- 自社回線の楽天モバイルを契約申し込みした!
- プランは1つだけで条件付きで無制限ギガ!
- 現時点では大都市圏ユーザーのみ恩恵を受けられる!
大都市在住ならアリ…かな!
MVNOではない、MNOの楽天モバイル(楽天モバイル自社回線)の一般受け付けが開始したので、早速人柱で申し込んでみました。なので、本稿では本格始動前の“予備知識”として、自社回線としての楽天モバイルのプラン、エリア、問題点、対応機種…などを調べてみました。


1年プラン料金無料とは…。

最初から強烈な囲い込みやんね。
目次
楽天モバイル(自社回線)申し込んだ!

——自社回線(MNO)としての楽天モバイル の回線。この先行申込受付が開始されたので、早速申し込みしました。

ついに始まった第4のキャリアっ!
プランは『Rakuten UN-LIMIT』という、国内電話かけ放題・データ無制限で月額2,980円(税別)というもののみ。
非常に割り切ったプラン構成で、300万名を対象にRakuten UN-LIMITを1年間無料で提供される。また、オンライン契約なら3,000ポイント分の楽天スーパーポイントをプレゼント。申し込み時の事務手数料(税込3,300円)に関しても全額ポイントバックするというキャンペーンを行っています。

かなりの大盤振る舞いやね!

うむー、サクッと概要を見た感じはお得感満載だよねー。だけど、実際はもうちょっと複雑だから、それを今から見ていくことにするぞっ!
楽天モバイル(自社回線)プラン概要

まずは、キモとなる『Rakuten UN-LIMIT』プランを見ていくぞー!
提供プラン
■提供プラン
- Rakuten UN-LIMIT
自社回線(MNO)としての楽天モバイルは、『Rakuten UN-LIMIT』というプラン1つだけ。
つまり、契約者は全員、Rakuten UN-LIMITを選ぶことになります。docomo・au・Softbankのような既存大手キャリアとは異なり、非常にシンプルなプラン設定。
Rakuten UN-LIMIT仕様
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT | |
プラン料金 | 1年目 | 無料 |
2年目以降 | 3,278円/月 | |
提供回線 | 楽天回線 auローミング回線 |
|
データ通信容量 | 楽天回線エリア | 無制限 |
au回線エリア | 2GB/月 | |
通話料金 | 無料(かけ放題)¹ | |
SMS料金 | 無料(使い放題) | |
事務手数料 | 3,300円 | |
備考 | 楽天スーパーポイントアッププログラム+1倍 最低利用期間なし 契約解除料なし au回線のデータ容量:1GB・550円 |
楽天モバイル(自社回線)のプラン概要表。
※価格はすべて税込表記。
¹Rakuten Linkアプリ利用時。
楽天モバイル(自社回線)の唯一のプラン『Rakuten UN-LIMIT』の料金や概要は上表のとおり。
後述しますが、楽天モバイル自社回線のエリアは、現時点ではかなり狭いので注意が必要。楽天モバイル回線でない場所に関しては、パートナーエリア(auローミング回線)を利用。楽天モバイル自社回線エリアではギガ無制限ですが、au回線エリアでは月2GBまでとなっています。
通話料金
Rakuten Link利用 | Rakuten Link非利用 | |
通話料金 | 無料 | 20円/30秒 |
SMS料金 | 無料 | 3円/70文字 |
Rakuten UN-LIMITプランの通話料金表。
通話料金に関しては、『Rakuten Link』という楽天モバイル提供のアプリを利用するか否かで料金が変動するシステム。
Rakuten Link利用ならば、通話料金・SMSともに無料。スマホ標準の電話アプリやSMSアプリからだと、電話は30秒で20円、SMSは70文字で3円、といたって標準的な価格。なので、基本はRakuten Linkアプリありきだと思っておくのがよさそうです。

