【レビュー】Apple『MacBook Pro 16インチ(2019)』—これぞプロが求めたラップトップ

【レビュー】Apple『MacBook Pro 16インチ(2019)』—これぞプロが求めたラップトップ
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記事のポイント
  • とにかくキーボード周りの改善が素晴らしい!
  • スペックはiMac 5Kに肉薄している凄さ!
  • 意外とコスパを考えるとお買い得だゾ!

創造のための真のMacBook “Pro”なのだ。

2019年に刷新され登場した16インチのMacBook、Apple『MacBook Pro 16インチ(2019)』をレビュー。15インチからインチアップだけでなく、デスクトップに肉薄するスペック。そして、キーボード回りの改善。久しぶりに「これぞプロ機」と言える、最高峰のラップトップでした。

二条ねこ

そして、帰ってきたシザー構造キーボードっ!

まの

キーボード周りは、

  • キーボード構造の変更
  • 物理Escキーの復活
  • 逆T字型カーソルキーへの変更
  • 電源ボタン(Touch ID)の独立

と、かなり良改良が施されていますよね。

さたえり

完全版MacBook Proって感じやね!

【レビュー】Apple『MacBook Pro 13インチ(2020)』—第10世代Coreと帰ってきたシザーキーボード

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2020年5月24日

Apple『MacBook Pro 16インチ(2019)』って?

Apple『MacBook Pro 16インチ(2019)』全体画像。

Apple『MacBook Pro 16インチ(2019)』全体画像。

MacBook Pro 16インチ(2019)ってなに?

キーボード刷新、物理Escキー復活、超強力なCPU&GPUを搭載。最高な作品を創造するプロのための最高に創造されたMacBook Pro。

10
  • デスクトップ級のスペック。
  • 改善されたキーボード。
  • 物理Escキーの復活。
  • 圧倒的なDisplay P3ディスプレイ。
  • デカ重なので可搬性は微妙。
二条ねこ

超弩級なモンスターノートパソコンが欲しい!
…そう思って考えていくと、意外と安かったりするのだっ!これぞAppleの本気かも!?

スペック表
製品名 16インチMacBook Pro(2019)
16‑inch MacBook Pro(2019)
型番 MVVM2J/A(シルバー)
MVVK2J/A(スペースグレイ)
メーカー Apple
OS macOS Catalina
CPU Intel Core i9-9880H(2.3GHz・8コア)
iGPU Intel UHD Graphics 630
dGPU AMD Radeon Pro 5500M(4GB・GDDR6)
RAM 16GB(2,666MHz・DDR4)
ROM SSD:1TB(PCIe NVMe)
画面サイズ 16インチ(16:10)
画面解像度 3,072×1,920
カメラ フロント:0.92MP(720p FaceTime HDカメラ)
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 5.0
バッテリー 100Wh(最大11時間¹)
インターフェース Thunderbolt 3 ×4
3.5mmステレオミニジャック ×1
サイズ 357.9×245.9×16.2mm
質量 2,000g
備考 USB PD:96W
500ニトの輝度
広色域(P3)
True Toneテクノロジー
Magic Keyboard
Touch Bar
Touch ID

※今回レビューしているモデルのスペック。
¹ワイヤレスインターネット閲覧・Apple TVアプリのムービー再生。

本体チェック

MacBook Pro 16インチ(2019)上面。

MacBook Pro 16インチ(2019)上面。

サイズ 質量
357.9×245.9×16.2mm(W×D×H) 2,000g

MacBook Pro 16インチ(2019)のサイズと質量。

従来のMacBook Pro 15インチ(349.3×240.7×15.5mm・1.83kg)に比べて、1インチぶんディスプレイがサイズアップしていることもあり、MacBook Pro 16インチ(2019)のサイズ感は少し大きくなっています。

フットプリントも大きく、また重さも2kgの大台に入っているので、持ち運ぶ際にはバッグ選びがかなり重要となってくるはず。でないと、バッグのパソコン収納スペースに入らない(特にスリーブに入れるとそう)、ということも出てきそうです。

