- Apple Silicon搭載でMacBook 12インチが復活かも!
- 気になるのはMacBookとMacBook Airとの共存!
- 復活したら即買いしたいのがMacBook 12インチ!
ARMでMacBook 12インチは復活。
Apple Silicon搭載で、復活すると噂の『MacBook 12インチ』。Appleは全MacのARM化を約2年で行うと明言しており、脱Intelは確実。果たして12″は復活するのか、新型はどうなるのか、Bookに思いを馳せる未来妄想図。
…なるほど。
ねこさんなりの答えを出すわけやね!
目次
ARMとApple SiliconとMac
本題に入る前に、まずは『Apple Silicon』とは何かと、Mac搭載に関する事項のおさらいをしていきます。
■Apple Siliconとは?
- ARMベースのCPU
- RISC型アーキテクチャ
- CPU・GPU・NPUのワンパッケージ
- macOS/iOS/iPadOS間の互換性確保
- 高性能低消費電力
- 2年でIntelから完全移行予定
この『Apple Silicon』とは、ARMベースのRISC型アーキテクチャを持つCPU(SoC)のことで、WWDC 2020で発表されたMac向けのCPU(SoC)です。いわゆる、iPhoneやiPadに搭載されている『Apple A series』の仲間となるCPU(SoC)です。
MacとCPUの変遷としては、
- MC68000 → PowerPC
- PowerPC → Intel x86
- Intel x86 → Apple Silicon
となるわけで、AppleはRISCとCISCを往来してきたわけですが、今回のApple Siliconにより、iPhone・iPad・MacがRISC化されるわけです。
そして、このApple Silicon。つまり、ARM搭載のMacを、Appleは2020年内に発表することを明言しており、今後約2年かけて全MacをApple Silicon搭載モデルに置換することも同時にWWDC 2020で話しています。
PowerPCの頃とは違って、iPhoneやiPadで実績を作ってるし、Apple Siliconへの移行はかなりポジティブな動きって感じがするあーる。
Apple A12Z Bionicの性能も、Intel搭載MacBook Proを凌駕するとも言われていますからね。
Apple Silicon搭載Macの噂
WWDC 2020でAppleが明言していたように、Apple Silicon(ARM)搭載のMacに関しては、2020年内に発表と発売がされることが確定しています。
なので、問題になるのはApple Siliconが搭載されるのか…ではありません。Apple Silicon搭載のMacが“どのMac”からスタートを切るのか、これこそ注目すべきポイントなのです。Appleは全MacのApple Silicon化を図ると明言しているので、結論からすれば、どのMacもいずれはARM化するわけでして。
Apple Silicon搭載Macスケージュール予想
MacBook 12″ | MacBook Air | MacBook Pro 13″ | MacBook Pro 16″ | Mac mini | iMac | iMac Pro | Mac Pro |
2020年秋 | ? | 2020年秋 | 2021年 | 2021年 | 2021年 | 2022年 | 2022年 |
Apple Silicon搭載Mac発売スケージュールの噂
もちろん、蓋を開けてみないと分からないのですが、海外メディアやいわゆるアナリストと呼ばれる人が予想している、Apple Silicon搭載Macの発売スケージュールはこんな感じ。
Appleは2年かけてIntel x86からApple Siliconに移行すると明言しているので、モデル自体が消滅しなければ、放っておいても2022年には、全MacがApple Siliconとなり出揃うわけです。
あくまで個人的な予想ですが、Apple Silicon搭載Macを出すとすれば、まずは普及機からでしょう。
特に、省電力化の恩恵が受けやすいラップトップ(MacBookシリーズ)から採用されるはず。アプリケーションの互換性やシステム移行にシビアな業務機であるIntel Xeon搭載のデスクトップ(iMac Pro・Mac Pro)のApple Silicon化は、噂されているように2022年のギリギリで行うというのは自然な流れな気がしています。
Apple Siliconの性能も未知数だからねー。
カギはMacBook 12インチの復活
さて、既存のMacがApple Silicon化されるのはよしとして、気になるのが『MacBook 12インチ』がApple Silicon搭載機として復活するのではないかという噂。
MacBook 12インチ自体はすでに終売しており、最終モデルは2018年(中身的には2017年モデルが最終)のもの。なので、MacBookユーザーとしては、早期の復活を期待したいところ。
■新型MacBook 12インチの噂
- CPU:Apple A14X
- バッテリー:15時間〜20時間
- インターフェース:USB Type-C ×1