楽天モバイル(自社回線) = Rakuten UN-LIMIT
っていうことですなー。
楽天モバイル(自社回線)の注意点

お次は、楽天モバイル(自社回線)契約の際に気をつけておきたいポイントっ!
楽天回線エリアは都市部のみ
楽天モバイル公式のサービスエリアページを見ると分かるのですが、楽天回線の提供エリアは非常に狭く、現時点では都市部のみしか対応していません。
■関東
- 東京都
- 東京23区内ほぼ全域
- 千葉県
- 千葉市付近
- 船橋市付近
- 神奈川県
- 横浜市付近
- 川崎市付近
- 埼玉県
- さいたま市付近
※2020年3月4日時点。
■東海
- 愛知県
- 名古屋市付近
※2020年3月4日時点。
■関西
- 大阪府
- 大阪市内ほぼ全域
- 大阪市外一部
- 京都府
- 京都市内一部
- 京都市外一部
- 兵庫県
- 中央区付近
- 灘区付近
- 東灘区付近
- 長田区付近
※2020年3月4日時点。
楽天回線の提供エリアを全国見たのですが、東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知・大阪・京都・兵庫…以外は全滅という感じ。
特に東京23区内・大阪市内・名古屋市以外は、楽天回線対応と言ってもエリアは激狭。千葉・神奈川・埼玉は東京に近い場所なら大丈夫かな、という感じ。兵庫は三木谷氏のお膝元神戸市中心なら、京都は上京区〜中京区〜下京区という付近なら。都市部といっても、福岡はエリア外。東北楽天ゴールデンイーグルスがある仙台市もエリア外でした。
とどのつまり、楽天モバイルのRakuten Linkプランに契約して、データを無制限に利用できるのは前掲の一部大都市のみということになります。
対応機種が少ない
エリアと同時にハードルになるのが、楽天モバイル(自社回線)に対応した機種が少ないこと。
■楽天回線対応機種
- Rakuten Mini
- OPPO A5 2020
- arrows RX
- AQUOS sense3 lite
- OPPO Reno A
- HUAWEI nova 5T
- AQUOS sense3 plus
- Xperia Ace
- Galaxy A7
- Galaxy S10
- Galaxy Note10+
※2020年3月4日時点。
現時点では、上記の11機種が楽天回線の対応端末 となっている。
そう、iPhoneは楽天回線非対応。もちろん、将来的には対応するでしょうが、しばらくはAndroidユーザーのための楽天回線となりそうです。
気になる点
最後に、今回の楽天モバイルの自社回線で気になる点を話して、本稿を終わりたいと思います。
キャリアアグリゲーション無効化
まず気になるのが、楽天モバイルが自社で扱っている端末のキャリアアグリゲーションについて。
私は楽天モバイル版のGalaxy Note10+を、他社SIMで運用しているのですが、その際に端末にキャリアアグリゲーションのロックがかけられていることが判明しています。
これが楽天モバイル(自社回線)のSIMを挿入したときに、キャリアアグリゲーションがどういう挙動を示すのかが、とにかく気になるところ。
テザリング機能
そして、データ通信容量無制限となると、気になるのがテザリングについて。
ケータイWatchによると、この楽天回線の無制限ギガについては、テザリングでも適用とのこと。なので、まずはひと安心なのですが、速度制限がどこかのタイミングでかかると思うので、それが何GBからなのかが気になる点。
FUJI Wifiの無制限プランを使っているユーザーならご存知のとおり、無制限といっても限度があります。なので、その限度がどこか、というのがヘビーユーザーのポイントになってくるはず。

回線速度
そして、最後は回線速度について。
幸い、私は楽天回線内のエリア(京都・大阪)なので、これに関しては届き次第、Galaxy Note10+に挿して検証していきます。MNOのSoftbank回線も持っているので、そちらやUQ mobileとも回線速度比較をしたいところ。
まとめ「楽天モバイル端末持ちで大都市圏から動かない人向け」

そういうわけで、ついに本格始動した自社回線としての楽天モバイル。
そして、ギガ無制限の『Rakuten UN-LIMIT』プラン。
現時点の結論としては、
- 楽天モバイル対応端末をすでに持っている
- 生活圏が東京23区内・大都市近郊・大阪市内・名古屋市内・京都と神戸の一部
- すでにメイン回線を別で持っている
- iPhoneでの利用を想定してない
という条件付きでおすすめという感じ。(もはやおすすめってない…!?)
要するに、大都市在住で新しいもの好き向け。それが今のところの自社回線としての楽天モバイルの総括でしょう。まだまだ契約者はアーリーバードですね。

あとは楽天回線エリアの拡大とiPhone対応を待つだけっ!
おまけ

これでついに、docomo・au・Softbank・楽天モバイルの回線が手元に揃ったぞー!しかも、Softbankと楽天モバイルはMNOっ!!

月々の支払いが恐ろしいですわね…。

格安SIMとはこれ如何に…やね。
おわり
ギガ無制限『Rakuten UN-LIMIT』の衝撃っ!