【レビュー】BenQ『PD3220U』—4K・HDR10・広色域。デザイナーを支えるThunderbolt 3ディスプレイ[PR]

【レビュー】BenQ『PD3220U』—4K・HDR10・広色域。デザイナーを支えるThunderbolt 3ディスプレイ[PR]

この記事はBenQ様よりレビュー用サンプルを頂いて記事を書いております。

記事のポイント
  • 広色域・高い色再現性・4K・Thunderbolt 3対応で申し分なし!
  • デザイナーモニターだけど幅広いユースで活躍できる!
  • 特にMacBook Air/Proユーザーなら無条件で買い!

Macに合う、Thunderbolt 3、4K。…カンペキ。

クリエイター向けの広色域な31.5インチ4Kディスプレイ、BenQ『PD3220U』をレビュー。クリエイターやデザイナー向けの謳い文句どおり、高解像度・広色域が特徴の本機。また、Thunderbolt 3対応で、ケーブル1本で映像出力と充電が可能。まさにMacなデザイナーが持っておきたいマスターピースなのです。

二条ねこ

簡単にまとめると…

  • 解像度は4K UHD
  • Thunderbolt 3入力対応
  • デイジーチェーン対応
  • 広色域で色再現性も高い
  • 10bitカラーでHDR10対応

なデザイナーモニター!だけど、意外とお求めやすいっ!!

まの

まさにプロクリエイター向けですわね。

さたえり

そしてBenQが誇る最高峰ディスプレイやね!

BenQ『PD3220U』って?

BenQ『PD3220U』全体画像。

BenQ『PD3220U』全体画像。

PD3220Uってなに?

広色域・正確な色再現性を誇る、4K解像度・Thunderbolt 3入力対応デザイナー・クリエイター向け31.5インチディスプレイ。

10
  • 広色域で正確な色表現が可能。
  • デザイン業務で役立つPANTONE認証済。
  • 動画編集で役立つ10bit・HDR10対応。
  • DualViewは実務でかなり便利。
  • Macに調和するデザイン性。
  • デイジーチェーン対応Thunderbolt 3は最高。
  • 背面の端子カバーが開けづらい。
  • スピーカーはオマケ程度。
二条ねこ

使い勝手、スペック、デザイン性…どれをとっても“最高峰”なのであーるっ!

スペック表
製品名 PD3220U
型番 PD3220U
メーカー BenQ
画面サイズ 31.5インチ(16:9)
画面解像度 3,840×2,160(UHD 4K)
画面輝度 300nit
パネル IPS
バックライト LED
コントラスト比 1,000:1
視野角 左右:178°
上下:178°
応答速度 5ms(GtG)
リフレッシュレート 60Hz
表示色 約10億7,000万色
色域 sRGB:100%
Rec.709:100%
Display P3:95%
DCI-P3:95%
表示サイズ 697.31×392.23mm
画素ピッチ 0.182mm
画素密度 140ppi
カラービット 10bit
VESA 100×100mm
スピーカー 2W+2W
インターフェース 全体 Thunderbolt 3 ×2(In ×1・Out ×1)
USB 3.1 Type-A ×3(Down ×3)
USB 3.1 Type-B ×1(Up ×1)
USB 3.1 Type-C ×1(Down ×1)
Mini USB ×1(ホットキーパック専用)
HDMI ×2(In ×2)
DisplayPort ×1(In ×1)
ステレオミニ ×1(Out ×1)
AC電源 ×1
映像入力 Thunderbolt 3 ×1
HDMI 2.0 ×2
DisplayPort 1.4 ×1
USBハブ USB Type-A ×3
USB Type-C ×1
USB PD出力 85W
サイズ 台座あり:714.8×488.6 – 627.6×185.81mm
台座なし:714.8×412.2×86.63mm
質量 10.4kg
備考 PIP
PBP
HDR10
フリッカーフリー
ブルーライトカット
アニメーションモード
CAD/CAMモード
暗室モード
KVMスイッチ
DualView
ホットキーパック
工場出荷時キャリブレーション済
デイジーチェーン

