どっちも良き。
Bluetoothイヤホン入門機として優秀な両機種ですが、向き・不向きがある。なので、どういう人に合うのかを“炎の10番勝負”で決めたいと思います。今更ですけど…ね。
目次
チキチキ炎の10番勝負!
AppleのBluetoothイヤホン、『AirPods』と『BeatsX』。私はどちらもだいぶ前に購入して使っています。どちらも人気Bluetoothイヤホンなので、すでに持っている人も多いはず。
1.価格
まずは、ある意味一番重要な価格の比較から。
両方ともAppleの定価だと、
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AirPods:税別16,800円
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BeatsX:税別11,800円
となっています。
BeatsXは、以前は税別14,800円でしたが、マイナーチェンジ(付属品の減少など)で価格がお求めやすくなっています。
2.デザイン
デザインは、
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AirPods:フルワイヤレスタイプ
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BeatsX:ネックバンドタイプ
なので、まったく異なったタイプのBluetoothイヤホンです。
3.音質
音質は、オープンエアー型(AirPods)とカナル型(BeatsX)という違いから、音の傾向も異なってきます。
AirPodsは、抜けの良い高音域が魅力的で、音場の広さもまずまず。ただ、低音域が弱く、うるさい場所で視聴するとかき消されてしまうレベルです。価格を考慮して音質を10点満点で評価するならば、5点ぐらいです。
BeatsXは、カナル型特有の密度の濃い低音域が魅力的で、開放感というよりかはノリ重視で聞くようなドンシャリ系の音質です。ただ、ちょっとボーカル域が弱い気がします。価格を考慮して音質を10点満点で評価するならば、7点ぐらいです。
4.音漏れ
音質比較の流れで、外で聞くなら重要な“音漏れ”について評価します。
これは、AirPodsがオープンエアー型ということもあり、AirPodsのほうが間違いなく音漏れします。図書館などの静かな場所での視聴は、ほかの人の迷惑になるレベルです。
5.バッテリー持続時間
音楽で意外と気になるポイントが、バッテリーの持続時間です。
バッテリー持続時間はそれぞれ、
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AirPods:5時間(充電ケース込で24時間)
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BeatsX:8時間
となっています。
AirPodsはフルワイヤレスでは驚異的に長い5時間と、バッテリーケースというアドバンテージが凄いです。BeatsXもバッテリー持ちが良いほうではありますがね。
6.急速充電
バッテリー絡みだと、こちらもチェックしておきたい“急速充電”の対応状況。
両機種とも急速充電自体には対応しており、
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AirPods:15分充電で3時間駆動
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BeatsX:5分充電で2時間駆動
となっています。
7.取り回しの良さ
Bluetoothイヤホンだからこそ気になるのが、取り回しの良さ。
AirPodsはフルワイヤレスイヤホンなので、取り回しの良さは抜群。まったくケーブルがないというのは、本当に取り回しの面では最強だと思います。
BeatsXはネックバンドタイプなので、常に首に掛けておけるのが魅力。ただ、ネックバンド部分のケーブルがちょっと長く、材質もゴムっぽいので、取り回しに関しては賛否が分かれそうな作りです。
8.ボタン・機能
こちらも使い勝手に影響する、ボタンの数やそれに伴う機能の多さ。
AirPodsには、ペアリング用ボタンしかありません。操作に関しては、すべてイヤホン本体をタップする仕様になっています。機能は、再生・停止やSiriの起動などです。音量はイヤホンでは変えることはできません。
BeatsXはには、物理ボタンが4つ(うち1つは電源ボタン)あります。音量・曲送り・曲戻し・再生・停止・Siri起動など、ありとあらゆる動作が可能です。
9.起動〜接続時間
どちらも起動〜接続(ペアリング)までの早さに定評があります。
BeatsXは、一般的なBluetoothイヤホンと同様に、電源ボタンを約1秒押下で起動〜接続。
対してAirPodsは、充電ケースからイヤホン本体を取り出すだけで起動〜接続が可能。
10.ハンズフリー通話
最後は、ハンズフリー通話目的としての比較。
AirPodsは、オープンエアー型でかつ、イヤホン片側だけでも使える超絶有能なハンズフリーイヤホンとして使えます。左右を入れ替えながら使えば、バッテリーを気にせずにハンズフリー通話が行えます。
BeatsXは、一般的なカナル型Bluetoothイヤホンなので、ハンズフリー通話には不向き。そもそもカナル型自体が、ハンズフリー通話に向いているとは思えません。
どっちがオススメ?
こんな感じで、10の項目で両機種を比較してきました。
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AirPods:4勝1引き分け
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BeatsX:5勝1引き分け
やったやよ!
これらの比較の結果、それぞれに向いている人を簡単にまとめてみることにします。
AirPodsがオススメな人
ケーブルから開放されたいハンズフリー通話する人
やよ!
イヤホンとして考えると、どうしても音質面をプッシュできないAirPodsですが、取り回しの良さやハンズフリー通話の利便性は魅力的。音楽はとりあえず聞ければOKという人ならこっち。
BeatsXがオススメな人
カジュアルに音楽を楽しんで没頭したい人
やよ!
とにかく音楽を楽しむことに特化したのがBeatsXだと思います。ネックバンドタイプなので、ファッションアイテムとして使ったりと、カジュアル&ストリートな人にはこっち。
Apple縛りでないなら…これ!
今回の趣旨とは逸れてしまうので、ちょこっとだけの紹介にしますが、14時間駆動バッテリーに5分で2時間駆動の急速充電搭載、IPX7の防水設計、エモみたっぷりのアプリ…ハッキリ言って、フルワイヤレスよりも『TARAH PRO』を買ってほしいくらい良きなイヤホンだったりします。ほんと、オススメ。
総評:勝ち負けでなく“別物”だ
両方使っているユーザー的に一言でまとめてしまうと、
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AirPods:音楽も通話もする人向け
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BeatsX:音楽に没頭したい人向け
なイメージですね。
比較するのも野暮なくらい、ベクトルが違うイヤホンだと思います。
どっちも良いけど『TARAH PRO』が好き。
おまけ
おわり