MacBook Pro 16インチ(2019)下面。

MacBook Pro 16インチ(2019)下面。

下面はいつものMacBook Pro。うん、定番の美しさ。

MacBook Pro 16インチ(2019)前面。

MacBook Pro 16インチ(2019)前面。

MacBook Pro 16インチ(2019)後面。

MacBook Pro 16インチ(2019)後面。

厚さが16.2mmなのでそこまで薄くないのですが、表面積自体が広いので、そこまで厚みについては気にならないかも。まぁ、Appleが薄さを気にするゆえに、“例の”バタフライ構造キーボードが誕生したわけでして…ゴホンゴホン。

MacBook Pro 16インチ(2019)左側面。

MacBook Pro 16インチ(2019)左側面。

■インターフェース

  • Thunderbolt 3 ×2

MacBook Pro 16インチ(2019)左側面には、最大40Gbpsの転送に対応したThunderbolt 3ポートが2つ。

MacBook Pro 16インチ(2019)右側面。

MacBook Pro 16インチ(2019)右側面。

■インターフェース

  • 3.5mmステレオミニジャック
  • Thunderbolt 3 ×2

MacBook Pro 16インチ(2019)右側面には、左側面と同じく最大40Gbpsの転送に対応したThunderbolt 3ポートが2つ。特に左右で帯域幅が異なることもなさそう。

また、右側面にマイク入力とコンボになっている3.5mmステレオミニジャックがあります。このへんのインターフェース類は、従来のMacBook Proと一緒。

二条ねこ

インターフェース系は、MacBook Proおなじみの構成って感じですな〜。

MacBook Pro 16インチ(2019)開いた状態。

MacBook Pro 16インチ(2019)開いた状態。

MacBook Pro 16インチ(2019)を開いてみるとこーんな感じ。

うん、画面が広い。そして、美しい。
現行のMacBook Pro 13インチ(2020)のほうと違って、こちらはベゼルレスに近いデザインになっている。なので、没入感という点では16インチのほうが高い。

MacBook Pro 16インチ(2019)正面。

MacBook Pro 16インチ(2019)正面。

画面サイズ 画面解像度 アスペクト比
16インチ 3,072×1,920 16:10

MacBook Pro 16インチ(2019)のディスプレイスペック。

製品名のとおり、画面サイズは16インチ。画面解像度はMacBook Pro 15インチ(2,880×1,800)から、さらに高解像度化された。とはいえ、Windowsノートパソコンには4K解像度を持つ製品もあるので、超高解像度というよりかは、実利用に基づく“ちょうどいい解像度”というニュアンスが正しそう。

MacBook Pro 16インチ(2019)キーボード。

MacBook Pro 16インチ(2019)キーボード。

■インターフェース

  • Magic Keyboard(Touch Bar・Touch ID内蔵)
  • 感圧タッチトラックパッド

MacBook Pro 16インチ(2019)の大きなトピックとして、あの忌まわしきキーボード周りが改善されたことがある。

キーボード構造そのものが、従来の『バタフライ構造キーボード』から『シザー構造キーボード』に刷新(以前に戻った)されました。Apple的には『Magic Keyboard』と呼んでいる。

二条ねこ

Magic Keyboardのほうが、より万人受けするキーボードになった感じっ!

付属品チェック

MacBook Pro 16インチ(2019)付属品。

MacBook Pro 16インチ(2019)付属品。

■MacBook Pro 16インチ(2019)の付属品一覧

  • 96W USB-C電源アダプタ
  • USB-C充電ケーブル(2m)
  • クイックスタートガイド

MacBook Pro 16インチ(2019)はUSB PD規格内ギリギリの96W。なので、サードパーティー製USB充電器選びは、かなり難しそう。

とはいえ、MacBookシリーズは、電源供給量が足りていないUSB充電器でも給電や充電できる場合があるので、何とかできなくもないはず。でも、とりあえず充電器選びは大変。個人的にはリセールバリューも考慮して、HYPERの『HyperJuice 100W GaN USB-C Charger』と早速リプレイスしました。

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2020年5月21日

注目ポイント

■MacBook Pro 16インチ(2019)のポイント概要

  • プロセッサー:CPUもGPUもデスクトップ級
  • ディスプレイ:P3対応Retinaは美しく実用的
  • キーボード:プロが望んだ“マジック”で大幅改善
  • オーディオ:6スピーカーはオーディオ級