本体チェック

PD3220U本体前面。

PD3220U本体前面。

PD3220Uは31.5インチディスプレイながら、狭額縁デザインになっており、台座なしの状態で 714.8×412.2×86.63mm というサイズ感に収まっている。

PD3220U本体後面。

PD3220U本体後面。

ディスプレイの後面はごちゃごちゃしたデザインになりがち…。
だけど、このPD3220Uはマットな質感とアイアングレーのカラーリングで、非常に締まりのある洗練されたデザインに仕上がっている。なお、端子類は付属のカバーで隠して、ケーブルマネジメントさせることが可能。

PD3220U本体左側面。

PD3220U本体左側面。

PD3220U本体右側面。

PD3220U本体右側面。

PD3220Uには、本体側面にもUSBポート類が搭載されている。

この設計思想はパソコン用ディスプレイとしては珍しく思えるが、使ってみると納得のポート配置だったりします。Thunderbolt 3入力でPD3220U自体をドッキングステーション化できるからこその、“手に届くポート”というわけです。素敵。

PD3220U端子類。

PD3220U端子類。

■インターフェース(側面)

  • USB 3.1 Type-C ×1
  • USB 3.1 Type-A ×1
  • ステレオミニジャック ×1

■インターフェース(背面)

  • USB 3.1 Type-A ×2
  • USB 3.1 Type-B ×1
  • Mini USB ×1
  • HDMI 2.0 ×2
  • DisplayPort 1.4 ×1
  • Thunderbolt 3 ×2
  • 3ピンAC電源端子 ×1

さすがはクリエイター向けハイエンドディスプレイ。インタフェースはかなりの充実っぷりで、入力系統が足りない…なんてことはおそらくないはず。

映像出力は、3系統4入力(Thunderbolt・HDMI ×2・DisplayPort)と申し分なし。特に、パソコンへの電源供給と映像入力が1つで完結する『Thunderbolt 3』を搭載している点は、クリエイティブワークに従事する身にとっては非常に頼もしい存在。

USBは、Type-AとType-Cの両方があり、汎用性と利便性の両側面からプロを支えられる。しかも、アップストリームに対応したUSB Type-Bポートがあり、一般的なパソコンでもUSBハブが利用可能。さらに、KVMにも対応しているので、複数デバイス間のワークフローがスムーズに行える。

二条ねこ

ここまで充実したポート類を持つディスプレイって、このPD3220Uぐらいなんだよね〜♪

PD3220U本体のコントロール部分。

PD3220U本体のコントロール部分。

PD3220Uには、後述するOSDコントローラー(ホットキーパックG2)が付属しており、そちらからも操作可能ですが、本体後面のコントロール部分からも設定が可能

主要操作部分がジョイスティックになっており、背面にあって使いにくい印象があるディスプレイのボタン類の中では、直感的に操作できる仕様で非常に好印象。ボタン類のレスポンスも小気味良く、これなら設定でイライラすることはないはず。

PD3220Uの高さ調節機構。

PD3220Uの高さ調節機構。

PD3220Uのスタンド部分は、15cmの高さ調節(昇降)に対応。
一番下にするとかなり位置を下げられるので、長時間のクリエイティブな作業でも首や肩が疲れにくいようにできる。

なお、チルトは前方向に5°後方向に20°可能。

PD3220Uのスイーベル機構。

PD3220Uのスイーベル機構。

高さ調節やチルトに加えて、PD3220Uのスタンドは左右30°のスイーベルにも対応。

PD3220Uのピボット機構。

PD3220Uのピボット機構。

そして、90°のピボット表示にも対応。
PD3220Uはピボット機構が備えてあるので、縦領域の情報が必要なコーダーやデベロッパーなどの開発業務のプロにも向いていると言える。

画像編集や動画編集を行うデザイナー・フォトグラファー・ビデオグラファーだけでなく、アプリ開発やWeb開発を行うデベロッパー・システムエンジニアへと幅広く活用できる仕様。それが、BenQのデザイナーモニターPD3220Uというわけなのです。うんうん、スペックだけでお腹いっぱいになる

二条ねこ

まさにプロが使うデザイナーモニターの最高峰って感じっ!

