3分で解る『WWDC 2020』まとめ—カギは“OSとSoCの統合”

3分で解る『WWDC 2020』まとめ—カギは“OSとSoCの統合”
記事のポイント
  • WWDC 2020は新製品発表はナシ!
  • 各OSの大幅刷新が行われた!
  • Apple Silicon登場でMacが変化!

新機能・追加項目を超簡単におさらい。

今回のApple『WWDC 2020(WWDC20)』で、発表された事項・新機能などをタイムライン形式で振り返ってみます。今回はできるだけ解説をナシにして、サクっと3分くらいで読めるようにしています。

二条ねこ

ハードウェアは出なかったけど、ソフトウェアだけで充分面白いっ!

まの

ARM版Macですわね。

さたえり

macOSはついにメジャーアップデートしたやんね!

WWDC20タイムライン

WWDC 2020 Special Event Keynote — Apple – YouTube

■タイムライン

  • Opening(00:00:00)
  • Introduction(00:01:25)
  • iOS:iOS 14(00:05:40)
  • iPadOS:iPadOS 14(00:32:00)
  • AirPods(00:42:28)
  • watchOS:watchOS 7(00:45:22)
  • Privacy(00:55:30)
  • Home(00:59:40)
  • tvOS(01:03:40)
  • macOS:macOS Big Sur(01:08:00)
  • Apple Silicon(01:26:10)

タイムラインに記載している時間は、公式のWWDC 2020動画の時間です。これを参考にチェックしてみてください。

発表されたものまとめ

iOS:iOS 14

■iOS関連まとめ

  • 新iOS『iOS 14』発表。
  • 『App Library』によるホーム画面のリデザイン。
  • ホーム画面にウィジェット設置可能になった。
  • 動画のPIPが可能になった。
  • Siriがオーバーレイ表示で起動するようになった。
  • 必要なときに自動でアプリを提案する『App Clips』機能。

iOS 14

新しいiOS名は『iOS 14』。

  • ホーム画面
  • ウィジェット
  • ピクチャーインピクチャー

の3点がiOS 14では刷新された。

App Library

ホーム画面には、新たに『App Library』機能が追加。

不要なホーム画面を非表示にし、アプリを整理整頓できるようになった。イメージ的には、Androidにあるような、ホーム画面とアプリ一覧という階層化が行われた感じ。

Widget

ウィジェットは、新たにホーム画面と共存できるようになった。

ウィジェットはサイズ変更可。1つのウィジェットウィンドウに複数ウィジェットとページャー(タブ)のスタイルで組み込み&切り替え可能。

Picture in Picture

すでにiPadOSやmacOSでは採用済みだったPicture in Pictureが、iOS 14にも採用。

他のアプリを利用中にも利用可能。ホーム画面でも利用可能。これにより、動画に関してはPicture in Pictureを利用して、2画面表示ができるようになった。

Siri

Siriは従来と異なり、別画面に遷移することなく起動可能なスタイルに刷新。

App Clips

新たに『App Clips』という機能が追加された。

App Clipsを利用することにより、必要なときに自動で必要なアプリをポップアップで表示してくれる。NFCやQRがApp Clips等がトリガーになる。Apple Payでも利用可能。

iPadOS:iPadOS 14

■iPadOS関連まとめ

  • 新iPadOS『iPadOS 14』。
  • OSのデザインをiPadに最適化。
  • 検索の最適化。
  • Apple Pencilに『Scribble』機能追加。

iPadOS 14

新しいiPadOSの名前は『iPadOS 14』。

キーコンセプトは『Designed for iPad』。

iOSからフォークしたiPadOSですが、よりiPadの画面サイズや操作体系に最適化するために、iPadに“特化”したOSにリデザインされます。

Appのリデザイン

『写真』アプリ・『メモ』アプリ・『フォルダー』アプリ。

これら以外も含め、ありとあらゆるアプリがiPadOSに最適化されたデザインに刷新されます。

電話の受電通知も、小さくポップアップ表示に変更。作業の邪魔になりません。

Search

iPadOS 14では検索機能も強化。

新しい検索機能は、アプリを起動しながらオーバーレイで表示可能。

macOSのSpotlight検索に似たようなデザインになり、アプリランチャーとしても利用しやすいUIに変更された。

Scribble

Apple Pencilには、新たに『Scribble』という手書き文字認識機能が追加された。

手書き文字認識は『メモ』アプリだけで使えるものではなく、『Safari』でも利用可能。

画像のように、Safariの検索ボックスに手書きで直接文字入力をすることが可能。

『リマインダー』アプリでも、手書き文字認識可能。英語だけでなく、中国語などの多言語に対応。複数言語が混在していても利用可能。

AirPods

■AirPods関連まとめ

  • 新AirPodsソフトウェア提供。
  • 『Spatial audio』機能。

AirPods software

AirPodsには、新しいソフトウェアが追加される。

それにより、Appleデバイス間のシームレスなペアリング切り替えが従来よりも行いやすくなる。

Spatial audio

AirPodsに『Spatial audio』という機能が追加。

映画館で感じるようなサラウンド体験が可能。

watchOS:watchOS 7

■watchOS関連まとめ

  • 新watchOS『watchOS 7』発表。
  • 文字盤の編集とシェアが可能になった。
  • マップがサイクリングに対応。
  • ワークアウトに『ダンス』が追加。
  • 手洗いのトラッキング機能追加。

