- 楽天モバイル版Galaxy Note10+はCAロックあり!
- MVNOで利用するぶんには神経質になる必要なし!
- 楽天回線の本格始動と同時にアップデートに期待!
楽天モバイルの良アプデに期待。
かなり前に購入エントリーを出した、楽天モバイル版Galaxy Note10+。仕様を確認したところ案の定、キャリアアグリゲーションが無効化されていました。なので今回、キャリアアグリゲーション開放について、そして無効状態での通信速度について検証してみました。
無理してキャリアアグリゲーション開放をすべきでない、ということですね。
自社回線の提供で変わるかもやんね!
目次
楽天モバイル版Galaxy Note10+のCAロック問題
楽天モバイル版Galaxy Note10+(SM-N975C)は、楽天モバイル未契約で購入可能なSIMフリースマホ。しかし、巷で噂されていたとおり、キャリアアグリゲーションが“無効化”されていることが確認できました。
SIMフリースマホなのに…うぐぐ……。
キャリアアグリゲーション無効化という意図的なロック状態については、楽天モバイルだけがやっていることではないので、なんとも言いづらい問題。
過去にNTTドコモ版Galaxy Note8でも、同様のキャリアアグリゲーション無効化がなされていました。なので、あくまで推測ですが、囲い込みのために特定の回線の組み合わせでないとキャリアアグリゲーションが有効にならないようにしたいのでしょう。どちらにせよ、ユーザーとしては困った話なのですが…。
キャリアアグリゲーション無効化で、どこまで速度に影響があるが問題だよねー。
MVNOならまだしも、MNOだと顕著な影響が出そうですからね…。
そうなると、キャリアアグリゲーションをセルフで開放したくなるのが心情ですが……。
キャリアアグリゲーション開放の懸念点
キャリアアグリゲーション開放の方法はたぶん書くべきでない気がするので、各自調べてみてください。(Diag mode → QPST接続 → ~prune_ca_combos file削除 で可能)
QPST Flash Toolの是非
キャリアアグリゲーション開放を行うには、Qualcomm製チップが搭載されているモデルであれば、『QPST』というツールを用いると可能。この手に情報に造詣が深いユーザーなら、すでにご存知の人もいるはず。
ただし、このQPSTというツールはあくまで検証用ソフトウェアで、本来ならば私たちが利用できないツールだそうで…。それがなぜかQPST Flash Toolという形で流出して、一般ユーザーが使えるようになってしまっているそう。要するに、どんどん使ってOKというツールではなさそう。いやむしろ、触れないでおくべきかもしれません。
ですので、QPST Flash Toolを用いてのキャリアアグリゲーション開放については推奨しませんし、もし行いたいのであれば“自己責任”でお願います。
知ってるけども手は出さないのが懸命かなー。
楽天モバイル側のアップデート
キャリアアグリゲーションが無効化されていることに関しては、前述したNTTドコモ端末でのキャリアアグリゲーション無効化と同様で、おそらく単純に囲い込みをしたいのでしょう。
楽天モバイル版Galaxy Note10+については、SIMロックフリーで販売しているので、個人的にはキャリアアグリゲーションにロックをかけることについては、ちょっとイジワルな気もしなくもないです。
ただ、楽天モバイル側で将来的(例えば、MNO開始と同時)にアップデートいう形で、端末のキャリアアグリゲーションの設定が書き換えられる可能性もゼロではありません。なので、ユーザー側がわざわざQPSTを用いてキャリアアグリゲーションを開放するのは、ちょっとリスキーでしょう。とりあえずは様子見が無難そうです。
キャリアアグリゲーションで思うこと
SIMフリー機種なので開放すべき
楽天モバイル版のGalaxy Note10+ですが、起動時に“Rakuten”というロゴが出るくらいなので、ピュアなSIMロックフリー機ではないということかもしれません。
しかしながら、せっかく回線契約不要で購入できる機種なので、変にキャリアアグリゲーションの設定を触らないでほしかったのが本音。せっかくの素晴らしい端末なのに、こういうところでケチが付いちゃうのは、少しばかりもったいない気もします。
ずっとキャリアアグリゲーション無効化のままかは不明ですが、どこかのタイミングでアップデートを行い、SIMロックフリー機らしくキャリアアグリゲーションを開放してもらいと楽天モバイル運営に対して思ってしまいます。
楽天回線が本格始動したタイミングでアプデ降ってこないかなー!?
MVNOユーザーなCA開放必要ナシ
ただ、この楽天モバイル版Galaxy Note10+をMNO(NTTドコモ・au)で利用するのではなく、MVNO(LinksMate・UQ mobile等)で利用するのであれば、正直なところ、リスクを取ってキャリアアグリゲーション開放する必要はないと思っています。
というのも、MVNO自体がMNOに比べて、そもそもの通信速度が遅い(特にネットワーク上流)傾向にあります。なので、キャリアアグリゲーション開放のリスクを考えると、わざわざ危ない橋を渡る必要性は…という感じ。
もちろん、MVNOでもキャリアアグリゲーションの恩恵は受けられます。ただ、ユーザーが勝手に内部の設定を変更してまでするメリットは、MNOに比べてないかもしれません。どちらにせよ、QPSTはしないほうが無難でしょう。
まぁ、楽天回線でどうなるか…次第だよねー。
楽天回線でもキャリアアグリゲーションロックかけてたら、意味が分からなくなるもんね。
まとめ「楽天側には早急にCA開放を望みたい」
そういうわけで、やはり楽天モバイル版Galaxy Note10+(SM-N975C)には、キャリアアグリゲーション無効化のロックがかけられていました。うーん、残念無念…。
QPST Flash Toolを利用してキャリアアグリゲーション開放を行うことについては、さまざまなリスクを考えた場合、個人的には手は出したくないところ。なので、楽天モバイル側がアップデート(楽天回線の本格始動と同時に)で、キャリアアグリゲーション開放を早急に行ってくれることを切に願うばかりです。
CAロックする意味を聞きたいのであーる。
おまけ
やっぱ、楽天モバイルがMNOとして正式に開始した瞬間に、しれーっとキャリアアグリゲーション開放されないかなー。
もしなるとしたら、そのタイミングしかないやんね。
4月からですからね。それまでは様子見ですわね。
おわり
キャリア側がCAロックをかけている以上、QPSTを利用してCA開放はしないほうが無難って感じかなー。