- 楽天モバイル(MNO)はエリアと対応機種に注意!
- 楽天モバイル(MVNO)は当面継続で自社回線に移行可能!
- 一番安全なのは都会で楽天モバイル対応機種を持つこと!
ややこしいのでまとめた。
新たに始まった楽天モバイル(MNO・自社回線)のプラン・料金・エリア・対応機種について、既存の楽天モバイル(MVNO・ドコモ/au回線)の受付についてをまとめておきました。特に対応機種については、要注意のようです。


いずれはMNOに統一ということですね。

そうなるとエリアが問題やんね…。
目次
楽天モバイル(MNO・自社回線)

まずは、新たにサービス開始となる、楽天モバイル (MNO・自社回線)について。
プラン詳細
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT |
月額料金 | 3,278円/月 |
事務手数料 | 3,300円 |
備考 | 楽天スーパーポイントアッププログラム+1倍 最低利用期間なし 契約解除料なし |
楽天モバイル(MNO・自社回線)のプラン表。
※価格はすべて税込表記。
既報のとおり、楽天モバイルでは『Rakuten UN-LIMIT』の1プランのみの提供。
国内 | 海外 | |||
楽天回線エリア | auローミングエリア | |||
データ通信 | 無制限 | 2GB/月 | 2GB/月 | |
通話 | Rakuten Link同士 | 0円 | 0円 | 0円 |
Rakuten Link利用 | 0円 | 0円 | 0円¹ | |
Rakuten Link未利用 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | -² | |
SMS | Rakuten Link同士 | 0円 | 0円 | 0円 |
Rakuten Link利用 | 0円 | 0円 | 0円³ | |
Rakuten Link未利用 | 3円/70文字(全角) | 3円/70文字(全角) | 100円/70文字(全角)² |
楽天モバイル(MNO・自社回線)のデータ通信・電話・SMS料金表。
¹海外指定66カ国で海外から日本への通話。その他の場合は地域別従量課金制。
²通常の電話を利用した発着信とSMSの送受信不可。
³指定外のその他の海外については100円/70文字(全角)。
Rakuten UN-LIMITのプラン詳細は上表のとおり。
楽天モバイル(MNO・自社回線)では、楽天回線エリアとパートナー回線エリア(auローミング)があり、それによって使えるデータ通信容量が異なります。
楽天回線では無制限に使えるデータ通信容量ですが、パートナー回線エリアでは2GB/月(4月22日以降は5GB/月)のみ。また、2GB超過後は最大1Mbps(当初は最大128kbps)。データ容量の追加購入は1GB/550円(税込)。そいて、データの残量は繰越不可。
通話やSMSに関しては、基本的に『Rakuten Link』アプリの使用ありき。
Rakuten Linkアプリを利用すれば、通話・SMSとも無料。通常の電話アプリやSMSアプリを使うと、一般的な料金はかかってきます。
対応周波数帯
700MHz帯 | 800MHz帯 | 900MHz帯 | 1.5GHz帯 | 1.7GHz帯 | 2GHz帯 | 2.5GHz帯 | 3.4GHz帯 | 3.5GHz帯 | 3.7GHz帯 | 4.5GHz帯 | 28GHz帯 | |
方式 | FDD | FDD | FDD | FDD | FDD | FDD | TDD | TDD | TDD | TDD | TDD | TDD |
対応 | × | △¹ | × | × | ○ (40MHz) |
× | × | × | × | ○ (100MHz) |
- | ○ (400MHz) |
備考 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | 5G (Sub6) |
5G (Sub6) |
5G (ミリ波) |
楽天モバイル(MNO・自社回線)の対応周波数帯表。
※2019年10月時点。
¹auローミング。
楽天モバイル(MNO・自社回線)の対応周波数帯は上表のとおり。新規参入だけあり、かなり制限が多いことに注意が必要。
■楽天モバイル(MNO・自社回線)対応周波数帯
- 4G
- 自社回線:1.7GHz帯(Band 3)
- au回線:800MHz帯(Band 18)
- 5G
- Sub6:3.7GHz帯(n77)
- ミリ波:28GHz帯(n257)
簡単にまとめてしまうと、楽天モバイル(MNO・自社回線)で取り扱う周波数帯については、現時点では4つのみ。そして、5Gはこれから…というところ。なので、5G開始までは2つの周波数帯しか利用できないことになります。
自社回線は1.7GHz帯の『Band 3』(上り:1730MHz~1750MHz・下り:1825MHz~1845MHz)のみ。auローミングは800MHz帯の『Band 18』(上り:815MHz~830MHz・下り:860MHz~875MHz)を利用。
5Gの楽天回線については、Sub6は3.8~3.9GHz、ミリ波は27.00GHz~27.40GHzの周波数を利用することになっています。
対応エリア