付属品チェック

PD3220U付属品。

PD3220U付属品。

■PD3220Uの付属品一覧

  • クイックスタートガイド
  • ドライバーCD
  • 保証書
  • キャリブレーションレポート
  • ホットキーパックG2
  • 電源ケーブル(1.8m)
  • HDMIケーブル(1.8m)
  • Mini DisplayPort to DisplayPortケーブル(1.8m)
  • USB Type-A to USB Type-Bケーブル(1.8m)
  • Thunderbolt 3ケーブル(1.0m)
非常に豊富に付属しているケーブル類。

非常に豊富に付属しているケーブル類。

ケーブル類が非常に多く付属しており、これなら追加投資が必要な状況も少ないはず。ただ、DisplayPort to DisplayPortケーブルのみ付属していないので、それだけはご注意を。

また、USB Type-Cケーブル…でなくて、なんとThunderbolt 3ケーブルが付属している。なので、MacBook ProやMacBook Airユーザーは、PD3220Uを購入さえすれば即使える環境になっている点も嬉しいところ。

二条ねこ

高価なThunderbolt 3ケーブルを付属してくれるBenQの懐は海より深いっ!

キャリブレーションレポート

キャリブレーションレポート

PD3220Uは製造時に工場で1台1台キャリブレーションがなされており、その結果を示したキャリブレーションレポートが付属。なので、“色”を重視する動画編集や画像編集でも、安心して利用することが可能になっています。

まの

キャリブレーションレポートまで付属するとは、かなり気合いの入っているモデルですわね。

二条ねこ

まさに“色”にこだわったディスプレイだねっ!

注目ポイント

■PD3220Uのポイント概要

  • 広色域:sRGB・Rec.709・Display P3・DCI-P3に対応
  • 色再現性:AQCOLORから伝わる“正確”な色作りへのこだわり
  • HDR10:4K・10bitは動画編集モニターのデファクトスタンダード
  • Thunderbolt 3:電源供給・映像入力・USBハブがこれ1本
  • DualView:デザイナーこそ使ってほしいクリエイティブ機能
  • ホットキーパックG2:手元でサクッと色空間切り替え可能

広色域:sRGB・Rec.709・Display P3・DCI-P3に対応

PD3220Uはクリエイティブワークを支える広色域ディスプレイが特徴。

PD3220Uはクリエイティブワークを支える広色域ディスプレイが特徴。

このPD3220Uはデザイナーモニターの謳っているように、非常に広い色域を持っているのが大きな特徴。

色空間(色域)とは?—種類と用途別に抑えておきたい違いのコト

色空間(色域)とは?—種類と用途別に抑えておきたい違いのコト

2020年1月26日

sRGB Rec.709 Display P3 DCI-P3
100% 100% 95% 95%

PD3220Uが公式で対応している色空間と色域カバー率。

Web制作では必須のsRGBは100%。動画編集をするなら必須のDCI-P3は95%。と、ともに非常に広い色域カバー率を誇る。対応している色空間(色域)を見る限り、フォトグラファーよりもビデオグラファーやWebデザイナーに向いている印象を受ける。

デザイナー的にはDisplay P3カバー率95%は嬉しい。

デザイナー的にはDisplay P3カバー率95%は嬉しい。

私はWebやDTPのデザイナーとして従事しているのですが、おそらくこれからのWebのスタンダードになるであろう『Display P3』に対応している点が個人的に大きな評価ポイント。

Display P3自体はDCI-P3ベースでAppleが生み出した色空間(色域)なのですが、近年ではAndroidでも採用されており、Webコンテンツを生み出すクリエイターなら抑えておきたい色空間だったりします。そのDisplay P3のカバー率95%を誇るPD3220Uは、Webデザイナー的には「待ってました」なディスプレイだったりします。

二条ねこ

新時代のWebでもバッチリな広色域ディスプレイというわけだっ!

