Magic Keyboard/Trackpadが“マルチペアリング非対応”なのは残念至極

記事のポイント

Magic KeyboardとMagic Trackpadはマルチペアリング非対応
マルチペアリング非対応なのでデバイス間での使い回しが超絶不便
最低でもAirPodsみたいなApple IDへの紐付けには対応してほしい

『Magic Keyboard』『Magic Trackpad』は、マルチペアリング非対応です。
空間コンピュータであるApple Vision Proも、Magic KeyboardとMagic Trackpadに対応しているのですが、マルチペアリング非対応なので、かなり使い勝手が悪くなりそうな予感がします。

Appleお得意の“シームレス感”がゼロなのであーる。

価格のわりには機能性が乏しいですよね。

Logicool製品のような柔軟性が求められるやんね。

『Magic Accessories』はマルチペアリング非対応
最大の懸念点は『Apple Vision Pro』の存在
まとめ「フルモデルチェンジを希望」
おまけ

『Magic Accessories』はマルチペアリング非対応

Image：Apple

Appleの『Magic Accessories』、つまり『Magic Mouse』『Magic Keyboard』『Magic Trackpad』は、“マルチペアリング非対応”となっています。すべて、シングルペアリング仕様というわけです。

したがって、異なるデバイス間で使いたい場合は、その都度設定をしなければなりません。

はっきり言って、この仕様は前時代的すぎる。Magic Accessoriesよりも、はるかに安価な数千円程度で買うことができるBluetoothキーボードですら、マルチペアリングは当たり前の仕様です。それを考えると、価格に見合っていない不便な仕様だと、言わざるを得ません。

Macであれば、この方法で簡単にペアリングができるんだけど、その他のデバイスだとペアリング自体が面倒なのであーる。

最大の懸念点は『Apple Vision Pro』の存在

そんな『Magic Mouse』『Magic Keyboard』『Magic Trackpad』のマルチペアリング非対応仕様ですが、それが今後“致命的な問題”になってくるのではないか、と懸念しています。

“致命的な問題”って、どういうことなん！？

それは、『Apple Vision Pro』が関係してくるのであーる。

Image：Apple

というのも、2024年発売される空間コンピュータである『Apple Vision Pro』は、Magic KeyboardとMagic Trackpadに正式に対応しているのです。

このことはプレスリリースにも記載されており、Appleとしても、Magic KeyboardとMagic Trackpadは、Apple Vision Proと密に連携するアクセサリだと考えているようです。

しかしながら、Magic Accessoriesは“マルチペアリング非対応”となっているので、今のままだと、その都度ペアリングをし直すか、Apple Vision Pro用にもう1セット買い直す必要があります。前者はペアリングが面倒ですし、後者は無駄なコストが発生してしまいます。いずれにせよ、スマートな方法とはお世辞にも言えません。

“マルチペアリング非対応”という仕様について、当のAppleがどう考えているのかは分かりませんが、そろそろこの前時代的な仕様を見直していただきたい。

マルチペアリングは無理だとしても、AirPodsのように、同じApple IDでサインインしている対応デバイスと自動的にペアリングしてくれる仕様へと変更してほしいものです。