対応エリアに関しては楽天モバイル公式の『サービスエリア』というページで地図にて確認可能。
■関東
- 東京都
- 東京23区内ほぼ全域
- 千葉県
- 千葉市付近
- 船橋市付近
- 神奈川県
- 横浜市付近
- 川崎市付近
- 埼玉県
- さいたま市付近
※2020年3月4日時点。
■東海
- 愛知県
- 名古屋市付近
※2020年3月4日時点。
■関西
- 大阪府
- 大阪市内ほぼ全域
- 大阪市外一部
- 京都府
- 京都市内一部
- 京都市外一部
- 兵庫県
- 中央区付近
- 灘区付近
- 東灘区付近
- 長田区付近
※2020年3月4日時点。
地図を見る限り、上記の地域では楽天回線が利用可能。ただし、そのエリア内だからといってかならず電波を拾えるわけではないので注意。
パートナー回線(auローミング)を広げてみても、対応していないエリアがあります。なので、最悪圏外という可能性も無きにしもあらず。
対応機種
■スマートフォン
- Rakuten Mini
- OPPO A5 2020
- arrows RX
- AQUOS sense3 lite
- OPPO Reno A
- HUAWEI nova 5T
- AQUOS sense3 plus
- Xperia Ace
- Galaxy A7
- Galaxy S10
- Galaxy Note10+
■モバイルルーター
- Aterm MP02LN
- Aterm MR05LN RW
※2020年3月8日時点。
楽天モバイル(MNO・自社回線)で対応している機種は上記のとおり。
なお、iPhoneに関しては未サポート。また、SIM開通のアクティベーション自体ができない可能性も大。なので、とにかく使うには上記の機種を購入する必要がある模様。
SIMの種類
- eSIM
- nanoSIM
SIMカードに関しては、『nanoSIM』と『eSIM』を提供。
eSIMは『Rakuten mini』での利用を想定して提供されています。iPhoneに関しては、現時点ではサポートされていません。

eSIMとは何かについては、こちらの記事参照でっ!
楽天モバイル(MVNO・ドコモ/au回線)

そして、既存の楽天モバイル (MVNO・ドコモ/au回線)について。
新規受付は2020年4月7日で終了
楽天モバイル(MVNO・ドコモ/au回線)は、
- 店舗受付:2020年4月7日営業終了時点
- オンライン:2020年4月7日20:59
をもって受付終了となる模様。
ドコモ/au回線から楽天回線への移行
MVNOとして利用しているドコモ回線・au回線は、2020年4月8日より楽天回線(Rakuten UN-LIMIT)に移行可能。
これは強制ではなく、SIMカードを交換しない場合は、そのまま楽天モバイル(MVNO・ドコモ/au回線)を利用可能。ただ、おそらく永続的なサポートはないはず。あくまで猶予期間と思っておくべきでしょう。
『楽天でんわ』アプリについて
楽天モバイル(MVNO・ドコモ/au回線)で提供されている『楽天でんわ』アプリと、楽天モバイル(MNO・自社回線)で提供される『Rakuten Link』は併用不可。
まとめ「対応エリアと対応機種には要注意」

とりあえずは、現時点で分かっている楽天モバイル(MVNO・MNO両方)の情報をまとめておきました。にしても、仕方ないのですがかなり複雑。
特に対応機種についてはSIM開通(アクティベーション)が絡んでくるので注意が必要。ひょっとすると、バンドさえ掴めば…かもですが、無難なのは楽天モバイルで販売している機種を購入することでしょう。また、エリアにも要注意。

にしても、申し込んだのにメールが来ないぞ…!?
おまけ

うーん、とってもややこしいっ!

MVNOからMNOですし仕方ない部分も大きいですが、混乱は避けられそうにないですわね。

第4のキャリアとして頑張ってほしいけどね。

最初はあれこれ言われそうだけど、他社の驚異になるくらいになってほしいよねー!
おわり
Reference:
楽天モバイル(1, 2, 3, 4), 総務省(1, 2), 楽天の「携帯キャリア」参入決定 「1.7GHz」帯で“追加条件”あり - ITmedia Mobile
既存の楽天モバイル(MVNO)ユーザーも、Rakuten UN-LIMITに移行を促す流れみたいだねー。