- AmazonでSennheiser『IE 80S BT』が激安だったので確保した!
- 現在の価格だとイヤホン部分『IE 80S』がタダ同然で手に入る!
- aptX LL・aptX HD・LHDCなどの各種コーデック対応が嬉しい!
当初の半額以下で買える!
SennheiserのBluetoothネックバンド型イヤホン『IE 80S BT』が、Amazonで約2.4万円まで値下げしてたので…つい買ってしまいました。これぞバーゲンプライス。
ネックバンド部分(IEN BT)が約2.2万円で売られてるってことは…んぬ?
イヤホン部分(IE 80S)は2千円ですか……。
目次
Sennheiser『IE 80S BT』を買った
以前から欲しかった、Sennheiserの『IE 80S BT』という、ネックバンド型のBluetoothイヤホンを“今さら”ですが買いました。
名機『IE 80S』のBluetooth版ですな!?
そうそう!
イヤホン部分はIE 80Sそのままだから、本当にBluetooth化されただけって感じやね。
このIE 80S BTが発売されたのは、今から約2年前の2019年9月12日。
価格はオープンプライスとなっているのですが、発売当初は約6万円で売られていました。当時は、このネックバンド型ワイヤレスイヤホンらしからぬ、超絶高価なプライシングに驚いた人も少なくないはず。
そんなIE 80S BTですが、少し前に生産完了品になっています。そういうこともあってか、Amazonで約2.4万円という破格で売られているのです(2021年7月9日時点)。
約6万円のイヤホンが半値以下で購入できるのであれば、とりあえず確保しておきたいというもの。特に、私は『IE 8』(Internet Explorer 8ではないよ)が大好きだったので、「これは買うしかない!」と思って、後先考えずに買ってしまいました。
…とどのつまり、“衝動買い”です。
Sennheiser IE 8・Shure SE530・Ultimate Ears UE 900…このあたりが、うちの学生時代のトップメンバーやったんよね。
わたしはSleek Audio SA6が好きだったあーる!
あ、あの初期型やとすぐ故障するやつ!
…覚え方がひどいですわね。
IE 80S BT | ||
---|---|---|
メーカー | Sennheiser | |
オーディオ性能 | ドライバー | ダイナミック |
再生周波数帯域 | 10Hz–20,000Hz | |
Bluetooth性能 | Ver. | Bluetooth 5.0 |
コーデック | SBC AAC aptX aptX LL aptX HD LHDC HWA |
|
バッテリー | イヤホン単体 | 最大6時間 |
インターフェース | USB Type-C |
IE 80S BTのスペック
ちなみに、IE 80S BTのスペックは上表のとおり。
2019年にリリースされた製品ということもあってか、バッテリー駆動時間は最大6時間と控えめ。なお、これはSBCコーデックでの連続再生時間なので、他のコーデックで接続した場合だと、多少の上振れや下振れがあります。
元が約6万円するBluetoothイヤホンだけあって、BluetoothレシーバーはBluetooth SoCでD/A処理をするのではなく、専用のハイエンドD/Aコンバーター(旭化成エレクトロニクス製)を介して行われます。イヤホン側の端子が専用の2ピンなので、そこまで他製品に使い回せるものではないのですが、このBluetoothレシーバー自体もよく作られているのです。
今さら買った理由
ここで買った理由を少しだけ!
えー。
ちょ、聞いてよ!
破格で『IE 80S』入手可能
この『IE 80S BT』というBluetoothイヤホンは、
- イヤホン部分:IE 80S
- Bluetoothレシーバー部分:IEN BT
という、2つのパーツから構成されています。
イヤホン部分は『IE 80S』という、ワイヤードイヤホンのケーブル非同梱版。あの IE 8 → IE 80 の流れを組む、知る人ぞ知るSennheiserの名機です。
すでに、このIE 80Sも生産終了しているのですが、在庫流通分を見ると正規品が約3万円で販売されています。そこまで値落ちしていないことから考えると、やはり根強い人気があるイヤホンなのでしょう。
IE 8系はSennheiser製品の中でも、偽物が多く流通してるんよね。それだけ人気ってことなのかもだけど、Sennheiser好きとしては複雑かなぁ……。
ちゃんと正規店で買いましょう、ということですね。
Bluetoothレシーバー部分は『IEN BT』という、無骨で可愛げのない型番。それはともかく、こちらも単体販売されており、約2万円強で購入可能です。
…そうです。この2つのパーツの価格とその差額を考えると、IE 80S BTが約2.4万円で買えるのは破格の破格。そして、BluetoothレシーバーであるIEN BTの販売価格を考慮すると、IE 80S部分がタダ同然で手に入るというわけなのです。
そうなると、どっちが本体であーるか?