色再現性:AQCOLORから伝わる“正確”な色作りへのこだわり

正確な色再現性があるので、Photoshopでの写真編集に役立つ。

正確な色再現性があるので、Photoshopでの写真編集に役立つ。

広色域だけでは、クリエイティブワークは支えられない。吐き出す色がズレていたら話にならない。……そういうわけで、PD3220Uは色再現性の正確さについてもこだわっている。

BenQが誇る『AQCOLOR』にPD3220Uは対応。

BenQが誇る『AQCOLOR』にPD3220Uは対応。

BenQはAQCOLORという色精度を高める技術展開をしており、PD3220UはそのAQCOLORに対応したディスプレイ。

このAQCOLORは正確な色再現性を生み出すためにあるのですが、なんちゃってな技術ではなく、ICCでの監修やISO認証を受けるなど、かなり本格的でその道のプロをしっかり支えるものになっている。まさに正確な色を求めるプロユースに必須な技術なのです。

CalMAN認証済・PANTONEカラー認証済なのも心強い。

CalMAN認証済・PANTONEカラー認証済なのも心強い。

また、PD3220Uでは、CalMAN認証PANTONEカラー認証を取得しており、デザイン業務や動画編集で正確な色表現ができるようにも作られている。これらの認証を受けている点は、デザイナーが業務で使うディスプレイとしては、かなり嬉しいポイントになっています。

前述の広色域を含め、まさに“色”にこだわるデザイナー・クリエイターへ向けてのBenQの本気を感じるディスプレイなのです。うーん、BenQの本気を感じる…。

二条ねこ

WebとDTPの両刀デザイナー的には、まさに待ち望んだ仕様であーる!

HDR10:4K・10bitは動画編集モニターのデファクトスタンダード

4K解像度でHDR10なので、Premiereでの動画編集に最適。

4K解像度でHDR10なので、Premiereでの動画編集に最適。

私はWebや印刷物専門なので、動画編集はそこまでしないのですが、PD3220UがHDR10に対応しているのは動画系のクリエイターならきっと嬉しいポイントなはず。

HDR10とは?

『HDR10』とは、ディスプレイの性能を示す規格のひとつ。2015年に全米民生技術協会によって策定。

HDR10の色深度は10bit(1,024階調)となっており、従来のSDRの色深度8bit(256階調)に比べて、高輝度かつ階調表現が豊かになっている。

HDR10に対応した動画コンテンツは、現在では当たり前の存在となっており、YouTube・Amazon Prime Video・Netflix・UHD Blu-rayなど、幅広いメディアで規格対応を広げている。

現在ではHDR10に対応したコンテンツはかなり普及しており、このPD3220Uは4K解像度を持っていることを含め、動画クリエイターにとっては表現力を最大限まで活用できるディスプレイになっている。

もちろん、私みたいな“見る専門”だったとしても、この4K解像度かつHDR10対応というのは、コンテンツ視聴の面でも非常に有用なのは言うまでもありません。

Thunderbolt 3:電源供給・映像入力・USBハブがこれ1本

ギーク歓喜のThunderbolt 3を2ポート搭載。

ギーク歓喜のThunderbolt 3を2ポート搭載。

デザイナーでもないし、映像クリエイターでもない。でも、PD3220Uがかなり使えるディスプレイだと声を大にして言える大きなポイントがここ。そう、『Thunderbolt 3』での映像入力とデバイスへの電源供給が同時に行えるという点。

USB Type-C(Alt Mode)での映像入力に対応したディスプレイは少しずつ増加傾向ですが、ことThunderbolt 3となると急に数機種へと絞られる。ただ、将来性を考えると、個人的には間違いなくThunderbolt 3を搭載したディスプレイを買うべきだと思っています。それくらい、重要なポートということ。

PD3220UではThunderbolt 3にデイジーチェーンに対応。

PD3220UではThunderbolt 3にデイジーチェーンに対応。

PD3220Uでは、Thunderbolt 3ポートが2つ搭載されている。なので、映像入力や電源供給だけでなく、『デイジーチェーン』という機能を利用することが可能。