文字盤の編集とシェア

新OS『watchOS 7』では、文字盤の編集可能な項目が増加。

作成したオリジナルの文字盤はシェアが可能になったので、他人が作成した文字盤をインストールしたり、自身が作成した文字盤をSNSなどで共有することが可能になった。

マップにサイクリング追加

『マップ』には、iOS 14と同様に自転車の項目を追加。

サイクリング中のナビゲーションがApple Watch上で行えるので、自転車との親和性がより良くなった。

ワークアウトにダンス追加

『ワークアウト』アプリには、新たに『ダンス』の項目が追加された。

手洗いトラッキング

新たに手洗い時間をトラッキングしてくれる機能が追加。

しっかり時間をかけて洗えているかをカウントダウンとともにトラッキングし、洗えていない場合は通知する。

macOS:macOS Big Sur

■macOS関連まとめ

  • 新macOS『macOS Big Sur』発表。
  • バージョンが 10 → 11 とメジャーアップデート。
  • アイコン・カラー・シンボル等の完全刷新。
  • 『コントロールセンター』機能追加。
  • ウィジェットサイズ変更可能。
  • Safariのリデザイン&高速化。

macOS Big Sur

新macOS名は『macOS Big Sur』。

長らくバージョンが10でしたが、今回のmacOS Big Surでついに“11”にメジャーアップデート。

完全リデザイン

macOS Big Surでは、アプリ内のデザインからアプリアイコンまで、フルリニューアル。

アイコンはiOS・iPadOSと同様に角丸デザインに刷新。

コントロールセンター

macOS Big Surには、iOS・iPadOSで採用される『コントロールセンター』を導入。

従来のメニューバーも採用されるので、コントロールセンターとのコンビネーションで利用することができる。

ウィジェット

『ウィジェット』も、iOS・iPadOSと同様にサイズ変更可能。

Safari

新しいSafariでは、スタートページをカスタマイズ可能。また、Google Chromeと比べても大幅に高速化を果たした。

ダブにカーソルをオーバーレイすることにより、ページをプレビューすることが可能になった。

Apple Silicon

■Apple Silicon関連まとめ

  • MacにもApple製チップ採用。
  • 『Universal 2』による開発環境。
  • 『Rosetta 2』による互換性確保。

Mac用Apple製チップ

新たに『Apple Silicon』という、Mac用のApple自社製チップを発表。

今までのiPhoneやiPadで培ってきたテクノロジーをすべて、このApple Siliconに活かしているそう。また、Apple曰く、CPUではなくSoCという位置づけとなっている。

当然、Apple Siliconと従来のIntel CPUとでは互換性がない。

しかし、macOS Big SurにインストールされているApple純正アプリは、すでにApple Siliconにネイティブ対応している。また、iOS・iPadOSのアプリも動作可能。

macOS Big Surでは、Apple Silicon搭載Macの開発環境もXcodeで完備。

Universal 2

Xcode内には、Intel CPU・Apple Siliconのどちらに向けてもビルドできるように、『Universal 2』という機能を搭載。

Rosetta 2

『Rosetta 2』を使えば、Apple Silicon搭載MacでIntel CPU向けアプリを動作可能。どんなアプリでも利用可能とのこと。

開発者向けに、Apple A12Z搭載のMac miniが提供される。

AppleはIntel Macも提供を続ける。また、Apple Siliconへの移行は2年かけて行う。年末にApple Silicon搭載Macを発売するとのこと。

Appleが狙うOS・SoC統合の未来を考える《WWDC 2020》

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まとめ「WWDC20 = OSとSoCの統合」

まとめ「WWDC20 = OSとSoCの統合」

今回の『WWDC 2020』をひとことでまとめると…
“OSとSoCの統合”
と言える。

iOS・iPadOS・macOS、デザインや機能面の統合。そして、Apple Silicon投入により、MacとiPhone・iPadがフュージョンした。将来的には、システムを完全統合するのだろう。そんなWWDC 2020でした。

二条ねこ

Apple Silicon…気になるっ!

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2020年5月26日

おまけ

二条ねこ

予想どおり、ハードウェア発表はナシだったねー。

まの

Mac miniはありましたけど、デベロッパー向けですからね。

さたえり

年末に発売されるApple Silicon搭載Mac待ちやね!

おわり

■Source
WWDC20 – Apple