Apple Silicon搭載の新型MacBook 12インチが発表されるとしたら、2020年11月という説が濃厚。これは、9月にApple WatchとiPad、10月にiPhone、11月にMac、という感じで分散させて発表し、話題性や注目度を維持しようとするものから来ている。一説には、10月にiPhoneと同時発表とも噂されているが、個人的には11月説が有力ではないかと見立てています。
なお、仮にApple Silicon搭載の新型MacBook 12インチが登場するとなると、CPU(SoC)は『Apple A14X』になると言われており、バッテリー駆動時間もARM化によるロングライフバッテリーを見込めます。凄く端的に言ってしまうと、MacBook 12インチにiPad ProのCPU(SoC)が搭載された、という感じです。
本当に新型MacBook 12インチが登場するのか
前述したように、すでに現行のMacBook 12インチというものは存在していません。現行のMacBookシリーズで一番軽量なのが、『MacBook Air 13インチ』になっています。
もし仮に、Apple Silicon搭載MacBook 12インチが登場して、同じくApple Silicon搭載MacBook Air 13インチが登場するとなると…ちょっとラインナップが多すぎる気がします。最近のAppleはラインナップを妙に増やす傾向があるので、どちらもApple Silicon搭載機として出てくることも考えられますが、新型MacBook 12インチが登場するのであれば、MacBook Air 13インチが終了するか形が変わる可能性があるのではないかと感じています。
MacBook Proが13″と15″から13″と16″になったように、MacBook Airも2モデル展開(12″と13″)にするかもしれないですし、名前を MacBook Air → MacBook と変更するかもしれません。
iPadシリーズ | MacBookシリーズ |
iPad Pro iPad Air iPad |
MacBook Pro MacBook Air MacBook |
iPadとMacBookのラインナップ
とはいえ、上表に示したように、MacBook 12インチが復活したほうが、iPadとMacBookのラインナップが対称になってくれます。最近は、Airの何がAirなのかが分からなくなってきていますが、こうラインナップが対称になってくれるほうが見栄えも美しいですし、消費者的にも分かりやすいのではと思っています。
それにしても、最近のAppleはラインナップが多いあーる。
新型MacBook 12インチの未来
出るか出ないかはAppleのみぞ知る…なので、そこは分かりませんが、もしMacBook 12インチが復活すれば、私は間違いなく買います。
Apple SiliconとmacOS Big Surにより、以前よりもiOS・iPadOS・macOSがシームレスに。そうなると、別にMacBook 12インチではなく、iPad ProがMac化するから事足りる。そう思っていたのですが、残念ながら私の仕事環境では、iPad ProがMacBookの代わりとしては働いてくれませんでした。
というのも、現状のiPadOS 14には、
- クラウドストレージの問題:強制iCloud Drive保存のApp多数
- 開発環境の問題:ライブラリの制約や環境構築が困難
- デザイン系ソフトの問題:Appクオリティーが発展途上
という、3つの問題があり、iPad ProがMacの代替として利用するにはいささか厳しいものがあるのです。なので、iPadはiPadができること(Apple Pencilによる描画など)を専門として活用しています。
話が逸れてしまいましたが、MacBook 12インチというのは、今のMacラインナップにはないミニマムにミニマルなデベロップ環境なのです。それはiPad Proとは異なるベクトルであり、Apple Siliconを搭載ができる今こそ、その存在意義と価値を見いだせるのではないかと勝手に思っています。
最高に薄くて軽くてバッテリー持ちが良い開発環境が欲しい、って感じなんだよー。
そう考えると、やはりMacBook 12インチの復活が期待されますわね。
まとめ「MacBook 12″は今出ないなら永遠に復活しない」
来る、Apple Silicon。
迫りくる、macOS Big Sur。
そして、OS間の統合とARM化。
年内に登場する、Apple Silicon搭載のMacというのは、ここ十数年のMac史において最大の転換期であることは間違いないでしょう。
今回は話しませんでしたが、Apple Silicon搭載によりNPU(Neural Engine)がどう発展していくか、5G接続などのモバイルブロードバンドがどうなるのか、これらにも注目しておきたいところ。
それはそうとして、MacBook 12インチが復活するなら今年でしょう。もし、MacBook Airが先にApple Silicon化してしまったら、それはMacBook 12インチの復活がないことを意味する気がしています。…とにかく、MacBook 12インチの復活に期待!
出てくれることを祈るばかりっ!
おまけ
今年のAppleほど、ワクワクするものはないっ!
最近はiPhoneやiPadばかりでしたものね。
MacBook好きにとって春が到来するかやね!
おわり
■Reference
Apple、MacのAppleシリコンへの移行を発表 - Apple
本日のお品書きは…
の4本立てでお送りするあーるっ!