気づけば100万タイピング。
第3世代になり、改善されたと思っていたMacBookのキーボード。しかし、2018年モデルのMacBook Airでも、キーボード不具合が海外で出たとか…。もう、これは…辛口レビューをするっきゃない!
私と『バタフライ構造キーボード』の戦い
私は、2015年モデルMacBook・2016年モデルMacBook Pro・2018年モデルMacBook Proと渡り歩いてきてます。今回の『バタフライ構造キーボード』も、初代から第3世代まで、すべて使ってきました。
結論から言うと、バタフライ構造キーボード…治ってません!!
2018年、Appleは当時のバタフライ構造キーボードについて不具合を認め、交換する対応を行っています。
当時、私は2016年モデルMacBook Proを使っていたので、バッチリ不具合に遭遇し、Appleに本体の交換をしてもらっています。しかも、“2回”も。
そして、2017年モデル(第2世代バタフライ構造キーボード)になっても、当該不具合は完全されず、同様の不具合を出すことになりました。
2018年モデルMacBook Proでは、バタフライ構造キーボードが“第3世代”になり、キーの内部にシリコン膜が張られました。この話はiFixitにも書かれています。
来る、2019年モデルMacBook Pro/Airでは、今度こそキーボードを改善して欲しいですが…果たして?
耐久性と故障
MacBook系列に採用されている、バタフライ構造キーボードの不具合や故障ですが、
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キーのチャタリング
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キーが反応しない
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キーの異音
などが、ネット上では散見されます。
私の場合は、
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Bキー・Nキーが反応しない
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エンターキーのグラつき
が主な症状でありました。
2018年モデルMacBook Airでも、チャタリングが発生。
2018年モデルで、バタフライ構造キーボードが“第3世代”となり、一旦は事態が収束したと思われました。しかし、有名なUnbox TherapyというYouTubeチャンネルで、チャタリング不具合が再度言われています。
バタフライ構造キーボードで思うこと
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キーのタイプ音がキーにより違うのは変。
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キーの高さが違う。
そもそも、キーのタイプ音がキーの種類によって異なること、それ自体が構造上の不具合・欠陥につながっている気がします。要するに、キーによって構造の“バラつき”があるということだと思います。
そして、発売当初から思っていたのですが、キーの高さが違う気がします。
とりわけ、deleteキーとreturnキーの高さが違います。returnキーが、少し他のキーより高さがある…そんな感じです。これについて、当初から違和感を感じていました。
見習って欲しいキーボード
薄いキーボードだからダメというわけではなく、WindowsのノートPCでは、薄いキーボードながらも良さげな機種はあります。
このDellの『XPS 15 2-in-1』は、MacBookのバタフライ構造キーボード的な薄いキーボード。しかし、『MagLevキーボード』という、“磁気”で浮遊させることにより、しっかりとした打鍵感がある。
打ちやすいキーボードの代名詞『ThinkPad』。
薄型ボディーながら、キーボードのストローク(深さ)は確保されています。Appleもストロークを確保して欲しかった…。
外付けキーボードだと、やはり『Happy Hacking Keyboard(HHKB)』は、キーボードを語る上では外せないはず。
家で使うならHHKBを使うのは大いにアリだと思います。モバイルも…できなくないですしね。いや、モバイルこそ…かも!?
総評:Appleさん、バタフライ構造キーボード…やめない?
確かに、バタフライ構造キーボードによって、本体は薄く、高速タイピングもしやすくなりました。なので、恩恵がゼロではありません。不具合さえなければ、むしろ愛すべきキーボードになっていたと思います。
しかし、キーボードの耐久性が低い。これは、それ以前の問題だと思いますし、仕事で使うなら、キーの耐久性は一番のプライオリティーになります。そこをAppleさんには、再認識して開発を進めて欲しいところです。
2019年モデルは改善してね?ほんとに!
おまけ
あれをApple的にブラッシュアップしてっ!
おわり