PD3220UがMacBook Proのドッキングステーションへ早変わり。

PD3220UがMacBook Proのドッキングステーションへ早変わり。

なので例えば、MacBook Pro 13″(2018)にあるThunderbolt 3と、このPD3220UのThunderbolt 3を“ケーブル1本だけ”接続してしまえば、その瞬間、PD3220UがMacBook Proのドッキングステーションになるというわけなのです。

しかも、前述したThunderbolt 3のデイジーチェーン機能を使えば、そこからさらにThunderbolt 3プロトコルの信号をPD3220Uから出せる。そう、MacBook Proからではなく、PD3220Uから。なので、本当にMacBook ProとPD3220Uはケーブル1本ですべてが完結してしまうのです。うーん、利便性も高まるし、見た目も美しい。

二条ねこ

ちなみに、PD3220Uは最大85WにUSB PDに対応しているよー!

まの

それならば、MacBook Pro 16″も何とか使えますわね。

DualView:デザイナーこそ使ってほしいクリエイティブ機能

デザイナー・クリエイターには嬉しいDualView機能。

デザイナー・クリエイターには嬉しいDualView機能。

個人的にこのPD3220Uで一押ししたい機能の1つが、『DualView』という機能。

このDualView機能とは、ディスプレイの左右半分ずつで異なるカラーモードを表示できるというもの。例えば、左半分はsRGB・右半分はDisplay P3…といった感じです。

■DualViewで利用可能なプロファイル

  • sRGB
  • DCI-P3
  • Display P3
  • Rec.709
  • CAD/CAM
  • デザイン
  • 暗室
  • DICOM
  • Adobe RGB
  • M-book
  • ユーザー
  • ブルーライト軽減

ちなみに、DualView機能では、上記のようなプロファイルをそれぞれ左右に割り当て可能。いわゆる色空間系はもちろん、ブルーライトカット機能やMacに最適化したM-bookなんていうモードまでバリエーション豊富に存在しています。

PhotoshopやIllustratorでの確認作業に役立つ。

PhotoshopやIllustratorでの確認作業に役立つ。

このDualViewは、作業中にサクッと異なる色空間での確認作業が行えるので、Photoshop・Illustrator・Lightroomを多用するデザイナーには嬉しい機能。

書き出し不要なので、クリエイティブワークフローが加速する。

書き出し不要なので、クリエイティブワークフローが加速する。

特に私はWeb系なので、撮影した写真がWeb(sRGBやDisplay P3)でどう見えるかをPhotoshopやLightroomでの編集段階で確認できる点がお気に入り。これだけで、わざわざ書き出す手間が減るので、かなりデザイン業務のワークフローが加速してくれました。

二条ねこ

しかも、ホットキーパックG2で秒速切り替えができーる!

ホットキーパックG2:手元でサクッと色空間切り替え可能

入力切替も輝度調整も、このホットキーパックG2にお任せ。

入力切替も輝度調整も、このホットキーパックG2にお任せ。

本体レビューをしたときにチラッと話していたのが、この『ホットキーパックG2』というOSDコントローラー。これが実に使いやすい。

このホットキーパックG2には、中央部にダイヤルと周囲にボタンが配されており、それぞれ各ボタンに機能を割り当てて利用することができる。なので、画面輝度や入力切替のようなディスプレイとしては頻繁に使うけれども、背面をちょこちょこ触って変更するのが煩わしい動作をホットキーパックG2側に任せることができる。

特に輝度の切り替えは全員が便利と思うはず。

特に輝度の切り替えは全員が便利と思うはず。

ノートパソコンの輝度調整は簡単なのに、ディスプレイはなんでこんなに煩わしいのだ…。そう思っているユーザーは大半なはず。

そんな煩わしいディスプレイ側の輝度調整、それがホットキーパックG2を利用すれば非常に簡単。中央部のダイヤルをクルクルと回せば、サクッとお好みの輝度に変更可能。この機能は大変便利なので、手に入れたらぜひ使ってほしい機能のひとつ。

前述したDualViewもホットキーパックG2で秒速切り替え。

前述したDualViewもホットキーパックG2で秒速切り替え。

ホットキーパックG2のキー割り当ては非常に豊富で、前述したDualViewの切り替えスイッチとしても利用可能。デザイナーやクリエイターなら、DualViewを割り当てると大変便利。私はローテーションボタンに割り当てています。

二条ねこ

同じくBenQのScreen Bar Plusのコントローラーと調和するデザインだったりするあーる。

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2020年2月10日

ここがすき!

