カメラは止めるな!でも、インカメラは塞ぐ!—デジタル覗き見をアナログなシールでシャッターすべき話

カメラは止めるな!でも、インカメラは塞ぐ!—デジタル覗き見をアナログなシールでシャッターすべき話
記事のポイント
  • インカメラにはセキュリティーリスクがいっぱい!
  • Webに精通する人でもシールで塞いでいる!
  • 使わないならばインカメラはシールで塞ぐが吉!

カメラを止めるな…よりも“塞ぐ”べき!?

しばしば「日本人のセキュリティー意識は低い」と耳にすることがあります。確かに、高いか低いかでいえば、“低い”かもしれませんし、特にインカメラのセキュリティー対策を放置している人もチラホラ……。そこで今回は、使わないのであれば、パソコンやスマホのインカメラはシールで塞ごうというお話です。

二条ねこ

“カメラを止めろ”なのであーる!

まの

『カメラを止めるな!』のもじりですわね。

さたえり

うーん、ネタが古い。

疑問:スマホとパソコンとインカメラ

スマホやパソコンのインカメラ。

スマホやパソコンのインカメラ。

——みなさんは、スマホやパソコンのカメラ(特にインカメラ)をどうしていますか?

ビジネスパーソンでセキュリティー対策やプライバシー保護の意識に目を向けている一部のユーザー以外は、おそらくですが、特に何も気にせず放置していると思います。いや、全員がインカメラにいちいち意識を向けていたら、それはそれで怖いのですが…ね。

まの

何が普通かは分かりませんが、特にインカメラに細工などはしていませんわね…。

さたえり

わざわざ気にも留めないやんね。

問題:インカメラとセキュリティー

話は変わって、Edward Joseph Snowdenエドワード・ジョセフ・スノーデン氏のお話。

元NSA職員であったエドワード・スノーデンは、アメリカが世界中の通信データを傍受(≒監視)していることを公に暴露し、アメリカから追われる立場になった。彼については、映画『スノーデン』や『シチズンフォー スノーデンの暴露』を見るといいかも。

……閑話休題。

アメリカが通信データを——というのは政治色が強いのでさておき、現実とネットとつなぐ架け橋となるパソコンやスマホの『カメラ』という存在については、一般人である私たちも注意しておかなければならないのです。特に、前述したインカメラについてはセキュリティー意識は高めておいて損はないでしょう。

ハッキングによりインカメラ経由で情報が流出するリスクも。

ハッキングによりインカメラ経由で情報が流出するリスクも。

非常に便利なパソコンやスマホのカメラですが、ハッカー(クラッカー)にとっても、個人情報を収集する格好の標的となっています。
なぜなら、パソコンで作業をしていれば、常時オンラインでインカメラにアクセスできる状態になっていますし、ビジネスデータもプライバシーデータもそのインカメラを通じて、あたかも遠隔の監視カメラのようにチェックできるのですから。

インターネットに常時接続されるデジタルで便利なツールだからこそ、そこにはさまざまなリスクが表裏一体となっているというわけなのです。

二条ねこ

エドワード・スノーデン氏みたいに、とんでもなく神経質になる必要はあるかは別としても、少しは気にかけておいても損はないと思うんだよねー。

さたえり

確かに、カメラってクラックされたら怖いイメージがあるやんね…。

事例:ESETやZuckerbergからみる最適解

そういうわけで、パソコンやスマホのインカメラというのは非常に便利な反面、悪用されるリスクというのがつきまとっているのです。

実際、2016年にセキュリティー対策ソフトで有名なESETは、公式ブログ上でインカメラ(Webカメラ)のセキュリティー問題について触れています。

As independent security analyst Graham Cluley noted last year: “Virtually every computer sold today comes with a dirty little secret: it can spy on you. What’s more, if attackers can infect your computer with malware, they can hijack your webcam and secretly watch you too – regardless of whether they’re based down the street or on the other side of the world.”

