒアスルー | ○ | ○ | ○ | |
コンパニオンアプリ | × | ○ (Headphones Connect) |
○ (Bose Music) |
|
有線接続 | ○ (専用ケーブル) |
○ (φ3.5mm) |
○ (φ2.5mm) |
|
その他 | アダプティブイコライゼーション 空間オーディオ Digital Crown |
Hi-Res Audio対応 Hi-Res Audio Wireless対応 Google Fast Pair対応 NFC搭載 近接センサー搭載 |
Bose SimpleSync |
ノイズキャンセリング搭載Bluetoothヘッドホン比較
*1Apple Store公式価格(税込)。
*22020年12月9日現在のAmazon価格(税込)。
私は、WH-1000XM4とBose Noise Cancelling Headphones 700をすでに所有しているのですが、ノイズキャンセリング性能に関しては甲乙つけがたい高い次元で肉薄しています。ここにAirPods Maxがどこまで迫れるのか、ここが気になる点。
音質に関しては聞いてみないと当然分からないですが、ナチュラルさのSony、ダイナミックさのBose。このポジショニングにどう入っていくかというところ。
なお、AirPods Maxは専用のケーブル(Lightning to 3.5 mm Audio Cable)を使えば、有線接続でも使えます。ただし専用ケーブルで代替がないので注意。『Solo Pro』(レビュー)も同じ方式なのですが、お世辞にも音質の良いケーブルとは言えない(線が細い)感じ。また、有線接続用のケーブルは別売という点も注意。
WH-1000XM4もBose Noise Cancelling Headphones 700も、どちらも高い完成度を誇るノイズキャンセリングヘッドホン。しかも、AirPods Maxよりもかなり安い。Appleブランド代を除いて、価格差数万円の価値やスペックがあるのかが気になるところ。

他人におすすめするなら、価格も考慮してWH-1000XM4かBose NC Headphones 700になるかなぁ…今のところは。

この2機種に不満があるわけじゃないもんねー。

そうなると、AirPods Maxでしか味わえない“Emotional”が、どこまで価値あるものか、ですわね。
まとめ「信仰心が試される高級ヘッドホン」

かねてより噂されていた『AirPods Max』が登場しました。価格が61,800円(税別)とかなり高いので、完全にApple信者の信仰心が試されるアイテムになっています。
Apple贔屓を抜きにすると、この価格帯だとヘッドホン専業メーカーでもかなり良い製品が当然ながら集まっています。同クラスのSonyやBose製品が数万円安価ということを考えると、本当に好きな人が買うヘッドホンとなりそうな予感がします。

SonyとBoseが安く感じる不思議があるやんね……。
おまけ

それで…買うやんね!ね?

納期が長いからねー。私はイヤホン派だし……。

そんなこと言わないで、ね!?

どっちがApple信者か分からない構図ですわね。
おわり
ねこさん…買った?