出資した。PaMu Quietのスペックと気になる点を解説

出資した。PaMu Quietのスペックと気になる点を解説
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記事のポイント
  • 完全ワイヤレスイヤホン『PaMu Quiet』を出資した!
  • 業界最高レベルのアクティブノイズキャンセリング性能に注目!
  • Apple・Bose・Sonyの3強を崩れるのか気になる!

AirPods ProよりANC性能が高い!?

MakuakeでPadmate『PaMu Quiet』という、ANC搭載完全ワイヤレスイヤホンを出資しました。最大のウリは-40dBのノイキャン性能とコスパ。これから出資する人もいるはずなので、PaMu Quietについてまとめてみました。

さたえり

AirPods ProBose QC EarbudsWF-1000XM3持ちとしては…気になる!

まの

この3強に割って入れるか、ですわね。

二条ねこ

それにしても持ちすぎあーるぞ!

Padmate『PaMu Quiet』を出資した

Padmate『PaMu Quiet』を出資した

冒頭で話したように、最大-40dBという超強力ノイズキャンセリング性能がウリの完全ワイヤレスイヤホン、Padmate『PaMu Quiet』をクラウドファンディングサイトMakuakeにて出資しました。

さたえり

うちはフルセット(PaMu Quiet + ストラップ + ケース)を出資したやよ!

PaMu Quietの概要

Does ANC make a difference? - YouTube

これからPaMu Quietを出資する人もいると思うので、完全ワイヤレスイヤホン沼の住人として、スペックを解説しながら見ていくことにします。

PaMu Quietとは?

PaMu Quiet

PaMu Quiet

この『PaMu Quiet』とは、クラウドファンディング(Indiegogo)発の完全ワイヤレスイヤホンで、ウリは超強力なアクティブノイズキャンセリング(ANC)性能を持っていること。

また、クラウドファンディング発ではあるが、イヤホンのコンポーネントについては、Qualcomm・ams・Knowles・村田製作所など、錚々たるグローバル企業のものを使用されている。

PaMu Quiet

PaMu Quiet

特にアクティブノイズキャンセリングについては、QualcommのBluetooth SoC(QCC5124)にオンチップされている回路ではなく、別途専用のチップ(AS3460)を採用しているこだわりっぷり。このアクティブノイズキャンセリング専用チップ採用のおかげで、最大-40dBという強力なノイズキャンセリング性能を得ることができているわけです。

余談ですが、アクティブノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンが巷に溢れかえった要因は、QualcommのBluetooth用SoCの存在。同社のSoCには最初からアクティブノイズキャンセリング回路がオンチップされているものがあり、これを採用することにより、現在のような状況になっているわけです。

さたえり

amsのAS3460自体が、公称で最大-40dBのNC性能を持っていることをCES 2020で言っていたし、まさにそのとおりの仕様って感じやね。

Padmate公式サイト

Padmate公式サイト

ちなみに、Padmateという聞き慣れないメーカーですが、公式サイト曰く、Harda groupという企業の一部とのこと。もっと聞き慣れなくなりましたが、所在地をLinkedinで調べてみると、中国のXiamen(アモイ)が本社でした。Harda group自体は、国際貿易や開発を主に行っているそうです。

PaMu Quietのスペック

オーディオ性能 ドライバー ダイナミック(φ10mm)
再生周波数帯域 20Hz–20,000Hz
インピーダンス 32Ω
ケーブル長 -
プラグ -
Bluetooth性能 Ver. Bluetooth 5.0
コーデック SBC
AAC
aptX
プロファイル A2DP
AVRCP
HFP
HSP
バッテリー イヤホン単体 最大4時間(ANC OFF)
最大3.5時間(ANC ON)
イヤホン+充電ケース 最大12時間
インターフェース イヤホン -
充電ケース USB Type-C
サイズ イヤホン 34.7×26.0×21.6mm
充電ケース 83.0×70.0×32.7mm
質量 イヤホン 5.1g
充電ケース 82g
備考 ノイズキャンセリング
ヒアスルー
コンパニオンアプリ
(PaMu Quiet)
その他 IPX4等級防水性能
Qiワイヤレス充電対応

PaMu Quietのスペック

PaMu Quietのスペックを見る限りは、今どきな完全ワイヤレスイヤホンという趣。

このスペックシートをベースにして、今回出資したPaMu Quietの良さそうな点と気になる点をまとめていきます。

良さそうな点と気になる点

■良さそうな点

  • ANCに専用チップを搭載している。
  • TWSに求めるモダンな機能を全部搭載。
  • 一般販売価格でも2万円を切る低価格。
  • ドライバー設計にこだわっている。