Source:Webcam security: Understanding this modern day threat – WeLiveSecurity

記事を要約すると、ソーシャルメディアを運営しているMark Zuckerbergマーク・ザッカーバーグ氏ですら、自身のパソコンのWebカメラとマイクをシールで塞いでいる。そして、コンピューターがマルウェアに感染すると、クラッカーはWebカメラを乗っ取ることができる。なので、Webカメラの挙動に注意したり、シールを貼ったりして積極的に対処していくのがよい。という趣旨。

このESETの公式ブログでも触れられているのが、マーク・ザッカーバーグ氏が自身の使っているパソコンにシールを貼って、カメラとマイクを塞いでいるという事実。

このお話は、マーク・ザッカーバーグ氏が、子会社であるInstagramのユーザー数が5億人に突破したことによる記念で投稿されたFacebookが発端になっています。
その投稿されたFacebookでは、なんとマーク・ザッカーバーグ氏が使っているMacBookのインカメラとマイクに、プライバシー保護のためのシールが貼られていたのです。それはもう、超絶アナログな方法で。

前掲したエドワード・スノーデン氏の話も加えて、マーク・ザッカーバーグ氏やセキュリティーの専門家ESETがここまでインカメラとセキュリティーについてシビアに捉えているというわけなのです。

二条ねこ

パソコンのインカメラの怖さについては、『ブラック・ハッカー』っていう映画を見ると……んごご。

結論:インカメラは塞ぐべき

インカメラはシールで塞ぐのが吉。

インカメラはシールで塞ぐのが吉。

今までの話を踏まえて、私が述べたい結論は…
パソコンやスマホのインカメラはシールで塞ごう!
ということ。

インカメラをシールで塞ぐなんて超アナログと思ってしまいますが、デジタルに対抗するにはアナログが一番だったりします(ジョニー・イングリッシュ的な)。

二条ねこ

カメラは止めるな!でも、シールで塞ぐのだ!!これで勝つる。
…ってことなのであーる。

さたえり

カメラはクラックされて止まらないけど、シールで塞いでいるから、クラッカーからは見えないってわけやね!最強のプライバシーシャッターやんね!!

まの

うまく言ってやった感が凄いですわね…。

インカメラはパーマセルテープで塞ぐ。

インカメラはパーマセルテープで塞ぐ。

ちなみに、インカメラをシールで塞ぐなら、パーマセルテープがおすすめ。

普通のシールだと、剥がしたときにベタベタになるので、プライバシーシャッターとして使うなら、ベタつきにくいカメラによく使われるのパーマセルテープがピッタリだったりします。バミるときにも使えますぞ。

▼個人的には日東電工製がおすすめ

余談と備考

スマートスピーカーとプライバシーシャッター

インカメラとプライバシーというお話は、パソコンやスマホだけに限った話ではなく、スマートスピーカーにも及びます。特に、パソコンやスマホと違って、常時電源とネットワークに接続されているスマートスピーカーというのは、その性質からして“覗き見”の格好の標的

そういうこともあり、Amazonのスマートスピーカー『Echo Show』では、内蔵カメラにプライバシーシャッターが設けられています。そして、当然ながら、内蔵マイクもオフにできる仕様に同時になっています。

Amazon Echoラインナップ・スペック一覧表 –2019年版–

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2019年10月12日

プライバシーフィルター

カメラとプライバシーという話からは逸脱してしまうのですが、プライバシー保護という観点では、パソコン専用のプライバシーフィルターを外では導入するのも手。

画面をプライバシーフィルターで物理的な覗き見を防止。
カメラをシールでシャッターして電脳的な覗き見を防止。

そういうふうにして、両側面からのプライバシー保護をする時代に来たのかもしれません。やりすぎと思われるかもしれませんが、これくらいはやっておいても損はないともいえます。簡単なプライバシー保護やセキュリティー対策は講じておくが吉なのですから。

Macなデザイナーは“着脱式”プライバシーフィルターが覗き見防止の最適解

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2020年1月10日

まとめ「カメラは止めるな!でも、インカメラは塞ぐぞ!!」

まとめ「カメラは止めるな!でも、インカメラは塞ぐぞ!!」

パソコンやスマホに搭載されているカメラについて、あまり考えたことがない人も少なくないはず。ただ、事例で紹介したように、プライバシー保護・セキュリティー対策という面では、シールを貼らずとも気に留める必要はあるということです。

理想はシールでプライバシーシャッターをしてしまうことですが、見た目的には微妙だったり…。なので、ThinkPadの『ThinkShutter』のような機構が、全パソコンに採用されるのがベストかもしれません。

二条ねこ

使わないなら、シールで塞ぐがベストかもっ!?

この記事で紹介したガジェット

おまけ

二条ねこ

おもしろコンテンツっぽく話したけど、実際はもっとシリアスでセンシティブな話なんだよねー。

まの

企業が必要以上に個人情報を収集している…なんて話も話題になりましたからね。

さたえり

なんか、そのへんってデジタル化の弊害みたいな感じやんね。

おわり