そりゃ…えーと……あれれ!?
希少な『LHDC』対応
かなりマニアックな話なのですが、このIE 80S BTには『LHDC(Low latency and High-Definition audio Codec)』という、日本オーディオ協会が定めるHi-Res Audio Wirelessに認定されたBluetoothコーデックに対応しています。これを試したかったのも購入の決め手。
ちなみに、LHDCコーデックに対応しているということもあり、それをベースにした『HWA』というBluetoothコーデックにも同時に対応しています。
正直、LHDCコーデックに対応しているスマートフォンは少なく、有名どころだと、Xiaomi製品が数機種あるくらい。それでも、せっかく存在しているBluetoothコーデックなので、それを試したかったわけです。
ただ、なぜか手持ちのスマホでLHDC接続すると、謎のノイズが乗るんよ。
だから、結局は『aptX HD』で接続して使っているという…ね。
相性…なのかなー!?
プチレビュー的感想
すでに生産終了してしまったレガシーな製品なので、レビューする意味はまったくないのですが、少しだけ使ってみた感想という形で紹介しておきます。
気持ち良いSennheiserの音
ベースとなるIE 80Sが、2017年にリリースされたイヤホンということもあり、今となっては相対的に飛び抜けて高音質ではなくなってしまいました。でも、そんなことは気にならない。それだけの中毒性がIE 80S(を含めたIE 8系)にはあるのです。
私がSennheiser好き…というのもあって、ちょっと贔屓目に見てしまうのですが、これだけの音がBluetooth経由で出してくれる。ここに大満足。
BluetoothレシーバーのD/Aコンバーターを通しているからか、生のIE 80Sよりも低音過多な印象。
なので、私は本体の低音調節ネジを最小にしています。コンパニオンアプリ(Sennheiser Smart Control)にもイコライザー機能は搭載されているのですが、ソフトウェア的に音を弄るよりも、やっぱりハードウェア的に調節したほうが不自然さがありません。こういう芸当ができるのもIE 80Sの良いところ。
ゲームに最適なaptX LL対応
IE 80S BTをゲーム用のBluetoothイヤホンとして使う人はあまりいない気がするのですが、こっそり『aptX LL』に対応しているので、以前レビューしたXROUNDの『XT01』という、Bluetoothトランスミッターと組み合わせて使っています。
aptX LLはスマートフォンでの実装が厳しいため、あまり注目度が高いBluetoothコーデックとは言えません。しかも、可変ビットレートであるaptX Adaptiveに移行しつつあるので、近い将来はレガシーなBluetoothコーデックになる運命です。
とはいえ、スマートフォンで使わないのであれば、まだまだaptX LLコーデックは有用。完全にリップシンクが合致することはありえませんが、ゲームや映画鑑賞に大いに役立ってくれています。
まとめ「至高の音はまだまだ現役」
そういうわけで、Sennheiserの『IE 80S BT』がAmazonで安くなっていたので、つい買ってしまいました。
でも、買ったことによる後悔は一切ナシ。
きっと、買わなかったほうが後悔したはず。
…というわけで、IE 8からずっと続く至高の音はまだまだ現役なのです。
サウンドハウスでリケーブル買おうかな!?
おまけ
さたえりはSennheiser信者ですな!?
信者っていうほどじゃないけど、好きか嫌いかで聞かれたら、間違いなく“大好き”やね!
…それを信者というのでは?
え?そうなん!?
おわり
60,500円(発売当初) → 24,000円(現在)
…どう!?