- 20,000mAh以上 + 100W出力 なモバイルバッテリーは極少
- Anker 737:合計140W・24Ah・USB PD 3.1・A×1+C×2
- HyperJuice 245W:合計245W・27Ah・USB PD 3.0・C×4
大容量(20,000mAh以上)・高出力(100W出力)なモバイルバッテリー、Anker『Anker 737 Power Bank』とHYPER『HyperJuice 245W USB-C Battery Pack』を比較してみます。
悩ましいですわね。
モバイルバッテリーなのに、約2万円もするんやね。
目次
大容量 × 高出力 なモバイルバッテリーは極少
20,000mAh以上の容量を持つ、いわゆる『大容量モバイルバッテリー』というのは数多存在しています。
加えて、価格もかなりお手頃。例えば『realme 20000mAh Power Bank 2』を見てみると、20,000mAhのバッテリー容量を持ちながらも、約3,000円という非常に安価な価格設定になっています。
ところが、それらの安価な大容量モバイルバッテリーの大半は、USB PDの最大出力が30W程度と低いのです。これでは、ノートPCを充電するにはパワー不足。できれば、最低でも60W、可能であれば100W(= USB PD 3.0の規格上限値)、という高出力が理想。
しかしながら、大容量(20,000mAh以上)・高出力(100W出力)を兼ね備えたモバイルバッテリー、想像していた以上に選択肢が少ないのです。
バッテリー容量はセル数を増やせば済む話だけど、高出力化するのはコストがかかる…ということなのでしょうな。
高出力化すればするほど大型化しますし、そこまで需要はありませんからね。
大容量 × 高出力 なモバイルバッテリーの候補
「ノートPCも充電できる、大容量(20,000mAh以上)・高出力(100W出力)なモバイルバッテリーはないものか」と、うぇっぶの海を漁ってみたところ……見つかったのが上記の2製品。
海外ECサイトまで足を伸ばすと、もう少し種類は増えます。ですが、『PSEマーク』が取得されていないと予想されるので、今回は除外しました。
ちなみに、個人輸入であれば、PSEマーク未取得の電気製品を輸入/利用しても合法です(経済産業省に確認済)。とはいえ、なぜPSEマークが必要なのか、ということを充分に理解する必要があります。ですので、何があっても自己責任です。
①Anker 737 Power Bank
Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000) |
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バッテリー容量 | 24,000mAh |
合計最大出力 | 140W |
USBポート数 |
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USB出力 | ①USB Type-A(最大18W)
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①USB Type-C(最大140W)
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②USB Type-C(最大140W)
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本体サイズ | 約156×55×49mm |
本体質量 | 約632g |
- 単ポート140W出力対応
- USB PD 3.1対応
- USB Type-Cが2ポート
候補①は、Anker『Anker 737 Power Bank』。
現時点ではかなり希少な『USB PD 3.1』に対応したモバイルバッテリー。このUSB PD 3.1に対応していることにより、USB Type-C単ポートで140W出力が可能に。
とはいえ、そもそもUSB PD 3.1対応デバイスがほとんどない状況なので、オーバースペックというか先行投資感は否めない。また、USB Type-Cポートが2基しかないのが、少々気になるところ。
Apple純正の『USB-C to MagSafe 3 Cable』と組み合わせれば、100W以上の出力がいけるのかなー!?
②HyperJuice 245W USB-C Battery Pack
HyperJuice 245W USB-C Battery Pack | |
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バッテリー容量 | 27,000mAh |
合計最大出力 | 245W |
USBポート数 |
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USB出力 | ①USB Type-C(最大100W)
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②USB Type-C(最大100W)
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③USB Type-C(最大65W)
|
|
④USB Type-C(最大65W)
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本体サイズ | 約194×84×26mm |
本体質量 | 約742g |
- 合計最大出力が245W
- USB Type-Cが4ポート
- 価格が高価
- USB PD 3.1非対応
候補②は、HYPER『HyperJuice 245W USB-C Battery Pack』。
最大100W出力が可能なUSB Type-Cポートが2基、最大65W出力が可能なUSB Type-Cポートが2基、という合計4ポート構成。しかも、合計最大出力が245Wと余裕があるため、複数ポートでの同時利用も現実的。
USB PD 3.1は非対応ですが、現状それでも問題ナシ。それよりも気になるのが、販売価格が約3万円と高価なこと。そのため、かなり手が出しづらい。
スペックは申し分ないけど、モバイルバッテリーに3万円は……うーむ。
どちらを買うべきか?
| Anker 737 Power Bank | HyperJuice 245W USB-C Battery Pack |
製品画像 | ||
バッテリー容量 | 24,000mAh | 27,000mAh |
合計最大出力 | 140W | 245W |
USB出力 | ①USB Type-A(最大18W)
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- |
①USB Type-C(最大140W)
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①USB Type-C(最大100W)
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②USB Type-C(最大140W)
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②USB Type-C(最大100W)
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- | ③USB Type-C(最大65W)
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- | ④USB Type-C(最大65W)
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本体サイズ | 約156×55×49mm | 約194×84×26mm |
本体質量 | 約632g | 約742g |
『Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)』が、約2万円。
『HyperJuice 245W USB-C Battery Pack』が、約3万円。
ハッキリ言って、どちらもモバイルバッテリーとしては高級品。おいそれと買えるお値段ではありません。それゆえに……かなり悩んでいます。
災害時の予備電源としても有用だから、早めに決めたいんだけど……難しいっ!
さすがに両方買うわけにはいきませんものね。
そんなことしたら、ちょっとしたスマートフォンが買えちゃうのであーる。
まとめ「ネックは価格が高価なこと」
大容量(20,000mAh以上)・高出力(100W出力)なモバイルバッテリー、これを手にすることができるのは、清水の舞台から飛び降りることができる覚悟がある者……かもしれません。
もう少し考えさせてほしいのであーる。
おまけ
電源が確保できるスペースが増えつつあるけど、そこの取り合いになってるから、やっぱりモバイルバッテリーは欲しいんだよねー。
お守り代わりですわね。
確かに、コンセントのある席って、すぐに埋まっちゃうやんね。
そうなのであーる。
あと、新幹線や高速バスに乗るときも、座席によってはコンセントが使えないから困ーる。
おわり
……うーむ。