- 完全ワイヤレスイヤホンはガジェットだから陳腐化が早い!
- 音質以外の要素も完全ワイヤレスイヤホンでは重要!
- おすすめの選び方は欲しい機能が網羅されているかを見る!
これからの完全ワイヤレスイヤホンを考える。
右も左も『完全ワイヤレスイヤホン』。そんな時代が到来したので、技術目線な完全ワイヤレスイヤホンのおすすめの選び方と、最強と思える1台の出会い方を語ります。完全ワイヤレスイヤホンは“イヤホンであってイヤホンでない”これがキーワード。
何台も持ってる人に言われてもあーる。
…イヤホン沼。
目次
完全ワイヤレスイヤホン = ガジェット
完全ワイヤレスイヤホンは『ガジェット』なので陳腐化するのが早い。
私は完全ワイヤレスイヤホン沼にズブズブ…なので、何台も買ってきているわけですが、一般的なワイヤードイヤホン(有線イヤホン)とは異なり、BluetoothのSoCの進化やバッテリー寿命などデジタル的要素が満載です。
それは良いことではあるのですが、裏を返せば、デジタル的な要素があればあるほど、最高スペックの製品を買っても数年後には陳腐化してしまうということ。こと完全ワイヤレスイヤホンというカテゴリーに関しては、とりわけ陳腐化が早いと“沼の住人”的に思うわけです。
完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ上で、この“陳腐化の早さ”は肝に銘じておきたいものだったりします。なので、完全ワイヤレスイヤホンの選び方を話す前に、先に伝えておいたというわけです。
Bluetoothの進化やバッテリーの劣化もありますからね。
そうなんよね。
だから、変にこだわって集め始めると大変なことになるんよね。
完全ワイヤレスイヤホンの選び方
そういうわけで、いよいよ本題。
完全ワイヤレスイヤホン沼の住人が思う、理想の完全ワイヤレスイヤホンの選び方を考えていきます。
そうそう、今回は技術的な側面で選び方を話していくので、人による相性的要素(耳にフィットする形状など)や、個人的嗜好が強い要素(タッチボタンが好き嫌いなど)に関しては触れないことにしています。正直、これらは量販店で実機を確認しないと分からない要素なので、ネットの情報を鵜呑みにせず、面倒でも実機を触りに行きましょう。
最終的には実機を確認、これが一番大事なことやね!
負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事…じゃなくて!?
…スルーしましょう。
【選び方1】当たり前の機能を確認する
1つめは、完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ上で、もはや必須化されている機能について確認しておくということ。
■チェック項目
- バッテリー駆動時間(最低5時間は欲しい)
- USB Type-C(充電ポートがUSB-Cでないと不便)
- 接続安定化技術(音途切れが多いのはダメ)
- Bluetoothコーデック(AACは必須)
バッテリー駆動時間の長さ、充電ポートがUSB Type-C(Lightningでも可)である、Bluetooth接続が安定していて音途切れが少ない、Bluetoothコーデックが豊富。これらは、2020年に完全ワイヤレスイヤホンを購入するのであれば、絶対に確認しておきたいポイントです。
これら上記の4項目は、特別凄いことを言っているわけではないので、どんな完全ワイヤレスイヤホンでもチェックできるはず。なので、まずはこれら4項目について、自分が納得できるスペックを満たしているかを確認しておくことがおすすめ。
▽MOMENTUM True Wireless 2:条件を満たしている人気のTWS
【選び方2】+α機能を確認する
2つめは、各社がウリにしている+αな機能、つまり付加価値として付与されている機能について確認しておくということ。
■チェック項目
- ノイズキャンセリング(ANCは必須機能に近い)
- ヒアスルー(外音取り込みも必須機能に近い)
- 左右独立受信方式(片側利用や安定化の面でも欲しい)
- 近接センサー(UX向上の意味でも欲しい)
- Qi(ガジェットだからこそ欲しい便利機能)
- コンパニオンアプリ(ファームウェアアップデートには必須)
トレンド化しているアクティブノイズキャンセリングやヒアスルー、TWS Plusに代表される左右独立受信方式、着脱に応じて音楽が再生・停止される近接センサー、充電の際に便利なQiによるワイヤレス充電、ファームウェアアップデートやキーアサインの変更などに必須なコンパニオンアプリ。これらは、2020年に完全ワイヤレスイヤホンを買うならば、特に押さえておきたいポイントです。
完全ワイヤレスイヤホンというのは、冒頭で話したようにガジェット的要素が強いので、いかに利便性(UI・UXなど)を高めていくかも重要な点です。もちろん、音質が良いというのはオーディオ機器として当たり前中の当たり前なこと。ただ、音質だけが良い完全ワイヤレスイヤホンというのは、残念ながらおすすめできる製品とは言えなかったりします。
完全ワイヤレスイヤホンで大事だと個人的に思うのは、いかに簡単に楽に高音質で楽しめるか、という1点のみ。だからこそ、今回紹介した+αな機能については、ぜひ購入前に確認してほしいおすすめポイントだったりします。
▽TRACK Air+:ANC・Qi・近接センサーなどを搭載したTWS
最強と思える1台だけ持つ
完全ワイヤレスイヤホンは陳腐化する!
だから、最強と思える1台だけ持っておこう!!
…うーん、完全ワイヤレスイヤホン沼に嵌っていて、毎日違うイヤホンをローテーションして使っている人間に言われても説得力がないかもしれません。ただ、買えば買うほど出てくる虚無感も出てこないので、おすすめなのは1台だけ決め打ちで選ぶことだったりします。
「最強の1台に絞るのはちょっと…」と決めかねる場合には、
- テレワーク等の通話用
- 音楽鑑賞用
などと、用途別に複数台に分けてもよいかもしれません。
完全ワイヤレスイヤホンが一種のムーブメントになっているので、新製品が絶えずラッシュ的に出続けているのが現状。なので、変に他人に流されたりせず「これだ!」と思える自分にとっての最強の1台が見つけましょう。でないと、私みたいに底なし沼にズブズブになっていきます……(これはこれで楽しいけどね)。
沼の住人がレビューしてるから、それも参考にしてみてやよ!
ひどい自虐ネタですわね……。
まとめ「ずっと持つより1年スパンで買い替えが吉」
完全ワイヤレスイヤホンの選び方としては、
- バッテリー駆動時間
- USB Type-C
- 接続安定化技術
- Bluetoothコーデック
を必須確認事項として、
- ノイズキャンセリング
- ヒアスルー
- 左右独立受信方式
- 近接センサー
- Qi
- コンパニオンアプリ
を付加価値機能としてチェックするのがおすすめ。
そして、絶えず進化していることやバッテリーを搭載している宿命として陳腐化が早いので、自分にとっての最強と1台を見つけて、陳腐化したなと思ったらサクっと買い替えちゃうのもおすすめだったりします。完全ワイヤレスイヤホンは生鮮食品(ナマモノ)なので。
…とにかく、変に完全ワイヤレスイヤホン沼に嵌らないのが、一番なのでした。
と言いつつ、買っちゃうんやけどね。
おまけ
もうちょっと製品サイクルを長くしてほしいとは思うんやけどね。
どんどん次から次へと出過ぎだよねー。
それだけ流行しているという裏返しですわね。
おわり
完全ワイヤレスイヤホンは1台で十分なんよね!