- スマホ時代だからこそ『高性能電卓』に再注目
- ギークに刺さる『関数電卓』『金融電卓』が王道
- 専門職向けに特化した『看護師電卓』なんて製品も
「スマホで電卓機能があるのに?」と言われそうですが、ギーク的に欲しくなってしまう『高性能電卓(関数電卓や金融電卓など)』というのがありまして。……これが実に“沼”なのです。
こうやって、また物が増えるわけですね。
欲しくなる気持ちは分かるけどね。
目次
『高性能電卓』の沼に嵌まりそうな予感
突然ですが、皆さんは最近『電卓(電子式卓上計算機)』を使っていますでしょうか?
おそらく、多くの方が電卓そのものを使うことはなく、スマートフォンに搭載されている電卓アプリを使っているのではないでしょうか。かくいう筆者もそのひとり。
スマートフォンも電子計算機なので、広義として電卓を使っていることに変わりはないですがね。
ま、それはそれ……ということで!
- 関数電卓
- グラフ電卓(グラフ関数電卓)
- プログラム電卓(プログラム関数電卓)
- 金融電卓
- 土木測量専業電卓
- 看護師電卓
- 薬剤師電卓
- 栄養士電卓
- プリンター電卓
- ゲーム電卓
電卓 = スマホの普及で使わなくなった
これは大きな誤解で、関数電卓や金融電卓のような専門性の高い高性能電卓については、やはり専用の電卓に一日の長があり、今でもかなりのユーザー数を誇っています。
そこで深く調べてみると、看護師電卓や薬剤師電卓のような、完全に特定の職業に特化した電卓までリリースされていることが判明。高性能電卓といえば関数電卓、と思っていた筆者としては、これが“沼の入り口”でした。
スマホ時代だからこそ、高性能電卓の沼にズブズブと嵌ろうとしているのです。ですなの。
ちなみに、最初のドット絵は『カシオプレミアム電卓S100』で、次のドット絵は『HP 12C Financial Calculator』であーる。
気になっている高性能電卓
そういうわけで、気になっている高性能電卓は複数あるのですが、その中でも特に気になっている製品(もうすぐ買う製品)をいくつか列挙しておきます。
一緒に沼ってくれる人、募集!
は、はぁ……。
①HP『HP 12C Financial Calculator』(金融電卓)
HP『HP 12C Financial Calculator(HP-12C)』は、知る人ぞ知る金融電卓の超ロングセラー商品。
Hewlett-Packardの『Voyager』というシリーズの製品で、英語版Wikipediaによると、1981年リリースとのこと。『逆ポーランド記法(後置記法)』による入力方式を採用しているRPN電卓ということで、おそらくこの界隈では非常に有名な製品のひとつ。
そんな感じで大ベストセラーなわけですが、とにかくレトロなデザインがギーク心をくすぐるわけでして。真面目に使っているユーザーからすればバカにされそうですが、興味本位で欲しかったりします。
ちなみに、兄弟モデルとして『HP 12C Platinum Calculator』という機種も存在しております。
②CASIO『HR-170RC-BK』(プリンター電卓)
CASIO『HR-170RC-BK』は、計算した内容や過程を紙に印刷できるプリンター電卓。
給与計算や経理で役立つ、プリンター電卓。今の時代、あえてプリンターを買わない層も増えてきているため、意外とニッチながら注目されるのではないかと勝手に妄想しています。
計算したものがプリントアウトされる(タイプライターっぽい!?)。それだけで欲しくなってしまうのですが、実用性もかなりあるので、早期に購入したいと目論んでいるガジェットのひとつ。
③NumWorks『NumWorks』(グラフ電卓)
NumWorks『NumWorks』は、中高生向けのオープンソースなグラフ電卓。
モダンなグラフ電卓らしく、ディスプレイはカラー表示可能。また、関数電卓に搭載されることが多いPython(MicroPython)についても扱うことが可能となっています。そうそう、最近のハイエンドグラフ電卓は、MicroPythonが扱える製品が多いようです。
加えて、ハードウェアとソフトウェアの仕様がオープン化されており、電卓の枠を超えて遊べそうな予感も。米Amazonの在庫が復活次第、購入予定。
④Texas Instruments『TI-Nspire CX II CAS』(グラフ電卓)
Texas Instruments『TI-Nspire CX II CAS』は、CAS(数式処理システム)付きのグラフ電卓。
泣く子も黙る、TI製のハイエンドグラフ電卓。公式サイトを見てみると、PC連携機能が充実しており、『TI-Nspire CX Student Software』を導入すると、PCでエミュレーションまで可能なようです。
なお、本機もPythonを利用可能。こういう流れは、プログラミング教育のニーズから来ているようです。とりわけ欧米では、その傾向が顕著な様子。
まとめ「機能に制約があると欲しくなる」
スマホやPCがあれば高度な計算も可能ですが、こういう専用機に憧れるのがギークの性というもの。
関数電卓やグラフ電卓が一番好きなのですが、電卓全体が可愛く見えてきたので、絶対使わなさそうな専門性の高い電卓についても遍く集めていこうと画策中です。
旧家にあったニキシー管の電卓を処分するんじゃなかったと、今さら後悔してるあーる。
おまけ
レトロな電卓にまで手を出したら最後ですわね。
うーむ、バブカセも一時期集めてたし、なぜか昭和な電気製品が欲しくなるんだよねー。
ま、ほどほどにね。
おわり
実際に使うかどうかは別として、コレクションしようかな……と!