プロセッサー:CPUもGPUもデスクトップ級

圧倒的なプロセッサーパワーを誇る。

圧倒的なプロセッサーパワーを誇る。

MacBook Pro 16インチ(2019)の素晴らしいポイント、それはやはり、CPUやGPUといったプロセッサーの能力にある。

  上位モデル
(MVVM2J/A・MVVK2J/A)
下位モデル
(MVVL2J/A・MVVJ2J/A)
CPU Intel Core i9-9880H Intel Core i7-9750H
iGPU Intel UHD Graphics 630 Intel UHD Graphics 630
dGPU AMD Radeon Pro 5500M AMD Radeon Pro 5300M

MacBook Pro 16インチ(2019)のスペック。

吊るしモデルのMacBook Pro 16インチ(2019)には、大きく分けて上位モデルと下位モデルに分かれており、今回は上位モデルをレビューしています。

CPUは吊るし最上位のiMac 5Kに肉薄

Intel Core i9のパワーは絶大。

Intel Core i9のパワーは絶大。

  MacBook Pro 16インチ(2019) iMac Retina 5K(2019)
CPU Intel Core i9-9880H Intel Core i5-9600K
スコア 6,818 5,012

Geekbench 5のCPUベンチマーク(Multi-Core)結果。

そんなプロセッサーで特に驚いたのが、CPUのポテンシャルの高さ

詳細なベンチマークは記事後半に掲載しているので、そちらを参考にしてもらうとして、私が以前持っていた、吊るし最上位の『iMac Retina 5K(2019)』よりも高性能だったことに驚いた。

8コア16スレッドもあるので、エンコーディングなども速い。

8コア16スレッドもあるので、エンコーディングなども速い。

さすがはi9といった実力。これなら、時間のかかりがちな動画の書き出しやエンコーディング作業も問題なし。

昨今の高解像度化でIllustratorやPhotoshopの作業も重たくなりがちだが、当然ながら、難なく作業をこなすことができた。ディスプレイのサイズの大きさも相まって、非常に外での作業効率が上がる。うん、これこそ“Pro”なのです

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2019年12月1日

GPUは“プチ”モバイルワークステーション

16インチモデルは、AMDのdGPUを搭載。

16インチモデルは、AMDのdGPUを搭載。

  MacBook Pro 16インチ(2019) iMac Retina 5K(2019)
dGPU AMD Radeon Pro 5500M AMD Radeon Pro 580X
スコア 26,701 34,433

Geekbench 5のGPUベンチマーク(OpenCL)結果。

そして、“大きいほう”のMacBook Proといえば、GPUも見逃せない。

こちらも以前持っていた、吊るし最上位の『iMac Retina 5K(2019)』と比較しているが、なかなかに検討している。さすがにデスクトップ用が相手なので、スコア的には完敗しているが、デスクトップとノートの戦いと考えると…大健闘と言える。

ディスプレイ:P3対応Retinaは美しく実用的

Display P3対応で広色域を持つ。

Display P3対応で広色域を持つ。

MacBook Proが“Pro”たるゆえんは、プロセッサーだけではない。そう、クリエイターにとって超重要なディスプレイのスペックも高い

色域が広いのは作る側にも見る側にも便利。

色域が広いのは作る側にも見る側にも便利。

MacBook Pro 16インチ(2019)は、Display P3の色空間に対応(カバー率は非公表)しており、色調表現が豊かでかつ色再現性が高いディスプレイで作業をすることが可能となっている。ちなみに、Adobe RGBカバー率はおおよそ90%前後と言われたりもする。

色空間(色域)とは?—種類と用途別に抑えておきたい違いのコト

色空間(色域)とは?—種類と用途別に抑えておきたい違いのコト

2020年1月26日
広色域だと、LightroomやPhotoshopでの写真編集に大いに役立つ。

広色域だと、LightroomやPhotoshopでの写真編集に大いに役立つ。

この色域の広さが役立つのは、当然ながら写真編集やデザイン制作。

私は仕事でデザイン案件や開発案件をこなしているのですが、そこで重要になるのが、クリエイター活動をする上でのディスプレイ問題。特に写真や印刷などの制作は、出稿の関係から色の調節が非常に重要。そんなときに、このMacBook Pro 16インチ(2019)のディスプレイが役立ってくれるはず。

二条ねこ

できれば、色域カバー率は公表してほしいんだけどねー。

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2020年3月21日

キーボード:プロが望んだ“マジック”で大幅改善

Apple曰く「完璧な仕事場を作るマジック。」なキーボード。

Apple曰く「完璧な仕事場を作るマジック。」なキーボード。

MacBook Pro 16インチ(2019)で、もっとも注目されているであろうポイントが、あの忌まわしきバタフライ構造キーボードの呪縛からついに解き放たれたこと。

