- Surface Duo 2が1月11日から待望の日本発売！
- 良デバイスではあるが欠点も多いので悩みどころ！
- 価格が約18.5万円〜と高価なのが躊躇ポイント！
“初代Surface Duoユーザーの視点”
2画面Androidスマートフォン『Surface Duo 2』、日本での発売日が2022年1月11日に決定。初代Surface Duoユーザーとしては欲しいのですが、価格が約18.5万円とエクスペンシブ。なので、購入前に欠点をおさらいしておきます。
Surface Duo 2がWindowsなら、それは『Surface Neo』やん！
Surface Neo、消えましたよね。
目次
Surface Duo 2が日本で発売開始
Microsoftが2022年1月7日、2画面Androidスマートフォン『Surface Duo 2』を2022年1月11日より、日本でも発売することが明らかになりました。
Surface Duo 2自体は、Microsoft Event September 2021にて発表されたもので、すでに米国では発売が先行して行われている。それが今回、“ようやく”日本にもやってきた、ということになるわけです。
初代Surface Duoは技適マークがあるのに発売されなかったから、正式に日本で発売される喜びはひとしおなのであーる。
だから、“ようやく”なのですね。
ラインナップ
| | Surface Duo 2 128GBモデル |
Surface Duo 2 256GBモデル |
Surface Duo 2 512GBモデル |
| 価格 | 184,580円 | 196,680円 | 220,880円 |
| カラー | Glacier Obsidian |
Glacier Obsidian |
Obsidian |
| 販売チャネル | Microsoft Store 家電量販店 |
Microsoft Store 家電量販店 |
Microsoft Store |
日本でのSurface Duo 2のラインアップ
日本におけるSurface Duo 2のラインアップは上表のとおり。
ストレージが512GBのモデルのみ、カラー（Obsidian）と販売チャネル（Microsoft Store）が限定されています。
スペック
| Surface Duo 2 | |
|---|---|
| プラットフォーム | |
| OS | Android 11 |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 888 5G |
| RAM | 8GB └ LPDDR5 |
| ROM | 128GB／256GB／512GB |
| ディスプレイ | |
| 画面パネル | OLED └ AMOLED |
| 画面サイズ | Dual PixelSense：8.3インチ Single PixelSense：5.8インチ |
| 画面解像度 | Dual PixelSense：2,688×1,892 Single PixelSense：1,344×1,892 |
| カメラ | |
| フロント | 12MP ├ f/2.0 └ 24mm |
| リア（超広角） | 16MP ├ f/2.2 └ 13mm |
| リア（広角） | 12MP ├ f/1.7 └ 27mm |
| リア（望遠） | 12MP ├ f/2.4 └ 51mm |
| コミュニケーション | |
| 無線LAN | Wi-Fi 6 └ IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
| Cellular | 5G Sub6/mmWave*1 4G FDD-LTE/TD-LTE 3G W-CDMA 2G GSM |
| Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
| Location | GPS Galileo GLONASS BeiDou QZSS |
| バッテリー | |
| 搭載容量 | 4,449mAh（typical） |
| 駆動時間 | 15.5時間（ローカルビデオ再生） 28時間（音声通話） |
| インターフェース | |
| データ | USB 3.2 Gen 2 Type-C ×1 |
| ネットワーク | nanoSIM ×1 eSIM ×1 |
| その他 | NFC ×1 |
| ボディ | |
| サイズ | Open：184.5×145.2×5.50mm Closed：92.1×145.2×11.0mm |
| 質量 | 284g |
| 備考 | |
| 生体認証 | 指紋認証 |
| その他 | Surface Pen対応（MPP） |
Surface Duo 2のスペック
*1日本版は公式サイトで非掲載
Surface Duo 2は、カラー（Glacier／Obsidian）とストレージ容量（128GB／256GB／512GB）の組み合わせで合計5モデル展開。ただ、その他のスペックに関しては、どのモデルを選択しても同じになっています。なので、あくまで色と容量が異なるだけ。