狭額縁ディスプレイ没入感が高い

ベゼルが非常に細いので、マルチディスプレイも容易。

ベゼルが非常に細いので、マルチディスプレイも容易。

PD3220Uはデザイナー・クリエイター向けディスプレイとしては非常にベゼル幅が細い。なので、見た目的に美しいのはもちろん、制作時の没入感や集中力が高まるところがお気に入りポイント。

また、PD3220UはThunderbolt 3でのデイジーチェーンが可能なので、PD3220Uを2台用意した場合のマルチディスプレイ環境でも、このベゼル幅の細さからスッキリと違和感なく並べることができる。

USB PDが85Wと高い電力供給量

USB PDでの電源供給が85Wまで対応なのは大きい。

USB PDでの電源供給が85Wまで対応なのは大きい。

USB PDでパソコンへの電源供給が可能なディスプレイは多いが、その多くが40W〜60Wだったりすることが多い。なので、MacBook Pro 13″は大丈夫だが、MacBook Pro 15″やMacBook Pro 16″、Surface Book 2に接続するとなると電源供給が間に合わないことが多かった。

ところが、このPD3220Uでは85WまでUSB PDでの電源供給が可能。なので、MacBook Pro 15″やMacBook Pro 16″を接続しても、安定して電源供給ができるところが嬉しいところ。

私のようなMacBook Pro 13″とMacBook Pro 16″の両方使いなユーザーは、きっとこの85WのUSB PD出力に同じく感動するはず。

Macに調和する美しいデザイン

非常にMacとマッチするデザインなのも嬉しい。

非常にMacとマッチするデザインなのも嬉しい。

とにかくデザインを気にする私的に嬉しいのは、Mac(特にMac MiniやMacBook Pro)に調和する美しいデザインということ。

Mac向けのカラープロファイル『M-book』が存在。

Mac向けのカラープロファイル『M-book』が存在。

カラーモードに『M-book』というMacに最適化されたプロファイルが存在するくらいなので、おそらくBenQもMacとの調和を意識したデザイン設計にしているはず。Macユーザーは私のようにデザインへのこだわりも強いのが常ですが、これなら納得できるはず。

二条ねこ

実は、PD3220Uはグッドデザイン賞を受賞してたりするっ!

ここがうーん?

背面端子カバーが固い

ケーブルを隠す端子カバーが結構しっかり固定される。

ケーブルを隠す端子カバーが結構しっかり固定される。

製品の個体差もあるので、なんとも言えない部分ではあるのですが、付属のケーブルを隠すための端子カバーの取り外しが固いのが個人的には難でした。

私の力がないだけ…かもですが、そういうこともあって、私は端子カバーを付けずに利用しています。見た目的には微妙になりますが、そもそもディスプレイの裏側ってそこまで見ないので……。

ちなみに、端子カバーを外すときのコツは、力を下方向に入れるのではなく、真上に引っ張るようにして開けると取り外しやすくなるそうです。なので、コツさえ掴んでしまえば、端子カバーが固いというのもウィークポイントではなくなるかもしれません。

さたえり

ねこさんが不器用なだけやね。

二条ねこ

なっ…!?