二条ねこ

またの名を“元に戻った”とも……。

バタフライキーボード → シザーキーボード

帰ってきた『シザー構造キーボード』は嬉し涙に濡れる。

帰ってきた『シザー構造キーボード』は嬉し涙に濡れる。

MacBook Proでは2016年から採用(MacBookは2015年)されていた『バタフライ構造キーボード』。この不具合問題について、MacBook Proユーザーはどれだけ苦しめられてきただろうか。個人的にはバタフライ構造キーボードは失敗だと思っている。

それがついに、『シザー構造キーボード』、いやApple的に言うと『Magic Keyboard』になった。

Magic Keyboardはキーストロークが1mmに。

Magic Keyboardはキーストロークが1mmに。

この新しいMagic Keyboardは、まさにマジックのようにタイピングしやすく、そして疲れにくいキーボードとなっている。

キーストロークも1mmまで深くなり、絶妙な底打ち感が気持ちいい。以前のバタフライ構造キーボードを“カチカチ”と表現すると、このMagic Keyboardは“スコスコ”と軽やかにタイピングができる。常時文章を打っている私的には、Magic Keyboardのほうが疲れにくくて圧倒的に好み

Escキーの復活

デベロッパー(Vimmer)には嬉しいEscキー復活。

デベロッパー(Vimmer)には嬉しいEscキー復活。

おそらく、一部のユーザーが狂喜乱舞するのがココ。Escキーが物理キーとして復活したということ。

VimはEscを連打!…なくらい多用するので、Vimmerにとっては待望の復活。私はVimではなく、Visual Studio CodeやBracketsを使っていたり…ですです。なので、Vimを使っている超絶エクストリーマーほど狂喜乱舞できないけど、IllustratorやPhotoshopではEscキーを多用するので、とにかく嬉しい!やっぱ、Escキーは物理キーじゃなくっちゃ!!

地味に電源ボタンが独立したのも押しやすい。

地味に電源ボタンが独立したのも押しやすい。

あと、Touch Barとひっついていた電源ボタン(Touch ID)が、MacBook Airみたく独立してくれました。地味だけど、こっちのほうが押しやすくて嬉しいところ。

二条ねこ

以前のMacBook Proだと、隣にあるSiriに意図せず触れちゃうことが多々あったんだよねー。これがつらお……。

逆T字カーソルキーへの変更

こちらもデベロッパーには嬉しいカーソルキーの変化。

こちらもデベロッパーには嬉しいカーソルキーの変化。

デベロッパー系ならEscキーの物理キー化と同じくらい注目している(はず)のが、カーソルキーが“逆T字型”に変化したこと。……昔のMacBook Proみたいだね。戻った!?

正直、私はバタフライ構造キーボードのカーソルキーでも不自由ないのですが、確かに使ってみると逆T字型のカーソルキーのほうが触覚的に確認しやすい気もする。ただ、左右のカーソルキー自体は小さくなってしまったので、キーのスイートスポットは狭くなった。なので、ひょっとすると好みが出るかもしれません。

オーディオ:6スピーカーはオーディオ級

びっくりするくらい音質も音圧も良い。

びっくりするくらい音質も音圧も良い。

これは実際に体験してみないと…だが、MacBook Pro 16インチ(2019)のスピーカーはすこぶる音質が良い。音質だけでなく音圧も高いので、ちょっとした単体スピーカーよりもリスニング用途に使えちゃうレベル。

スピーカー数は、まさかの6ユニット。
マイクロフォンも、3ユニット。スタジオ品質。

クリエイティビティーを加速させるスピーカーである。

クリエイティビティーを加速させるスピーカーである。

このオーディオへのこだわりは、なんとなくAppleらしさを感じて安心感をおぼえる。Macがクリエイティブユーザーに向けたデバイスであることを、しっかりと再確認できるポイントでもあったりします。

二条ねこ

Apple Music垂れ流しぐらいなら、全然MacBook Pro 16インチ(2019)の内蔵スピーカーで充分って思えるレベルで音が良いのだっ!

