これが“デジアナ融合”だぞっ!
Wacomが満を持して発売した、”紙”デバイス『Bamboo Slate』をレビュー。機能を余すことなく紹介します。これは…使えるかも!?
目次
『Bamboo Slate』とは
今回レビューするのは、Wacomから発売されている『Bamboo Slate』です。
この『Bamboo Slate』は、紙に書いた文字や絵を、簡単に電子化(PDFなど)できる電子文具的ガジェットです。
■良いトコ
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ワンボタンで簡単に電子化。
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トレース精度が高い。
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紙は好きなものを使用可能。
■悪いトコ
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ペンの作りが少々チープ。
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USB Type-Cだと良かった。
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マルチペアリング非対応。
結論から言うと、この手のデバイスは数あれど、この『Bamboo Slate』が現時点では“ベストバイ”だと思います。それくらい実用的であり、ハードウェアとソフトウェアの完成度が高い印象です。
▼こちらが今回購入した『Bamboo Slate』A5サイズ。
▼ノートブックタイプの『Bamboo Folio』もあります。
シンプルな外観とパッケージングと付属品
『Bamboo Slate』の本体を見てみる前に、まずはパッケージングをチェックしていきます。というか、パッケージング素敵だったので、紹介したいのです。
ちなみに内容物は、以下のようになっています。
Bamboo Slate内容物
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Bamboo Slate本体
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Micro USBケーブル
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専用ペン
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A5ノートパッド
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ボールペン替芯
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芯抜き
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簡易説明書
USBってことは、充電式なんやんね?
スマホやタブレットとBluetoothでペアリングするから、『Bamboo Slate』自身にも充電が必要なんだよー!
付属のペンですが、『Bamboo Slate』ではこのペンでしか認識しません。なので、必ず書く際には付属のペンで書くようにしてください。
ノートに関しては、本記事でも後で紹介するのですが、基本的にどんなものでも使用可能です。付箋でも、メモでも使えます。
接続は“ワンボタン”で簡単
接続は非常に簡単で、スマホやタブレットで専用アプリ『Wacom Inkspace App』というものを使用。アプリを起動して、ボタンを長押しするだけで、簡単にペアリングが可能です。
マルチペアリングには非対応。なので、ペアリングするデバイスはスマホがオススメです。
『Wacom Inkspace App』自体は、クラウドストレージと連携しているので、アプリに転送してしまえば、同一アカウント内のデータはどの端末でも閲覧可能です。
トレース精度はかなり高い
比較的大きめのイラストと大きい文字、そして小さい文字も書いて(描いて)みました。果たして、どれくらいのトレース精度があるのでしょうか。
…。
……。
す…すごい!完璧にトレースされている!
本当に何も気にせず書いたのですが、ほぼ完璧にトレースされています。保険的に“ほぼ”なんて言っていますが、完璧です。さすがは世界一のペンタブメーカー。
マルチデバイスでデータを閲覧可能
前述の通り、マルチペアリングに非対応です。
しかし、専用アプリ『Wacom Inkspace App』は、クラウドストレージ機能があるので、それを用いればマルチデバイスで書いたデータを閲覧可能になります。
なので、画像のようにiPhoneに書いたデータを転送しても、iPadでも閲覧できるようになっています。
また、『Wacom Inkspace App』では、転送したデータを編集可能です。複数のメモを1つに結合したり、書く加えたりできます。
オススメのボールペン替芯
ペンは付属のペンしか使えません。しかし、ペンの“替芯”は規格さえ合えば使用可能です。
書き味を考えるなら、PILOTのHI-TEC-C(ハイテックC)シリーズの替芯『LHRF-20C4』に、リプレイスするのがオススメ。書き味が格段に上がります。
▼調べるとややこしいので、下の購入リンクから買うと確実です。インクが減りやすいので、10本セットで買うのが良さげ。
オススメのノートパッド
Bamboo Slateとの組み合わせでぜひ使って欲しいのが、Maruman(マルマン)の『ルーズリーフノートパッド A5』です。
このノートパッドは、書いた後切り離してバインダーできる、ルーズリーフタイプです。
これで、スマホに取り込んだメモはバインダーに閉じてしまえば、メモの管理が煩雑にならないしオススメ。これなら、学生さんも講義で使えますね。
▼必ず“ルーズリーフパッド”を購入してください。こちらもややこしいので、下のリンクから買うのがオススメ。
こんな人にオススメ!
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イラストレーターさん。
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メモを簡単に電子化したい人。
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変わったガジェットが好きな人。
もし通信エラーが発生したら、アプリの再起動か、Bluetoothを切入したら再接続できるようになるよっ!
まとめ:簡単にデジタル化できるのが魅力
この手のデバイスは数あれど、ここまで簡単に使えるものは少ないです。しかも、紙を選ばないのが魅力的。これならかなり実用的です。
この“普通”が重要だね〜♪
ちなみに、専用アプリ『Wacom Inkspace App』は、サブスクリプションもあります。サブスクリプション登録すると、書き出し形式にSVGも可能になり、よりIllustratorやPhotoshopと親和性が高くなります。
とにかく、意外と実用的ですよ。オススメ。
この記事で紹介したガジェット
おまけ
汎用品が使えるから、ランニングコストも減るし〜ヘルシぃいいい!
おわり