スピーカーの音質はオマケ

PD3220Uにはこの手のデザイナーモニターにしては珍しくスピーカーを内蔵しているのですが、出力が 2W+2W と小さいので、ここはオマケスピーカーと割り切るべき。

MacBook Proユーザーなら、内蔵スピーカーへの切り替えがおすすめ。

MacBook Proユーザーなら、内蔵スピーカーへの切り替えがおすすめ。

もし、PD3220UをMacBook Proと接続して利用しているなら、MacBook Pro内蔵スピーカーに切り替えて使うのがおすすめ。

とりあえず聞こえればOKという人は、内蔵スピーカーでも充分かもしれませんが、動画編集モニターとして購入した人ならば、別途USBスピーカー(JBL Pebblesなど)を用意したほうがよいと思います。PD3220UにはUSBハブ機能があるので、USBスピーカーの接続も一瞬で済むので、特段煩わしさも増えません。

補足

Display Pilot

BenQ『Display Pilot』ソフト。

BenQ『Display Pilot』ソフト。

BenQでは、公式サイトにてDisplay Pilot』というユーティリティーソフトが公開されています。

このDisplay Pilotでは、ディスプレイ本体上やホットキーパックG2で行えるカラーモードの切り替えを拡張して設定可能。

ソフトウェアごとに自動でカラーモード変更も可能。

ソフトウェアごとに自動でカラーモード変更も可能。

例えば、ソフトウェアごとにカラーモードを設定しておき、そのソフトウェアが立ち上がると自動でカラーモードの変更をすることができます。また、色域を選ぶと自動的に最適なICCプロファイルに反映することも可能。デザイナーやクリエイターなら、ぜひ活用してほしい機能1つとなっています。

備考

デザイナー的に思うこと

私はPD3220Uを2台用いたマルチディスプレイ環境で利用。

私はPD3220Uを2台用いたマルチディスプレイ環境で利用。

余談ですが、個人的にPD3220Uを追加購入して、マルチディスプレイ環境を構築しました。これがかなーり便利。

PD3220U同士はThunderbolt 3のデイジーチェーンで接続しているので、MacBook ProからはThunderbolt 3ケーブル1本だけ。なので、サクッとマルチディスプレイ化が可能。

カラーモードの切り替えを含めて、画像編集が加速する。

カラーモードの切り替えを含めて、画像編集が加速する。

ホットキーパックG2やDisplay Pilotを活用することによって、左右のPD3220Uの色空間(色域)を随時切り替えながら、LightroomやPhotoshopで画像編集をしたり、Illustratorで印刷物の制作をしています。

色を確認しながらコーディングも可能。

色を確認しながらコーディングも可能。

sRGBのカバー率100%・Display P3のカバー率95%ということもあり、色を確認しながらのコーディング作業にも役立っています。

これらはシングルディスプレイでも可能なことですが、PD3220U特有の機能(カラーモード切替や高い色再現性など)を最大限活用するためには、デュアルディスプレイはなかなかに良き。これで、 写真編集〜DTPデザイン〜Webデザイン のワークフローをスムーズに行えるようになりました。

二条ねこ

あ、デュアルディスプレイにするなら、MacBook Pro 16″ぐらいのスペックがないとキツいかも……。

まの

4K UHDのディスプレイが2枚ですからね。

まとめ「まさに“すべての人”に迫真の色を届けるディスプレイ」

クリエイターでも、クリエイターでなくても、すべての人におすすめ。

クリエイターでも、クリエイターでなくても、すべての人におすすめ。

かなり長くなってしまったので、PD3220Uのレビューを総括すると…

  • 4K・広色域・高い色再現性はとにかく美しい
  • AQCOLORはデザイナーにとって安心の技術
  • HDR10・10bit対応で動画編集モニターとしても優秀
  • Thunderbolt 3デイジーチェーンは便利
  • ホットキーパックG2とカラーモード切替は超有用

という感じでまとめておきます。

BenQ的には“デザイナーモニター”の文言で販売していますが、クリエイター系でないユーザーでもかなり使えるディスプレイ。なので、まさに“すべての人”に迫真の色を届けると言っても過言ではないかもしれません。

二条ねこ

すべての色にこだわるユーザーのためのディスプレイなのだった!

この記事で紹介したガジェット

おまけ

二条ねこ

これだけのスペックを実売15万円前後で買えるって、良い時代になったよねー。

さたえり

ちょっと頑張れば買える価格設定やもんね!

まの

しかも、万能選手という…驚異ですわ。

おわり