ベンチマーク

購入したMacBook Pro 16インチ(2019)のスペック。

購入したMacBook Pro 16インチ(2019)のスペック。

CPU Intel Core i9-9880H
GPU
(iGPU)
Intel UHD Graphics 630
GPU
(dGPU)
AMD Radeon Pro 5500M
RAM 16GB(2,666MHz・DDR4)
ROM
(PCIe SSD)
APPLE SSD AP1024N

購入したMacBook Pro 16インチ(2019)のスペック。

二条ねこ

お楽しみのベンチマークたいーむっ!いくぞーー!

CPU

Geekbench 5

Geekbench 5のベンチマーク(CPU)結果。
Single-Core Score Multi-Core Score
1,107 6,818

Geekbench 5のベンチマーク(CPU)結果。

iGPU

Geekbench 5

Geekbench 5のベンチマーク(iGPU)結果。

Geekbench 5のベンチマーク(iGPU)結果。

Metal Score OpenCL Score
4,431 4,620

Geekbench 5のベンチマーク(iGPU)結果。

GFXBench Metal

GFXBench Metalのベンチマーク(iGPU)結果。
Frames
381.6

GFXBench Metalのベンチマーク(iGPU)結果。

dGPU

Geekbench 5

Geekbench 5のベンチマーク(dGPU)結果。
Metal Score OpenCL Score
25,424 26,701

Geekbench 5のベンチマーク(dGPU)結果。

GFXBench Metal

GFXBench Metalのベンチマーク(dGPU)結果。
Frames
2682.3

GFXBench Metalのベンチマーク(dGPU)結果。

ROM

Blackmagic Disk Speed Test

Blackmagic Disk Speed Testのベンチマーク結果。
Write Read
2831.2 MB/s 2574.8 MB/s

Blackmagic Disk Speed Testのベンチマーク結果。

AmorphousDiskMark

AmorphousDiskMarkのベンチマーク(1GiB)結果。
  Write Read
Seq QD32 3,459 MB/s 1,520 MB/s
4K QD32 1,014 MB/s 43.92 MB/s
Seq 2,696 MB/s 1,489 MB/s
4K 197.8 MB/s 39.42 MB/s

AmorphousDiskMarkのベンチマーク(1GiB)結果。

ここがすき!

なにもかもに大満足だからプロ

ついに完成された現代のMacBook Proと言っても過言ではない。

ついに完成された現代のMacBook Proと言っても過言ではない。

2015年頃からMacBookシリーズを毎年のように買っているが、このMacBook Pro 16インチ(2019)は、ここ数年でもっとも完成度のMacBookシリーズであることは間違いない。

Magic Keyboardは最高。

Magic Keyboardは最高。

かなり酷評だったバタフライ構造キーボードも、ユーザーの声に耳を傾けてくれたのか大幅改善。ストロークは深く、タッチは柔らかい、なのに軸ブレはない。おそらく、ノートパソコンの中で、もっとも完成されたキーボードであることは間違いない。

二条ねこ

ThinkPadのキーボードも良いよねっ!(関係ない)

Thunderbolt 3が4ポートは純粋に嬉しい。

Thunderbolt 3が4ポートは純粋に嬉しい。

MacBook Pro 16インチ(2019)が特別…ということではないが、Thunderbolt 3が4ポートあることが嬉しい。しかも、左右で帯域制限もナシ

Thunderbolt 3を搭載したノートパソコンは増えつつあるが、フル帯域で出せるポートが4つもあるデバイスをほかには見たことがない。これこそ、MacBook ProがProたるゆえん。Proが持つデバイスと相応しいポート構成であるということ。

二条ねこ

名は体を表すのだっ!

バッテリーが大幅改善された

バッテリー持ちは大幅改善された。

バッテリー持ちは大幅改善された。

MacBook Pro 16インチ(2019)の搭載バッテリーの容量は、なんと100Wh。おそらく、飛行機に持ち込める上限に近いバッテリー容量だったはず。なので、バッテリー持ちはすこぶる良い

MacBook Proを2016年から毎年使っているが、とにかくバッテリー持ちが悪い。バタフライ構造キーボードが採用される前のMacBook Proよりも、体感できるほどバッテリー持ちがここ数年のMacBook Proは悪かった。