■気になる点

  • バッテリー持ち時間が短い。
  • SoCがQCC514xシリーズではない。

実機の到着はまだ先なので、スペックシートやプレスリリースの情報でしか話せない点をご留意いただくとして、個人的にPaMu Quietについて感じたことを箇条書きにしました。

ANCに専用チップを搭載している

まず、良さそうな点の中で一番期待しているところは、アクティブノイズキャンセリング専用のチップを搭載している点。

ams AS3460

ams AS3460

QualcommのBluetooth SoCにオンチップされているアクティブノイズキャンセリング回路を採用して…的なことではなく、アクティブノイズキャンセリング専用チップ(ams AS3460)を搭載していることについては、かなり期待しているポイント。

Padmate曰く、Apple『AirPods Pro』やSony『WF-1000XM3』を上回るアクティブノイズキャンセリング性能とのことなので、この“-40dB”という超強力でゴリゴリなノイズキャンセリングは非常に楽しみ。個人的には、AirPods ProやBose QuietComfort Earbudsに肉薄してくれたら充分満足。

さたえり

正直、ここについては期待大なんよね!

TWSに求めるモダンな機能を全部搭載

PaMu Quiet App

PaMu Quiet App

次に良さそうと感じたのが、私がモダンな完全ワイヤレスイヤホンに求めている機能が全部搭載されているという点。

  • アクティブノイズキャンセリング搭載
  • 外音取り込み(ヒアスルー・アンビエントサウンド)搭載
  • 専用コンパニオンアプリ対応
  • Qiワイヤレス充電対応

という、私が2020年の完全ワイヤレスイヤホンに求めている機能が、PaMu Quietではしっかりと網羅されている。

特にQi規格のワイヤレス充電に対応している点はポイントが高い。Qiに対応していると、取り回しがグンと良くなるので、非常に使い勝手の良い完全ワイヤレスイヤホンになっていることを期待しています。

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2020年9月24日

バッテリー持ち時間が短い

反対に気になる…というか懸念しているのが、バッテリー持ち時間が短いという点。

公称値を見ると、最大4時間(ANC OFF)最大3.5時間(ANC ON)という、イヤホン単体でのバッテリー持ち時間となっている。ハッキリ言って、アクティブノイズキャンセリングをオフにしての4時間駆動バッテリーは短い。

最近では6時間〜10時間駆動する完全ワイヤレスイヤホンが増えてきているので、このバッテリー持ち時間の短さで、ユーザビリティーが低下してしまうのだけが気になっています。とはいえ、ここは実機での検証が必要な事項。バッテリー持ち時間に関しては、到着後のレビューでしっかりと検証していきます。

ANC搭載TWSの3強を崩せるか

戦国時代な完全ワイヤレスイヤホン市場。その中でも、アクティブノイズキャンセリング性能で見る、完全ワイヤレスイヤホンの3強といえば、

の3つになってくるはず。

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2020年7月30日

特に、この3製品の中では最後発となる『Bose QuietComfort Earbuds』については、音質とノイズキャンセリング性能の両方が高い。最先発の『WF-1000XM3』についても、発売以降ずっと評価が高く、早期の後継機種も望まれている。『AirPods Pro』は言わずもがなの実力と人気を兼ね備えている。

正直、「ノイズキャンセリングが欲しい」と言うのであれば、これら3製品の中からチョイスすれば、まずハズレはありえない。それくらい、これら3製品は抜けていると言っても過言ではない。

このApple・Bose・Sonyのノイズキャンセリング大帝国に、今回のPadmate PaMu Quietが戦えるのか。これが非常に気になっていたりします。

二条ねこ

お…恐ろしい面々あーる。

さたえり

特にBoseとSonyは、ノイズキャンセリングを“育ててきた”メーカーやからね。

まとめ「コスパ抜群のANC搭載TWSとなるか?」

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Makuakeで『PaMu Quiet』という、アクティブノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホンを出資したわけですが、開始直後に達成するほどの注目っぷり

バッテリーの持ち時間が短いことは気になりますが、確かに-40dBというアクティブノイズキャンセリング性能は気になるし、早く使ってみたいという衝動に駆られます。謳い文句どおり、AirPods ProやWF-1000XM3を超えてくると…面白くなる予感!

さたえり

あとは到着を待つだけやね!…楽しみ!!

この記事で紹介したガジェット

おまけ

まの

ちなみに、AirPods Pro・Bose QuietComfort Earbuds・WF-1000XM3の中だと、推しイヤホンはどれでして?

さたえり

うーん…Bose QuietComfort Earbudsやね!

まの

やはりBoseですか。

二条ねこ

ねこちゃんはAirPods Pro一択っ!Apple様だぞ!ドヤドヤ!!

さたえり

聞いてないんやけど……。

おわり