しかし、ここでひとつ気になることも。それが、日本版Surface Duo 2での『ミリ波（mmWave）』の対応状況。
上：米国版｜下：日本版
Image：Microsoft
米国版Surface Duo 2の仕様を見てみると、n257・n260・n261という周波数帯のミリ波に対応していることになっているのですが、日本版の仕様ではゴッソリその記載がオミットされています。
つまり、日本版Surface Duo 2の仕様には、Sub6しか記載されていないというわけです。
記載ナシ ＝ 非対応 とは言い切れません。ただ、AppleのiPhone 13でも同じような仕様になっていることを考慮すれば、記載されてないだけでこっそり対応…というのは期待薄でしょう。
しかも、今の為替レートだと、日本版Surface Duo 2のほうが若干高いのも解せぬ。
Surface Duo 2は“良い”が前提
そんなSurface Duo 2の欠点を探していくわけですが、もちろん利点がないわけではありません。むしろ、初代Surface Duoユーザー的には、良いデバイスだと思っています。
Galaxy Z Fold3のようなフォルダブルではなく、ピュアな2画面スマートフォンであることにもメリットがありますし、Microsoftお得意のデジタイザーペン『Surface Pen』も使えます。デザインもSurfaceらしく、ソリッド感がクール。
ただ、これら“光”の部分は、製品発表当初から無数に語られていることなので、今さら話すと冗長してしまう。なので、本稿では“影”の部分だけあえて抽出しています。Surface Duo 2が「ダメ」とも「微妙」とも思っていません（「高い」とは思っているけど）。
…という、予防線やね！？
それは否！
高次元な戦いの中で欠点を探すだけであーるっ！！
Surface Duo 2の欠点
私はSurface Duoを輸入して使っていた、いち初代ユーザー。
そんな初代ユーザーの視点で、「Surface Duo 2になっても改善されていない」、もしくは「初代よりも悪くなった」と思ってしまった欠点を語っていきます。
中央の表示が見切れる
2画面スマートフォンということもあり、Surface Duo 2を電子書籍リーダーとして活用することを想定している人も少なくないでしょう。
しかし、Surface Duo 2は中央のヒンジ/ベゼル部分も表示領域としてカウントされる仕様（不可視領域）なので、電子書籍リーダーとしては微妙な部分もあったりします。
画像はSurface Duoなのですが、これと同じことがSurface Duo 2でも生じます。
中央部分が余白になっているコンテンツならばセーフなのですが、見開きで一枚絵になっている雑誌や漫画等は、少々残念なことになってしまいます。
リアカメラの出っ張り
ここは初代Surface Duoからの一部改悪だと思ってしまう欠点なのですが、360°コンバーチブルで利用できるデバイスにもかかわらず、リアカメラが盛大に突出しています。正直、個人的にはいただけない。
「初代Surface Duoのカメラ性能はダメ」とユーザーに酷評された結果だと思うのですが、いくらなんでもこれはやりすぎ。
画面が外側に向く状態にしてツライチになる。これがコンバーチブル機として重要なはず。非ツライチだと、Surface Penを使ってお絵描きするときに、筐体がガタガタして描画しづらくなるので。カメラの高画質化は嬉しいのですが……。
カメラが突出しているので、“360°回転”は無理ですよね。
あ…そういえば！
相変わらず動作不安定
実機を触っていないので、そう“らしい”という眉唾情報になってしまうのですが、Surface Duo 2はソフトウェア面に多くのバグを抱えているようです。
余談ですが、初代Surface Duoもタッチ操作周りにバグが多く、スワイプやタッチしたのに認識してくれないことが多々ありました。なので、「やっぱり、Surface Duo 2でも直ってないのね」とも思ってしまうところ。
『Android 12L』が搭載されていたら、と思っちゃうんだけどねー。
まとめ「これがWindows 11ならば…感」
Surface Duo 2、良いデバイスだとは思う。思うけど、これがWindows 11搭載機だったら…なんて思ったりもしています。そういうわけで、やっぱり『Surface Neo』が欲しいのです。
2画面ということを考慮しても、Androidスマートフォンが約18.5万円〜というのは非常に高価。『Galaxy Z Fold3 5G』や『Xperia PRO I』も視野に入ってくる価格帯なので、購入するとなると、もうワンパンチ欲しくなってしまいます。
でも、欲しい！でも、高い！！うむー。
おまけ
で、買うのでして？
うーん、保留！
18万円って、ポンと出せる金額じゃないもんね。
そうなのであーる。
あと、初代と同じく価格が暴落する懸念もゼロじゃないからねー。
おわり
欲しい！けど、高い！！むむー。
Surface Duo 2のOSがWindows 11なら…もっと欲しいのに。