安心して使えるバッテリー容量だといえる。

安心して使えるバッテリー容量だといえる。

しかし、MacBook Pro 16インチ(2019)なら、バッテリー持ちの心配はかなり軽減された

私が普段するIllustratorやWeb開発をMacBook Pro 13インチ(2018)で行うと、5時間ぐらいしか持たない感じでした。それが、MacBook Pro 16インチ(2019)ならば、7〜8時間ぐらいは持つぐらいまで粘ってくれます。これなら外出先でもバッテリー切れの心配はないはず。

MacBook Pro 16インチ(2019)の充電器は96W。だけど、USB PDでの出力に対応しているモバイルバッテリーだったら、案外充電(給電)できるのも嬉しいポイント。

私は普段、大好きなBelkinの『BOOST↑CHARGE 20100mAh モバイルバッテリー』というUSB PDに対応したモバイルバッテリーを使っているのですが、これとのコンビネーションが抜群。MacBook Pro 16インチ(2019)をBOOST↑CHARGE 20100mAh モバイルバッテリーと併用すれば、丸1日電源が取れない状況でもバッテリー切れの心配は無用だったりします。

【レビュー】Belkin『BOOST↑CHARGE 20100mAh モバイルバッテリー』—USB PD規格準拠の安心モバブーの決定版[PR]

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2019年10月20日

意外と高コスパ

高いけど、スペックを考えるとお買い得。

高いけど、スペックを考えるとお買い得。

ちょっと意外しれないが、MacBook Pro 16インチ(2019)はスペックを考えるとかなりお安い価格設定

二条ねこ

前モデルのMacBook Pro 15インチ(2019)と比較してみるぞっ!

  16インチ
(2019)
15インチ
(2019)
i9モデル 288,000円 302,800円
i7モデル 248,800円 258,800円

新旧MacBook Proの価格比較。

同年に発売された前モデルであるMacBook Pro 15インチ(2019)と価格比較すると、上表のとおり。

そう、スペックは上がっているし、キーボードは直っているし、バッテリー持ちは良くなっている。なのに、価格はなんと下がっているのです。私が購入したi9モデルで比較すると、なんと約1万4,000円くらいプライスダウン。これはお得になったと言わざるを得ない。

コストパフォーマンスを考えると、16インチは高くない。

コストパフォーマンスを考えると、16インチは高くない。

Mac = 高い

…そんな構図がなーんとなくありそうだが、実際はCPUやGPU、そしてディスプレイの品質(ここ重要)を考えると、全然高くはない。というか、むしろ安いと私は感じています。

ここがうーん?

動作は軽いが本体は重たい

やっぱり、16インチは重量級。

やっぱり、16インチは重量級。

かなり欠点の少ないMacBook Pro 16インチ(2019)だけど、唯一欠点っぽいところがあるとしたら重たいこと。

16インチクラスのノートパソコンなので、仕方ない部分もあるが、約2kgはやっぱり重たい。しかも、フットプリントが大きいので、バッグ選びは慎重になったほうが良さげ。スリーブケースに入れると、バッグのノートパソコン収納部に入れられなくなる可能性もありそう。ここだけはウィークポイントって感じ。

二条ねこ

動作は軽〜いけど、本体は重〜い。

さたえり

うまいこと言ったつもりやね…。

まとめ「クリエイターのための最高のモバイルワークステーション」

重たい。だけど、このスペックの天元突破感が良い。

重たい。だけど、このスペックの天元突破感が良い。

今回のApple『MacBook Pro 16インチ(2019)』のレビューを総括すると…

  • CPUもGPUも申し分ないスペック
  • 信頼性の高いMagic Keyboard
  • スピーカーの音質もかなり良い
  • 重たいのが平気なら買い

という感じ。

弟分として『MacBook Pro 13インチ(2020)』があるが、それとは良い意味で“別物”という感じ。こっちはモバイル性をギリギリ保ちつつも、スペックに振り切った感じ。言い換えれば、大きくて重たいことに意味のあるMacBook Pro…なのです。ですなの。

二条ねこ

映像制作をするなら、13インチより16インチであーるっ!

【レビュー】Apple『16インチMacBook Pro用レザースリーブ』—神々しき純正の本革ケース

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2020年3月22日

この記事で紹介したガジェット

おまけ

二条ねこ

やっとレビューを買いたあーる……。

まの

購入から半年ぐらい経過してしまいましたわね。

二条ねこ

買ってすぐにレビューしないと、レビュー自体が面倒になってくるんだよねー。

さたえり

救いようのないコメントやね……。

おわり