- 聴覚過敏だと思ってたものがミソフォニアだった!
- 耳栓 + ヘッドホン + ホワイトノイズ で凌いでます!
- 嫌な音をうまく遠ざけるのは思ったよりも難しい!
“知れて本当に良かった”
すする音や咀嚼音が聞こえると、頭が割れそうになり仕事にならないので、カフェ等の飲食店でのミソフォニア対策を最近実践し始めました。我流なのでアテにならないかもですが、その方法を紹介します。
うわぁぁぁあああっ!!
文字も見たくないのですね。
『ミソフォニア』と『聴覚過敏』
私は『聴覚過敏』と診断されており、長らくその症状に悩まされています。そして、最近になって、『ミソフォニア』という単語と意味を知りました。
これらは混同されがちなのですが、
…という違いがあるそう。
私が聴覚過敏と診断されたのは10代のときなのですが、いわゆる一般的な聴覚過敏の症状と、自身に起こる反応が噛み合わないときがあり、今の今まで悶々とした日々を送っていました。
とはいえ、病院で診断されたものなので、個人差のようなものなのだろう、と自身を納得させていました。
ところが、この『ミソフォニア』のことを知れば知るほど、まさに自分に起こっている反応そのもの。正式な診断を受けていないので断定するのは早計ですが、私の場合は聴覚過敏というよりかは、ミソフォニアではないかと思うようになりました。
セルフ診断もあるけど、気になるなら病院に行かないとですな。
ですわね。
ただ、自分に合う心療内科を探すのは難しいのですよね。
そうなんだよねー。
治療方針とか、担当医のふるまいや話し方とか、いろいろ“噛み合わないといけない要素”が多いのであーる。大変!
私のトリガー音
さらにミソフォニアについて調べていくと、トリガーとなる音には、人間が発生源の音と環境が発生源の音の2つに大別されることが分かりました。そして、このトリガー音によって、怒りや不安の感情を持ってしまうというわけです。
そこで、改めて自身を振り返ってみると、
- 咀嚼音(想像するのも嫌)
- 麺類をすする音(同上)
- 鼻をすする音(同上)
- ペン回し(同上)
- 口笛(まだマシ)
- 特定の人の声全部(本当に人による)
- 机をトントン叩く音(聞くと不安になる)
…が、自分のトリガー音でした。
まだミソフォニアに対しての知識が浅いので、これは違うのかもしれませんが、視覚的に咀嚼している人を見るのも苦手。見てしまうとモヤモヤしてきます。
なんとなくなんだけど、『トライポフォビア』に近い感じもするんだよね。
トリガーが引かれることによって、急激に嫌悪や不安を覚えるところは似ているような感じもしますわね。
個人的には、いわゆる“すする系”の音にめっぽう苦手。
聞いた瞬間にゾワゾワ&イライラしてしまい、その音が聞こえなくなって、かつ脳内余韻が完全に消え去るまで作業が止まってしまいます。とはいえ、このすする系の音が苦手な人は、ミソフォニアに限らず多くいるような気もします。
私はその音に加えて、特定の周波数を出す人の声も大の苦手。
全然平気な声もあれば、1秒たりとも聞きたくないアウトな声もあります。ただ、どれがセーフでどれがアウトなのかは、まだ把握しきれていません。
ちなみに症状としては、すする系の音を聞いてしまったときと一緒。そして、そういうこともあり、知っている人以外の電話には基本的に出られません。なので、連絡手段は基本的にテキスト主体でお願いしています。
これをずっと聴覚過敏の症状と思ってたんだよね。
ミソフォニアそのものは新しいものではなく、古くからあるものなのですよね。ただ、最近になって、ようやく認知されてきた、と。
実はミソフォニアだった…という人って、多そうな感じがするやんね?
うーむ、それはかなりあり得るよねー。
私のミソフォニア対策
本当にミソフォニアかどうかについては診断を受けてからなのですが(病院そのものが苦手なので行くのが億劫だけど)、暫定措置としてのミソフォニア対策を考えたので、最近はそれを実践しています。
- [1]耳栓(SILENCIAかCamo Plugs)を装着
- [2]その上からヘッドホン(ANC搭載)を装着
- [3]ヘッドホンからホワイトノイズを再生
要するに、耳栓をした状態でノイズキャンセリング搭載ヘッドホンをして、そのヘッドホンからホワイトノイズを流している、という感じです。
ありとあらゆるノイズキャンセリング搭載ヘッドホン(イヤホンも含む)を試したのですが、これ単体で無音にするというのは、ほぼ確実に無理です。特定の音に過敏な人なら、余計に気になるかもしれません。
そこで ノイズキャンセリング搭載ヘッドホン + ホワイトノイズ を試したのですが、これは結構効果的でした。ノイズキャンセリングをする装置でノイズを出すとはこれ如何に…ですが、周囲の音を上手くマスクしてくれます。ちなみに、おすすめは 75Hz 〜 100Hz のホワイトノイズ。ホワイトノイズ自体は、動画共有サイトをあされば出てきます。
ところが、今度はホワイトノイズの音がうるさくて気になり始めました。というのも、周囲の音をかき消すためにホワイトノイズの音量を上げてしまうため。
そこでたどり着いたのが、耳栓をした状態でヘッドホンからホワイトノイズを流す、という方法だったのです。これならホワイトノイズの音も遠くに聞こえるレベルになるし、周囲の音はもっと遠くの彼方に消えてくれます。
この方法が正解かは微妙だけど…ね。
まとめ「音の悩みは難しい」
まだ治療法が確立されていないようなので難しいところですが、著しくQOLが低下するのであれば、やはり心療内科で相談してみるのがよさそうです。私もタイミングを見計らって、また診断してもらおうと考えています。
「変に曲解されると……」と思う人もいるようなので、当事者であれば詳しく調べ、そうでない人ならば“そういう人もいる”、というぐらいに思っておくぐらいがよいのかもしれません。
耳栓を常用すると、結構楽になった!
ただ、今度は耳が荒れ始めるという悩みが…うーん。
おまけ
今は安定してるけど、
- アルプラゾラム
- アリピプラゾール
とかにお世話になってましたなー。
開発系の仕事はメンタルに堪えますものね。
いや、大学生のときでして……。
あ、そうなのですね!?
うぬ。最近は情緒不安定系よりは、強迫観念と聴覚過敏(ミソフォニア?)のほうが強烈で…ね。つらお……。
なんというか、やね。
『ミソフォニア』というものを知れただけでも、わたし的には大きな収穫なんだけどね!
おわり
…クチャクチャ。
……コンコン。
………ズルスル。